Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2009.06.15,Mon
土曜日はお昼過ぎから太刀岡山へ。
土曜日の夜中に集合して乾徳山を歩く予定だったので、それまでの間クライミングでもしましょ~ということで。
太刀岡山は今回で2回目。前回訪れた小山ロックエリアは、(自分には)高グレードなルートしかないのと、今回は出発が遅いこともあってあまり時間がないので下部岸壁エリアへ。
下部岸壁エリアは「アプローチがわかりにくくて、岩が汚い」と聞いていたけれど、踏み跡は明瞭ですんなりとエリアに到着。
岩場にはほかに誰もおらず貸切でラッキー。ただ、蚊が多くて弱りました。今の時期の太刀岡山は、蚊取り線香必須だそうです。知らなかった。
岩場は林の中なので、岩苔や草がはびこっているけれど、登るには支障なし(後で聞いたら、先週このエリアを登ったNさんたちが大掃除してくれたそう)。
まずはアップで。。ということで、Yさんと自分でマスタージャンケン。負けた自分がヌンチャクかついで「クンクン」(5.10a/b)にトライ。
スラブ面をボルト通しに直登するのがスマートなんだろうけど、そうすると設定グレードよりシビアな感じだったので、辛左のカンテの奥にあるクラックを頼りになんとか上まで抜けたものの、最後に良いホールドがなくバランスで維持した挙句、終了点のロープを掴んでしまいました。う~む。。
続けてYさんがスラブ面を直登ってFL。終了点間際に効きのよいホールドがあるよ、とのこと。最後に外岩でのルートは2回目のMさんがトライ。外岩でのルートは2回目でも、ジムや外岩のボルダーでかなり登りこんでいるので、グレードは自分より上。このルートも見事に一撃でFL。
最後の抜け口のところが納得いかなかったので、最後に自分がもう一度トライ。右のカンテのホールドは分かったけれど、なんかよくないなぁ…。まぁ登れたことにしておこう。
右側にやさしいグレードのルートが並んでいたので、順々にトライ。
ぼちぼち陽が傾きかけたのでこの日は4ルートずつ登って終了。空いていたので短時間で効率的に登れて楽しかった。
それに、自分の登れそうなグレードのルートをなるべくマスターで取り付いてみよう強化週間(1週間で終わるつもりではないけど^^;)なので、ちょうど良かったな~。
ところで。
太刀岡山には小山ロックの中央に石の祠があって、祠があるのに登っても大丈夫なんかなぁと思っていたら、なんでも「山梨のフリークライミング情報」サイトによると「地元住民に聞いたところ、既に仏様は存在せず、抜け殻であり、知らない一部の登山者などが、供え物をしているそうである。」とのこと。
そうなんだー。。
岩山は古来の山岳信仰との結びつきが深い場所が多く、信仰故に登攀禁止になる場所も多いようですが、問題ないのならそれに越したことはないです。「抜け殻」というのは、随分とリアリスティックでドライだなぁとは思いますが。
ちなみに、Wikipediaによると、「太刀岡山」という名称の由来は、「山名の由来は刀剣が出土することからであるともいわれ、日本武尊が東国征討からの太刀をこの地に置いて行った、あるいは聖徳太子が物部守屋と戦った千であるとする伝説があり、刀剣と山岳信仰が結びついて成立したものであると考えられている。『甲斐国志』では「建岡山」とも記されている。」とのこと。
武蔵と相模と甲斐の国境周辺にはヤマトタケルノミコトに因んだ地名や神社が多いので(もっとも、どうやら密教系の寺社に廃仏毀釈の折に後付されたっぽいけど)、なんとなくアリな気もしなくもないけど、まさか聖徳太子が出てくるとは思わなんだ。いくらなんでもそれはちょっと無理がありすぎるような。。
地元の甲斐市のWebサイトには、「山梨百名山の一つ、太刀岡山(標高1,295m)。ヤマトタケルノミコトが国家鎮護のため、山中の洞窟内の石祠に太刀を納めたという言い伝えが。」という記述があり、日本武尊説に一票追加。
へぇ。。洞窟があるとは知らなんだ。しかし、洞窟があってそこから刀剣が見つかったとなると、ますます修験道っぽい気が。。お隣には金峰山信仰の中心神社である金桜神社があるし(もっとも近いとはいえ地域的結びつきは薄そう)。
それにしても、本当に日本武尊に因むのならば、もちっと手厚く奉られてもよさそうなんだけど…。
どうでもいいことかもしれないけれど、個人的にちょっと気になるのでした。
***今回登ったルート***
・クンクン(5.10a/b) -RP? 疑惑のオンサイトに?のRP。でも終了点まで行ったからいいか。。もやもや。
・阿行子(あなこ) (5.10a) - OS。階段状のカンテの左側。見た目より下部が微妙で面白かった。新人さんにおススメかも。
・ネオ新人さんいらっしゃい(5.10b) - FL。下部の核心が面白い。上部は左右のルートに混ざってしまいよくわからない。
・新人さんいらっしゃい(5.9+) - FL。クールダウン。
