Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2009.01.19,Mon
週末は谷川岳へ。往復でロープウェーに乗り、天神尾根をトマの耳までピストン。
麓の街は割合穏やかな天気だったそうだけど、山はすっかり雲の中。
ラッセル跡のない新雪の雪道を横殴りの雪風に煽られながら、経験豊富なFさんの的確な指示と、強力なラッセル隊のお陰で無事に登頂できました。
金曜日の夜に都内を出発し、谷川ロープウェー駐車場に到着したのは深夜12時過ぎ。メンバーは総勢7名。駐車場内には幸い他の車が停まっていなかったので、片隅にテントを張って宴会。翌朝の出発はロープウェーの始発待ちなので、普段よりは出発が遅めとはいえ、3リットルの箱ワインやら日本酒やらと続々とお酒が注がれつつ話が盛り上がり、そろそろ寝たほうがいいんじゃないかと気付いたら午前3時。うひゃ。
暖房が効いていて暖かいロープウェー乗り場のロビーに移動すると、そこには登山予定と思しき人たちが死屍累々と眠りについていました。
朝6時に起床。といっても、なんだかみんな眠たげな様子。自分もまた、まだ酔いが抜けきらないというか、洗面所の鏡を見るとまだ顔が紅いのですが。。
7時に始発予定のロープウェーが山頂駅の天候不良のためかすぐには動き出さず、なんだかんだで山頂駅に到着したのは8時ちょうど。
山頂駅は降りしきる雪の中。この辺りはまだ風はそれほどではなく、視界も100m以上あるものの、見渡す限り一面の白、白、白。登山道を示す赤旗をトラロープが繋いでいるけれど、どうやら本日はトレースなし。
登山道脇で弱層チェックのためのハンドテストをしてみる。雪は降ったばかりとはいえ上越ならではのベタ雪で、先週末からどかっと降った割にはしっかりと付いている感じ。「これなら大丈夫でしょう」と雪国出身のKさんが言う。
腰までの雪の中、先行パーティがラッセルして道を拓く後ろを付いていく。
歩き出して間もなく、先頭のKさんがストップ。わかんを付けましょう、ということで、自分を含めてわかんを持参している人たちはごそごそとわかんを装着。わかんはなかなか使う機会がなかったのですが、あると便利なんだということを実感しました。
尾根に上がったところで先行パーティは雪訓のためか休止。その先の道は微かな踏み跡があるのみ。踏み跡はすぐに雪風に吹き消されてしまう。古いトレースを踏み外すとどぼんと埋まるけど、うまく乗ると膝下くらいで止まる。
10歩ずつ交代でラッセルしようとFさんが声をかけるものの、FさんやKさんやY氏の強力なラッセル隊は、10歩以上進んでも交代せずに道を拓いていく。後になればなるほど踏み跡がしっかりして多少は楽なので、ペースが遅れそうな人は後ろにまわってもらい、パーティからはぐれないように小まめに様子を見ながら先を進む。
細かいアップダウンが続き、下りはいいけど、登りになると途端にラッセルがしんどくなる。歩き出しから40分ほどすると細い尾根が続く。途中で単独行の方を抜く。いよいよ踏み跡がなくなる。
標高が低く樹林帯の中にいる内は比較的風が穏やかだけど、それでもざっと雪煙が舞うと列の最後尾の人の姿が薄ぼんやりとなる。
「いやぁ、今日はコンディションが良いほうだよ! 昔なら胸までのラッセルだったからね。視界も100mくらい見えているし、これなら良いほうだよ、うん」とFさんがみんなを励ます。そうなんだー。
Fさんは、学生時代以来約20年ぶりの冬の谷川だそう。自分は夏にはこの道を歩いたことがあるけれど、冬の状況を知らないのでありがたい。
天神沢の頭を過ぎ、熊穴沢の頭付近になると勾配が急になる。出発前に会の元代表から「雪崩が起きやすい場所なので注意するように」と言われたのはこの辺かなぁ。。と思いながら用心して進む。
9時45分に熊穴沢の避難小屋に到着。避難小屋といっても、屋根のポールがぽつんと見えているだけ。
