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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2024.11.28,Thu
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Posted by norlys - 2008.10.02,Thu
週末は、山の会の行事である集中山行(といっても集中しない^^;)として、谷川の西ゼンで沢登り。
さすがに人気の沢だけありかなりたくさんのパーティが入渓していましたが、開放的なスラブの沢ということもあってか特に渋滞もなく快適。

スケールの大きいスラブは写真で見る以上に圧巻。夏の終わり、秋の始めの沢をのんびりと満喫しました。

コースタイムはこちら。

(2008/09/28 谷川 魚野川仙ノ倉谷 西ゼン、天気:曇り、メンバー 6名)

6:12 歩き出し
6:30 バッキガ平 吊り橋
7:20 毛渡沢渡渉点。入渓準備。遭難碑を越えた地点から入渓。狭い。
しばらくゴーロ歩きが続く。
8:22 10mナメ滝 左岸上部草付すれすれのライン
8:30 5mナメ滝 左岸巻き道(カマがでかい。暑い日はカマに入ってナメを直登するのもありかと)
8:35 東ゼン出合、休憩
8:50 25mナメ滝下部
9:00 25mナメ滝上部
9:06 6m黒いチムニー滝 右岸滝よりのフレーク沿い登る
9:20 第1スラブ下部 右寄りの草付を拾いながらほぼ直上(黒コケがやけにぬめる)
9:35 第1スラブ上部
9:40 第2スラブ下部、2段15m滝下、左岸を高巻き
9:52 ハーケンがあり、草付帯に向かってロープを出す
10:20 直上ルートに変更。バンド帯まで直上し潅木帯を水流沿いに斜上
10:45 第2スラブ、水流をトラバース。右岸に渡り岩場で休憩。乾いた岩場の登りは快適
11:10 6m滝 右岸コンタクトライン階段状
11:28 4mスダレ状滝 右岸コンタクトライン階段状
小滝がいくつか続く。一気に源流の様相となる
11:42 二俣。右俣に入る。笹に覆われる
11:55 休憩。ヤブ漕ぎ開始。踏み跡明瞭
12:30 ちょっとした広場あり
12:57 登山道に合流、大休止。沢装備解除。ガスが湧いてくる。
13:25 下山開始(平標新道)。途中見える西ゼンが圧巻。
15:30 毛渡沢渡渉点
16:10 吊り橋。沢靴、スパッツを洗って靴を履き替え。
16:45 駐車場

前夜に林道終点のゲート前駐車場にて車を停めて宴会。

今回の食担はY氏。まずはカプレーゼのアンティパストから。
ビーフンやナスとベーコンの炒め物や炭焼きやらのご馳走が並び、お酒がつるつる進んでしまう。

上空から寒気が入り込んでいるためぐんぐん気温が下がり、背中が寒い。
なんでも宴会の時点で7度まで冷え込んだとか。あぁ、夏は遠くになりにけり、ですな。

翌朝は5時に起床。夜中から早朝にかけて沢屋さんや釣り師の車が次々に駐車場に到着していました。
準備をしている間にも西ゼンに向かう2パーティを見送り、なんだかんだで6時10分過ぎに出発。

P9280153_s.JPGしばらくは林道を歩くこと10分少々。事前にネットで情報を収集した際に何度か目にした「例の吊橋」(深い意味はナシ)を渡り、仙ノ倉谷を渡渉。

ぬかるんだ登山道を歩いていくと7時20分に毛渡沢の渡渉点に到着。ちょうど先行パーティが沢装備の準備を終えようとしているところでした。自分たちもここで沢装備を装着。数日前から体調がすぐれずにいたY氏はここで引き返すことに。残念。

毛渡沢を渡り、遭難碑の奥の沢から入渓(遭難碑手前と奥の水流はすぐ上で合流)。
入口部分は、この先にどでかいスラブが控えているとは思えないほどにちっぽけな印象。
しばらくはなんの変哲もないゴーロ歩き。水はとてもキレイだけど、もはやこの気温では水の中にドボンしたい気持ちにはならんな。

しばらくすると目の前が開け、最初のナメ滝が登場。ナメ滝下には大きな釜があり、暑い日なら釜を泳いでナメに取り付きたいところだけど無難に右岸を歩いて越えました。その先のナメ滝は黒コケがついていてヌメる上に逆層気味なのでこれまた無難に右岸の樹林帯を抜ける高巻きルートで越え、東ゼンとの分岐にて休憩。

