忍者ブログ
Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2024.04.24,Wed
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by norlys - 2008.09.24,Wed
週末は小川山でクライミング三昧!! のつもりで意気揚々とY氏と共に廻り目平入りしたものの、台風通過後の低気圧に祟られ3日間(1日目は移動+買出しなので実質2日間)の滞在中、1本しか登れませんでした。。。凹む凹む。。。

日曜日の昼間から降りだした雨は、月曜日の朝になってもちっとも止む気配がなく、早々と撤収。

どこに行くあてもないけれど、こうなったらムダに観光スポットでもめぐってみるべと、山と高原の地図とにらめっこ。

いわゆる観光地は苦手なので、できれば山の方がいい。でも雨の中でしょんぼり山登りもなんだかな。
千曲川源流を訪ねる遊歩道にも惹かれたけれど、「増水時渡渉注意」とあり、どうもこの連日の雨では増水必至と思われやめる。
そんなわけで、割と近場にあるらしき南相木ダムにGo。
なぜなら自分がダムが好きだからだ。(ごめんよ。。

南相木ダムは2005年に完成したばかりの新しいロックフィル式ダム。南相木村の集落の奥へと、よく整備された道をうねうね登っていくと、いきなり目の前に緑色の湖が広がる。

P9220091_s.JPGいちおう観光スポットらしいのだけど雨の降る平日だけあって、他に訪問者はナシ。途中で電力会社の関係車両が1台通過しただけ。森閑としていてよろしいです。

堰堤上のダム湖右岸には「天空の石広場」があり、対岸には「輪の広場」がある。

ふたつの広場をつなぐ谷に向かって開けた堰堤には、ダム周辺から採石された真っ白い石灰岩が敷き詰められ、壮大な傾斜を演出。眼下には水流の渦を模した「ウズマクヒロバ」という公園がある(2006年度グッドデザイン賞を受賞)。晴れた日なら渓谷の向こうに八ヶ岳の山並みが見えるのだとか。

P9220064_s.JPG
残念ながらこの日は雨だったけれど、帰りがけに一瞬雲が切れそうになって谷間がちらっと広がったとき、その演出効果のスケールのどでかさにびっくりした。
ダムを取り巻くすべての自然の風景が借景だなんて。いったいどなたが設計されたんだろ。。

満水時に水を逃がす洪水吐水路のコンクリート躯体の描く湾曲部のなめらかさ具合もたいそう美しくて、コンクリートマニアの自分ははぁはぁしてしまった。
さすがにダムはいいコンクリートを使ってますな。はぁはぁ。

あぁもう、わたしが中島みゆきだったら、きっとここで「地上の星」を歌ったのに。(意味不明)

さてもこの南相木ダム、日中は長野県側にある南相木ダムから群馬県側にある上野ダムへと続く地中のパイプ内に水を流して、中間部の地下にある神流川水力発電所で発電し、夜間は深夜電力で上野ダムから南相木ダムに水を揚水しているんだそうな。

こんな感じ?

     長野県
     南相木ダム __^県境^                           群馬県
                                   \______神流川発電所___       
                                    \_______ 上野ダム

(正しい位置関係はこちら)

そんなわけで、ダム湖である奥三川湖は満々と水を湛えているものの、地上には発電施設は見当たらず。
Wikipediaの記述によれば、「最終的には6台の水車発電機により揚水発電所としては世界最大となる予定である」とのことだけど、堰堤はともかくダム湖自体は周囲5.5Km程度の割合こじんまりとしたもの。
なんだか不思議。

でも地上の自然環境との調和とかテロ対策といった意味では良いのかも。地上は冬になると雪の深い土地だし。なにより、地下で脈々と活動を営む秘密基地みたいでカッコいい。
しかも山々を貫いてふたつのダムを連結しているのだと考えると、すごいワクワクする。

また、南相木ダムは長野県佐久郡南相木村にあるにもかかわらず、管轄者は東京電力渋川営業所(in群馬)となっていました。
これもまたちょっぴり不思議。なるほど長野県と群馬県の県境なので、南相木ダムと上野ダムは直線距離だと目と鼻の先だけど、一般車両だとぐる~っとぶどう峠という山道経由で実に約44Km(by MapFanWeb)のドライブになるので、心理的に遠い。

