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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2024.11.27,Wed
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Posted by norlys - 2008.09.16,Tue

週末は岩手の葛根田川で沢登り。幸いお天気にも恵まれ、東北の穏やかなナメの沢を満喫しました。
本日のところは仕事が山積みで(涙)山の記録をまとめる時間がないので、写真を3つばかりup。
宮沢賢治の詩と無理矢理コラボ(w


P9141042_s.JPG
さうしてどうだ
風が吹くと 風が吹くと
傾斜になったいちめんの釣鐘草(ブリューベル)の花に
かゞやかに かがやかに
またうつくしく露がきらめき
わたくしもどこかへ行ってしまひさうになる……




下山途中に振り返ったところ。アスピーテ火山の台地はどこまでもなだらか。ブナやオオシラビソ、チシマザサの原生林。山の上に草原と湿原が広がる。

かつてここを人の手で壊そうとし、人の手で守ってきた経緯があるそうな。
もろもろと崩れやすい溶結凝灰岩の土地を切り拓いたところで、砂の城を維持するのはたいへんだろう。


P9130781_s.JPG
蒼く湛えるイーハトーボのこどもたち
みんなでいっしょにこの天上の
飾られた食卓に着かうでないか
たのしく燃えてこの聖餐をとらうでないか

ぼくはじっさい悪魔のやうに
きれいなものなら岩でもなんでもたべるのだ






夜は盛大な焚き火で宴会。


P9130641_s.JPG
おゝ青く展(ひろ)がるイーハトーボのこどもたち
グリムやアンデルセンを読んでしまったら
じぶんでがまのはむばきを編み
経木の白い帽子を買って
この底なしの蒼い空気の淵に立つ
巨きな菓子の塔を攀ぢやう




葛根田川の緑色の水の淵。水底が透けて見えるので深いのか浅いのか見当がつかない。
水は冷たいけれど飛び込みたい誘惑にかられまくり。
じっと眺めていると、岩魚がぴうっと逃げていきました。


(宮沢賢治 心象スケッチ「春と修羅」第二集 「山の晨明に関する童話風の構想」より一部抜粋)

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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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