Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2009.02.23,Mon
週末は城ヶ崎へ。
なんだか久しぶりの外岩の気分。
平日に週1ペースでインドアジムに通っていても、1ヶ月の間が空くと外岩感覚がおぼろげになる気がする。
以前、外岩に一緒に行った人が、登った岩場の記念に手頃な小石をひとつだけ拾い上げて、家に飾っておくのだとお持ち帰りしていたけれど、岩質を思い出すためにも、身近に岩があるといいのかもしれない。どうなんだろ。
初日の土曜日はフナムシロックへ。途中の道路はやや渋滞気味で、道路周辺のお店もにわかに活気づいている様子。
ピーカンという言葉がぴったりの快晴で、風は少しあるけれど生温い陽気。花と緑の香りが充満している。海岸沿いの駐車場付近には、城ヶ崎桜という濃いピンク色の桜が2分咲き。家の庭にはスイセンやスイートピー、パンジーなどが咲き誇り、春爛漫も間近という感じ。気温の上昇に伴って、以前に比べると潮風の匂いも一層強い。
春だなー。冬も好きだけど、春はいいなぁ~。
岩場に降りるとすでに千客万来、というほどの混雑ではないけれど、ちらほらすでに登っている人たちがいた。
すっきり晴天なのに、大島が前よりも霞んで見える。利島と新島はもっとぼやけている。
まずは「初孫(5.5)」でアップ。ときどき大波が来ると足場に潮が飛んでくるけど、アップはやはり一番やさしいルートがいい! と断固主張し、ここでアップさせてもらう。
岩は温かくて、でも乾いていて、コンディションは良好。
なのに、髪の毛を束ねるゴムをどこかで落としてしまい、細引きで縛ったものの、降りるときには細引きが解けてひどい有様。。なんかダメモード。。
続いて、「鬼ごろし(5.7)」へ。前回とったプロテクションを全然覚えてない(愕然)。乗り越しのところが、少し不安。あれ、このルートってもっと簡単だったような。。ともあれ無事に再登。
2本しか登っていないのになんだか腕が疲れたので、さっくりお昼休憩。
先行パーティの方たちが「初孫」にトライしている様子を眺めていると、いくら低グレードのルートとはいえ途中で全然プロテクションをとっていないので、見ているこちらが冷や汗タラリ。。
彼らが最初にTRで登った際に「これじゃあ簡単すぎて練習にならないなーワッハッハ」「まぁプロテクションセットの練習にはいいんじゃない」という会話が聞こえていたのですが、プロテクションセットの練習になってないじゃん。
「あれじゃあ、万が一にもスリップしたら確実にグラウンドフォールだよね」とY氏が呟く。さらに、最上部のカムがロープの張りで抜け落ち、ええええヤバイじゃん?! と思ってみていたら、逃げるように終了点目指して登攀。。無事でなによりですが、怖いものを見てしまいました。。
城ヶ崎は2月上旬の週末に立て続けにクライミングの事故が起こり、改めて安全意識についての注意が喚起されているエリアなので、自戒も含めて気をつけましょう。。
お昼ごはんの後は、「樹氷(5.8)」を再度トライ。紐付きボルダーみたいなルート。でも短いラインの方が精神的に楽。その後は、「純(5.8)」にリトライ。ここは前回核心で足がスリップして、でもハンドジャムが決まっていたおかげでFLしたルート。汗だくでどうにか再登しました。まぁ、今の自分にはこれがリードできる限界だろな~と認識。
ひととおり登ったので、岩場を移動。
生憎、パープルシャドウ(5.8)とフラッシュダンス(5.9)は染み出しがあるので断念。
もうこの日は自分にはリードで登る精神力がなく、それでも岩に触りたいので、トップロープで行かせていただきます! と弱宣言を出して「メルトダウン(5.9)」にトライ。
途中でルートを間違え、お隣の無名フェイスに嵌ってしまいテンション。続けてY氏がギア一式を担いでプロテクションセットの場所をチェックしながらTRでトライ。下部はカムやナッツが決まるものの、上部核心箇所のフェース部分はブランクセクション。。(それともなにか上手い手があるのだろうか。。)
最後に、そのままお隣の無名フェイス(5.10±)をTRで。久しぶりのフェイス。カチカチで腕がパンパンになりました。
日の入りの時間が遅くなったのでまだ明るさは残っているけれど、この日はこれにて終了。