ちなみに南相木村への電力供給元は中部電力。これまた不思議(というほどじゃないけど。行政区分上の問題なのでしょう。首都圏はかくもエネルギー食いだということだ)。

なお、南相木ダムから真東に約3Kmほど、県境を越えて群馬県に入ったところは、かつて日航機123便が墜落した現場である御巣鷹の尾根。
なるほど、こんな山深い場所に墜落したのか。。。と、感慨深し。
事故後は上野村側のアクセスは飛躍的に改善されたものの、事故発生当時に墜落現場を探して山に分け入った人たちはたいへんだっただろうな、としみじみ思う。

でも人口密度の高い地域の上空を飛び続けながら、最後にこの山域にたどり着いたことで二次災害を出さずに済んだことは、なにかしら人ではないものの手を感じなくもない。そのくらい山深い。

そんな山奥の集落の先の峡谷に道路を作ってダムを建造して、しかも地中深くでもうひとつのダムにつながっているなんて、なんかすごいよ。とにかくすごいよ。
利権とか自然破壊とかの諸問題はさておき、巨大で精巧な人工構造物を目の前にするとキトキトしてしまう自分。矛盾してるよな。

なんでもこのダムがひとつ出来たことで、南相木村は一気に財政赤字を解消してリッチになったらしい。
逆に言えば、ダムひとつで一時的に潤沢になるほどの経済規模だということなんだろう。
(たとえば村の小学6年生全員は夏休みにオーストラリアでホームステイだそうで、かなりうらやましいぞ。とにかく北欧諸国バリの手厚い福祉政策っぷりだ)

まぁ色々考え出すと厭になるのでやめておく。

P9220044_s.JPGちなみに、群馬側と長野側を結ぶ御巣鷹山トンネルがありましたが、残念ながらこのトンネルは現在のところ一般車両通行禁止(東京電力の関係車両のみ)だそうです。

完成後は一般開放される予定だったとか。ところが、どうやら現在のところ一般開放の見込み薄。。なぜなんだろ。

1. 走り屋や林道マニアが押しかけて村の静かな生活に支障を来たす恐れがあるから
2. 場所柄メンテナンスがたいへんなので、交通量が増えるのは望ましくない
3. やっぱり色々と。。。出るから(誠に失礼な表現で申し訳ありません。ただ、ダムやトンネルの作業現場では色々と目撃例が絶えないというオカルト話は多いようです。。)

まぁ、正解(らしきもの)は1. + 2.かな。あとは東電が自前で用意した私道のトンネルであって、公道じゃないもんね、というところでしょうか。

ダム散策を終えて、村の中心地を通りかかると村営の温泉施設「滝見の湯」を発見。
お昼ごはんでも~と考えていたところに「新蕎麦」ののぼりを見たので、コレ幸いと停車。
ふと見れば入浴料も350円と破格値。おぉ、まさにダム様様w。

そんなわけで、ひとっ風呂浴びて今年の新蕎麦をおいしく戴いて、再び出発。

走り出してまもなく、「立岩」という観光名所の案内板を見かけ、道路脇のスペースに車を停めて見学に。
対岸からでも「アレダ」と一目で分かる立派な岩。

P9220113_s.JPG橋を渡って岩の下に近づいて見上げると、やっぱり立派。茶色でゴツゴツしていて一見もろもろと崩れそうな印象だけれど、触ってみたらカッチリした石灰岩の塊でした。なぜにこんなカタマリが??
(2009/11/25 訂正。立岩は石灰岩ではなくてチャートだそうです。) 

ものすごく登攀意欲をそそられたけれど、残念ながらハングのキツイ箇所以外は全面雨が染み出していて、ただでさえツルリとした石灰岩だけに怖い怖い。

なお、南相木村のWebサイトによれば、
「南相木村のシンボル的な奇岩。立岩の高さは60m、幅は10m、頂上にはスサノオ尊を祭る。」なのだそう。

なんと神様がいらっしゃいましたか。。

しかしまぁ、スサノオ伝説とは。びっくり。

南相木村の南、群馬県との県境には、高天原山(別名、ショナミの頭、神立山、蟻ヶ峰)があったり、高天原山の南には舟窪、北には大蛇倉山、舟留と、やけに神話っぽい名前の地名があるけれど、なにか関係があるのでしょか。。
出雲勢力が逃れた先が長野県の諏訪湖だというしな。南相木村にも諏訪神社にちなんだ社があるそうだし。

と思えば、サイトの説明には、重ねて「この岩には、三等分したような線が入っており、遠い昔鬼が三回に分けて運んで積み重ねたとも言われています。」とあり、あららら。

なにか巨大な力の存在を感じさせるこの大岩に、神話や鬼のモチーフを重ね見たのかな。
混沌としていて、なかなか愉快ですな。

ダムがなければ消えてしまったかもしれない村の遠い昔の伝説を、今のうちに掘り起こしておいてほしいものです。
PR
Posted by norlys - 2008.02.12,Tue
今週末は妙高でスキー。
学生の頃のスキー合宿バリに、昼食以外はノンストップでひたすら滑りまくり。

