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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2025.04.23,Wed
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Posted by norlys - 2015.10.30,Fri
週末の土日は小川山で焚火祭り…なのだけど、焚火は土曜日の夜なので、無理を言って(そしてメンタル半減…)瑞牆の十一面でクライミング。

小川山のテン場を確保してから瑞牆に移動したので、到着したのは遅い時間。
岩場に到着すると、すでにかなりの賑わい。

調和の1P目は6人待ちとのことだったので、はてどうしたものかな…と考えていたら、幸いにもペガサスが空くとのことでペガサス1P目へ。

以前オンサイトしたけど全然覚えてない。とりあえずカム2セットを担いでえっちらおっちら。

瑞牆本によるとペガサスは1P目が10d->10cに、2P目が11a->10dにダウングレードされたとのこと。
2P目は登ったことがないので分からないけれど、1P目に関してはムーブは易しいbutカムのセットが部分的に悪いので妥当かな、と。

それから調和の1P目へ。
今回デカカムは自分が担ぎ上げると宣言したのに、まんまと忘れてきてしまいました。すいません…。

ただ、結果的に6番がなくてもワイドパートはこなせることが分かったので、今後はデカカムなしでも大丈夫! かも。

このルートなら…と、ヘキセンをカランコロンと鳴らして登っていたら、「ずいぶんとシブいの使ってますねぇ」とのお声が。U介さんでした。お恥ずかしや。

最後にアストロにTRを張っていただいたのでトライ(ありがとうございます)。
コンディション最高のパリパリのこの時期、TRなので心置きなくノーテン。でもリードでトライできなかったことがただただ心残りでした。

夜は小川山に移動して焚火祭り。

翌日は小川山でゆるふわクライミング。考えてみたら、小川山は今年初めて。
何度も通った筈の屋根岩3峰なのに、まんまと迷うなどw

のんびりと岩場で時間を過ごすことができたので良かったです。

***この日登った(触っただけの)ルート***
2015/10/24
/*瑞牆、十一面末端壁
・ペガサス1P目(5.10c NP)-再登。長い~。カムのセットは登る度に変わりそうなので、とりあえず2セット。だけど1セット+αで登れるようになりたい。あと、2P目を触りたいです。
・調和の幻想1P目(5.9 NP)-再登。ワイドパートもスモールカムで対応できることが分かったのは収穫。
・アストロドーム(5.11a NP)-TR。TRだしね。

2015/10/25
/*小川山、屋根岩3峰
・南陵神奈川/レモン 1P目(5.8 NP)-再登。新人さんトレ。
・南陵神奈川/レモン 1P目(5.8 NP)-TR。回収便。
/*小川山、ソラマメ下部スラブ
・ワイルド・タジヤン(5.10c)-TR。TRなので怖くない。落ちなかったから登れた、という感じ。チキンメンタルな自分の場合、リードは別物。
・マイルド・タジヤン(5.8)-FL。みんなが楽勝と口にするので「へー」と思って登ったら、結構ランナウトしてビビった。多分落ちないけど…。
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Posted by norlys - 2015.10.21,Wed
日曜は瑞牆へ。
不動沢林道の車止めからほど近い前絵星岩へ。

ここは、アプローチも近いし乾きも良く、手頃なルートがいくつかあるので、去年一昨年あたりは何度か訪れたところ。瑞牆本が出版されてからは未知のエリアに出向くことが多く、久しぶりの再訪。

まずは「晩秋荒野(5.10a NP)」へ。アプローチピッチをこなし、カンテの向こう側に回ると、傾斜こそないもののフレアした下開きのクラックがすらり。

ルートが長くさらに途中で屈曲しておりカム回収の必要があるため、リード&フォローで。自分はフォロー。
いやしかし、フォローで良かったです(苦笑)。
下部のワイドパートが、ほんと数十センチなんだけど、なんぞこれ…? という感じで動けない。なんとかアームバーやらニーバーやらリービテーションでもぞもぞと這い上がり、後は長く続くルートの、アルパイン風味な部分をこなして岩峰の上を目指すばかり。