お風呂に入りに八幡港の旅館に行くと、入口脇のところに「クライミング中の事故に注意!」というチラシが置いてありました。どうやら地元の警察が作成・配布したものらしい。
お風呂代を支払うときにも宿の方に「あぁこれ、読んでおいてね」と念を押されました。
翌日の日曜日は、ファミリークラックエリアへ。午前中は晴れだけど風強し。人気エリアだけどほどほどの人数で、グレードの高い人が多かったので、易しいルートを登る自分たちとはルートが被らず幸いでした。
まずは「ビギナーズ・クラック(5.6)」でアップ。いざ自分が登ろうとすると、Y氏から「お尻、やぶけてるよ」との指摘。え? と、触ってみるとパンツのお尻部分の糸がほつれていました(恥)。下にタイツを履いてて良かったわ~。て、そういう問題じゃないか。急いで取り付きから降りて、お裁縫セットを引っつかみ岩陰に隠れてお針子作業。
岩との摩擦で糸が擦り切れてしまったようです(涙)。慌てて縫ったので見苦しい仕上がり。
しかしまぁ。。。フリーだからいいものの、今度からはちゃんと出かける前にチェックしよう。。
いきなりバツがついた感じでの再スタート。おまけに、前回登ったときにカムのセットをメモしておいたのに、なんか違うような。。まぁ登れたけど。
続いて「ベビ・ークラック(5.7)」へ。下部はもっと易しかった印象があるけど。。まぁ、登れたけど。
Y氏が狙っている「アンクル・クラック(5.9)」にトライ。見事に1撃。おめ。
アンクル・クラックにトップロープ゚を張ってもらい、自分も挑戦してみるものの、結果は無残でした。下部で何度も離陸できず、中間部はロープがクラック内に入ってしまいあたふた。ジャミングってどうやるんだっけ…という地点までリセットされている自分にがっくり。
その後は前回TRで登った「サム・クラック」にトライ。コーナーなので登り自体はフェイスクライミング的なルート。TRで登ったときは難しいとは思わなかったけれど、やっぱり自分でプロテクションをセットしながらだと緊張じわり。。
左上するラインなので、登ることよりも回収しながらのロワーダウンの方がたいへんだったかも。
午後になって雲がっかり風も一層強くなってきたけれど、まだ日は明るくてもったいないので、最後に「シスター・クラック(5.8)」へ。
なんとか登りたかったのだけど、ダメダメでした。何度かやり直し、埒が明かないのでワンテンでそのまま終了点へ。
そろそろ引き上げモードの他のパーティの皆さんと時を同じくして、自分たちもこれにて本日終了。気付けば5時を回っている時間。ほんと、日が長くなったなぁ~と実感。
しかしまぁ、色々な点でちっとも成長しない自分にメゲそう。。まぁ、ぼちぼち頑張ろう。。
■Related Info:
城ヶ崎海岸の事故について (JFA, 09/02/09) 安全確認は確実に。気をつけましょう。
*** 今回登った(触っただけ)ルート ***
・初孫(5.5) - 再登。自分のようなヘタレにもリードの練習に最適な易しいルートです。でも落ちたら死ねると思います。
・鬼ごろし(5.7) - 再登。前回はフィンガージャムが決まったはずなんだけどな。。
・樹氷(5.8) - 再登。ワンムーブの短いクラック。なんとか指ジャムが決まったような。。
・純(5.8) - 再登。ジャミングってどうやるんだっけ。。状態に。。
・メルトダウン(5.9) - TR。TRでなければ心がメルトダウンしそうです。もっとフェイスが上手にならない限りリードは封印が無難。
・無名フェイス(5.9±) - TR。カチカチっとしたフェイスルート。フェイスは久しぶりなので楽しかった。
・ビギナーズ・クラック(5.6) - 再登。危うくお尻丸出しで登るところでした(大恥)。
・ベビ・ークラック(5.7) - 再登。なんだかフェイス登り全開。。
・アンクル・クラック(5.9) - TR。下部が抜けられず粘りまくり。普段はもっとさっくり諦めるんだけど、どこまで自分がダメぽ野郎か試してみたかった。
・サム・クラック(5.8) - RP。前回TRだったので、リードで初トライ。TRとリードはやっぱり違うような。
・シスター・クラック(5.8) - ワンテン。登りたかったな。。
なんだか久しぶりの外岩の気分。
