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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2024.04.24,Wed
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Posted by norlys - 2014.11.13,Thu
先日ジムにて「Odyssey」というDVDを購入。

トポならば一生行くことのないであろう土地のものでも手を出してしまうのに(というほど多くはないけど)、クライミングの動画には余り食指が伸びなかったり。無料のクライミング動画を観ることは大好きなので、多少なりとも制作陣に貢献すべき...とは思ったりもするのですが。。

長いことどうしようかなー(買おうかなー)と、迷いながらも、なかなか決断できずにいましたが、近々ジェームス・ピアソン氏をフューチャーした動画が発表されるそうで、でもきっとDVDが日本で発売されるまでには間が空くだろうなぁ…とも思ったら、突然踏ん切りがつきました。えぇいっ、と。

「Odyssey」はHot Achesというイギリスはスコットランドのエディンバラにあるフィルムプロダクションから2012年の秋に発売されたもの。国内ジムで取扱いが始まったのはそれから1年後くらい、だったかな(うろ覚え)。
紹介文の冒頭は「アブないの好き集めました」w。UKトラッド全開です。フルスロットルです。

登場するのは4人のクライマー。イギリス人のトラッドクライマーであるジェームス・ピアソン、JPの奥さんでフランスはレユニオン島出身のキャロライン・シャバルディーニ、イギリス人女性として初めてE9を登ったスパイスガールなヘイゼル・フィンドレイ、オーストリア出身のアルパインクライマーハンスヨルグ・アウエル。彼らが一週間をかけて、イギリス各地のトラッドルートを登る様子を収めたロードムービー。

UKのトラッドクライミングは一種独特らしく、それがどういうものかは自分は体験したことがなく雑誌や動画で語られる断片を繋いで想像することしかできません。

以前イギリス山岳会主催のクライマーズミーティングに参加された方々の記録がRock&Snow誌にて掲載されていたを読んだり、動画で視聴したり、と。

割と最近では、Real Rock8に登場したヘイゼルの「Spice Girl」の章にて、ボールドなフリーソロでクライミング界を牽引するアレックス・オノルドが「彼ら(イギリス人)は岩が脆くても登る。濡れていても登る。(壁がボロ過ぎて)岩でなくとも登る」となんら大袈裟なそぶりもなくいつもの穏やかさで語っていました。

なるほど…そういうものなのだろうな…と(手汁)。

Odysseyに登場する4人のクライマーの組み合わせは、あくまでも憶測というか邪推というか、おそらくはスポンサーの兼ね合いもあったのだろうと思いますが(ウェアがTNFでシューズがスポルディバで統一。ギアは違うけど)、なんかねすごくいいです。

ジェームスさんは安定の飄々さ。それはもう絶望的に悪いでしょうよ…という場面でも。動画的にはもっと派手に強さや難しさをアピールしてもいいんじゃないかな? と思うけど(余計なお世話w)、声や表情ではなくその漲った前腕だけが彼のリアルを伝えてくれます。それにしてもJPさんのプロテクションワークは絶品です。

かつて初登したルートにてE12というEグレードの更新記録を発表し、その後再登したデイブ・マックリード氏が「なに吹いてんのwwE9程度だろ」と否定したことで大論争の渦中に引きずり出され、UKトラッドの舞台からいったん身を引いたものの、やはり自らの原点であるUKトラッドに還らずにはいられなかったJPさんの情熱をしかと拝見しました。

ヘイゼルさんもしかり。この方、本当に強い。めっちゃ悪そうな場面での集中力が本当にすごい。タイミング悪く指先が外れて「Shi××iiittt!」と叫びつつロングフォールしても、その直後にキャハハっと笑い飛ばせるメンタリティの強さに愕然。多くのクライマーならば、きっともっと世界の終焉がおとずれたくらいに絶望感を発散するであろう場面において、チャーミングに軽やかに笑い声が出せるんです。強すぎです。憧れます。

自称「石灰岩専門のスポートクライマー」なキャロラインさんは、ほぼ初めて(らしい)UKトラッド三昧にまみれることとなり、当初はそれがいかに恐ろしいクライミングであるかをストレートに伝えてくれます。けれども決して怯むことなくUKトラッドに順応し、他者の助けが決して届かない場面においては自分と闘うしかないのだという根っこの強さを見せてくれます。強い。そして実にオープンマインドでステキです。