自然の中に人工物があると興醒めすることは多いけれど、この瞬間、おそらくはあまり役に立ちそうにない金属パイプが雪中からにょっきりと顔を出しているだけで、なんだか頼もしいと思った。これで今、自分がどこにいるのかはっきりと分かる。(GPSは持っておりませんでして。。ほしいけど、高いけど、命には代えられないけど。。あぁ。。)
避難小屋を過ぎると樹林帯が切れ、あとはひたすら登り坂。地元の山岳会の方たちが設置してくださった赤旗や雪に突き出た岩などの目印ごとに来た道と進む先をコンパスで確認するように、とFさんからアドバイスを受ける。
いよいよ風雪が厳しくなり、時折ホワイトアウト。強靭なラッセル隊は、古いトレースを探し当てながらどんどんと進む。急登に息が切れて少し立ち止まっている間にも少しずつ踏み跡がかき消されていく。
この状況だと、遅れる人がいたらその時点で引き返すことになるかなと思ったけど、幸いみんなついてくる。すごいな。
登りの尾根道が続いている間は道が分かりやすかったけれど、約1700m地点の小コルは一面の雪野原となっていて、自分のような初心者は一瞬ビビル。手元のコンパスをまじまじと眺めなければ、進行方向の感覚が麻痺してしまいそう。
11時15分に天狗の休み場と呼ばれる岩場で小休止。「山頂まで行けるかな…ま、いずれにしても、12時をタイムリミットとして引き返そう」ということに。
風雪が止む気配はないけれど、ときどき視界が開けると道の東側に笹の葉がちんまり顔を出しているのが見える。昔、夏に西黒尾根から登って肩の小屋で休憩していたときに見た一面の熊笹の風景を思い出す。あのとき、夕陽に向かって万太郎山方面に歩く単独行の人の背中がやけにカッコ良かった。西部劇のラストシーンみたいだった。なんとなく。
肩の小屋の手前は広い雪原になっていて、いよいよFさんが慎重にコンパスで方角を確認する。自分も真似してコンパスをチェックするけれど、正直自分独りだったらこの状況で先に進めたとは露とも思わない。
11時35分、吹雪がうっすらとなった瞬間に、左斜め前方に肩の小屋の姿が見えた。
「小屋だ」と、みんなで小屋に向かう。道標にはびっしりと海老の尻尾が張り付いている。
「これならトマの耳まで行けるかもしれない。さくっと写真だけ撮って下山しよう」とFさんが提案し、そのまま歩き出す。風の影響を受けやすい場所なので、足元がクラスト状態。すぐに小屋に引き返し、アイゼンを装着。
肩の小屋から先はカリカリのアイスバーン。烈風に吹き飛ばされるので雪の付きは薄く、下草がうっすら透けて見える。風が一層冷たい。指先がじんと冷える。10分もしない内にひょっこりと木の標識にたどり着く。
12時ジャストにトマの耳に到着。
あぁ、こんなに近いんだ。昔、夏に西黒尾根から登ったときには、肩の小屋に到着した時点ですでに遅い時刻だったので、登頂せずにそのまま天神平に降りてしまった。トマの耳なら、拍子抜けするほど、こんなにも近いんだなぁ…と思った。
「あんまり東に寄ると危ないよ~」とFさん。天候がよければマチガ沢のざっくり切れ落ちた絶壁を見れたかもしれないけど、周囲は吹雪の中でなにも見えません。。うん、まぁ、無事に登頂できただけ良かった。ほんとうに良かった。(オキの耳の方が標高は高いのですが、冬山の記録を見るとトマの耳までの場合が多いようなので、これでよしということで。)
再び肩の小屋に戻り、そのまま即下山開始。
←肩の小屋の前の標識。海老の尻尾が発達中。
「Y君、東に××m進んで。あと10歩くらい。それから南に向かって」とFさんが先頭を歩くY氏に向かって指示を出す。まさに前方に赤旗が現れる。
雪田を過ぎたところでアイゼンをはずし、あとはツボ足で下山。来たときのトレースがあるはずなんだけど、かなり消えている。途中で登ってくる数パーティとすれ違う。偶然すれ違った方が、FさんともKさんとも知り合いだった。FさんとKさんは今回初めての顔合わせだけど、やっぱり山の世界は狭いな。
登るときはあんなにたいへんだったのに降りるのは早いねぇ~…といいつつも、柔らかい新雪はふにゃふにゃで、下山は下山で結構たいへん。
