東トルキスタンこと中国新疆ウイグル自治区での「騒乱」に関連し、日経BPオンラインで、2007年に行われた中国各地の国境の経済情勢の取材記事が一挙再掲されていました。
↓
旧ソ連オイルマネー、シルクロードを潤す~新彊ウイグル自治区ウルムチ(カザフスタン国境)
“裏玄関”から見た膨張経済【5】
(NB Online 2009/07/06、2007年9月3日の記事の再掲)
全6編。東西南北実に幅広く、あぁ大陸はでっかいなぁ。
--------------------------------------------------------
“裏玄関”から見た膨張経済
【1】隣の「軍事政権」支える深い意味~雲南省瑞麗(ミャンマー国境)
【2】インドシナ南下政策、起点は「パステルの街」~雲南省磨カン(ラオス国境)
【3】「南」の成功体験、「北」に移植狙う~黒竜江省黒河(ロシア国境)
【4】「侵略の戦車道」を電子部品が走る~広西チワン自治区(ベトナム国境)
【5】旧ソ連オイルマネー、シルクロードを潤す~新彊ウイグル自治区ウルムチ(カザフスタン国境)
【6】6カ国協議に翻弄される街~遼寧省丹東(北朝鮮国境)
--------------------------------------------------------
SAPIOでもクーリエ・ジャポンでもなくて、日経ビジネスでこんな特集が組まれていたとは。ちょっとびっくり。
どこの国境でも、賑やかに人と物資が行来し、写真を見るだけその喧騒が伝わってくるかのよう。
かつての紛争地帯だったり、今でも政治的に微妙な均衡の上に成り立つ一時的な平和の中にあったり、現在の繁栄の裏に潜む過去や現在の影についても述べられています。
ベトナムに、ラオスに、ミャンマーに…東南アジアの各国において中共が裏で政治的に軍事的に糸を引いている(いた)かということにさりげなく触れている点は、ポイント高いかと。
だいたいどこの紛争地帯でも用いられる武器って中国製ばかりだそうで。アフリカとかね。腐ってる。
このたびの世界的な金融不安の震源地はアメリカですが、中国経済の膨張も一役買っている…どころか、中国経済の成長というベースがなければ、世界的なバブルは起きなかったのではないか。。と思うのでした。
まぁ、金融サービスの膨張には日本の低金利政策も一枚噛んでいないわけじゃないし、工場進出だの技術供与だのとせっせと歯車を回した感もあるけど(お茶を濁した感じで)。
世界の製造工場である中国が安価な品物を大量生産するので、いわゆる先進国では価格競争力のない地場の製造業が悲鳴を上げてバタバタ倒れ、労働市場がより利潤の高い金融・不動産サービスにシフトしたら、最初はよかったんだけど、最後にはやっぱり皆コケた。
そらそうだ。
眠らせておけばよかったのに。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
Powered by "Samurai Factory"