ハードクラシックなルートのひとつである「Strawberries(E7)」を見事にオンサイト完登したハンスヨルグ氏は、噛み締めるように「信じられない。素晴らしいルートだ。このラインを見出し、ボルトを打たずに(1980年代に)登ったというのは本当にすごい」と語ります。UKトラッドネイティブではなく他国出身のクライマーであるハンスヨルグさんの言葉だけに、なるほどこれがUKトラッドの神髄なのか、と。しみじみ。

登場するクライマーの誰もが温厚で温和で穏やかで、クライミングにはアツく激しい、けれどあくまでも内に秘めて静か、なのです。
だからなのか、ぱっと見、あんまり盛り上がりません(そんなことはないかな…)。

イギリスのハードクラシックなトラッドルートを巡る旅なのに、各ルートの歴史的背景の説明もありません。場所とルート名とEグレードだけ。そもそもEグレードというグレーディングシステムに不慣れな自分には、きっとすごく大変で難しいことをしている筈なのに、あんまり良く分かりません(自分が不勉強なだけなのですが…)。

でもね、それがいいのです。語り過ぎないところが。台詞や文字で事細かに説明するのではなく、美しいイギリスの岩場の風景とやけに心臓に悪い登攀シーンを写すことがこの動画の目的なのだと思うので。

なぜこんなボロボロの壁をそんなことまでして登りたいの…? と、ふと思う時、あぁそっか、登りたいから登るんだよな…クライマーだから…クライマーなら、それは自然な欲求だよなぁ、とも思うのです。
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Posted by norlys - 2014.05.14,Wed
コングのジプシーの6番(青)、届きました。


その昔、Cassin社から販売されていたBlitzというギアと同じ構造なのだとか。
温故知新。

ジプシーのレビューは故新井裕己さんのサイトに詳しい記述がありましたので割愛。

ジプシーの6番のスペックと、ほぼ同等の対応幅を有する他社製のでっかいプロテクションを比較。

・KONG社のジプシー6番(青)のサイズレンジは92~205mm。485g、15kN。
・Black Diamond社、キャメロットC4・6番(緑):114.1~195mm、557g、14kN。
・Wild Country社、ヘリウムフレンズ・6番(緑):118~194mm、533g、14kN

・Trango社のビッグブロ 3番(緑)は135~203mm、263.7g、15kN。
・同4番(青)は191~305mm、348.7g、15kN。

こうして並べてみると、上の3つは対応幅と重量に大きな差はないような…。
むしろビッグブロの軽さが際立つ感じ。

先日名張を訪れた際に、ローカルの方がジプシーをお持ちで、色々とお話を伺ったところ(ありがとうございます)、なんでもそこのエリアにあるワイドクラックのルートでは非常に有効だとのことで、勢いでポチリ。

キャメやフレンズの6番だと遥か足元でランナウト必至となる場面でも、ジプシー6番ならもう少し上に決めることができる、前記2点よりも収納がコンパクト。また、BBよりもセットが楽なのだそう。

ジプシーの素材はアルミ合金。ナイロン×ダイニーマの付属スリングと、スリングをセンターに安定させるためのパーツのみ樹脂製。全体的にメカメカしい印象。変身ロボット系みたいな。

実際に手にすると、キャメ6と比べて「わ、軽い~」というほどの差はあまりなく。ただ、収納性はピカイチ。これならイザという場面でもポケットから…は出ないかw。

とはいえ、BBと同じように(使ったことはありませんが)、ジプシーもまた一度セットしてしまったら位置を動かすことは難しい様子。

BDのキャメロットだと、しばしばクラック内で身体を安定させた上でカムをずりずりっと上にずらしたりすることがあるけれど、ジプシーの場合にはココと決めたらそこでお別れ。

ともあれ。大きな割れ目にがつんと入れてみたくて、うずうずしている今日この頃です。
Posted by norlys - 2014.04.02,Wed
増税前の駆け込み滑り込み需要ということで、小さいナッツ(ストッパー、チョック)を買い足し。