ざっくりとむき出しになった一枚岩の岩盤。空が広く、とても開放的な空間。

沢靴のフリクションを頼りに傾斜の緩いナメをひたひたと登っていくと、6mチムニー滝に到着。黒いコケがびっしりで全体にヌメヌメ。先頭を歩くEさんに習い、滝の左の壁にあるフレーク伝いに登り草付き地帯に抜ける。

P9280200_s.JPGチムニー滝を越えると第1スラブに到着。広い岩盤がすらりと上に伸び、真ん中を水流が迸る。草付き箇所を繋いで登る。
水流のない染み出し箇所はコケが生えていてヌメっぽいし、草はプチプチ切れる細さで頼りない。特に悪いところはないけれど、徐々に高度が上がるとなんとなく不安。

←第1スラブを上から眺めたところ。

第1スラブの傾斜がなくなると、すぐに目の前に高度のある滝が現れ、第2スラブが始まる。

2段15m滝の左岸の潅木帯を直上する高巻きルートを登る。ふと下をみると、後続パーティが滝の右岸を登っていく。う~ん、こわそうだな。。
とはいえ、高巻きルートも足元が悪いところがあるので、どっちもどっちかも。
傾斜は緩いので、しっかりと足場を確認しながら用心深く進めば問題ないけれど、万が一つるりと足を滑らせたら The End (of life...gkbr)。

P9280244_s.JPG潅木が途切れたところで岩のリスにやや古いハーケンが打ってあるのを見つけ、Eさんがロープを出して水流の方へロープを伸ばす。5mほど真横にトラバースしたもののどうも足元がかなり悪いようで、なかなかその上の潅木帯に進めず苦労している様子。

←第2スラブの途中。人がちっさく写っております。
スケールでか。



ふと上を見ると割合すんなりと横断できそうなバンドがあったので、Eさんに戻ってきてもらい直上ルートの変更。(おそらくこのハーケンもトラバースではなく直上ルート用だと思われ。傾斜は緩いとはいえ、なにしろ落ちたら何十メートルもの奈落の底へ。。到底助かるとは思えない)P9280253_s.JPG


草付き帯を斜上しつつ水際に近づき、滝をトラバースして右岸に。
乾いた岩場はとても歩きやすい。

下から見上げると威圧感あるけれど、その場に立つと案外傾斜が緩くどんどんと登れてしまう。

←第2スラブ中間点(右岸)から上を見上げたところ。
見上げる限り、岩、岩、岩。すごいです。





P9280271_S.JPGあっという間に第2スラブ上部の6m滝に到着。
滝の左側のコンタクトラインを登り、ついにスラブ帯終了。

いくつかの小滝を越えて、二俣を過ぎるとぐんと水が少なくなり、源流の雰囲気が濃厚に。

行く手が笹に覆われ、水が伏流になったところからヤブ漕ぎ開始。
踏み跡は明瞭だけど、ヤブ笹が濃いのでてこずる。

途中から傾斜が厳しくなり、掴んだ笹を頼りにぐいっと登り続ける。
笹の根が滑るので手を離すわけにはいかず、爪先立ちで立ち込むので、腕とふくらはぎが疲れる。。




P9280300_s.JPG高度が上がるにつれて徐々に笹の背が低くなり、振り返ると平標山頂から続く一面の笹の平原。漕ぐにはしんどい笹藪も、遠目に見るとなんと幻想的なこと。

笹藪が切れて地糖が現れると、その先に平標新道の登山道。
登山道脇で大休止をし、平標新道を下山。






P9280337_s.JPGしばらくの間、登山道の右手にさっきまで登っていた西ゼンの滝が見える。硬い岩盤の山塊を、冬の間にどっさり積もった豪雪が締まってできた雪渓がごりごりと削り取って生まれた地形なのだということがよくわかる。

平標新道はよく整備されておりとても快適だけど、刈られた笹の葉が滑るわ、ぬかるんだ道が滑るわ。。と、こけつまろびつしつつぼちぼちとのんびりと毛渡沢出合に戻り、今朝も歩いた登山道を逆にたどって駐車場に戻りました。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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