続けてリードでトライ。案の定、下部のワイドパートでテンション。いったん降りて、再トライ。でもだめ。

ひとまずフィックスロープを残し、下に降りて昼食&昼寝。
うつらうつらとまどろみながらムーブを考えてみるけれど、どう考えても上手く繋がらない。

もしも…もっと掌が大きければフィストが効くかもしれない、もっと身体が小さければ中に入れるかもしれない、もっと背が高ければ悪い部分は飛ばせるかもしれない―つまり、自分にはサイズが合っていないのだなぁ…と、悲しくなる。

でも10aだよ? と、決してグレードに拘泥するつもりはないと嘯きつつ、やはり与えられた数字を前に暗澹たる気持ちになる。10aとあるならば、10aなりの登り方がある筈で、それが自分には見出せないということに。

ぼやぼやしていると、秋の日はつるべ落としなので、フィックスロープを伝って再度トライ。

で、登れました。あれれ。
分かってしまえば…なるほど、ここのところ毎回同じ間違いを犯しているのかも。
しじま谷のワイドのトラベルチャンスしかり、熊岩の10bしかり。

キャメロットの5番サイズの部分は、自分のサイズ的にどうにも悪くて、ついついなんとかしようとしてしまうけれど、それではダメなのでした。

最後に新緑荒野の4P目のダイレクトバージョンの「ダイレクト(5.10a)」をTRで。TRの気楽さもあり、こちらは自分のサイズや動きに合っているお陰で楽しい。

でも、自分のサイズに合わずに苦労したルートが登れた嬉しさはひとしおでした。
まぁ、ぼちぼちっと。

***今回登った(触っただけの)ルート***
2015/10/18
/*瑞牆、前絵星岩
・晩秋荒野(5.10a NP)-フォローで。
・晩秋荒野(5.10a NP)-×。下部のワイドパートで行き詰まる…。
・晩秋荒野(5.10a NP)-RP。つまりそういうこと。あぁ…。あと、午後になって日が傾いてコンディションが良くなったお陰もあるのかも。ご飯3杯。
・ダイレクト(5.10a NP)-TR。正直なところ、単に得意系なのかも。ご飯4杯。

閑話休題。

かつて「烏帽子岩、前烏帽子岩」とブログで表記した後に、100岩を見て「絵星岩、前絵星岩」であることに気が付いてチクチク訂正した記憶があるのだけれども…。
瑞牆本によると「これもその形状から烏帽子岩というのが正解だろう」という指摘がなされていますが、烏帽子の形状をしているのは一目瞭然なので、それを敢えて「絵星」と書き表すことが一種独特のロマンチズムなのではないかなー…と思ったり。どうなんでしょう。

この点がすっきり解明されるまでは、敢えて「絵星岩」で行こうと思います。でも漢字変換すると烏帽子が一発選択なので、ついつい烏帽子岩になったりもしちゃうのですが。。

瑞牆本は実にすばらしいガイドブックで沢山の恩恵に預かっている身ですが、もう一点。
新緑荒野の4P目の途中にあると書かれているリングボルトは、2012年の時点では自分も目にしましたが(無視したけど)、2014年には消失していました。あってもなくても大差はありませんが、登る方は「リングボルトが打ってある(から大丈夫)」みたいな説明にはご注意あれかし、です。
Posted by norlys - 2015.10.20,Tue
忘れてしまう前に忘備録。

10月10日(土)は久しぶりに瑞牆へ。
北海道支部長が出張でこちらにみえたので、ご一緒に。

エリアは初めて訪れる熊岩。森の中にあり、夏の間は濡れていることが多かったという話を幾人かの方から聞いていたけれど、秋の深まりつつある今の時期は乾いていました。ほ。
寒くもなく暑くもなく、この時期の花崗岩は、触れる箇所すべてがホールドになる…そんな感じ。パリパリ。

熊岩は総じて短いルートが多く、また、瑞牆本にも次のような記述があります。「ただし上に立木があるにも関わらず、終了点用にボルトが打たれているなど少し首をかしげるような部分もあり、今後整備が必要かもしれない。」

短いけれど多彩なムーブが凝縮され、岩の途中だけれどクライミング要素の濃厚な部分の終わりに終了点があるので、面白いし手軽ではあるけれど、少しばかり瑞牆的ではないような印象を受けました。

でも、見慣れない形状のハンガーに一抹の不安を覚えつつもちゃっかり終了点を利用させていただいたし、よくよく考えてみたら不動沢屏風岩や十一面末端壁のルートも終了点ありますしね…。もっともこんな風にこれ見よがしではないけど…。ううむ…。

