光文社古典新訳文庫から刊行されたスタンダールの「赤と黒」(野崎歓 訳)を巡って、スタンダールを専門に研究している立命館大学教授下川茂氏と光文社が論争を繰り広げているというニュース。
(『スタンダール『赤と黒』 新訳めぐり対立 「誤訳博覧会」「些末な論争」』 産経新聞 2008/06/08)
は、さておき(「赤と黒」はむか~し読んだような気もするけど覚えてないや)、2chの関連スレのカキコに目が釘付け。
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これを思い出した。
> 特に英語ができるわけではないので、今回の翻訳にあたっては、
> わからないところはばんばんとばすか、あるいは適当に想像して書くという手法に徹した。
> 調子のいいときなど勝手に話を増やしたりまでした。
> 原文の雰囲気をできるだけ損なわないように、というような配慮はまるでしておらず、
> そもそも原文の雰囲気が理解できるほどの英語力がないためどうしようもなかった。
>
> 1997年4月25日『悪魔の国からこっちに丁稚』L・スプレイグ・ディ・キャンプ 田中哲弥訳「訳者あとがき」より
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な、なななななんですと~!?? と思い、標題の本をAmazonで検索したら、すでに絶版のようですが情報は残っていました。
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
とにかく、細かいことはさておき悪魔が丁稚に来るのである。ドラゴンとナマズを足したような姿をしたズドムはニンの国に住む悪魔だが、ある日突然人間世界で丁稚奉公してこいと命じられる。見ためはすごいズドムだが、実はインテリで、素直な性格の持ち主である。魔法使いマルヂビスに、留守中入ってくる者は誰であっても喰い殺せといわれれば、そのとおり実行する。たとえそれがマルヂビスのたった一人の弟子であっても。間抜けな悪魔ズドムが引き起こす冒険ドタバタファンタジー。田中哲弥がのびのび楽しく訳した結果こんなになってしまいました。いいのかこれで本当に。
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赤字は自分がつけました。あまりにショッキングで。
あぁ、なんと表現すればよろしいのでしょうか、この衝撃を。。
ミ ソノ ショッカータッ(Mi sono scioccata)!!!! とか、イタリア語でうなってみました。日本語で言えば、
ナ ナンダッテー!!
Ω ΩΩ
×100倍くらい。
論争で盛り上がっていいコマーシャルになっちゃている新訳「赤と黒」なんかより(なんか呼ばわり。。すみません)遥かに気になる、気になるよ。
「今回の翻訳にあたっては、わからないところはばんばんとばすか、あるいは適当に想像して書くという手法に徹した。」
それって
意訳ってレベルじゃねーぞ(笑
原題"A HARD DAY'S NIGHT"が、日本語版タイトルで「ビートルズがやってきた ヤァ! ヤァ! ヤァ!」になっちまったみたいなものだろか(追悼 水野晴夫氏)。
翻訳業界の片隅にちょこっとお邪魔していたときは、「訳抜け」「誤訳」と言葉を聞くたびにドキっとしたもんです。なんというか、翻訳関係者の耳元で「誤訳」と囁き続ければ、いつかは死に至らしめることができるんじゃないかと思うくらい。
あぁでも。。。わかる。わかります、「わからないところはばんばんとばす」その気持ち。
それでもさすがにやりすぎだろとは思うけどねぃ。
それはそれで許されるという場合もあるんですね。
SFファンは懐が広いなぁ(訳者の姿勢を好ましく思わないレビューもそりゃまぁありますが)。。
さて。気を取り直して(意味はない)。
空き容器を熱消毒して、精製水とグリセリン少量を入れて、先週漬け込んだローズマリーエキスを匙2杯分加えた後に、アラントインの粉末を少し加え、ふたをしてシェイク。
ウルソール酸はアルコール濃度が低下すると析出しちゃうとか、アライントインは60度以上の温水じゃないと溶けないそうだけど、あんまり気にせずてきとーに。いいのかこれでほんとうに(笑)。ま、いいっしょ。
で、ローズマリーウォーターのできあがり。
うすーいきれいな緑色。ローズマリーエキスは約7%程度と低濃度なのに、すごいぞ葉緑素。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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