今年はメンバーのグレードがさらにアップしたこともあって、一段とハイペース。リフトに乗っている間だけが休憩時間だもんで。リフト→コブ斜→リフト→コブ斜…と、そのうちバターになってしまうんじゃないかというくらいエンドレスリピート。

「大人のスキーってさ、もっとこう、ビールでも飲みつつ~じゃないの??」とは、今回初めてスキー合宿?に参加されたF氏の弁。かくいうF氏もかなり早いわけで。

金曜日の夜に都内を脱出し、信州中野のSAそばの仮眠所で一休み。
翌朝、妙高杉の原高原スキー場に直行。朝8時前という早朝からすでにゲレンデはかなりの盛況。さすがは2月の3連休。

駐車場で新潟支部長と合流。お元気そうでなによりです。
お天気もまずまずで、ゲレンデコンディションも良好。なにより、杉の原高原スキー場は全体的にひとつひとつのコースが長いのがうれしい。
小ぶりで柔らかいコブ斜をひたすら往復。あっという間に腿がパンパン。。

午後に飛び込んだ最大傾斜のバーンでは、途中からすっ転んでごろごろと斜面を転がり落ちてしまい、ほとんど滑らずじまいで終わってしまったのが心残りです(-_-;)

午後4時前に切り上げて、関温泉に立ち寄り風呂。癒される~。
その後スーパーで買出しをして、新潟支部長の部屋にみんなでお邪魔。
手料理をご馳走になりつつ、F氏が撮影したスキー動画の鑑賞会。自分が滑っている姿を見るのは初めて。うーむ微妙に後傾だし膝も硬いな…と、反省。

翌日はタングラム斑尾へ。朝から小雪が降り続けていましたが、風がほとんどないのは救い。
去年ここを訪れたときは、積雪量が少ないため上部のコースがかなり閉鎖されていましたが、今回はレイクビューライン以外はすべてオープン。コブ斜もほどよく成長していて、コンディション良好。

ファミリーにも人気のゲレンデだけにかなりの賑わい。お子様スキー教室の集団の様子を「カルガモ」とF氏が命名したのが、自分的には大うけww(失礼^^; でもカワイイ表現だと思う)。
飛ばし過ぎてうっかりカルガモさんたちに突っ込まないように要注意。

この日もひたすらコブ斜の繰り返し。昨日の疲れが残っているため、思うように板を回せず残念。。
コブ斜とパウダーをちゃんと滑れるようになるというのが今シーズンの目標なのですが、達成できそうにないかも。。

DSCF7059_s.JPG祝日の月曜日の朝はみごとな快晴~。
かなり心残りですが、帰路の渋滞を避けて午前中には新潟を出発。

そんなこんなで、2日間徹底的に滑りこんだら、すっかり全身筋肉痛でアイタタタ。。。
Posted by norlys - 2008.02.03,Sun
昨日は日帰りスキーバスツアーで車山高原スケートリンクスキー場へ。

メンバーは自分のほかに、年末年始を会社の床にひいたダンボールで仮眠して過ごした挙句「骨折しても月曜日は会社に来い」という厳命を受けたというAちん、徹夜明けで馳せ参じたF氏、風邪が長引いたせいで健康診断の数値が良好だったと喜ぶ?Y氏。

みんな、もっと身体を大切にしようよ。。。

天気は曇りがちだったけれど、雲が空の高いところで安定していたおかげで、道中は八ヶ岳や南アルプスがくっきり。眼福、眼福。

雪はあまり積もっておらず、コース外は岩や木が露出している状態。
まぁここのスキー場は全面に人口降雪機が設置されているので、コース自体はしっかり雪があります。

スキー場に到着すると、団体様がいくつかいらっしゃるようで結構な賑わいでした。
今時のカービングから古風なスキ屋さん、ショートスキーヤー、普通のボーダーからアルペンボーダーと相変わらず客層の広いことで。

メインのクワッドリフトとファミリー用ゲレンデの混雑を避けるために、リフトを乗り継いで車山山頂へ。360度のパノラマ。雲の下に富士山や南アルプス、北アルプスや上越の山並みが見えました。絶景かな絶景かな。

さて滑りましょうか~と、上部の上級コースに一歩足を踏み入れたら、カリッカリのアイスバーン。
おお、これぞ車山名物といわれる青氷…おそるべし。。
ガリガリガリ…ガリガリガリ…

うーむ。。アイゼンでキックしたら前爪がよく効きそう。

たとえ青氷のコンディションでも、車山の上級コースは最大傾斜が35度から38度まであるので、傾斜のキツいバーンをかっ飛ばすのが好きな人にはうってつけ。
怖いもの知らずで飛び込んでは、雪煙を巻き上げながら吹き飛ぶ人たち多数。
もはやスキーゲレンデではなく、滑り台状態。てか、どんな罰ゲーム?