ともあれ、初めて訪れるエリアで色々と初めてのルートにトライすることができ、とても楽しかったです。宿題があるので、またいつか行けたらよいなぁ。

翌日は未明から雨のため、パンツーへ転進。短いルートをちょこっと登っただけ…と思っていたけれど、久しぶりの外岩の疲労はハンパなくて、お茶を濁す程度のグレードしか触れず。。
外岩ってすごい。

***今回登った(触っただけの)ルート***
2015/10/10
瑞牆、熊岩
・不明ルートM(5.8 NP)-FL。クラック沿いに登るものの、ほとんどフェイス登り的な…。このグレードならば…と、トライカムやヘキセンをセットしつつ登れた点は楽しかったです。ご飯1杯。
・不明ルートH(5.10a NP)-OS。フィンガー、ハンド、ワイド、マントル返し…と、僅か10mちょっとの中に盛りだくさんな内容。ルートなのに、なんとなくボルダーを登っている気分でした。ムーブの要素としては10aでよいと思うけれど、短いこともあり体感易しめ。ワイドパートをフェイス登りで突破する支部長に驚きましたw ご飯2杯。
・不明ルートK(5.10b NP)-×。瑞牆のワイドの10bは未だ登れず…(凹)な自分ですが、またしても記録更新。。あとちょっと、ほんの数十センチ足が上がれば…というところで吐き出されてしまいました。5番サイズのフレアードチムニーを上手にこなせるようになりたい! ご飯3杯。
・不明ルートK(5.10b NP)ーTR。お隣のフィンガリー10cをTRで触らせてもらうつもりだったけど、一度ワイドを触ったらもうワイドしか眼中になくw TRだとノーテンですわ。つまりそういうこと。チキンなメンタルによるヘボいプロテクションセットが自らの行く手を遮るという…。
Posted by norlys - 2015.09.17,Thu
忘れる前に。

先週末は瑞牆でクライミング。日曜日の天気予報が微妙だったけれど、結局、土日とも登ることができました(日曜日の午前中にパラリと小雨が降ったけれど、もともと前日までの雨で染み出しているルートは週末には乾きそうになかったので大差なし)。

土曜日は不動岩上部岩壁へ。不動滝の上から回り込み、ナポレオンタワーの頭から回り込むアプローチで。

不動滝の上、大双里沢を渡渉するのは初めのことで、ルートを登らずともそれだけで満足。
じゃんけんに勝ってしまい、ありたがく「胎内くぐり」の1P目をリードさせていただきました。

その上の「大魔神の逆襲」は、先日狼煙岩の上部から眺めた印象よりもぐっと短く、ただし自分にとって難しさは一級品。
トップロープなのに離陸するのが精いっぱいで、何度目かのワイドクラックの洗礼を浴びました。10aのワイドならばどうにか登れても、10bになると登れない…(凹)。
これが地上に近い場所にあって、何度も繰り返し練習できるのならばいいのですが…。

日曜日はしじま谷へ。ロクスノで発表された直後に一度訪れた筈なのだけど、アプローチの記憶は若干曖昧。途中に現れるボルダー群はどれも美しく手強そうで、ついつい足が止まってしまい、のんびりと。

しじま谷の奥は幸い貸切。チムニーの「トラベルチャンス」にトライ。
自分はFLでのトライでしたが、ムーブを間違えてしまいテンテン。

しばしレストして、分かってしまえば…ということで、どうにかRP。
このルートは、核心部にあるチョックストーンが崩壊&移動したことで、発表時の11aから10aにグレードダウンしたそうですが、チョックストーンの収まり具合によって実に絶妙にホールドが繋がることになった自然の妙に感心するばかり。

ただ当初の姿のルートに出会うことができなかったのは、今となっては残念かも。。

残った時間で、TRにてリービテーションとか反対向きで登る練習を少し。
どれだけ丹念にオブザベーションしたつもりでも、実際に挟まる中で修正が余儀なくされたり予想外の動きになったりするという発見の連続。

