昨日、ピープス社のアバランチトランシーバ(以下AT、いわゆるビーコン)、フリーライドを買っちゃいました。
わーい♪
冬山レスキュー講習会で実物をチラリと拝見し、そのお手頃価格で気になっていたATです。
デジタルのシングルアンテナで捜索範囲は30mと短いものの、お手軽操作だし重量110gと軽量でバッテリーも単三電池1本でOK。体力勝負な冬山で、この軽量はステキすぐる。
先日たまたまカモシカスポーツのWebサイトを見ていたら2月20日付けの本店ニュースでフリーライドの入荷案内を発見。あ~これ~いいなぁ。。と思っていたその直後に、山友のY君とATの話題をしたら「フリーライドいいよね」「カモシカに在庫あるみたいだよ」という流れに。
さらに翌日、「なんちゃって山スキー」計画のお知らせが。
おっとこれは。Ride the tide? いわゆる「キターーーーッ!!」という感じ?
とまぁ、ポンっと背中を押されるように、購入しちゃいましたよ、フリーライド。
今月の山予算はすでに頭打ちだったんだけど。。まぁ、来月こそは緊縮しよう。。
←これが自分のPieps Freeride。命名、タダノリ君。
下のグレイの部分が電源スイッチ。電源スイッチは普段(OFF時)手前に20度くらい?捻った状態。電源スイッチを奥に捻って、本体にピッタリとマッチさせると電源ONでSend(送信)モード開始。
右上部の黄色いボタンを3回押すとReceive(受信)モードにスイッチ。
手袋をはめたままでも簡単に操作できそうだし、なにより間違いがなさそうでうれしいです。
Receiveモードの場合、埋没者数が一人or複数の表示と、一番近いATまでの方向と距離を表示。
二重遭難防止のための自動送信復帰モードは、OFF(なし)と3分、5分、8分の4段階切り替え。OFFでは不安なので、8分にセットしました。
山の会の共同装備にあるATはスイッチ関係が操作しにくかったので、タダノリ君のシンプルな操作感にぐっと感動。
ただ3回ボタンを押したらReceiveモードに変更というのは、テキストによる説明がないとわからないので、この点は要改善では? と思いますが。ただ、ボタン1押しでモード変更だとうっかり携帯時にモードが変更されてしまうおそれがあるので仕方ないか。悩ましいですな。。
また、常に液晶パネルに電池残量が表示されているの点がGood。
冬山レスキュー講習のときに、デジタル系ATのなかでダントツの信号到達距離を実証してみせたMAMMUTのPulse Barryvoxへの憧れは未だ抱きつつ。。ですが、まずはこのMy First ATであるタダノリ君をちゃんと使いこなせるように精進しようと思います。
さて。Pieps Freerideの取説の冒頭に、以下の注意書きがあります。
IMPORTANT! The PIEPS Freeride device cannot protect you from avalanches.
A thorough understanding of the topic of avalanche prevention is just as indispensable as regular practice of victim search in accident situations.
ATが雪崩事故から人間を守ってくれるのではない、雪崩リスクマネジメントの十分な理解と常日頃のトレーニングが重要-という至極当然な内容です。
使わずに済めばよいものを携帯する矛盾。
自分はハードウェアが大好きなので、新しいツールというだけでついついニンマリしてしまいますが、真っ白な雪原の上に立ち尽くして己の無力さを噛み締めてきた人々の思いが詰まったものだと思い直しては敬虔な気持ちでタダノリ君を眺めているところです。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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