Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2014.05.13,Tue
週末は瑞牆の十一面末端壁へ。
思い返せば2010年の夏に初めてここを訪れ、調和の幻想の1P目をフォロー。
次の機会は去年の2013年秋。調和の幻想の1P目をリード。翌週は調和の幻想6Pをつるべで登ったのでした。
で、4回目の末端壁。未だ自分にとっては敷居の高いエリア。
幸いなことに土日両日とも空いていたので、のんびりと寛ぐことができました。
土曜日は調和の幻想1P目をワイドムーブで登り(今まではワイドの右側のクラックをメインに登っていたので)、空いているのをよいことにT&Tにトップロープを張って練習。
この日はとにかく風が冷たく、陽射しは溢れんばかりだというのに、岩も冷え冷えで調和のワイドパートでは指先がかじかんで感覚がなくなってしまい辛かった…。
T&Tは末端壁の中ではかなり短いルートで、ハンドからフィンガーサイズが連続する薄被りのルート。コンタクト面が小さいので、岩の冷たさもさほど気にならず。
フィンガージャムもフットジャムも下手くそな自分なので、TRでも剥がされまくり。
けれど、最後の最後にガバのスロットを見落としていたことが判明したので、もう少し登りこんだらもしかしたら…(捕らぬ狸)。
そもそもT&Tを触ってみたいな…と思ったのは、名張のサニーサイドで見たフィンガークラックのルートがあまりに美しかったから。
フィンガーは苦手だわフットジャムも下手くそだわで、今の自分ではとてもじゃないけど歯が立たない…だけど、いつか登れるようになりたいな…と。
あまりに遠い道のりで、そこに辿り着ける日がくるのかは分かりませんが。
かくして、俄かに個人的フィンガー祭り開催。
フィンガーサイズのクラック場合は、ハンド~フィストのルートと比べると動きも技術も若干繊細さが必要で、極力一発でしっかりジャムを決めないと、無駄にパワーを消費した挙句剥がされてしまって、とにかく悪いことづくめ。
順手か逆手かを過たず、きちんと正確にフィンガージャムやサムカムを決めて、クラックの形状に合わせてフットジャムを的確に捻じ込まないといけないので、上を見たり下を確認したりと意識しなければならない範囲が(自分には)広くて、集中力も試される感じ。
でも、外からは見えない割れ目の中を探り探り、色々な指先の形をフィットさせてみてムーブを組み立てていく中で、最後にはリードでトライしても無謀そうではない感触が得られたのでよかったです(気のせいかもだけど)。
日曜日は同じく調和の幻想1P目でアップをし、T&Tをトップロープで練習し、まに氏が見事にRP(おめでとうございます!)したアストロドームをトップロープでお触り。
アストロドームを4年前にTRで触らせてもらったときには全然歯が立たず…で、「アルファベットを覚えただけでいきなりネイティブスピーカーと会話」みたいに、わけがわからないよ…だった印象が鮮明。
今回改めて触ってみたところ、1便目はやはりジャミングの効かせどころがわからずで途切れとぎれ。やっぱり難しいなぁ…。とはいえ、アルファベット覚えたて…よりは少しだけ進歩して、単語くらいは聞き取れるようになったかも…な感じ(苦笑)。
本当にステキなルートなので、いつかちゃんと登れるようになりたいな…。
頑張ろう、うん。
それにしても。瑞牆はやっぱりステキ。
ずっしりとギア満載のザックを背負い喘ぎながらもてくてくとアプローチを歩き、森の緑に包まれたざらりとしたまたはすべやかな感触の白い花崗岩の岩壁の前に立ちすくみ、そのルートの格調と敷居の高さに緊張しまくり、必死にもがきながら登り、振り返る景色に感嘆し、夕暮れ間近の茜色の景色の中をとっとこ下る、その行程のすべてがいい。最高。
***今回登った(触っただけ)のルート***
2014/05/10