WCのスーパーライトロックス#1、2、3と、BDのマイクロストッパー#5、6。
 
クラッククライミングは大好きだけど、いつまで経っても下手の横好きもいいところでまったく進歩なし…。

カム類でも小さいレンジが充実していて入手しやすい現在、敢えてスモールナッツを選択する場面は少ないかも。

ただ、アルパインや沢登りのようにボロい岩場だと、ある程度以上大きな割れ目の場合は岩自体がごっそり動いてしまいそうだったりするので、そういうところで活用できたらいいかなぁ…と。

WCのロックスはすでに1セットが手元にあって(昨年リコールになったので一旦返品し、結局後日再購入)、サイズレンジ的には同じく従来から使用しているDMMのウォールナッツもあるので、気になってはいたもののスーパーライトロックスを新たに購入する必要はないかな…と思っていましたが、「スーパーライトロックスの小さいサイズは、側面も活用できる」というような感想を先日の名張で聞き、ポンと背中を押されました(増税前だったので)。もっとも、うまくセットできるなら、の話ではありますが…。

#4から上のサイズはその形状から座りが悪くなりそうなので、とりあえず#1から#3まで。

ついでに、カモババの30%OFF期間に、同じく気になっていたBDのマイクロストッパーの上のサイズを2つ購入。HBブラスナッツに似た形状とのことで、オフセットしていて場所を選べばセットしやすそうな印象。

Wild Country - Superlight Rocks (アルミ合金) 
#1: 7.25/7 mm 4kN 10g
#2: 8/8.2mm 4kN 13g
#3: 9/9.6mm 6kN 15g
BD - Micro Stopper (銅/鉄混合素材)
#5: 9.4/7.4mm 6kN 15g
#6: 10.4/8.8mm 8kN 21g

5本まとめて手にしても計74g。とても軽いです。

サイズレンジが微妙にオーバーラップしているけれど微妙に違うというか。実際に試してみないことには分かりませんが。
これより小さいサイズだと、自分にはセットがシビア過ぎるし、スペック上はともかく見た目も儚げ過ぎてメンタルが折れそうなので。

気持ち的に慣れないとイザという時に使えそうにないので、今のところ手元に置いて暇があれば手にとっていじくってます。

***追記***
パッシブプロテクションについてちょこちょこと検索していたら、たいへんすんなり納得できる記事があったのでペタリ。

Passive Protection Buying Guide - How to Buy Passive Pros

そういえば。
過去に「カムを買おうと思うのだけど、ナッツも一緒に買うべきですか?」という質問を受けたことがあって、その都度なんと返答したものかチョイと悩みました。

そっかぁ、迷うものなのか…と。(自分の場合は、迷うことなく最初から揃えるものだと思い込んでいて、あちこちのショップのレビューを巡回して買うモノを決め打ちしていたので…)

「とりあえず最初は上手い人と一緒に登りに行くだろうから、その人がナッツを持っているだろうから最初はなくても大丈夫かも。でも、カムに比べたら安いものだから、予算が許すなら一緒に買っておいてもいいかもよー」とか、適当にお茶を濁した風の回答をした気がしますが、今度訊かれることがあったら、このページの内容を丸パクリしようと思います(笑)。
Posted by norlys - 2012.03.28,Wed
かもばばのセールで衝動買い。。

328672508323.jpg










緑のリンクカム。
メカメカしくて細部まで精巧な造りでうっとり…。

シン〜タイトハンドまでカバーしてくれる(はず)のサイズレンジなので、いざという時の心強い味方になってくれることを期待。

さてはて…。

そういえば。

カムをメンテ(お湯洗い&シリコンスプレーをさしてタオルドライ)していたら、メトリウスのオレンジのケブラーコードが若干損傷しているのと、キャメロットの#0.3のスプリングワイヤーが外れていることに気づきました。

どちらも今すぐなんらかの支障が生じるわけではないけれど(ケブラーコードは接着剤で補強して様子見てダメそうだったらリペアに出せばよいし、ワイヤーが外れているのは戻すだけだし)、「小さいカムは消耗品」という言葉が脳裏をよぎりました。お安くはないものなのに...とほほ。
Posted by norlys - 2012.03.14,Wed
Petzlから今年、新たに販売されたルベルソ4とマイクロトラクション。
IMG_0154.JPG
流行とかファッションとかモードとかトレンドとか、そういう世の中の潮流とは道を違えど、山道具業界も技術の変革がどんどん進むので、追いかけるだけでひーひー…。