ワイドクラックの懐の広さと奥の深さの入口で、未だまごまごしている自分ですが、なんというか、ほんとうに深くて広いです。

***今回登った(触っただけの)ルート***
2015/09/12
/*瑞牆、不動岩上部岩壁
・胎内くぐり1P目(5.10a NP)-OS。ルーフ下トラバースの出だしで行きつ戻りつまごまご(すみません…)。ワンポイントなのだけど、それ故緊張しまくりでした。登り終えてみれば、典型的な10aのワイドルーフ。瑞牆本だと25mとあるけれど、実質20mくらい。ご飯2杯。
・胎内くぐり2P目(5.9 NP)-フォローで。チムニーからハンド。快適そうな見た目なのに若干バランスが悪くて一瞬びびる。でも岩はパリパリで美しく快適。ご飯1.5杯。
・大魔神の逆襲(5.10b NP)-×。自分には離陸して身体を止めるのが精いっぱい。決して長くはないルートだけれど、その分強度が高い感じ。なにもできず悲しいけれど、いつか遠い日の目標…かな。ご飯4杯。アプローチが近ければいいのに…。

2015/09/13
/*瑞牆、植樹祭エリアしじま谷
・チムニーのトラベルチャンス(5.10a NP)-×。FLなので情報はもらっているのに、色々と間違えてしまい2テン。10aなのに登れないのか…と凹む。
・チムニーのトラベルチャンス(5.10a NP)-RP2。分かってしまえば…という部分は大きく。でも、それが1便目でできないというのが残念…。あと、終了点のボルトが少し中途半端な部分にあるのも残念。なので、敢えてテラスまで出てみたけど、まぁ別にだからなにがどうってこう…。うん、でもこれは良いルート。ご飯3.5杯。
・チムニーのトラベルチャンス(5.10a NP)-TR。敢えてリービに拘ってみたり、向きを逆にしてみたり。。したけれど、結局正解ムーブしか受け付けてくれなかったのは自分の弱さ故。

クラックを、特にワイドクラックをちょぼちょぼ触るようになって、いつも自然の岩の形状と自分なりのサイズ感のフィット具合の不思議さに驚かされる。
たとえ同じグレードであっても、求められる身体の動かし方の多様さに驚く。

ジムのフェイスルートでも反復練習する中でムーブを洗練させることでどんどん楽になるということと、それは同じことなのかもしれないけれど。ワイドクラックの場合には、壁に真っ向勝負ではなく背を向けたり、押したり引いたりのバランスだったり、と、動きが若干トリッキーで立体的な気がする。だから辛くて楽しいのかも。はて。
Posted by norlys - 2015.08.27,Thu
週末は瑞牆へ。お盆休み等を挟んで久しぶり、3週間振り。

土曜日はえっちらおっちらと森の奥へ。

8月頭の気温に比べたら、ぐっと涼しい。
とはいえ、明け方の雨が結構強かったのか、岩場はかなりモイスティ…というか、びっしょり。
さらに、台風の影響で内陸までヤマセ的な冷たい湿った空気の流入があり、当面乾く気配なし。。

それでも幸いお目当てのルートはそこそこコンディションは良く。リード&フォロー(自分がフォロー)で2Fへ。
ところが、上のエリアも全体的にシケシケ(涙)。

割合とコンディションの良さそうなハンド~ワイドのルートにトライ。
自分には厳しい感じだけど、いけるところまで頑張ろう…と。
核心は中間下部と見積もったけれど、それはただの通過点でした。でも、とてもいいルートでした。乾いた時に再訪できたら…いいな。

この夜は、割れ目クライマー勢揃いな宴の末席にひょっこりお邪魔させていただきました。
あの割れ目がどうの、あそこの割れ目がどうの…と、割れ目の話しか出ないことw
ありがとうございました(深々)。

日曜日は未明に雨が降り、さらには朝ご飯を食べ終えた頃から断続的に雨が降り出し…という天気。他の岩場に転進する人あり、到着早々引き返す車もあり。

昨日の疲れがじっとりと残っていたので、色々な人とお話を楽しみながら、のんびりだらり。
そうこうしているうちに雨も上がり、折よく屏風岩のよろめきクラックにTRを張ってくれるよ~というお話にほいほい便乗。ありがたや。

ちょうど空いていたエンペラータワーの「エンペラークラック(5.9 NP)」にトライ。
思えば屏風岩は結構何度か来たはずなのだけど、未着手のルートがまだまだたくさんありました。