そんな自分も、手ごわい青氷にエッジを食い込ませることができずにターンでこけること2回。
傾斜が厳しいハードバーンのため、なかなか止まらず。
「あぁ、頭が下だと起き上がれないよな~」と斜面を滑り落ちながらぼんやりと考えつつ身体の向きをごそごそ変えてどうにか止まりました。ほ。

今度また車山に行く機会があったら、ぜひピッケルを装備したいと思います(冗談です
Posted by norlys - 2008.01.28,Mon
週末は初めての北海道スキー。

スキーは小さい頃からぽつぽつとブランクをあけつつも、唯一自分が続けているスポーツなので、超自己流の滑りながら毎回無謀にも上級者エリアに突っ込んでます。
上信越や東北のスキー場はあちこち行ったことがありますが、北海道遠征は初めて。

金曜日の昼のフライトで新千歳空港に飛んで、ホテルにチェックイン。
大急ぎで秀岳荘札幌本店に移動してボルダリング。

秀岳荘で北海道支部長と合流し、海鮮居酒屋で大飲み食い。
北海道の新鮮な海の幸を満喫しつつ、お酒が進みすぎたようで。。
翌朝5時にハタと目が覚めて、出発は6時だったけ。。シャワーを浴びなきゃと、急いで身支度を整えつつ枕元のビール缶を横目でちらと眺めて「なんだこりゃ」。あぁ、またしても記憶が。。

6時にホテルのロビーに集合し、その後札幌駅に移動。前日から雪が降り続いていて、あたり一面パフパフの新雪。その後、車2台に分乗し、一路ニセコへGo。

北海道支部長の所属する山の会からは2名の方が参加。お二人とも「ゲレンデスキーは久しぶり」とのこと。
北海道の冬と言えばスキー。でも、スキーといえば山スキー、なんだそうで。
すぐそばに山スキーを楽しめる場所があるなんて、うらやましい限り。。

札幌駅周辺は雪のため交通渋滞がひどかったのですが、中山峠を越えるあたりから空が晴れてきて、白銀の世界を堪能。美しい~。

ニセコに到着したら、また吹雪の中。残念。
もっとも週末の天気が悪いのはずいぶん前から予報が出ていたので、まぁ諦めていたことで。リフトが動いてくれれば、それだけで幸い。

ニセコは近年オーストラリアや韓国、台湾からのスキー客が増えているという話のとおり、インターナショナルな雰囲気でした。週末ということもあって(日本の週末スキーヤーが増加?)、日本人客と外国人客が半々、という感じ。

初日はヒラフ・花園エリアへ。ゴンドラとリフトを乗り継いで、さらに斜面をハイクアップ。
コース外の林間深雪エリアでパフパフのパウダースキーを食らいました。
足裏感覚頼りで林の中を滑るのは楽しい~!!

北海道組のみなさんもゲレンデよりは断然林間コース! と、かっ飛ばしていきますが、東京組も負けていません。転んでも雪がぱふっぱふなので痛くないです。でも危ないから転ばない方がいいけどね。

ニセコでは、雪崩の恐れのある立入禁止地域に入るとゲレンデパスを没収されてしまうそうです。
立入禁止地域ではないコース外で事故ると、レスキュー費用は本人負担となるそうです。
「コース外への立入りは自己責任で」という明確なルールが徹底されています。

暗くなってナイターゲレンデに照明が点くまで滑り込んだ後、五色温泉に移動。

宿に近づいた時点から硫黄の臭いが漂う白濁した温泉。
内湯で身体を温めたら、ビールを片手に露天風呂へGo。外はマイナス8度くらい? 雪がさらさらと吹き込んでくる中で、お風呂につかりながらビールで乾杯。

その後、自炊棟で夕飯の準備。タラ鍋とジンギスカンとお寿司をたらふく食べました。
部屋の中は暖房が効いていて暑いくらいですが、一歩外に出たら天然冷蔵(冷凍)庫。
お酒は二重窓の間で冷やし、ひとまず入用ではない生鮮食材はダンボールに入れて廊下にポン。