土曜日の夜中に集合して乾徳山を歩く予定だったので、それまでの間クライミングでもしましょ~ということで。
太刀岡山は今回で2回目。前回訪れた小山ロックエリアは、(自分には)高グレードなルートしかないのと、今回は出発が遅いこともあってあまり時間がないので下部岸壁エリアへ。
下部岸壁エリアは「アプローチがわかりにくくて、岩が汚い」と聞いていたけれど、踏み跡は明瞭ですんなりとエリアに到着。
岩場にはほかに誰もおらず貸切でラッキー。ただ、蚊が多くて弱りました。今の時期の太刀岡山は、蚊取り線香必須だそうです。知らなかった。
岩場は林の中なので、岩苔や草がはびこっているけれど、登るには支障なし(後で聞いたら、先週このエリアを登ったNさんたちが大掃除してくれたそう)。
まずはアップで。。ということで、Yさんと自分でマスタージャンケン。負けた自分がヌンチャクかついで「クンクン」(5.10a/b)にトライ。
スラブ面をボルト通しに直登するのがスマートなんだろうけど、そうすると設定グレードよりシビアな感じだったので、辛左のカンテの奥にあるクラックを頼りになんとか上まで抜けたものの、最後に良いホールドがなくバランスで維持した挙句、終了点のロープを掴んでしまいました。う~む。。
続けてYさんがスラブ面を直登ってFL。終了点間際に効きのよいホールドがあるよ、とのこと。最後に外岩でのルートは2回目のMさんがトライ。外岩でのルートは2回目でも、ジムや外岩のボルダーでかなり登りこんでいるので、グレードは自分より上。このルートも見事に一撃でFL。
最後の抜け口のところが納得いかなかったので、最後に自分がもう一度トライ。右のカンテのホールドは分かったけれど、なんかよくないなぁ…。まぁ登れたことにしておこう。
右側にやさしいグレードのルートが並んでいたので、順々にトライ。
ぼちぼち陽が傾きかけたのでこの日は4ルートずつ登って終了。空いていたので短時間で効率的に登れて楽しかった。
それに、自分の登れそうなグレードのルートをなるべくマスターで取り付いてみよう強化週間(1週間で終わるつもりではないけど^^;)なので、ちょうど良かったな~。
ところで。
太刀岡山には小山ロックの中央に石の祠があって、祠があるのに登っても大丈夫なんかなぁと思っていたら、なんでも「山梨のフリークライミング情報」サイトによると「地元住民に聞いたところ、既に仏様は存在せず、抜け殻であり、知らない一部の登山者などが、供え物をしているそうである。」とのこと。
そうなんだー。。
岩山は古来の山岳信仰との結びつきが深い場所が多く、信仰故に登攀禁止になる場所も多いようですが、問題ないのならそれに越したことはないです。「抜け殻」というのは、随分とリアリスティックでドライだなぁとは思いますが。
ちなみに、Wikipediaによると、「太刀岡山」という名称の由来は、「山名の由来は刀剣が出土することからであるともいわれ、日本武尊が東国征討からの太刀をこの地に置いて行った、あるいは聖徳太子が物部守屋と戦った千であるとする伝説があり、刀剣と山岳信仰が結びついて成立したものであると考えられている。『甲斐国志』では「建岡山」とも記されている。」とのこと。
武蔵と相模と甲斐の国境周辺にはヤマトタケルノミコトに因んだ地名や神社が多いので(もっとも、どうやら密教系の寺社に廃仏毀釈の折に後付されたっぽいけど)、なんとなくアリな気もしなくもないけど、まさか聖徳太子が出てくるとは思わなんだ。いくらなんでもそれはちょっと無理がありすぎるような。。
地元の甲斐市のWebサイトには、「山梨百名山の一つ、太刀岡山(標高1,295m)。ヤマトタケルノミコトが国家鎮護のため、山中の洞窟内の石祠に太刀を納めたという言い伝えが。」という記述があり、日本武尊説に一票追加。
へぇ。。洞窟があるとは知らなんだ。しかし、洞窟があってそこから刀剣が見つかったとなると、ますます修験道っぽい気が。。お隣には金峰山信仰の中心神社である金桜神社があるし(もっとも近いとはいえ地域的結びつきは薄そう)。
それにしても、本当に日本武尊に因むのならば、もちっと手厚く奉られてもよさそうなんだけど…。
どうでもいいことかもしれないけれど、個人的にちょっと気になるのでした。
***今回登ったルート***
・クンクン(5.10a/b) -RP? 疑惑のオンサイトに?のRP。でも終了点まで行ったからいいか。。もやもや。
・阿行子(あなこ) (5.10a) - OS。階段状のカンテの左側。見た目より下部が微妙で面白かった。新人さんにおススメかも。
・ネオ新人さんいらっしゃい(5.10b) - FL。下部の核心が面白い。上部は左右のルートに混ざってしまいよくわからない。
・新人さんいらっしゃい(5.9+) - FL。クールダウン。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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