平日に週1ペースでインドアジムに通っていても、1ヶ月の間が空くと外岩感覚がおぼろげになる気がする。
以前、外岩に一緒に行った人が、登った岩場の記念に手頃な小石をひとつだけ拾い上げて、家に飾っておくのだとお持ち帰りしていたけれど、岩質を思い出すためにも、身近に岩があるといいのかもしれない。どうなんだろ。
初日の土曜日はフナムシロックへ。途中の道路はやや渋滞気味で、道路周辺のお店もにわかに活気づいている様子。
ピーカンという言葉がぴったりの快晴で、風は少しあるけれど生温い陽気。花と緑の香りが充満している。海岸沿いの駐車場付近には、城ヶ崎桜という濃いピンク色の桜が2分咲き。家の庭にはスイセンやスイートピー、パンジーなどが咲き誇り、春爛漫も間近という感じ。気温の上昇に伴って、以前に比べると潮風の匂いも一層強い。
春だなー。冬も好きだけど、春はいいなぁ~。
岩場に降りるとすでに千客万来、というほどの混雑ではないけれど、ちらほらすでに登っている人たちがいた。
すっきり晴天なのに、大島が前よりも霞んで見える。利島と新島はもっとぼやけている。
まずは「初孫(5.5)」でアップ。ときどき大波が来ると足場に潮が飛んでくるけど、アップはやはり一番やさしいルートがいい! と断固主張し、ここでアップさせてもらう。
岩は温かくて、でも乾いていて、コンディションは良好。
なのに、髪の毛を束ねるゴムをどこかで落としてしまい、細引きで縛ったものの、降りるときには細引きが解けてひどい有様。。なんかダメモード。。
続いて、「鬼ごろし(5.7)」へ。前回とったプロテクションを全然覚えてない(愕然)。乗り越しのところが、少し不安。あれ、このルートってもっと簡単だったような。。ともあれ無事に再登。
2本しか登っていないのになんだか腕が疲れたので、さっくりお昼休憩。
先行パーティの方たちが「初孫」にトライしている様子を眺めていると、いくら低グレードのルートとはいえ途中で全然プロテクションをとっていないので、見ているこちらが冷や汗タラリ。。
彼らが最初にTRで登った際に「これじゃあ簡単すぎて練習にならないなーワッハッハ」「まぁプロテクションセットの練習にはいいんじゃない」という会話が聞こえていたのですが、プロテクションセットの練習になってないじゃん。
「あれじゃあ、万が一にもスリップしたら確実にグラウンドフォールだよね」とY氏が呟く。さらに、最上部のカムがロープの張りで抜け落ち、ええええヤバイじゃん?! と思ってみていたら、逃げるように終了点目指して登攀。。無事でなによりですが、怖いものを見てしまいました。。
城ヶ崎は2月上旬の週末に立て続けにクライミングの事故が起こり、改めて安全意識についての注意が喚起されているエリアなので、自戒も含めて気をつけましょう。。
お昼ごはんの後は、「樹氷(5.8)」を再度トライ。紐付きボルダーみたいなルート。でも短いラインの方が精神的に楽。その後は、「純(5.8)」にリトライ。ここは前回核心で足がスリップして、でもハンドジャムが決まっていたおかげでFLしたルート。汗だくでどうにか再登しました。まぁ、今の自分にはこれがリードできる限界だろな~と認識。
ひととおり登ったので、岩場を移動。
生憎、パープルシャドウ(5.8)とフラッシュダンス(5.9)は染み出しがあるので断念。
もうこの日は自分にはリードで登る精神力がなく、それでも岩に触りたいので、トップロープで行かせていただきます! と弱宣言を出して「メルトダウン(5.9)」にトライ。
途中でルートを間違え、お隣の無名フェイスに嵌ってしまいテンション。続けてY氏がギア一式を担いでプロテクションセットの場所をチェックしながらTRでトライ。下部はカムやナッツが決まるものの、上部核心箇所のフェース部分はブランクセクション。。(それともなにか上手い手があるのだろうか。。)
最後に、そのままお隣の無名フェイス(5.10±)をTRで。久しぶりのフェイス。カチカチで腕がパンパンになりました。
日の入りの時間が遅くなったのでまだ明るさは残っているけれど、この日はこれにて終了。
お風呂に入りに八幡港の旅館に行くと、入口脇のところに「クライミング中の事故に注意!」というチラシが置いてありました。どうやら地元の警察が作成・配布したものらしい。
