Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2009.06.18,Thu
週末の日曜日は会の恒例行事で乾徳山へ。
例年は日中に11~12時間のコースタイムのルートをそれぞれ単独で歩く(走る)ことになっているけれど、今回は少人数のパーティに分けてのカモシカ山行というスタイルで計画。
夜中12時に暗闇の中を、みんなでヘッデンを点して三富の集落から歩き出し。いきなり分岐点で道を間違える。道満尾根に上がらなくてはならないところを、地図にない仕事道に進んでしまった。
仕事道を5分ほど歩いて分岐地点まで引き返し、道満尾根に取り付く。ぽくぽくと樹林帯の中の尾根を登る。むしっとしていてじっとり暑い。
自分はスイーパーなので最後尾。振り返ると、木々の間に集落のまばらな街灯が星のように光っているのが見える。中島みゆきの「地上の星」のメロディーが脳裏によぎる(笑)。
扇平に向かう途中で、先行しているはずのパーティから無線で「道を間違えた」との連絡が入る。どうやら大平高原から伸びる廃道になった林道に合流し、また登山道が右の斜面に上がるところを見逃してしまったらしい。
2時半過ぎに扇平に到着。「あ、向こうから来るよ」と言われて指差す方を見ると、暗闇の中にぽっちりと灯りが4つ。道に迷った先行パーティのヘッデンの灯りかと思ったら、どうやら鹿の目が反射していたようでした。
雲の切れ間から時折月が顔を出すけれどそんなに明るくない。前方の乾徳山は霧に覆われているようでぼんやり。
扇平からはいよいよ乾徳の岩場。それほどシビアなところはないし、困難な箇所にはしっかりとした鎖があるので暗くても安心。次々に現れる岩場が楽しい。
3時半過ぎに乾徳山山頂に到着。まだ薄暗いのと、後続パーティを待つためしばし休憩。それにしても眠い。それにじっとしていると肌寒い。4時頃、後続パーティが到着。次第に空が白み始め、周囲が明るくなってくる。残念ながらガスガスで展望はない。やがてポツポツと雨が降りかかり、さてどうしたものかと一同迷う。結局多数決で当初の予定どおり黒金山をピストンすることに決定。
黒金山への道は初めて。迷いやすい道かと思っていたけれど、案外しっかりと踏まれている。奥秩父らしい原生林に覆われた緩やかな稜線伝いの道で、とても気持ちよかった。途中で眠気と疲労がピークに達し、見かねて少し休みましょうということでザックを敷いて寝る。原生林の中で死屍累々と横たわる人たちの写真は、後から見るとなんだか前衛的な風景(笑)。
黒金山は「展望がない」と昭文社の地図に記されているけれど、実際には北側の斜面が広く開けていた。ガラガラのガレの斜面がすうっと谷間まで続き、その西沢渓谷を越えた向こうに、湧き上がる雲の切れ切れの合間に、甲武信ヶ岳から国師ヶ岳、金峰山という奥秩父の主稜線が続いているのが見えた。山深い風景はいつかその先に行ってみたいという気持ちに駆られる。
来た道を戻り、今一度乾徳山へ。曇り空ながらも陽射しが明るい。乾徳山山頂に到着するも相変わらずガスに包まれている。あとは一路下山し、三富の集落の駐車場に10時過ぎに到着。
夜や夜明けの薄明の中で歩くことは楽しくて、陽が高くなると周囲の風景がなんとなく陳腐に見えてくるから不思議。
それにしても、歩いた疲れよりも、完徹による眠気が強烈で頭痛がひどかった。楽しかったけど。。
例年は日中に11~12時間のコースタイムのルートをそれぞれ単独で歩く(走る)ことになっているけれど、今回は少人数のパーティに分けてのカモシカ山行というスタイルで計画。
夜中12時に暗闇の中を、みんなでヘッデンを点して三富の集落から歩き出し。いきなり分岐点で道を間違える。道満尾根に上がらなくてはならないところを、地図にない仕事道に進んでしまった。
仕事道を5分ほど歩いて分岐地点まで引き返し、道満尾根に取り付く。ぽくぽくと樹林帯の中の尾根を登る。むしっとしていてじっとり暑い。
自分はスイーパーなので最後尾。振り返ると、木々の間に集落のまばらな街灯が星のように光っているのが見える。中島みゆきの「地上の星」のメロディーが脳裏によぎる(笑)。
扇平に向かう途中で、先行しているはずのパーティから無線で「道を間違えた」との連絡が入る。どうやら大平高原から伸びる廃道になった林道に合流し、また登山道が右の斜面に上がるところを見逃してしまったらしい。
2時半過ぎに扇平に到着。「あ、向こうから来るよ」と言われて指差す方を見ると、暗闇の中にぽっちりと灯りが4つ。道に迷った先行パーティのヘッデンの灯りかと思ったら、どうやら鹿の目が反射していたようでした。
雲の切れ間から時折月が顔を出すけれどそんなに明るくない。前方の乾徳山は霧に覆われているようでぼんやり。
扇平からはいよいよ乾徳の岩場。それほどシビアなところはないし、困難な箇所にはしっかりとした鎖があるので暗くても安心。次々に現れる岩場が楽しい。
3時半過ぎに乾徳山山頂に到着。まだ薄暗いのと、後続パーティを待つためしばし休憩。それにしても眠い。それにじっとしていると肌寒い。4時頃、後続パーティが到着。次第に空が白み始め、周囲が明るくなってくる。残念ながらガスガスで展望はない。やがてポツポツと雨が降りかかり、さてどうしたものかと一同迷う。結局多数決で当初の予定どおり黒金山をピストンすることに決定。
黒金山への道は初めて。迷いやすい道かと思っていたけれど、案外しっかりと踏まれている。奥秩父らしい原生林に覆われた緩やかな稜線伝いの道で、とても気持ちよかった。途中で眠気と疲労がピークに達し、見かねて少し休みましょうということでザックを敷いて寝る。原生林の中で死屍累々と横たわる人たちの写真は、後から見るとなんだか前衛的な風景(笑)。
黒金山は「展望がない」と昭文社の地図に記されているけれど、実際には北側の斜面が広く開けていた。ガラガラのガレの斜面がすうっと谷間まで続き、その西沢渓谷を越えた向こうに、湧き上がる雲の切れ切れの合間に、甲武信ヶ岳から国師ヶ岳、金峰山という奥秩父の主稜線が続いているのが見えた。山深い風景はいつかその先に行ってみたいという気持ちに駆られる。
来た道を戻り、今一度乾徳山へ。曇り空ながらも陽射しが明るい。乾徳山山頂に到着するも相変わらずガスに包まれている。あとは一路下山し、三富の集落の駐車場に10時過ぎに到着。
夜や夜明けの薄明の中で歩くことは楽しくて、陽が高くなると周囲の風景がなんとなく陳腐に見えてくるから不思議。
それにしても、歩いた疲れよりも、完徹による眠気が強烈で頭痛がひどかった。楽しかったけど。。
PR
Comments
Post a Comment
Calendar
最新記事
(07/27)
(07/13)
(07/10)
(03/18)
(03/17)
(03/16)
(03/16)
(03/16)
(03/12)
(03/10)
Profile
HN:
norlys
性別:
非公開
自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
つぶやき。
Category
Search
Meteo
Look down on Earth
↑陸域観測技術衛星ALOS(だいち)
「P」ボタンを押すと衛星画像になりますyo
Ads
Comments
Trackbacks
Tool
Log
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"