しばらくして「よろめきクラック(5.10a NP)」のTRをお借りして久しぶりにお触り。
かつてこのルートを登ったときからそれなりに時が過ぎ、今ならどんな風に感じるのだろう…? と何度か話題に上ったことはあるけれど、なかなか再訪する機会がなく、この日はちょうどそのタイミングでした。

結論から言うと、まぁ確かに楽にはなっているけれど、その大部分はTRであるという事実を考慮すると「ありゃ、よくあの頃に登れたな…」という感じ…。ま、そんなものか。

この日はギアとワイドとレジェンドをこよなく愛する人々が集まったこともあり、発見と笑いが絶えない一日でした。
ご一緒くださった皆様、本当にありがとうございました。

ところで。
クラックの場合には、各人の得意なムーブはもとより、それぞれ身体のサイズが異なるので、クラッカーが集まると自然と互いに掌の大きさや厚み、膝の幅を比べるなど。
これが人によっては面白いくらい違っていて、そして自分にとってはとても勉強になります。

リーチ、保持力、柔軟性…といったクライミングにおける重要なポイントに加えて、身体の各所のサイズという要素が加わることで複雑性が増し、泰然自若と佇む岩を前に試行錯誤することがどうやら好きでたまらないのです。苦しくて、辛いけど。だからこそ。

まぁ、ぼちぼちっと。

***この日登った(触っただけの)ルート***
2015/08/23
/*瑞牆、とある森の奥
・ハンド&ワイド~Wクラックのワイド(体感5.10a NP)-フォローで。アップ&上部エリアのアプローチルートに最適。一見素直そうな凹角と思いきや、全然そんなことはなくて、岩の形状に導かれる感じが楽しい。ご飯3杯。
・ハンド+フィンガー交じり~ハンド~ワイド(体感5.10b NP)-×。若干湿っていたけれど、他に登れるルートがないのと、見た目の美しさにひと目ぼれ。核心は中間下部と思いきや…。出し切る前にテンションをかけて…と思ったけれど、テンションをかけた時点で出し切っていたようで途中でギブアップ(すみません)。ご飯4杯。
・同上ーTR。やはり核心箇所でテンション。しばしレストの後、踏ん張って踏ん張ったら抜けた。。なるほど、ワイドのムーブは畢竟「根性」。しみじみ。
・ワイドー(体感?)-TRで。びしょ濡れで入れずな上に、頑張る気力がなくて早々と諦めました。痩せないと無理…?
・ハンド&ワイド~Wクラックのワイド(体感5.10a NP)-RP。一本も登れず終いでは悲しいので、最後にリード。大分ヨレてきていたので無理かも…な気持ち半分、分かってしまえば…の気楽さ半分。でも、分からない状態で手探りでトライするのが楽しいのだと改めて。

2015/08/24
/*瑞牆、屏風岩、エンペラータワー
・エンペラークラック(5.9 NP)-OS。オンサイトを譲っていただきました。ありがたや。この割れ目、途中からずっと広くて、おそらく昔の人はノープロで登っていたのではないかと思うのですが、だとしたらすごいよなぁ…。
・エンペラートラバース下部ーTR。快適。
・よろめきクラック(5.10a NP)-TR。TRなので楽しく登りました。自然の岩の形状に翻弄される感じと、途中の隙間から差し込む光の眩しさがこの上なく素晴らしいクラックだな…と。TRありがとうございました。
・エンパイヤジャム下部-TR。1回目は限定なしで、2回目はクラック限定で。

あぁ、ワイドは楽しいな…と、余韻に浸りながらも、翌月曜日は背中ばっきばきで12時間熟睡…(苦笑)。

*****
閑話休題。

瑞牆からの帰り道、中央道が30Kmの渋滞とのこと。途中、境川でご飯を食べている間に27Kmまで減ったものの八王子料金所から先、首都高まで渋滞が続いているとか。

柳沢峠を越えるか秋山街道に行くか、または国道20号の渋滞個所を回避しながら繋げるか…と思案。柳沢峠越えの分岐点である一宮御坂ICを過ぎ、まもなく大月JCTというところで、グーグルマップを眺めていたら、大月から北に伸びる国道139号の峠越え箇所に一本のラインが。