13時に熊穴沢の避難小屋に到着し大休止。ひとまずここまで来ればひと安心。帰りは下るだけ~と思っていたけど最後に細かいアップダウンが続き、少し裏切られた感じ(登りのときの様子をすっかり忘れている自分…)。
14時5分過ぎにロープウェー山頂駅に到着。みんな無事に登って無事に戻ることができてなによりでした。
冬山の場合は天候や積雪状況でコンディションがまるで違ってくるので、どこまで行けるかと同時にどこで引き返すかという判断が難しいということをつくづく実感。自分なぞへタレもいいところなので、多分今回のような強力なメンバーに恵まれずに単独だったらゲレンデの脇をちょろりと歩いて良しとしたんじゃないかと思う。自分が登ったのではなくて、登らせてもらったんだという気持ち。状況やメンバーに。それでも、自分がFさんのような経験を積んでその立場にいたら、どんな判断をするだろう、そんなこともつらつら考えてみる。
ラッセル隊のお陰で(自分もほんのちょっとは踏んだけど、ほんとにほんのちょっぴり。それでも全身汗だくになった)前に進むことができた癖にそんなことを言うのは申し訳ないけど、トレースのない真っ白い雪山はほんとうにきれいで楽しかった。たとえ展望がなくても、そこにいるということだけで楽しかった。寒くてたいへんだけど。
また、登頂できなくてもいいや~と思っていたけれど、登頂できたのはそれはそれでやっぱりうれしい。
みなさまのお陰です。ありがとうございます。
さて翌日は、近場のスキー場でゲレンデスキー。お陰様で、本日は首から背中、腰にかけてバリバリでございま。おまけに、冬山はガッツでGoといわんばかりに食べ過ぎ(+呑み過ぎ)たので、クライミングモードに戻れそうになくて不安。。
麓の街は割合穏やかな天気だったそうだけど、山はすっかり雲の中。
ラッセル跡のない新雪の雪道を横殴りの雪風に煽られながら、経験豊富なFさんの的確な指示と、強力なラッセル隊のお陰で無事に登頂できました。
金曜日の夜に都内を出発し、谷川ロープウェー駐車場に到着したのは深夜12時過ぎ。メンバーは総勢7名。駐車場内には幸い他の車が停まっていなかったので、片隅にテントを張って宴会。翌朝の出発はロープウェーの始発待ちなので、普段よりは出発が遅めとはいえ、3リットルの箱ワインやら日本酒やらと続々とお酒が注がれつつ話が盛り上がり、そろそろ寝たほうがいいんじゃないかと気付いたら午前3時。うひゃ。
暖房が効いていて暖かいロープウェー乗り場のロビーに移動すると、そこには登山予定と思しき人たちが死屍累々と眠りについていました。
朝6時に起床。といっても、なんだかみんな眠たげな様子。自分もまた、まだ酔いが抜けきらないというか、洗面所の鏡を見るとまだ顔が紅いのですが。。
7時に始発予定のロープウェーが山頂駅の天候不良のためかすぐには動き出さず、なんだかんだで山頂駅に到着したのは8時ちょうど。
山頂駅は降りしきる雪の中。この辺りはまだ風はそれほどではなく、視界も100m以上あるものの、見渡す限り一面の白、白、白。登山道を示す赤旗をトラロープが繋いでいるけれど、どうやら本日はトレースなし。
登山道脇で弱層チェックのためのハンドテストをしてみる。雪は降ったばかりとはいえ上越ならではのベタ雪で、先週末からどかっと降った割にはしっかりと付いている感じ。「これなら大丈夫でしょう」と雪国出身のKさんが言う。
腰までの雪の中、先行パーティがラッセルして道を拓く後ろを付いていく。
歩き出して間もなく、先頭のKさんがストップ。わかんを付けましょう、ということで、自分を含めてわかんを持参している人たちはごそごそとわかんを装着。わかんはなかなか使う機会がなかったのですが、あると便利なんだということを実感しました。
尾根に上がったところで先行パーティは雪訓のためか休止。その先の道は微かな踏み跡があるのみ。踏み跡はすぐに雪風に吹き消されてしまう。古いトレースを踏み外すとどぼんと埋まるけど、うまく乗ると膝下くらいで止まる。