/*瑞牆 十一面末端壁
・調和の幻想1P目(5.9 NP)-再登。初めてワイドから直登。岩があまりに冷たくて感覚がなくなってしまい辛かった…。ともあれ、ワイドから登る方が個人的に好みかも。
・T&T(5.10d NP)-TR。調和のテラスから取付き。ぽろぽろ剥がされながらも、色々と探る内にどんどん面白くなってきました(ほんと)。今の自分はまだまだ下手くそで、一手でも間違えたらリカバリーできない。つまり限界(越え)グレード。フィンガーサイズだと指先と足元の効かせどころが(より大きなサイズの割れ目よりも)ピンポイントで、頭上と足元の両方に意識を配らねばならず、とても集中力が必要とされる感じがする。
・T&T(5.10d NP)-TR。少しずつムーブを整理。
・T&T(5.10d NP)-TR。練習あるのみ。このクラックが家やジムにあったら最高なのに…。
2014/05/11
/*瑞牆 十一面末端壁
・調和の幻想1P目(5.9 NP)-フォローで。
・T&T(5.10d NP)-TR。中間部までは繋がったけど、上部でぽろり。
・T&T(5.10d NP)-TR。お疲れで高度低下。
・T&T(5.10d NP)-TR。再び中間部までは繋がったけど、抜け口手前で良いポイントを見逃してたことが発覚…。もっと早く気が付きたかった…うう。
・アストロドーム(5.11a NP)-バンドまでTR。途切れ途切れ。傾斜がきびしー。
・アストロドーム(5.11a NP)-バンドまでTR。核心までは繋がった…かなぁ。(自分には)核心の左手フィンガーを決める位置の少し上のクラック内部にこうもりが住み着いていて癒された。
・アストロドーム(5.11a NP)-TR。回収便で終了点まで。核心箇所で2テン。微妙な差異なのだけど、ここをきっちり決めないと次のムーブが起こせない。お疲れフィジカル&メンタルには上部も悪い。TRなのに…。
思い返せば2010年の夏に初めてここを訪れ、調和の幻想の1P目をフォロー。
次の機会は去年の2013年秋。調和の幻想の1P目をリード。翌週は調和の幻想6Pをつるべで登ったのでした。
で、4回目の末端壁。未だ自分にとっては敷居の高いエリア。
幸いなことに土日両日とも空いていたので、のんびりと寛ぐことができました。
土曜日は調和の幻想1P目をワイドムーブで登り(今まではワイドの右側のクラックをメインに登っていたので)、空いているのをよいことにT&Tにトップロープを張って練習。
この日はとにかく風が冷たく、陽射しは溢れんばかりだというのに、岩も冷え冷えで調和のワイドパートでは指先がかじかんで感覚がなくなってしまい辛かった…。
T&Tは末端壁の中ではかなり短いルートで、ハンドからフィンガーサイズが連続する薄被りのルート。コンタクト面が小さいので、岩の冷たさもさほど気にならず。
フィンガージャムもフットジャムも下手くそな自分なので、TRでも剥がされまくり。
けれど、最後の最後にガバのスロットを見落としていたことが判明したので、もう少し登りこんだらもしかしたら…(捕らぬ狸)。
そもそもT&Tを触ってみたいな…と思ったのは、名張のサニーサイドで見たフィンガークラックのルートがあまりに美しかったから。
フィンガーは苦手だわフットジャムも下手くそだわで、今の自分ではとてもじゃないけど歯が立たない…だけど、いつか登れるようになりたいな…と。
あまりに遠い道のりで、そこに辿り着ける日がくるのかは分かりませんが。
かくして、俄かに個人的フィンガー祭り開催。
フィンガーサイズのクラック場合は、ハンド~フィストのルートと比べると動きも技術も若干繊細さが必要で、極力一発でしっかりジャムを決めないと、無駄にパワーを消費した挙句剥がされてしまって、とにかく悪いことづくめ。
