海の日の祝日を含む週末の3連休。北アルプスの北鎌尾根を歩いてきました。
後回しにすると、すっかり面倒くさくなってしまいそうなので、ざざっとコースタイムだけ列記。
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■前夜発:新宿(22:30)-穂高(4:30頃)-中房温泉(5:30頃)
■1日目:中房温泉(5:45)-第1ベンチ(6:30)-富士見ベンチ(7:30)-合戦小屋(7:53)-合戦沢ノ頭(8:17)-燕山荘(9:02)-燕岳山頂(9:45、寄り道しすぎw)-燕山荘(10:08、昼食)-燕山荘発(10:48)-蛙岩(11:16、げえろいわ)-大下りの頭(11:33)-切通分岐点(13:03)-大天井ヒュッテ(13:47)(泊)
■2日目:起床(3:00)-大天井ヒュッテ発(3:40)-貧乏沢入口(4:00)-雪渓歩き(5:13)-雪渓末端(5:31)-天上沢出会(5:55)-北鎌沢出会(6:23)-北鎌沢左俣に入り、引き返すことに(6:55頃?)-北鎌沢右俣分岐(7:07)-北鎌沢右俣途中の右俣への分岐(8:22)-雪渓下部(8:35頃?)-雪渓上部(8:45頃)-北鎌コル(8:52)
北鎌コル発(9:00頃)-P8(9:18)-P9 天狗の腰掛(9:55)-北鎌沢左俣源頭部(10:25)-独標トラバース箇所(10:45)-オーバーハング岩(10:55)-チムニー(11:05、独標上部は踏まずに、そのままトラバース)-P11(11:30)-P12(11:53)-P13(12:13)-クラック状岩を直登-P14(12:33)-P15(13:20)-北鎌平(13:45、横浜蝸牛山岳会のレリーフ有)-最初のチムニー(14:20)-山頂直下のチムニー(14:25)-槍ヶ岳山頂(14:33)
槍ヶ岳山頂(14:40)-槍ヶ岳山荘(15:20)-ヒュッテ大槍(16:00頃)(泊)
※行動時間 12時間20分(!!)
NOTE: P11などの小ピークは勘違いがあるかもです。
■3日目:起床(4:00)-ヒュッテ大槍発(5:15)-東鎌尾根-水俣乗越(6:55)-大曲-槍沢ロッジ(7:35)-横尾山荘(8:30)-徳沢(9:22)-明神橋(10:00頃?)-河童橋(10:35くらい。時刻記録用のカメラが電池切れにつき、不明><)
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北鎌尾根といえば、かの高名な「孤高の人」や「風雪のビバーク」などの小説の舞台ともなった有名なルート。
日本における難易度の高いバリエーションルートのひとつです。
厳冬期、残雪期に比べれば、夏期の縦走は気温も高く日照時間が長いこともあり比較的容易ですが、それでも行動時間の長さやエスケープルートがない点を考えると、そう易々と万人にオススメできるルートではありません。
未整備、道標なし(バリエーションルートだから当然ですが)、雪渓歩きあり、渡渉あり、ガレガレで浮石だらけの岩場登り下り、砂砂のトラバース、ひたすら体力勝負。
すべてはオウンリスクでお願いします。
で。今の気持ちを一言で表すと、「つ、疲れた」。
新たな経験を積んだからというよりは、より物理的に即物的に、激しい運動で新陳代謝しまくって身体中の細胞を全とっかえしたために、なんだか生まれ変わったような気分ですw
同行のツワモノ2名の歩みに励まされつつ、無事に歩きとおすことができました。
本当にありがとうございます。感謝、多謝。
メダルが貰えるわけでも、表彰されるわけでも、賞賛を浴びるわけでもなければ、義務でもなく、誰かに頼まれたわけでもないのに、
なぜ人は山に登るのでしょう
峻厳たる自然との叡智比べ? 限界への挑戦? ただの自己満足?
なんて、原点回帰。たぶん自己満足がFA。
詳細ログはまた今度。
ひとまず、3日目の最終日、東鎌尾根から眺めた風景をベースに貧乏沢の下降から槍ヶ岳までの行程をざっくり示すと、
大天井ヒュッテから約1Km南西にある標高2549m地点から貧乏沢をだだ~っと下降して天上沢出会(1774m)へ、
(赤線はイメージです。実際のルートとは異なります)
天上沢沿いに少し南下し、対岸の北鎌沢へ入り、
北鎌沢右俣を詰めて、北鎌コル(2470m)から稜線沿いに(トラバース含め)槍ヶ岳山頂(3180m)まで。
単純にピンポイントの標高差だけで考えても、775m(下降)+1406m(登り)。
。。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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