10歩ずつ交代でラッセルしようとFさんが声をかけるものの、FさんやKさんやY氏の強力なラッセル隊は、10歩以上進んでも交代せずに道を拓いていく。後になればなるほど踏み跡がしっかりして多少は楽なので、ペースが遅れそうな人は後ろにまわってもらい、パーティからはぐれないように小まめに様子を見ながら先を進む。
細かいアップダウンが続き、下りはいいけど、登りになると途端にラッセルがしんどくなる。歩き出しから40分ほどすると細い尾根が続く。途中で単独行の方を抜く。いよいよ踏み跡がなくなる。
標高が低く樹林帯の中にいる内は比較的風が穏やかだけど、それでもざっと雪煙が舞うと列の最後尾の人の姿が薄ぼんやりとなる。
「いやぁ、今日はコンディションが良いほうだよ! 昔なら胸までのラッセルだったからね。視界も100mくらい見えているし、これなら良いほうだよ、うん」とFさんがみんなを励ます。そうなんだー。
Fさんは、学生時代以来約20年ぶりの冬の谷川だそう。自分は夏にはこの道を歩いたことがあるけれど、冬の状況を知らないのでありがたい。
天神沢の頭を過ぎ、熊穴沢の頭付近になると勾配が急になる。出発前に会の元代表から「雪崩が起きやすい場所なので注意するように」と言われたのはこの辺かなぁ。。と思いながら用心して進む。
9時45分に熊穴沢の避難小屋に到着。避難小屋といっても、屋根のポールがぽつんと見えているだけ。
自然の中に人工物があると興醒めすることは多いけれど、この瞬間、おそらくはあまり役に立ちそうにない金属パイプが雪中からにょっきりと顔を出しているだけで、なんだか頼もしいと思った。これで今、自分がどこにいるのかはっきりと分かる。(GPSは持っておりませんでして。。ほしいけど、高いけど、命には代えられないけど。。あぁ。。)
避難小屋を過ぎると樹林帯が切れ、あとはひたすら登り坂。地元の山岳会の方たちが設置してくださった赤旗や雪に突き出た岩などの目印ごとに来た道と進む先をコンパスで確認するように、とFさんからアドバイスを受ける。
いよいよ風雪が厳しくなり、時折ホワイトアウト。強靭なラッセル隊は、古いトレースを探し当てながらどんどんと進む。急登に息が切れて少し立ち止まっている間にも少しずつ踏み跡がかき消されていく。
この状況だと、遅れる人がいたらその時点で引き返すことになるかなと思ったけど、幸いみんなついてくる。すごいな。
登りの尾根道が続いている間は道が分かりやすかったけれど、約1700m地点の小コルは一面の雪野原となっていて、自分のような初心者は一瞬ビビル。手元のコンパスをまじまじと眺めなければ、進行方向の感覚が麻痺してしまいそう。
11時15分に天狗の休み場と呼ばれる岩場で小休止。「山頂まで行けるかな…ま、いずれにしても、12時をタイムリミットとして引き返そう」ということに。
風雪が止む気配はないけれど、ときどき視界が開けると道の東側に笹の葉がちんまり顔を出しているのが見える。昔、夏に西黒尾根から登って肩の小屋で休憩していたときに見た一面の熊笹の風景を思い出す。あのとき、夕陽に向かって万太郎山方面に歩く単独行の人の背中がやけにカッコ良かった。西部劇のラストシーンみたいだった。なんとなく。
肩の小屋の手前は広い雪原になっていて、いよいよFさんが慎重にコンパスで方角を確認する。自分も真似してコンパスをチェックするけれど、正直自分独りだったらこの状況で先に進めたとは露とも思わない。
11時35分、吹雪がうっすらとなった瞬間に、左斜め前方に肩の小屋の姿が見えた。
「小屋だ」と、みんなで小屋に向かう。道標にはびっしりと海老の尻尾が張り付いている。
「これならトマの耳まで行けるかもしれない。さくっと写真だけ撮って下山しよう」とFさんが提案し、そのまま歩き出す。風の影響を受けやすい場所なので、足元がクラスト状態。すぐに小屋に引き返し、アイゼンを装着。
肩の小屋から先はカリカリのアイスバーン。烈風に吹き飛ばされるので雪の付きは薄く、下草がうっすら透けて見える。風が一層冷たい。指先がじんと冷える。10分もしない内にひょっこりと木の標識にたどり着く。
12時ジャストにトマの耳に到着。
