週末は今シーズン6度の城ヶ崎へ。
特にどこのルートを狙うわけでもなく、クラックを登りたいな、と。
そんなわけで、城ヶ崎通信を手にあちらこちらとマイナーエリアめぐり。
土曜日はカメノテに向かう途中で、ふらりとイソギンチャクボルダーエリアへ立ち寄り。
「ボルダーエリア」とはいうものの、特にBoulderは見当たらず。左岸に短いクラックがいくつか。ここはどうだろう、あれはどうだろうと、登れそうなルートを見定めて、適当に登ってみる。
アップのつもりが、上部がハングでやけにボルダーチック。スタンスがあるのでよかったけど。
その後、カメノテに移動して、2年前に登った「晦日(5.8 NP)」を再登。
スタンスがたくさんあって、とても楽しく快適。2年前のへぼへぼな自分がよくまー登ったものだなぁ。。と、しみじみ。ま、今だにへぼへぼですが(涙
続けて「ニコちゃんジャム(5.9 NP)」をトライ。ジャミングを信じて立ちこむワンポイントが奮闘的。以前のグレードは5.8だったらしい(晦日は5.7)。昔の人は強いよなぁ。。
もう1本、「せみしぐれ」を登るには時間が微妙だったので、とっとと荷物をまとめてフナムシに移動。フナムシならクールダウンであと1本くらい登れるだろうということで。
午後5時のチャイムを聞く頃、日は傾きかけてぼちぼち引き上げるクライマーさんたちと入れ違いにフナムシに到着してみれば、クラック講習会で奮闘中のTさんたちご一行が未だ残業中。アツイなぁ。
日曜日はいがいがね駐車場から出発。
こばいエリアを目指して、途中、せいじゃあなに立ち寄り。ラインがいまいち分からず。その後、びゃくびとはしがかりを見学。個人的にはスケールのあるはしがかりが気になったけれど、上部でクラックが閉じていることと抜けた先が悪そうなので退散。
さらにうろうろと歩いて、こばいエリアの降り口付近まで来たところで、風が強いこともあってなんとなく気が挫け、再びびゃくびへ。
上からTRをセットして、目に付いたクラックを2本ばかりテキトーに登る。
いざ登るはじめると、薄被りをモロに食らい、ハンドジャムやフィストジャムがバチ効きとはいえ、身体は止まるもののなかなか先に進めない。
どうにかこうにかムーブを固め、再登。
でもこれで10bとかその程度なんだよなぁ…。ハイグレードなクラックの世界っていったい。。
荷物をまとめるとまだ4時。手頃なルートでリードしたいなぁ…と思い、あかねの浜へ移動。すると、またしてもクラック講習会で奮闘中のTさんたちご一行とばったり。アツイ、アツすぎる。
暗くなる前に1本登り、片づけものをしたりなんだりとしていたら、徐々に日の長くなってきた時分とはいえ、すっかり周囲は暗くなり帰り道はヘッデン。
今回、図らずしも城ヶ崎のマイナーエリアを巡り、城ヶ崎のマイナーエリアはマイナーエリアたる理由がなにかしらある(スケールが小さい、クラックが閉じている、岩が脆そう、などなど)なぁと思い、シーサイドやファミリークラックエリアなどのメジャーなエリアはやはり奇跡のように素晴らしいエリアなんだなとも思いました。
ただ、マイナーエリアゆえにハイシーズンの城ヶ崎にも関わらずあまり人に合うことなく、岩と海の狭間で、のんびりしていられるのはいいなぁとも。
ひと冬をずっと城ヶ崎でのんびり過ごすことができたらいいのになぁ。。
そういえば。あかねの浜の海側にある星穴が、去年よりも一段と崩壊が進んでいるような気がしました。大きな台風に今一度見舞われたら、完全に崩壊してしまいそうな感じ。
***今回登ったルート***
20110226
/*城ヶ崎 イソギンチャクボルダーエリア
とてもこじんまりとしたエリア。全体的に抜けた先が草ボウボウだし、岩がちょっと脆そう。
・無名クラック(#75) - FL。終了点を長く伸ばしていただいたので、最後のムーブをおこせたわけですが。ありがとうございます。5.7くらい? 紐付きボルダーならジム7級くらい。
下部のプロテクションセットはよいのだけど、最後はスモールカムで突っ込むからなぁ。。
/*城ヶ崎 カメノテ
潮が低かったので移動が楽だった。すでにメジャーエリアっぽい。
・晦日(5.8 NP) - 再登。そこそこ長さがあって、スタンス豊富で快適。クラック限定だったら渋そう。。
・ニコちゃんジャム(5.9 NP) - FL。ワンポイントのムーブが楽しい。右肩が外れないことを祈りながら身体を上げた(汗)。
/*城ヶ崎 フナムシ
・パープルシャドウ(5.8 NP) - 再登。ほんとうにこのルートは奇跡のように快適ですてきだと思う。
20110227
/*城ヶ崎 びゃくび
スケールがもっとあれば…。中間部分がモロモロそうでなければ…。
・無名クラック(#480) - TR。3回目くらい?でようやくムーブが繋がった。でもジャミング限定では無理で、ガバを使ってしまったけど。。 上部はフェイス。核心は短いけれど、ファミリーのアンクルクラックよりややキツイ印象。トポには5.8とあるけれど、5.10aくらい、ください。。
・無名クラック(#488>489) - TR。下部はハンド。ロープの流れから、中間部から右のルートのフェイス部分に繋げて終了。これまた下部の核心部分は短いけれど、自分には#480よりも難しい。ファミリーのマイクラックと同じくらいという印象。中間部から左に抜けると、更に厳しそう。
エキノコックス(5.11c/d)のルートだけチョーク跡がばっちり! だったので、下部をちょこっと触ってみたけれど、とても歯が立ちそうにありませんでした。。。つか、歯が立ったところでクラックは登れまい。。(とほほ
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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