お腹がくちくなったら、再びひとっ風呂浴びて就寝。

2日目は、北海道組は山スキーに、東京組はニセコ東山エリアへ。
東山でも、ゴンドラに乗って非圧雪のパウダーエリアを滑りました。
膝下まで雪に潜る林間コースと、非圧雪の斜面は最高ですた。

前日よりも気温が高かったせいか、パウダーには違いないのだけど雪が少し重くて、うっかり雪に足をとられて雪だるまになること数回。単に自分の体力and技術不足かもしれないけど。

ただ、この日も雪の一日だったので、ゴンドラの速度が遅いのがうらめしすぎ。。
もっと滑りたかったなぁ。。
うう、オージーみたいに2週間びっちりニセコでスキー三昧とかしてみたい。。

北海道は国内のスキー場に比べて旅費が高いのが難点ですが、滞在期間が長ければ十分ペイするかも
と思うくらい、物価がお安うございました。ゲレ食が高いという噂を聞いたことがありますが、案外そうでもなかったような。。

物価が安いということは、人件費も安いんだろな。。そもそも仕事がないというし。。と、頭の中で北海道移住計画を夢想しつつ現実的な問題を算段してみたり。。まぁ、絵空事ですが。

「北海道で滑ったら、うまくなった気がするって言うよ~」と北海道組のみなさまに言われましたが、関東日帰り可能なスキー場とは雪質が違いすぎて、比較のしようがないような^^;

なんにせよ、地元北海道組のみなさまの手厚い接待に感謝、感謝。
言葉では言い尽くせないほど。

呑めや食えや滑れや~三昧のぎゅっと楽しいことが凝縮された週末がなんだか非現実的で、今日一日フツーに仕事している自分と、昨日まで北海道にいた自分とは別人のような不思議な気分に浸り中。。
でも、冷蔵庫をあけるといくらの醤油漬けとマルセイバターサンドが入っているので、あぁやっぱりあれはホントーだったんだなとしみじみ実感してみたり。。
Posted by norlys - 2008.01.18,Fri

ぼちぼち年末年始のノルウェー旅行記もおしまい。
なんだかもうずいぶん昔のことのような気が。。

・8日目 Drammen - Oslo

DSCF6801_s.JPG朝イチでホテル周辺をお散歩。
←前の日に終日降り続けた雪が、郵便ポストの蓋にもこんもり。

それぞれ一軒屋でも、ご近所さん何軒かまとめて郵便ポストを設置したり。

この日は、先日お会いした女社長さんから射撃の会にお誘いをいただいのだけど、他の約束があったので断念。
シューティングなぞしたことがないので、興味はあるけれど、難しそう。。


昨日買い込んだ食糧をスーツケースにぎゅうぎゅうと詰め込み(結局23Kgとなりました。。)、ホテルをチェックアウトし、Drammen駅に向かう。雪道なのですぐにスタック。しんど。。

Oslo行きのLocal Tog(各駅列車)に乗車。Regional(快速)もあるのだけど、時間があるのでのんびりと各駅停車で45分くらい。

DSCF6825_s.JPGOslo S(オスロ中央駅)のコインロッカーにスーツケースを預けて、身軽になったところでぷらぷら散歩。
もっとも日曜日なので、駅構内のショッピングゾーンやレストランを除いて大半のお店がクローズ。
それでもさすがは首都で、地方都市に比べれば開いているお店の数は多いのですが。

週末は山の中とかフィヨルドのそばの別荘に篭ったり、家族や友人で集まったりする人が多く、休みの日に働きたがる人が少ないため人手不足で商売が成り立たないのだとか。

まぁ最低限のライフラインやサービスは提供されているので、そんなものかと思えばさほど不自由はないけど。

再びOslo Sに戻り、同居人の叔父と再会。
「魚が食べたい」という自分たちのリクエストにより、中央駅からAker Bryggeまで歩いて、Rorbuaというレストランで食事。
古い漁船や港のグッズや写真が配置され、伝統的な魚料理をモダンにアレンジしたNy Norsk(New Norwegian)なレストラン。

DSCF6845_s.JPGメニューを眺めていた同居人が「お、クジラがある! これにしよう」ということで、みんなクジラを注文。
(くじらは魚ではありませんが、まぁ。。)