あぁ、こんなに近いんだ。昔、夏に西黒尾根から登ったときには、肩の小屋に到着した時点ですでに遅い時刻だったので、登頂せずにそのまま天神平に降りてしまった。トマの耳なら、拍子抜けするほど、こんなにも近いんだなぁ…と思った。
「あんまり東に寄ると危ないよ~」とFさん。天候がよければマチガ沢のざっくり切れ落ちた絶壁を見れたかもしれないけど、周囲は吹雪の中でなにも見えません。。うん、まぁ、無事に登頂できただけ良かった。ほんとうに良かった。(オキの耳の方が標高は高いのですが、冬山の記録を見るとトマの耳までの場合が多いようなので、これでよしということで。)
再び肩の小屋に戻り、そのまま即下山開始。
←肩の小屋の前の標識。海老の尻尾が発達中。
「Y君、東に××m進んで。あと10歩くらい。それから南に向かって」とFさんが先頭を歩くY氏に向かって指示を出す。まさに前方に赤旗が現れる。
雪田を過ぎたところでアイゼンをはずし、あとはツボ足で下山。来たときのトレースがあるはずなんだけど、かなり消えている。途中で登ってくる数パーティとすれ違う。偶然すれ違った方が、FさんともKさんとも知り合いだった。FさんとKさんは今回初めての顔合わせだけど、やっぱり山の世界は狭いな。
登るときはあんなにたいへんだったのに降りるのは早いねぇ~…といいつつも、柔らかい新雪はふにゃふにゃで、下山は下山で結構たいへん。
13時に熊穴沢の避難小屋に到着し大休止。ひとまずここまで来ればひと安心。帰りは下るだけ~と思っていたけど最後に細かいアップダウンが続き、少し裏切られた感じ(登りのときの様子をすっかり忘れている自分…)。
14時5分過ぎにロープウェー山頂駅に到着。みんな無事に登って無事に戻ることができてなによりでした。
冬山の場合は天候や積雪状況でコンディションがまるで違ってくるので、どこまで行けるかと同時にどこで引き返すかという判断が難しいということをつくづく実感。自分なぞへタレもいいところなので、多分今回のような強力なメンバーに恵まれずに単独だったらゲレンデの脇をちょろりと歩いて良しとしたんじゃないかと思う。自分が登ったのではなくて、登らせてもらったんだという気持ち。状況やメンバーに。それでも、自分がFさんのような経験を積んでその立場にいたら、どんな判断をするだろう、そんなこともつらつら考えてみる。
ラッセル隊のお陰で(自分もほんのちょっとは踏んだけど、ほんとにほんのちょっぴり。それでも全身汗だくになった)前に進むことができた癖にそんなことを言うのは申し訳ないけど、トレースのない真っ白い雪山はほんとうにきれいで楽しかった。たとえ展望がなくても、そこにいるということだけで楽しかった。寒くてたいへんだけど。
また、登頂できなくてもいいや~と思っていたけれど、登頂できたのはそれはそれでやっぱりうれしい。
みなさまのお陰です。ありがとうございます。
さて翌日は、近場のスキー場でゲレンデスキー。お陰様で、本日は首から背中、腰にかけてバリバリでございま。おまけに、冬山はガッツでGoといわんばかりに食べ過ぎ(+呑み過ぎ)たので、クライミングモードに戻れそうになくて不安。。
PR
Comments
Post a Comment
Calendar
最新記事
(07/27)
(07/13)
(07/10)
(03/18)
(03/17)
(03/16)
(03/16)
(03/16)
(03/12)
(03/10)
Profile
HN:
norlys
性別:
非公開
自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
つぶやき。
Category
Search
Meteo
Look down on Earth
↑陸域観測技術衛星ALOS(だいち)
「P」ボタンを押すと衛星画像になりますyo
Ads
Comments
Trackbacks
Tool
Log
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"