週末は岩手の葛根田川で沢登り。幸いお天気にも恵まれ、東北の穏やかなナメの沢を満喫しました。
本日のところは仕事が山積みで(涙)山の記録をまとめる時間がないので、写真を3つばかりup。
宮沢賢治の詩と無理矢理コラボ(w
さうしてどうだ
風が吹くと 風が吹くと
傾斜になったいちめんの釣鐘草(ブリューベル)の花に
かゞやかに かがやかに
またうつくしく露がきらめき
わたくしもどこかへ行ってしまひさうになる……
下山途中に振り返ったところ。アスピーテ火山の台地はどこまでもなだらか。ブナやオオシラビソ、チシマザサの原生林。山の上に草原と湿原が広がる。
かつてここを人の手で壊そうとし、人の手で守ってきた経緯があるそうな。
もろもろと崩れやすい溶結凝灰岩の土地を切り拓いたところで、砂の城を維持するのはたいへんだろう。
蒼く湛えるイーハトーボのこどもたち
みんなでいっしょにこの天上の
飾られた食卓に着かうでないか
たのしく燃えてこの聖餐をとらうでないか
ぼくはじっさい悪魔のやうに
きれいなものなら岩でもなんでもたべるのだ
夜は盛大な焚き火で宴会。
おゝ青く展(ひろ)がるイーハトーボのこどもたち
グリムやアンデルセンを読んでしまったら
じぶんでがまのはむばきを編み
経木の白い帽子を買って
この底なしの蒼い空気の淵に立つ
巨きな菓子の塔を攀ぢやう
葛根田川の緑色の水の淵。水底が透けて見えるので深いのか浅いのか見当がつかない。
水は冷たいけれど飛び込みたい誘惑にかられまくり。
じっと眺めていると、岩魚がぴうっと逃げていきました。
(宮沢賢治 心象スケッチ「春と修羅」第二集 「山の晨明に関する童話風の構想」より一部抜粋)
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
Powered by "Samurai Factory"