←クジラの赤身を玉ねぎと一緒にソテーしたもの。
付け合せは、ジャガイモとクレソンとキャベツのクリーム煮。
赤いのはTyttebær(テュッテバール)のジャム。

お肉にジャムなんて「うえぇ」と思われるかもしれませんが、感覚としては肉じゃがや牛丼(甘塩っぱい)に似たようなものかと。

クジラは夏が漁期なので、今の時期は冷凍物になってしまうのですが、それでも肉厚で柔らかくておいしかったです。

玉ねぎを飴色になるまで炒めてから、クジラ肉を投入して、塩コショウするだけ。ご家庭でもぜひ! 。。。って、日本だとクジラは入手困難だし高いので無理。。

食事の後、再びOslo Sに戻り、叔父さんと別れて、自分たちはGardemoen(オスロ国際空港)駅へ。
Flytog(空港とオスロを結ぶ急行列車)に乗車。

チケットレスでOKということなので、プラットフォームにあるクレジットカード読み取り機にカードを通してから乗車。下車時に再びクレジットカードを読み取り機に通すと、課金されるシステム。(券売機でチケットを購入した場合は、乗車券を改札の投入機に。て、ノル鉄にも改札あるんですねー)

最終日の夜は空港そばのホテルに宿泊。寝坊しても安心?

・9日目 OSL-CPH-NRT
DSCF6893_s.JPG
朝ごはんを食べてからチェックアウト。午後イチのフライトなので、のんびりと。

航空カウンターでチェックイン。カウンターの担当者の顔ぶれは老若男女さまざま。成田のカウンターは若い娘さんばかりだけど、考えてみたらそうである必要性は低いよなぁ。。給与体系がらみ? サービスの一環?

←空港内部。天井の曲線がきれいだな、と。

DSCF6897_s.JPG
←ザ・ラスト・Pølse。食っておかんと。

まずはオスロからコペンハーゲンへ。コペンハーゲンから、成田行きの飛行機に乗り換え。
オスロは雪でしたが、コペンハーゲンはミゾレ交じりの雨でした。 

DSCF6908_s.JPGコペンハーゲンを出発後、ミールサービスが終わってしばらくしたら、窓を閉められてしまうのですが、ふっと途中でこっそり機外を覗いたら満点の星空。
流れ星も3つか4つ見ました。すごーい、きれーい。

しばらくすると、空が白んできて、前方に曙光が。

あ~なんか見覚えがあるな。。と思って、ハタと思い出しました。

DSCF6468_s_flag.JPG←これこれ。サーメ民族の民族旗。

ちょいと調べてみたら、サーメ民族旗は、ノルウェーのAstrid Båhlによる図案で、1986年の第13回Nordic Sami Conventionで承認されたものだとか。

赤、青、黄、緑-の4色は、民族衣装に用いられる色をフィーチャーしたもので、円のうち赤は太陽、青は月を表すそうです。
ふーむ。。夜明けの空がモチーフというわけではないのですね。

さて、翌日のお昼前に成田空港に到着。
久しぶりに東京に戻ったら、明るい、眩しい、暖かい~。あと、合成建材が多いな~とか、人がいっぱいいる~という印象でした。はい。

Posted by norlys - 2008.01.17,Thu

ノルウェークローネが値下がり中。ちっ。
こんなことならカード決済で買い物をすればよかったかも。。。
ついてないなぁ。

個人的には1NOK=15JPYくらいなら、両国の生活物価指数が等しくなるような気がしますが。。
もっとも国が異なるので、物価指数だけでは比較しようがないのですが。

・7日目 Drammen
アポが前倒しになってしまったので、この日はのんびりなにもせず。

DSCF6736_s.JPGお昼前にホテルの近くにあるショッピングモールに行き、スーパーで食料品の買い込み。
お土産分もあるけれど、ほとんどは自分たちの食料。
特別な食材ではなく、缶詰とかインスタントスープのもととかチョコレートとか。

ほんとうは鯨とかトナカイとかチーズも買いこみたいところですが、いかんせん生ものは無理。国内への持ち込み制限もさることながら、傷んでまう。。

←パンコーナー。
中段右側にある目玉焼きのようなパンは、Skolebrød(スコーレブロー)というノルウェーの代表的普遍的お菓子パン。大好きだ~。
下段の丸っちいパンは、ご家庭で焼いたパン風。
ドーナツもまさにノルウェー流儀の王道をゆくスタイルなのですが、改めてよく見るとなんだかクリスピークリームっぽいような。いや、逆なのか。

