Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2009.02.03,Tue
ガラス工芸教室のバーナーワーク講習に行ってみた。
もともとは工業原料や機能性材料としてのガラスの物性などについて学びたかったのだけど、そうなると研究室とか企業の門を叩くほかになさそうなので、方向性がまったく違うけどガラスアートでも受講してみましょか、ということになった次第。
まぁビーズやガラスアートも好きなので、それはそれでいいんだけど、まさか自分で作ってみることになるとは思わなんだ。。
教室はマンションの1室。先生は穏やかで物静かな方で、見るからに芸術肌タイプ。
薀蓄とか含蓄とか前口上とかは一切ナシでいきなり実習開始。
なにがなんだかよくわからないまま、まずは鉛ガラスのガラス棒を3本選択。
どれもこれもキレイで迷い、色の組み合わせを考えるとさらに戸惑う。(結局、組み合わせとしては失敗だった^^;)
ほんとうになにも分からないので、先生が基本のキを教えてくださる。
んで、先生の作業をお手本に自分でもやってみる。バーナーの炎の縁で鉛ガラスのガラス棒をゆっくり温めてからバーナーの炎の高温部分で溶解させる。くにゃくにゃ水飴状になるので垂れないように、くるくる回しながら玉を大きくする。もう一方の手で、ポンテと呼ばれるガラス棒を温めてから玉状のガラスの表面に軽く接着させてうにょ~と引き伸ばす。
これがもう、予想どおり難しい。
いきなりバーナーの炎にガラス棒を突っ込むとパリっと弾ける。あぁ。。溶けたガラス玉をくるくる回していないとどぼっと垂れる。あぁ。。溶けたガラス玉を引き伸ばそうと慌ててポンテのガラス棒をバーナーの炎に突っ込むと、これまたパリンと弾ける。あぁ。。ポンテの引き具合がヘタクソで、どうもうまくできない。ぐわあああぁ。。
何度かトライするものの、ことごとくエラー。稀になんとなく思い通りになっても、なぜそうできたのかわからないので再現不可。
また、ガラス棒の色によって微妙に粘性が異なるので加減がよくわからない。(今にして思うと、乳濁している色はぐにゃり度が高かったので、フッ化物系の添加剤による粘性低下だったのかも。あんなに違うんだな。。)
最後に、芯棒に巻きつけてとんぼだまの製作。
自分にはアーティスティックな感性も湧き上がるクリエイティビティもないし、そもそも技術がまったくない。芯棒に巻きつけたガラスがある程度大きくなると、地球の重力に負けてぼとりと落ちないようにヒヤヒヤしながら芯棒をくるくる回すのみ。
頭ではなんとなく分かっていたつもりだけど---つまり、ガラスとは大雑把に言うと珪砂(SiO2)と炭酸ナトリウム、炭酸カルシウムを主原料とし(鉛ガラスは酸化鉛を含有するなど、ガラスによって添加される副成分は異なる)、高温で溶融させてガラス転移点を越えると一気に剛性と粘性が低下して固体から液体となり、その後急冷させると過冷却液体となり、さらに冷却させると常温下においてはアモルファス(非晶質)な固体(=ガラス)になるのだそーな、とか、ガラス(耐熱ガラスや硬化ガラスなどを除く)は熱伝導度が低いため熱衝撃に弱く、急激な温度変化を受けるとガラス表面の微細なクラックを発端に割れてしまう、とか。
とかとか、作業中はそういうガラスにまつわる薀蓄を考えている余裕なんてありません。
右手と左手で別の作業を行うことでいっぱいいっぱい。はうぁ。
なんというか、栄養学を学ぶつもりだったのに、繁盛している中華レストランの厨房に飛び込んでしまったような気分。。あいやー。。
まぁでもモノを作るのは好きだし(センスはないが)、なによりガラスの質感が好きなので、時間が経つのを忘れて作業に没頭してしまいました。楽しかった。
もともとは工業原料や機能性材料としてのガラスの物性などについて学びたかったのだけど、そうなると研究室とか企業の門を叩くほかになさそうなので、方向性がまったく違うけどガラスアートでも受講してみましょか、ということになった次第。
まぁビーズやガラスアートも好きなので、それはそれでいいんだけど、まさか自分で作ってみることになるとは思わなんだ。。