や、別に追いかけなくてもいいんですけどね。。単に新しいモノ好きなので思わず衝動買い。。

ルベルソ4はオレンジ、レモン、ライトグレーの3色展開ですが、この度購入したのはペツルオレンジ。

アンジュカラビナやグリグリ2でも用いられているこのオレンジと水色の2色は、「ステキッ。さすがおフランス製だわっ!」と思わせる色だしで、ほれぼれ(でもパッケージを確認したらMade in UKでした^^;)。

[MEMO]ルベルソ4の基本スペック:
・重量:59g (現行オートブロック(セルフブレーキ)機能付のビレイデバイス/ディッセンダー)の中で最軽量。
・ロープ対応径:ダブルロープ/ツインロープ-φ7.5mm以上、シングルロープ-φ8.9mm以上~10.5mm(11mmまで許容範囲by取説)

さて。「ルベルソ3」の読み方は「ルベルソキューブ」だったけれど、「ルベルソ4」は「ルベルソフォー」でいいのかしらん(謎)。

ルベルソ3と比べると、外観が少し大きくなった印象あり。それだけに、手に取ると「あらっ」と意外なほど軽い。確かに59gという重量は、ペツルのベルソ(57g)やBDのATC(50g)のような、オートブロック機能のないビレイデバイスと重量的にほぼ同じ。

外周の縁の部分のみ骨格的に厚みを残し、ボディ側面のパネル部分は薄い仕上がりで、ロープスロットからアタッチメントポイントに繋がる側面は肉抜き加工が施されています。

初代ルベルソの、あのシンプルでどこか無骨なフォルムと静謐なカラーリングを思い出すと、4代目は随分と遥か遠いところに来たなぁ…という感じ。なんというかこう、初代ルベルソがブレザーの制服姿の女子高生だとしたら、4代目は留学帰りで国際機関にお勤めのお姉様キャラという感じ。Tempo che passa... うむ。

まだ実践投入していないので使い勝手は不明ですが、概ねルベ3と変わらなさそうな気がします。つまり結局はATCガイド2011 に戻ってしまいそうな予感がなくもなく...(え)。
個人的に、ルベルソ4は(3も)キーパーケーブルがもう少し長かったら、多少カミカミやすさが減って操作性が上がるんじゃないかなぁ、と思うのですが。どうなんでしょう。

とまれ、早く実践投入してみたいところ。楽しみ。

/// 2012/3/19 追記。
ジムで1回、赤岳鉱泉で2日間、シングルロープのビレイ用として使用しましたが、ルベ4の使用感は予想よりも良かったです。特に9.8mm以下の細めのシングルロープとの相性が非常に良く、押さえ手の負担は少なく、しっかり止まるホールド感で、同時にロープの繰り出しはモタモタすることなく。
一度だけ9.8mmのシングルロープでセカンドのビレイをしましたが、表面加工により滑りのよいエーデルリッドのロープだったこともあり、セカンドのビレイにも不満なし。
10.2mm前後で外皮にたるみのある(膨らんでいる)シングルロープだと、スロットに差し込むのにちょっと苦労しますが、通ってしまえば操作性は問題なし。ルベ3、ATC Guideとの比較はまだ不明だけど、とりあえず予想以上にルベ4がよろしくて重宝しそうです。///

あと、ルベルソ4を購入する「ついでに」という感じでポチったマイクロトラクションですが、これいいわ~。
ものすごくコンパクトで軽い。なんと、たったの89g。ミニトランクション(165g)の約半分の重量で滑車効率が91%! スペック厨なので、もうそれだけで満足。
 
荷揚げを行うようなビッグウォールへ向かう予定はとんとありませんが、万が一のレスキュー用や登り返し用に持ち歩いてもまったく苦にならなそう。3分の1システム構築が楽しくなりそう! (て、予定はなし)。
もっとも、出番がこないことを祈りつつ携帯するという道具のひとつなわけですが...。あと、マルチピッチのお供は従来どおりKONGのDUCKかなぁ(え)。
Posted by norlys - 2010.09.08,Wed