なんでも松姫峠の峠越えとして、昨年末に新しい松姫トンネルが開通したそう。

この松姫峠越えの九十九折れの山道は、以前、雨で小川山を朝イチで撤収し奥多摩方面に向かった際に通ったことがある。今でもよく覚えてる。大月駅前を通り、集落沿いの街道を抜け、ダムを過ぎたところで、ぐんぐんと狭い急カーブが連続して標高を稼ぎ、大菩薩嶺方面の谷深く青い山脈が折り重なる天空のスカイランとなり、それからするりと小菅村の中心地に向けて下っていく。美しい風景でした。運転している人はたいへんだったろうと思うけれど…。

全長14Kmの峠道が、松姫トンネル(3066m)の開通およびバイパス整備により3.8Kmに短縮。小菅村から大月ICへの所要時間も1時間から半分の30分に短縮されたそう。

ただただ素直に…トンネルはすごいなぁ…と。

まぁ結局のところ国道20号を繋いで帰ったI氏との差は少なかったので、わざわざ大回りする必要はないかも…だけど、R139にはほぼ信号はなく、すれ違う車も稀。

一方で、旧道となった松姫峠越えの旧道は、山梨県側は現在全面通行禁止(2015年10月1日まで法面工事のため、とのこと)。
あの深い谷と森の美しいスカイラインの道を、いつかまた通る機会があればいいな…とも思うのでした。
Posted by norlys - 2015.08.12,Wed
忘れる前に。

8月1日の土曜日は瑞牆へ。

「ワイドクラックを登りたい」という富山のT君と合流。
当初は不動滝上部を考えていたけれど、天気予報は灼熱指数高し。陽の当たるエリアは厳しかろう…ということで、急遽、地獄エリアへ。

森の中のエリアの方が涼しそう…と、考えることは皆同じなのか、地獄エリアに到着すると既に結構な人出で賑わっていました。

ちょうど空いていた「苔ジャム」にT君に薦めるも、「なんだか濡れてます…」とのこと。
ぱっと見、岩場の状態は苔っぽかったけれど、他のパーティの皆さんがわしわしと積極的に登られていたので、そんなに悪い状態とは思わず。

どうもコンディションが悪そうなので自分は最後にTRで。水の流れ道なのか、確かにびっしょり。ほんとすまんかった…(苦笑)。

TRでもう一巡し、七面岩へ移動。
荷物を置いた場所が運悪くハイイロハネカクシの巣で、えらい目に遭いました。。
噛まれたところでブユのような痒みはないけれど、とにかく痛い。それに、なにより気持ち悪い。。

自分はこの日だけで日帰りなので「ルート名不明H」をリードさせてもらう。
テラス上にてビレイをしていたら照り返しがきつくてへとへと。
もとより、ルート名不明FかGのルートにTRを張って登ろうか~という予定だったので、さっさとロワーダウンすれば良かったと気付いたのは後の祭り…。

で、最後に「ルート名不明F」をTRでお触り。とにかく下部がボロボロで岩壁を剥がしながらOWパートへ。フィストとリービとアームバーを織り交ぜながら渾身の力でチムニーに入り込みチムニーパートをずりずりと登っていたら、下から「雷がやばそう」との声。やばそうと言われても、こちらは急にスピードを上げることも叶わない訳で…。

結局、上まで抜けきった時点でロープ類は残置して翌日回収するということになり、そのままロワーダウン。出し切りました…。
翌日登ったまに氏によると右壁にホールドがあって楽々だったそうで、なんてこったー…だけど、フェイスのホールドを一切使わずに完全にワイドムーブだけでこなせたことが嬉しかったので(自己)満足です。

時折響く遠雷を聞きながら下山。駐車場に着くほんの少し手前でぽつりと雨が降り始め、次第に雨脚が強まる中、一旦トイレに避難。雨が弱まった隙間をついて車に戻ることができました。