DSCF6731_s.JPGこの日は朝からずっと雪が降り続き、翌日以降もSnøkaos(大雪で混乱)といわれる状況をつくりだしていました。

んなもんで、街中を歩くといっても買出し程度。
←途中で通りかかった教会。

ドランメンは17世紀には林業の輸出で栄えた街だそう。自分たちが泊まったStrømsø地区のホテルは、かつて港の税関だった建物を改築したものだとか。

DSCF6723_s.JPGノルウェーの一般家屋もまぁ似たような様式だったりするし、内装が現代風になっているのでさほど古さは感じませんが、築300年の木造家屋が立ち並んでいる通りに立つと、ちょっとタイムスリップ気分。

ホテルの館内のあちこちに当時のグッズが展示されていて、プチ博物館。

数年前に大手ホテルチェーンに買収されてしまったのですが、内装やサービスはまったく以前と変わらないそうです。

朝食だけではなく夕食も付くし、部屋数の多くないこじんまりしたホテルながら、部屋やフリースペースが広々としていて、なんだかお金持ちのオーナーが道楽でつくった宿という印象。

ただホテルの運営はかなり少人数精鋭体制の様子。女性マネージャがひとりでヘッドセットで電話に対応しながら宿泊客に対応したり、ダイニングの様子をチェックしたりと一手に切り盛り。ルームクリーニングの方とキッチン係さんはパートタイムで応援。

ふーむ、こんなに少人数でもこの規模のホテルをまわせるんだ。。と、ちょっと感心。人件費って一番費用がかかるところですからねぇ。

DSCF6770_s.JPGホテルのガイドに、「午後3時から5時までの間は1Fのダイニングでワッフルをご用意しています。仕事疲れを癒す休憩にいかがですか」とあったので、3時なるやそそくさとダイニングに。

ダイニングにいつの間にかワッフル焼き器とワッフルのタネとジャムが並んでいたので、さっそく焼きました。

ハートが4つなのはスウェーデン風、由緒正しいノルウェー風ならハートが5つなのですが、まぁ食べてしまえば同じってことで。


DSCF6778_s.JPG夜にちょこっとお散歩。Drammenselva(ドランメン川)対岸にあるBragernes地区をぷらぷら。

現在の水と緑の豊かな街の姿からは想像できませんが、1980~90年代は河川と大気の汚染が深刻な問題だったとか。

とはいえ、どれほどひどかったのかは、はて。。。
ノルウェーで6番目に人口の多いドランメン市でも、人口は15万人。
なんというか、人口の絶対数が少ないから、どうしたって日本の状況とは比較にならんがな。

Posted by norlys - 2008.01.16,Wed
旅の記憶もすっかり遠くになりけり。。。ですが、しつこく続き。

・8日目 Kiel-Oslo

Kielから再び船にのり、船内のフィットネス&スパで筋トレ。
おひとりさま75クローネくらいだったので、これはお得かも。
水着を持参していなかったので、トレーニングルームの両翼にあるジャグジーには入りませんでしたが、ワークアウト後にサウナでほっこり。

あんなちっさい浴槽でスパなんて笑わせる。日本の温泉の方が素晴らしい! と、同居人が日本文化至上主義発言。温泉嫌いでいつも逃げ回っているくせに。

DSCF6651_s.JPG翌朝目を覚ましたら、すでに船はオスロフィヨルドを航海中。
防寒対策をバッチリきめて、寒風吹きすさぶ13階のサンデッキに出撃。

全体的に平坦で、レンガ造りで赤い屋根の集合住宅が立ち並ぶKielの街から戻り、フィヨルド(入り江)の風景を見たら、あぁ~ノルウェーだなとしみじみ。

なだらかで起伏の多い土地。森の中にポツンポツンと佇む戸建ての木造家屋。雪。眩しい街灯の光。


・9日目 Oslo - Drammen

DSCF6688_s.JPG午前10時半にオスロ港に到着。ひとまずNasjonalteatret(ナショナルテアトレ=国立劇場)駅まで行き、スーツケースをコインロッカーにデポ。重かった。。

←ナショナルテアトレ(裏側?)。





DSCF6704_s.JPG午後から人と会う約束があったので、Nasjonalteatret駅からT-bane(地下鉄)に乗り、2つ目のBlindern駅で下車。
オスロ大学をうろうろとさ迷いながら、なんとか無事にPysisk(フィーシスク=物理)棟に到着。

←オスロ大学の図書館(? たぶん。。)


訪問先の方に「ノルウェー語はわかりますか?」と問われ、「いえ、ほとんどわかりません」と答えると、いきなり会話が英語にスイッチ。

ノルウェーの企業とかノルウェーの人の集まりに、見るからに異邦人である自分が現れると、ガイジンひとりのためにみんなが英語で話し出すという光景に見舞われます。。
配慮はたいへんありがたいのですが。。わたしは英語も苦手なんですよぅ。。