昨日ジムで受付を済ませた後、うっかり勢いで新しいシューズを購入。
嬉しいので、久しぶりにブログを更新。

Oh my new shoes はミウラー ウーマン。今までファイブテンのクライミングシューズばかりだったので、初めてのSportiva。憧れのミウラーWですよ。衝動買いです。はい。でもまぁ、嬉しいな、っと。
なんで憧れかというと、やっぱり見た目がステキ&履いている人がみんなベタ惚れ、というたいへん流されやすい人間でございます。

新しい靴だよほらほーら、と見せびらかしたところ、普通のミウラーの虎配色よりも、ミウラーWの方が色使いがステキだという理由で「ほしいのだけどサイズがないんだよ~」と嘆く男性約2名に遭遇。ちょっと意外。
攻撃的でチカチカするカラーリングの方が気持ちアガルかと思っていたけど、案外、意外。

・MCS(マイクライミングシューズ。省略せんでも)遍歴

[1] ファイブテン モカシムオンサイト 4H ジム&外用
[2] ファイブテン アナサジベルクロ 4H 外用
[3] ファイブテン アナサジLV 6H ジム用
[4] ファイブテン アナサジベルクロ 4H 外用
[5] スポルティバ ミウラー ウーマン 35H ジム用(外にも使うつもり)
※自分の足長は実寸で22.5cm

他にも型落ちで安くなっていたSportivaのカタナとかMadRocksのシューズがあるけれど、いまいちサイズがきつめで絶賛お蔵入り中。もったいない。。
多少うまくなったらギンギンのきっついシューズを履けるようになるかと思ったら、むしろ、つくづく自分はノビノビサイズ万歳派であるという認識を深めるばかり。。
まぁ、フリーもマルチもアルパインも1足で済むので安上がりといえば安上がり(?)

以下、過去と現在のMCS(えー、マイクライミングシューズ。って、スペルアウトするなら省略形はいらんかったわ。とほほ)について思い入れと偏見に満ちたインプレ。

・ファイブテン モカシムオンサイト 
2回目に訪れた横パンのショップで購入。
初めてのマイシューズだけに、ネットであれこれ情報を検索し検討した結果、小林由佳さんプロデュースのファイブテンのモカシムオンサイトしかない、もうこれしかない! と鼻息荒く(嘘)ショップに乗り込み、ビギナーと侮られないようにドキドキしながら(自意識過剰)名指しで試し履き。予想通りのフィット感に内心大興奮し、迷わず購入。

モカシムOSこと通称ユカシムは、とても足入れが良くて柔らかくて快適。フォルムも色もシンプルにして洗練されていて、転がしておくだけで絵になるかわいらしさ。なのにジムでも外岩でもオールマイティー。かわいいのにできるヤツ。

ただ、足指を真っ赤に染め上げながら(単に革の色落ちが激しいため)ジムに外岩に履き続けたら、トウ部分のアッパーがだんびろになってしまいました。自分の足は極めて甲高幅広なので、最後にはしゃもじ? と見まごうほどにビロビロに。。

もし今度リピ買う機会があったら、最初にアッパー部分に塗りゴムを盛って伸び止めを施したいかも。

・ファイブテン アナサジベルクロ

その後、無敵の外岩シューズと名高いアナサジベルクロを購入。モカシム系に比べて剛性が高いためかエッジングが効いて立ちこみやすい。あと、布製のライニングがある&二本締めベルクロのお陰でだんびろになりにくい(嬉)。溺愛。

初代アナサジを外岩で使い続けていたらトウのラバーにぽっちり穴が開いてしまったので、慌てて2代目アナサジを購入。
初代と2代目ではモデルチェンジ過渡期とモデルチェンジ後、ということで、微妙に作りが違うような気が。もっとも、ファイブテンの靴は個体差が激しいらしいので、そのためかも。

あと、ファイブテンの靴はヨーロッパ製の靴に比べると作りがイマイチ粗雑…と評されることが多いけれど、ヨーロッパ製のシューズを履いたことがなく、比較のしようがない(なかった)。クラックに足ジャムを突っ込んだら縫製が解れたことがあるくらい。踝もがっつり傷だらけになったので仕方なし。とびきりラフな扱いを受けていることを考えると、それなりに丈夫だと思う。

