Climbing Internal Review

先日、谷川に向かう車中で、フェイス・クラック・スラブの3つのパターンにおける各自のRPグレードとMOSグレードについてInternal Review的な意見を交わしたところ、相対的な方向性の違い(端的に言えば得手・不得手)が顕著になって面白いな、と思ったのでした。

「小川山のスラブなら10bがチャレンジンググレードかな」と自分が言えば、まによん氏の反応は「うげっ」。
「クラックなら10aは一撃できるかな」とまによん氏が言えば、自分の反応は「いや、自分には無理だー」。

というわけで、自分なりのクライミンググレード現在地のまとめ。
もっとも、クライミングの結果は、その時点の様々な要素によって左右されるので、あくまでもふにゃふにゃとした目安～に過ぎないのだけど。

[1] フェイス(いわゆるジムっぽいルート)
・目標ルート：5.11b。もう半年くらいずっとここを狙っていて、ようやく最近射程圏内に捕捉できてきたような…。て、ほんと伸びが遅いよなぁ…自分。
・RPグレード：5.11a。外岩の実績だと11bも1本だけ登っているけれど、自分の中でのRPグレードは11a。
・MOSグレード：5.10b。実際には10cもいくつかMOSしているけれど、確実性においては10b。そろそろ10cも確実に落とせるようになりたいなぁ…
・絶対に落ちたくないグレード：5.10a。10aです(キリりッ)と断言できるのかどうか、正直一抹の不安が…(おいおい)。目安としては、RCCⅡのピッチグレードでⅣ＋～Ⅴあたりは確実にフリーで登れる程度でありたい、ということ。どちらかというとアルパイン志向なので、登れるグレードを押し上げるよりも、落ちないグレードを高めたいかな、と常々。

[2_a]スラブ(小川山的な花崗岩の)
・目標ルート：5.10c。でも実際にトライするかどうかはわからない…。やっぱり苦手なのかな。
・RPグレード：5.10b。一応登った、ハズ。まぁここまでは緊張するけれど、逃げ出しはしないと思う(本当?)。
・MOSグレード：5.10a。小川山的なスラブは、自分にとってグレード間のギャップが大きいのだな…と改めて実感。
・絶対に落ちたくないグレード：5.8。5.9でも落ちたくはないけれど、バランス崩して落ちるorランナウトで心が折れる可能性は否めないので。

[2_b]スラブ(クラシックなアルパインルートや凝灰岩とかの垂壁カチ系)
・目標ルート：5.11a、11b。小川山のスラブの11aは食指が動かないけれど、垂壁カチ系ならば…。頑張るかー…
・RPグレード：5.10c。スラビーなイレブン台って登ったことがないかもなぁ…。やはり苦手なのかな。
・MOSグレード：5.10b。ここは頑張りたいところ。
・絶対に落ちたくないグレード：5.10a。ここも頑張ろうとは思う。
「頑張る頑張る」と言い張っているところを見ると、やっぱりここが下手で苦手系なんだなと実感しきり。

[3]クラック(ワイド系を除く)
・目標ルート：5.10b。うふふ、言ってみただけ。うふふ。いや、本気だけど…
・RPグレード：5.10a。再登率は五分五分をキープしたいもので。
・MOSグレード：5.9。9と10aの間には深くて広い溝がある(ｷｯﾊﾟﾘ<- 弱そうｗ)。
・絶対に落ちたくないグレード：5.8。と断言できるほどの自信は若干…。
ワイド系だったら、5.8がトライしてもいいグレード、5.9がやや背伸びグレードかなぁ…と思われ。

はて。2年後にも同じくらいの地点にいそうな気がしなくもなくもなく。。
むしろクライミングから遠く離れてグレードが落ちてしまう可能性もあるわけですが、とりあえずイマココ! 的な意味で書き出してみることは面白いな、と(自己満足)。