順手か逆手かを過たず、きちんと正確にフィンガージャムやサムカムを決めて、クラックの形状に合わせてフットジャムを的確に捻じ込まないといけないので、上を見たり下を確認したりと意識しなければならない範囲が(自分には)広くて、集中力も試される感じ。
でも、外からは見えない割れ目の中を探り探り、色々な指先の形をフィットさせてみてムーブを組み立てていく中で、最後にはリードでトライしても無謀そうではない感触が得られたのでよかったです(気のせいかもだけど)。
日曜日は同じく調和の幻想1P目でアップをし、T&Tをトップロープで練習し、まに氏が見事にRP(おめでとうございます!)したアストロドームをトップロープでお触り。
アストロドームを4年前にTRで触らせてもらったときには全然歯が立たず…で、「アルファベットを覚えただけでいきなりネイティブスピーカーと会話」みたいに、わけがわからないよ…だった印象が鮮明。
今回改めて触ってみたところ、1便目はやはりジャミングの効かせどころがわからずで途切れとぎれ。やっぱり難しいなぁ…。とはいえ、アルファベット覚えたて…よりは少しだけ進歩して、単語くらいは聞き取れるようになったかも…な感じ(苦笑)。
本当にステキなルートなので、いつかちゃんと登れるようになりたいな…。
頑張ろう、うん。
それにしても。瑞牆はやっぱりステキ。
ずっしりとギア満載のザックを背負い喘ぎながらもてくてくとアプローチを歩き、森の緑に包まれたざらりとしたまたはすべやかな感触の白い花崗岩の岩壁の前に立ちすくみ、そのルートの格調と敷居の高さに緊張しまくり、必死にもがきながら登り、振り返る景色に感嘆し、夕暮れ間近の茜色の景色の中をとっとこ下る、その行程のすべてがいい。最高。
***今回登った(触っただけ)のルート***
2014/05/10
/*瑞牆 十一面末端壁
・調和の幻想1P目(5.9 NP)-再登。初めてワイドから直登。岩があまりに冷たくて感覚がなくなってしまい辛かった…。ともあれ、ワイドから登る方が個人的に好みかも。
・T&T(5.10d NP)-TR。調和のテラスから取付き。ぽろぽろ剥がされながらも、色々と探る内にどんどん面白くなってきました(ほんと)。今の自分はまだまだ下手くそで、一手でも間違えたらリカバリーできない。つまり限界(越え)グレード。フィンガーサイズだと指先と足元の効かせどころが(より大きなサイズの割れ目よりも)ピンポイントで、頭上と足元の両方に意識を配らねばならず、とても集中力が必要とされる感じがする。
・T&T(5.10d NP)-TR。少しずつムーブを整理。
・T&T(5.10d NP)-TR。練習あるのみ。このクラックが家やジムにあったら最高なのに…。
2014/05/11
/*瑞牆 十一面末端壁
・調和の幻想1P目(5.9 NP)-フォローで。
・T&T(5.10d NP)-TR。中間部までは繋がったけど、上部でぽろり。
・T&T(5.10d NP)-TR。お疲れで高度低下。
・T&T(5.10d NP)-TR。再び中間部までは繋がったけど、抜け口手前で良いポイントを見逃してたことが発覚…。もっと早く気が付きたかった…うう。
・アストロドーム(5.11a NP)-バンドまでTR。途切れ途切れ。傾斜がきびしー。
・アストロドーム(5.11a NP)-バンドまでTR。核心までは繋がった…かなぁ。(自分には)核心の左手フィンガーを決める位置の少し上のクラック内部にこうもりが住み着いていて癒された。
・アストロドーム(5.11a NP)-TR。回収便で終了点まで。核心箇所で2テン。微妙な差異なのだけど、ここをきっちり決めないと次のムーブが起こせない。お疲れフィジカル&メンタルには上部も悪い。TRなのに…。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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