翌日はヒデさんのスクール開講10周年記念パーティなので、ひとり電車で帰京。
長い長い一日でした。

***この日登った(触っただけの)ルート***
2015/08/01
/*瑞牆、クラック地獄
・苔ジャム(5.10a NP)-TR。びしょ濡れでホールド感が悪かったもののそこは再登&TRの気楽さ。自然の形状に導かれるムーブが面白いです。
・苔ジャム(5.10a NP)-TR。1回目に疲労感がなかったので(多分TRだから)…と思ったけれど、登っている途中でやっぱり疲れるかも…と思うなどw
/*瑞牆、七面岩
・ルート名不明H(5.9 NP)-再登。選手交代で。乾いてました。ただしテラス上はフライパン。。
・ルート名不明F(5.9 NP)-TR。出だしのチムニー部分はボロボロ。登りながらぺしぺし剥がしまくりました。とにかく掴んだら剥がれるのでプッシュしかできず。「一直線に伸びるものはどれを登ってもムーヴにさほど大差のないことを感じとった」という不動沢開拓時代の主である清水氏の言葉を思い出しながら、だからといってこれが9とは…! と、OWパートでひたすらワイドムーブで奮闘。ところが、なんでもそこはエスケープできるらしいと後で知って苦笑しきり。でもまぁ、きっちりワイドムーブだけで登ることができたのはすごく嬉しい。良い練習になりました。ぼろい下部はどのみちプロテクションとれずだし、上部は岩が硬いのでいつかちゃんとリードしたいです。
Posted by norlys - 2015.07.28,Tue
週末は瑞牆でお籠り。
土曜日は殿堂岩と狼煙台(狼煙岩)へ。

えっちらおっちらと不動滝方面を歩き、先々週メルヘン岩からの帰りに通り過ぎた殿堂岩へ。

マニアックなエリアではなかなか他のパーティに遭わないだろう…と思っていたら、下から人の気配が。青鬼のまっつぁんPでした。奇遇。

まずは「ルート名不明F(5.8 NP)」にトライ。瑞牆本に「短いがきれいなワイドクラック」と記されたその通りの内容。間近で全容が見てとれるというのに、どうにもプロテクションを選択する感覚が淀んでいて、デカキャメを余計に担ぎ過ぎました。。

それから「ルート名不明G(5.10b)」に、まに氏がトライ。見事にOS。
瑞牆の10bというグレードは最近ことごとく跳ね返されているので、どうしようかな…と迷っている間に直射日光がじりじりと当たり始め、一気に気温上昇。暑さに弱い自分はフォローで登らせていただきました(弱)。

決して長くはないしジャムもよく効くけれど、多少傾斜があるせいか息が上がってしまう。少し休んでTRで復習便。分かってしまえば楽なハズ…が、やはり上部のパートでは息が上がってしまい、決して楽ではありませんでした。まだまだ。

「蔚山岩帰り」の取付きを見学した後、不動沢を挟んで対岸にある狼煙岩へ移動。ちなみに、岩雪134号付録の瑞牆ルート図集では「狼煙台」。瑞牆本では「狼煙岩」。どちらでもいいのですが。

狼煙岩のルートは樹林帯の中の日当たりの悪い場所にあるためか、なかなかワイルド(つまり濡れていたり苔むしていたり)。

いちはやくどこかのルートを登りたい気持ちもあるけれど、上部に続く踏み跡が気になり、一旦荷物をデポしてお散歩。岩壁の基部を巻き上がり、岩峰直下に出ると、横尾尾根や不動沢や大双里沢の岩峰群が一望。

あそこの割れ目はどうだろう、あっちの岩はどうだろう…? と、毎度のことながら、かつて訪れた岩場やまだ訪れたことのないエリアの様子を眺めては、有限の時間の中で無限に可能性を想像する時間は至福。

日曜日は初めての矢立岩へ。矢立岩へは、弁天岩から下降するアプローチが紹介されていたけれど、決して近くはない弁天岩からさらに下降するとなると帰りが厳しくなるのは必至だったため、なかなか足を踏み入れることができなかったエリア。

ししくい坂の途中から涸沢を繋ぐアプローチが瑞牆本で紹介されていたので、今回はこのアプローチで。決して足場の良いアプローチではないし岩の基部では携帯電話の電波も通じにくいので、くれぐれも事故には注意が必要…かと。

自分のお目当ては矢立岩Ⅰ峰の「ルート名不明E(5.9 NP)」。出だしは若干ワイルド(つまり泥が詰まっていたり、若干しっとりしていたり)。コーナーのハンドサイズのクラックをぐいぐいと登る軽快なラインでした。お隣には開拓中のフィックスロープあり。

それから「風林火山」へ。1P目は短いのに罰ゲームか…と思うほどワイルド(つまり苔コケでボロい)。
2P目はフォローで。摩天岩から弁天岩から、いつも眺めていたあのルートがこれか…と。瑞牆本には30mとあるけれど、ロープスケールでは45mくらい。
3P目は、本来2P目の最後にあたるハンドトラバース。
4P目はワイルドな木登り。バリエーションの10aのラインを登った方がマシだったかな…と思ったけれど、岩峰の上から改めて覗きこむとなかなかのランナウトぶりの上に岩苔ワンダーランドだったので、どちらがマシかは…?