「自分はノルウェー語を勉強中なので、みなさんどうぞノルウェー語でお話ししてください~」と伝えると、一気にノルウェー語に戻りますが。

DSCF6714_s.JPGちょいと専門的な内容なので、英語だろうがノル語だろうが、おそらく日本語でもほとんど理解できないまま、相槌マシーンと化していました。
ははは。

打ち合わせの後、訪問先の方のほかに、彼の研究を手伝っているというスウェーデン出身の若いお二人が合流し、みんなでアーケルブリッゲ地区のパブでちょっと乾杯。

若い二人はともにスウェーデンの大学を卒業したばかり。ストックホルム郊外の街出身で、ノルウェーに来たのは半年前とのこと。

お二人がおっしゃるには、まだまだ言葉の壁があるのだとか。
ノルウェー語とスウェーデン語は、門外漢のわたしにとっては限りなく良く似た言葉なんですが。。。

お二人のうち女性のマリアさんが自分の隣に座り、ときおり手をさすっていました。
「どうしたんですか?」と尋ねると、「オスロは寒くて。。。手がかじかんじゃうの」という返事。「自分たちの住んでいた(スウェーデンの)街はオスロより暖かくて、雪はそれほど降らないし…」
なんでもストックホルムはオスロより5度くらい暖かいとか。。。へえぇ~。

「それなのに(寒いのに?)、お昼はいつも冷たい料理をちょこっとだけ。。サンドイッチとかね。スウェーデンだとお昼ご飯は温かいものを食べるんだけど。。」
あ、それはそうかも。
パンにハムかチーズ、ジャムを塗ったものをランチパックに、コーヒーをテルモスに詰めるだけ。職場に食堂があっても、結局中身は一緒、みたいな。

また、マリアさんは「ノルウェーだと、みんながわたしに『スキーに行くの?』って、聞くの。。スキーは生まれてからまだ2回しかしたことがなくて。。」と苦笑い。
ははは、わかります、わかります。自分もよく訊かれるんですよ~。
「スキーに行くの?」は冬のノルウェーの挨拶言葉みたいなものなんでしょうね。

スウェーデンの人も、日本人の自分と似たような印象をノルウェーに抱いているんだなぁ。。。と妙に納得。

そんなこんなでビールを2杯ずつほど呑んで解散。

自分と同居人はNasjonalteatret駅から国鉄に乗り、Drammen(ドランメン)駅へ。
駅の近くのホテルにチェックインした後、急いで街の中心地へ。
今度は別の取引先さんとお食事。お姉さんが社長、弟さんが副社長。ポジティブで笑顔の絶えない気持ちの良いお二人。

またしても開口一番に「ノルウェー語はわかりますか?」との質問。
ええ、15%くらいですが。勉強中ですので、ぜひノルウェー語でお願いします。
いい感じで酔いがまわっているので、内容はともかく返事はスムース? でも15%って、だめだろw

ここでもビールで乾杯。いい加減、ビールでお腹がふくれる。。

ほどなくイタリアンレストランに移動。
プリモピアットはラザニア。セコンドはなぜかノルウェー料理。
ヘラジカのお肉の炭火焼、マッシュルームクリームのソースがけ。
ヘラジカって、あのハートフォード生命の? と同居人に聞くと、そうそれそれという答え。
柔らかくてジューシーなお肉でした。かわいいだけじゃなくて、おいしいヤツだったのね。

食事の後は階下のバーでコーヒー…と思ったらアイリッシュクリーム入りでした。
さらに別のバーに移動して、またビール。。

この辺から記憶が定かではありませんが(汗、今もこうして生きているということは、冬のノルウェーの道端で眠りこけずにちゃんとホテルまで戻れたということなのでしょう。。くわばら、くわばら。。
Calendar
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新記事
(07/27)
(07/13)
(07/10)
(03/18)
(03/17)
(03/16)
(03/16)
(03/16)
(03/12)
(03/10)
Profile
HN:
norlys
性別:
非公開
自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
つぶやき。
Search
Meteo
Look down on Earth
↑陸域観測技術衛星ALOS(だいち) 「P」ボタンを押すと衛星画像になりますyo
Ads
Comments
[09/23 ヨシ]
[02/06 kacky]
[09/22 kacky]
[07/31 vini]
[07/06 FilsNoel ]
Trackbacks
バーコード
Tool
Log
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]