お風呂代を支払うときにも宿の方に「あぁこれ、読んでおいてね」と念を押されました。
翌日の日曜日は、ファミリークラックエリアへ。午前中は晴れだけど風強し。人気エリアだけどほどほどの人数で、グレードの高い人が多かったので、易しいルートを登る自分たちとはルートが被らず幸いでした。
まずは「ビギナーズ・クラック(5.6)」でアップ。いざ自分が登ろうとすると、Y氏から「お尻、やぶけてるよ」との指摘。え? と、触ってみるとパンツのお尻部分の糸がほつれていました(恥)。下にタイツを履いてて良かったわ~。て、そういう問題じゃないか。急いで取り付きから降りて、お裁縫セットを引っつかみ岩陰に隠れてお針子作業。
岩との摩擦で糸が擦り切れてしまったようです(涙)。慌てて縫ったので見苦しい仕上がり。
しかしまぁ。。。フリーだからいいものの、今度からはちゃんと出かける前にチェックしよう。。
いきなりバツがついた感じでの再スタート。おまけに、前回登ったときにカムのセットをメモしておいたのに、なんか違うような。。まぁ登れたけど。
続いて「ベビ・ークラック(5.7)」へ。下部はもっと易しかった印象があるけど。。まぁ、登れたけど。
Y氏が狙っている「アンクル・クラック(5.9)」にトライ。見事に1撃。おめ。
アンクル・クラックにトップロープ゚を張ってもらい、自分も挑戦してみるものの、結果は無残でした。下部で何度も離陸できず、中間部はロープがクラック内に入ってしまいあたふた。ジャミングってどうやるんだっけ…という地点までリセットされている自分にがっくり。
その後は前回TRで登った「サム・クラック」にトライ。コーナーなので登り自体はフェイスクライミング的なルート。TRで登ったときは難しいとは思わなかったけれど、やっぱり自分でプロテクションをセットしながらだと緊張じわり。。
左上するラインなので、登ることよりも回収しながらのロワーダウンの方がたいへんだったかも。
午後になって雲がっかり風も一層強くなってきたけれど、まだ日は明るくてもったいないので、最後に「シスター・クラック(5.8)」へ。
なんとか登りたかったのだけど、ダメダメでした。何度かやり直し、埒が明かないのでワンテンでそのまま終了点へ。
そろそろ引き上げモードの他のパーティの皆さんと時を同じくして、自分たちもこれにて本日終了。気付けば5時を回っている時間。ほんと、日が長くなったなぁ~と実感。
しかしまぁ、色々な点でちっとも成長しない自分にメゲそう。。まぁ、ぼちぼち頑張ろう。。
■Related Info:
城ヶ崎海岸の事故について (JFA, 09/02/09) 安全確認は確実に。気をつけましょう。
*** 今回登った(触っただけ)ルート ***
・初孫(5.5) - 再登。自分のようなヘタレにもリードの練習に最適な易しいルートです。でも落ちたら死ねると思います。
・鬼ごろし(5.7) - 再登。前回はフィンガージャムが決まったはずなんだけどな。。
・樹氷(5.8) - 再登。ワンムーブの短いクラック。なんとか指ジャムが決まったような。。
・純(5.8) - 再登。ジャミングってどうやるんだっけ。。状態に。。
・メルトダウン(5.9) - TR。TRでなければ心がメルトダウンしそうです。もっとフェイスが上手にならない限りリードは封印が無難。
・無名フェイス(5.9±) - TR。カチカチっとしたフェイスルート。フェイスは久しぶりなので楽しかった。
・ビギナーズ・クラック(5.6) - 再登。危うくお尻丸出しで登るところでした(大恥)。
・ベビ・ークラック(5.7) - 再登。なんだかフェイス登り全開。。
・アンクル・クラック(5.9) - TR。下部が抜けられず粘りまくり。普段はもっとさっくり諦めるんだけど、どこまで自分がダメぽ野郎か試してみたかった。
・サム・クラック(5.8) - RP。前回TRだったので、リードで初トライ。TRとリードはやっぱり違うような。
・シスター・クラック(5.8) - ワンテン。登りたかったな。。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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