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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2024.11.28,Thu
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Posted by norlys - 2008.10.02,Thu
妙高火打山にある高谷池ヒュッテのサイトを見てビックリ。

なんでも小屋に宿泊された方から後日苦情メールが届いたそうで。
お客様からの苦情文と、小屋からのお詫びと説明の返信、それに対するお客様から返信というやりとりがまるっと掲載されていました。

宿泊した方からの苦情」(2008/08/06)

ビックリしたのは、お客様の苦情の内容があまりにヒドいから。
クレーマーというか、モンスター登山者というか、なんというか。。

上記リンクに全文があるけれど、お客様からの苦情の内容がまぁ、なんというかとてもすごいので、コピることにする。
-----------------------------
先日、念願の火打山、妙高山に登り、高谷池、天狗の庭もすばらしい所で感激をいたしました。
ところが、高谷池ヒユッテの宿泊者に対する対応の悪さにおどろきました、これまでに北アルプス等のたくさんの小屋を利用していますが、ヒユッテほどひどい所はありません、
○トイレを夜、女性が一人で利用するには、照明がなく、怖くて行くことができません。
○トイレの仕様した紙の持ち帰りになっていますが、小、は良しとしても、大は、非常にこまります。小屋に宿泊している以上小屋で処理をしてほしいです。
○食事について、山小屋でご馳走など期待しませんが、あまりにもおそまつです、特に朝の中華丼、お湯のような味噌汁にはあきれました。
○照明が朝食の時間になっても、部屋の照明が付かず、身支度もできません。非常時に対応できないとおもいます
○缶の持ち帰りは、ないとおもいます。
以上のこと意外にもありますが、利用者に対して気持ちが入っていません、市の施設だからでしょうか?
あまりにもがっかりしてしまいました、紅葉の時期にと考えましたが中止します。山仲間にも高谷ヒユッテの内容について話たいと思います。
-----------------------------

この苦情の内容はいったい。。
このお客様はいったい。。

ぽかーん。。( ̄▽ ̄;)

なぜこのお客様は、登山者の基本装備たるヘッドランプを持っていないのだ(持っていたとして灯りが乏しいなら、もっと高性能なヤツに買い換えろ)。なぜゴミの持ち帰りを厭うのだ。
なぜ山の中にも関わらず屋根の下で布団で眠れることができトイレがあり、自ら担ぎ上げる苦労をせずとも食事やビール(なんだろう、たぶん)が供されることを幸いとしないのか。

「お金を払っているのだから」サービスを享受できて当たり前ということなんだろうか。
高谷池ヒュッテは素泊まり4,000円、1泊2食で6,500円也。北アルプスの山小屋と比べたら、割安な方だと思う。
市の施設なので補助金が出ているとは思うけど、それでもウハウハ丸儲けというわけではないのでは。。

また、高池谷ヒュッテからの返信を読む限り、ヒュッテ側では環境保護と登山者へのサービスのバランスをできる限り両立させるべく努力を重ねているように思えます。

確かに食事や設備、サービスの良し悪しが山小屋の評価を左右している点は否めません。
自分だって同じお金を払って泊まるなら、できるだけ清潔でスペースもゆったりで食事もおいしくてスタッフがテキパキと対応してくれるような山小屋だといいな~とは思うけど。でも、すべての希望が満たされるのが当たり前だとは思わないけどな。

山小屋はリゾートホテルではないしな。
環境保護の観点から言えば、登山者なんてただの破壊者だもんな。

そらまー、ルールを知らずに訪れて、小屋で初めて使用済みトイレットペーパーも自分でお持ち帰りヨロシクという規則を知ったとしたら自分もまたびっくりするような気がするけれど、それを不満として苦情を入れるのはなにかが根本的に間違っているような。。
(トイレットペーパーと持ち帰り袋はトイレに備え付けられているそうです。ここまで小屋がしてくれるなら、ここから先は自分で努力してもいいんじゃないのかな)

「念願の火打山、妙高山に登り、高谷池、天狗の庭もすばらしい所で感激をいたしました」と仰るのなら、そのすばらしい場所を守るためになにをしたらよいのか、なにをしてはいけないのか、真剣に考えようぜ。なぁ。

高池谷ヒュッテの方が、この「お客様」からの苦情メールのやりとりを掲載することを決めたのは、このお客様が決してたったひとりの例外エラー的な存在だからではなく、似たようなモンスター登山者が潜在的に蔓延しているためかもしれません。

それはただの推測に過ぎませんが、もしそうだとしたらたいへん恐ろしく、また残念なことです。

受け止め方は人それぞれだと思いますが、自分としては高池谷ヒュッテの意見を支持します。
そして、「山を愛する」と称する多くの人たちが、今一度自然に対してできる限りローインパクトであることに努めるよう願うばかりです。(自分もがんばろ。。)
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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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