教室はマンションの1室。先生は穏やかで物静かな方で、見るからに芸術肌タイプ。
薀蓄とか含蓄とか前口上とかは一切ナシでいきなり実習開始。
なにがなんだかよくわからないまま、まずは鉛ガラスのガラス棒を3本選択。
どれもこれもキレイで迷い、色の組み合わせを考えるとさらに戸惑う。(結局、組み合わせとしては失敗だった^^;)
ほんとうになにも分からないので、先生が基本のキを教えてくださる。
んで、先生の作業をお手本に自分でもやってみる。バーナーの炎の縁で鉛ガラスのガラス棒をゆっくり温めてからバーナーの炎の高温部分で溶解させる。くにゃくにゃ水飴状になるので垂れないように、くるくる回しながら玉を大きくする。もう一方の手で、ポンテと呼ばれるガラス棒を温めてから玉状のガラスの表面に軽く接着させてうにょ~と引き伸ばす。
これがもう、予想どおり難しい。
いきなりバーナーの炎にガラス棒を突っ込むとパリっと弾ける。あぁ。。溶けたガラス玉をくるくる回していないとどぼっと垂れる。あぁ。。溶けたガラス玉を引き伸ばそうと慌ててポンテのガラス棒をバーナーの炎に突っ込むと、これまたパリンと弾ける。あぁ。。ポンテの引き具合がヘタクソで、どうもうまくできない。ぐわあああぁ。。
何度かトライするものの、ことごとくエラー。稀になんとなく思い通りになっても、なぜそうできたのかわからないので再現不可。
また、ガラス棒の色によって微妙に粘性が異なるので加減がよくわからない。(今にして思うと、乳濁している色はぐにゃり度が高かったので、フッ化物系の添加剤による粘性低下だったのかも。あんなに違うんだな。。)
最後に、芯棒に巻きつけてとんぼだまの製作。
自分にはアーティスティックな感性も湧き上がるクリエイティビティもないし、そもそも技術がまったくない。芯棒に巻きつけたガラスがある程度大きくなると、地球の重力に負けてぼとりと落ちないようにヒヤヒヤしながら芯棒をくるくる回すのみ。
頭ではなんとなく分かっていたつもりだけど---つまり、ガラスとは大雑把に言うと珪砂(SiO2)と炭酸ナトリウム、炭酸カルシウムを主原料とし(鉛ガラスは酸化鉛を含有するなど、ガラスによって添加される副成分は異なる)、高温で溶融させてガラス転移点を越えると一気に剛性と粘性が低下して固体から液体となり、その後急冷させると過冷却液体となり、さらに冷却させると常温下においてはアモルファス(非晶質)な固体(=ガラス)になるのだそーな、とか、ガラス(耐熱ガラスや硬化ガラスなどを除く)は熱伝導度が低いため熱衝撃に弱く、急激な温度変化を受けるとガラス表面の微細なクラックを発端に割れてしまう、とか。
とかとか、作業中はそういうガラスにまつわる薀蓄を考えている余裕なんてありません。
右手と左手で別の作業を行うことでいっぱいいっぱい。はうぁ。
なんというか、栄養学を学ぶつもりだったのに、繁盛している中華レストランの厨房に飛び込んでしまったような気分。。あいやー。。
まぁでもモノを作るのは好きだし(センスはないが)、なによりガラスの質感が好きなので、時間が経つのを忘れて作業に没頭してしまいました。楽しかった。
PR
Comments
Post a Comment
Calendar
最新記事
(07/27)
(07/13)
(07/10)
(03/18)
(03/17)
(03/16)
(03/16)
(03/16)
(03/12)
(03/10)
Profile
HN:
norlys
性別:
非公開
自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
つぶやき。
Category
Search
Meteo
Look down on Earth
↑陸域観測技術衛星ALOS(だいち)
「P」ボタンを押すと衛星画像になりますyo
Ads
Comments
Trackbacks
Tool
Log
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"