まだ微妙に時間が残っていたので、矢立岩Ⅱ峰へ。
「ホワット・ア・フィーリング(5.8 NP)」にトライ。ハンドとワイドの混在するラブリーなルートでした。一見大丈夫そうだったのにフットホールドが欠けて左手のハンドジャムにぶら下がるなど、やはり自然の岩場の人の少ないエリアは気が抜けません。

それからⅢ峰にある「アナコンダ」などのルートを見学し、えっちらおっちら下山。濡れたスラブの下降など悪い箇所の通過もあるので明るい内の撤収が吉。

***今回登った(触っただけの)ルート***
2015/07/25
/*瑞牆、殿堂岩
・ルート名不明F(5.8 NP)-OS。短いけれど美しいクラック。サイズ感は人それぞれだと思いますがラブリー。今回ハンドサイズのヘキセンを持参したので、易しい場面で使ってみました。結構使えました。ただ回収はカムの方が手っ取り早いのは確か。(ご飯1.5杯)
・ルート名不明G(5.10b NP)-フォローで。10程度の、不動沢ではかなり短い部類に入るルートで10bときたら絶対曲者でしょう…と、身構えてしまいましたが、快適で素直なハンド~フィスト。ただし若干傾斜を感じるので息が上がりました。強い人ならサクサク往復しそう(?)。(ご飯3杯)
暑いからと半袖で登ったら腕がザキザキになりました…。夏とはいえ瑞牆の花崗岩は粒子が粗いので、半袖、ダメ、絶対。
・ルート名不明G(5.10b NP)-TR。2回目でも息が上がるということは、フィジカルが足りないということ。。

/*瑞牆、狼煙岩
・影法師(5.8 NP)-OS。若干じめっとしたワイド。バック&フットからのフェイス交じりでハンド。ムーブは面白いです。ここのエリアは全体的にジメジメ感があり、ちょっと沢登りで水線を離れた弱点ルートを登っている気分です。(ご飯1杯)

2015/07/26
/*瑞牆、矢立岩
・ルート名不明E(5.9 NP)-OS。30mと長いルート。出だし6mくらいが草付なので、実質は20mちょっと? ハンドジャムでコーナーをぐいぐい登るラブリーなルート。もしこれが小川山のアプローチの良いエリアにあったとしたら、講習会で賑わいそう。(ご飯2.5杯)
・風林火山(3P、5.9 NP)-実質4Pで。泥、苔、草、藪と盛りだくさん。メインの2P目は遠くからもくっきりと見える長く長く美しいチムニーからワイド。(ご飯3杯)
・ホワット・ア・フィーリング(5.8 NP)-OS。ラブリーなハンド&ワイド。(ご飯1.5杯)

===蛇足===
矢立岩に刻まれたルートの多くは、かつて1981年から83年あたり清水氏がフリーソロで初登したもの。今から約30年以上も昔。

登山客で賑わう山頂直下に位置しながらも登山道から離れ森に包まれたエリアでただ独りルートに向き合うことの豪胆さに改めて驚く。

また、内容の厳しさもありフリーソロではないようだけど、「清水氏が唯一ワイドクラックに5.11台をグレーディングしたピッチ(瑞牆本より)」が含まれる前傾ワイドクラックの「Mr.スランプ(発表当時は11ノーマル、瑞牆本では11c。ただし第二登が未だ出ていない模様で不明とのこと)」のルートが登られたのは1983年。実にアバンギャルドだと思う。

清水氏の足跡を追いかけるように岩場を巡って感じることは、残置が非常に少ないということ。決して皆無ではないけれど、本当に少ない。
30年以上前にここを登った人と等しく、手つかずの自然のままの状態をトレースできる。そのことをしみじみと、ありがたいな…と思うのです。

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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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