・ファイブテン アナサジLV

モデルチェンジでお買い得になっていたので迷わず購入。完全にジム専靴で、外岩に連れて行ったことがない。
アナサジベルクロと比べると、トウ部分がややセンター寄りの先細。(普通の)女性の足指は細いから? なんでしょか。
自分は極めて頑丈そうな先太タイプの足指なのでターンインしている方が好き。登っている時はまったく差を感じないけれど、視覚的にになんとなく微妙なずれを感じる。なんでかな。

初代アナサジは、すでに3回リソール済。ONYX>C4(4mm)>ONYXの順。
花崗岩なら断然ONYXだけど、ジムだと弾かれてしまう感じがするので、ジム用ならC4の方が好み。
アナサジLVはリソール2回。C4(5mm)>C4(4mm)。最初はお得感の高い5mmにしたけれど、硬さが気になったので次は4mmに。

ソールの違いは実に微妙で、どちらかというとその日の体調とか体重とかモチベーションとか、そういうファクターの方が影響が大きいのだけど、わずかとはいえ違うなぁ~と、ほんのり思う。

あとONYXラバーは花崗岩だと素晴らしく「粒に乗れる」感があるものの、ジムのつるんとしたホールドとか、石灰岩とか城ヶ崎の岩場だと時々ツンツンと弾かれてしまう感じ。単に足使いが下手なだけかもだけど、ショップのお兄さんが同じようなことを言っていたので、同じ印象を持つ人が多いのかも。

で。

・ミウラーウーマン

まだ1回しか履いていないので、もしかしたら後日印象が大幅に変わるかもしれないけれど。。

さすがはロングセラーの女性モデル。ダウントウは苦手…と思っていたのに、意外にもダウントウを感じさせない柔らかさ。柔らかいけれど全体の剛性は高く、足全体がしっかりと包まれている感高し。
また、ややターンインしているお陰で親指にぎゅっと力が入るのが嬉しい。
ビブラムXSグリップラバーソールは見た目硬そうなのに触るとネチッとしていて、噂のエッジング能力に加え、スメアも得意そう。とにかく「お、こんなところにも足が置けるんだ!」という印象。

まぁだからといって、途端にグレードがアップするわけではなかったという残念なオチながら、今まで愛用していた靴のほかにも足型の合う靴が見つかったことは、今後の選択肢が広がったということでたいへんにヨシヨーシ、なのです。

***
9月14日 シューズのサイズを訂正。現物を確認したら見事に間違い。。(アナサジLVとミウラーW)

通常の靴と違ってクライミングシューズは捨て寸ナシの実寸サイズでフィッティングするのだから、実寸サイズを明記してほしい。。
ましてや、EUサイズ、USサイズ、USレディースサイズ…とあると、なにかとややこしくて困る。。

Posted by norlys - 2010.06.23,Wed
先週思わず海外通販でぽちったギア類が本日に到着。

100623_153844.jpgBlack DiamondのキャメロットC4、#5と#6。それとワイヤードヘキセントリック(#4~#10)。あとはカラビナを買い足し少々。先日小川山で岩の上に落としてしまい新しいOzビナを1枚ダメにしてしまったので。

デカキャメは店頭で見たときにも大きいな~と思いましたが、改めて手に取ってみてもやはり、

すごく…大きいです…

キャメ#6になるとほんとうに大きいし、重量もなかなか。。これが必要! とあらかじめ分かっているルートでないと担ぎ上げるのがしんどそう(<-軟弱)。
一方でキャメ#5は、場所によるけれどそこそこ出番が多そう。

ヘキセントリックは使いこならないことにはお話になりませんが、シンプルな構造で軽量なので、うまく使えるようになりたいものです。

SLCDが広く普及する以前、または当時のSLCDが高価でなかなか手が出ないよというクライマーさんたちは主にこのヘキセンでクラックを登っていたそうですが(で、怖かったのでSLCDの購入を決意したというこぼれ話もあったり、とか)。。

こうやって並べてみると、重量を強度の均衡を図るようデザインされたシンプルにして機能的な形状と、メタリックでビビッドな色がとてもキレイ。眺めているだけでもうっとり(なんか違う…)。
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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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