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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2024.04.29,Mon
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Posted by norlys - 2010.08.03,Tue

週末は白根御池ベースで北岳バットレス4尾根を登ってきました。
今年は例年よりも雪渓が多いらしく、下部岩壁からの取り付きが自分にとっては核心でした。

て、海の日の3連休に歩いた槍穂の最終日の記録を忘れてた。。
もう2週間前のことだなんて。夏という季節は短くて忙しい。。

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■DAY3(2010/07/19(月))
殺生ヒュッテ-飛騨乗越-白出沢出合-新穂高温泉

4:00 起床 - 5:16 殺生ヒュッテ 歩き出し - 6:00 槍ヶ岳山荘 着 - 6:20 飛騨乗越 - 7:06 千丈分岐 - 8:02 槍平小屋 着 - 8:15 槍平小屋 出発 - 8:43 藤木レリーフ - 8:46 滝谷避難小屋 - 9:35 白出沢出合 - 9:40 奥穂高登山口 - 10:10 穂高平小屋 - 11:00 新穂高ロープウェイ下 着
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3連休最後の日。前夜のうちに、双六や笠ヶ岳まで足を伸ばす予定を割愛し、飛騨乗越から新穂高まで下山することに決めたので、特に急ぐ理由はなく4時に起床。

気持ちのよい青空が広がる中、朝ごはんを終えて撤収開始。
すでに周囲は明るく、ちらほらと動き始める人たちで賑わい出す。

P7190589_s.JPG

←朝陽を浴びる槍ヶ岳山頂付近。

何度見てもカッコいい。
幡隆上人が憧れて止まず、3年越しで初登頂に挑んだ気持ちがなんとなく分かるような気がする。でも本当のところは分からないけど。





P7190602_s.JPG殺生ヒュッテから槍ヶ岳山荘までは、長いダラダラ坂を登る。
10人強のパーティを引率中のガイドさんが、「絶対に道を譲らないぞ」という気迫の籠もった足取りで突っ込んできたのが印象的だった。殺伐としているなぁ。

槍ヶ岳山荘の前には、名残惜しそうに風景を眺める人たちで溢れていました。




P7190611_s.JPG飛弾乗越手前から大喰岳山頂。あの山頂から槍沢方面にドロップしたらすごい気持ちよいだろうなぁ。。

焼岳の手前に見えるのは…まさかの新穂高ロープウェイ乗り場…。随分遠くまで歩いてきたと思ったのだけど。。

槍ヶ岳山荘から飛騨乗越までのダラダラ坂の下りがキツイ。左の外側側副靭帯と思しき箇所が痛い。

どうも6月に会のイベントで箱根の山を走ったときから下り坂で膝が痛むようになってしまった。困ったなぁ。。

飛騨乗越から飛騨沢へ。ガレで埋め尽くされたなだらかなカール状の地形で、ここもまたスキーで滑降したらとても気持ちがよさそう(アプローチが問題だけど…)。右手に、西鎌尾根に続く楽しげな登山道を見上げながら、大きなすり鉢状の地形の底をめがけてただただひたすら下り。下りでもめげるけれど、この道を登るのはさらにめげそうな気がする。

千状出合から先は樹林帯の中の山道に変わる。もう稜線からの風景のような楽しみがないのでざくざくと先を急ぐ。

8時過ぎに槍平小屋に到着。ここで初めての休憩。しばしのんびり。
再び歩き出し、長い山道歩き。ふと気付くと、周囲は原生林の巨木と苔に覆われた明るい森で、急いで過ぎ去るのがもったいないような気もする。

P7190655_s.JPG滝谷を渡る。
遥か遠くに見えるのは北穂のドーム。「仰ぎ見る」という言葉がぴったりで威圧的。もしも「今ここからあそこを目指すぞ」と考えただけでキュッと胃の腑が重たくなる。










P7190664_s.JPGさらになだらかな山道を下っていくと、白出沢出合。
滝谷もそうだけど、ここもまた沢にゴーロが堆積していて、自然のダイナミズムに圧倒される。

それにしても、奥穂の稜線が遠い。
あの場所を昨日歩いたんだよなぁ~と思うと、ちょっと感慨深い。








P7190681_s.JPG白出沢を過ぎると山道はおしまい。右俣林道となり、林道工事車両が頻繁に行き交う。この先もまだ長いけれど、随分と下界に近付いた印象が強くなる。

穂高平避難小屋を過ぎ、小鍋谷付近の堰堤から南岳を望む。昨日は残念ながらガスの中だったけれど、今日はくっきり。

峻険な岩稜の多い穂槍の縦走路で、ある意味特異ななだらかな南岳の形状と、直下の切れ落ちた部分が印象的。

11時ちょうどに新穂高温泉に到着。山頂付近でも昨日は暖かかっただけに、さすがに麓は暑い。じりじりと夏の気配。

ロープウェイ乗り場の入り口にある売店で飛騨牛の串焼きを食べる。に、肉うま~。
一瞬で胃袋に消えました。はかない。

途中、飛岳の湯という日帰り温泉施設でさっぱり汗を流し(なぜかここの温泉は、うまい棒が食べ放題)、一路帰京。

あぁそれにしても、夏山の縦走はやっぱり楽しいな~、と。
なだらかで癒しの稜線もとてもすてきですが、どこまでも続く岩稜をひたすら登って降りてまた登って…というのも、とても楽しい道のりでした。ありがとうございます。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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