Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2015.06.02,Tue
先週末の土曜日は小川山で遭難対策訓練。
イベントがあるので混んでいるかな…と思いきや、イベントで貸切にされたためか、予想した激混み感はなく、人の訪いのないエリアでこじんまりと賑やかに。
で、日曜日は瑞牆に移動してお初の詩エリアへ。
出発が遅めだったのでアプローチが割と近そうなところがいいかな…と。
到着してみたら、折しもその直前に、色々な方の写真を拝見して「このクラック楽しそう…! だけど、どこなんだろう…」と思っていた、まさにその岩場でした。偶然。こんなこともあるものだな、と。
前日の深酔いが祟り体調はイマイチだったけれど、みんなでわいわいと登り楽しい時間を過ごしました。ありがとうございます。
***今回触った(登っただけ)のルート***
/*2015/05/24
瑞牆、瑞牆の詩
・神楽(5.9 NP)-×。オンサイトトライを目論むも、半ばでメンタルが挫けました。。うわっ、私のメンタル弱過ぎw でも良いルートです。ご飯3杯。
・つちのこ(5.9 NP)-TR。先に登った方々が、なんでも「めっちゃ悪い、最後がボルダームーブで厳しい」とのことだったのでTRで。ダブルクラックのワイドムーブで、あれこれ自分は得意系だわ…でした。色々な登り方ができて、それぞれに印象が異なるというのは面白いものです。下部はコケコケ上部は砂砂で、つちのこというよりつちこけ。ご飯1.5杯。
・魚雷(5.9 NP)-フォローで回収。中間部のボンバーなハンドジャムゾーンは秀逸。からのワイドの連続性も面白い。ワンポイントではなく愉悦のジャミングが続き、ルートの美しさが際立つ感じ。ご飯4杯いけます。
イベントがあるので混んでいるかな…と思いきや、イベントで貸切にされたためか、予想した激混み感はなく、人の訪いのないエリアでこじんまりと賑やかに。
で、日曜日は瑞牆に移動してお初の詩エリアへ。
出発が遅めだったのでアプローチが割と近そうなところがいいかな…と。
到着してみたら、折しもその直前に、色々な方の写真を拝見して「このクラック楽しそう…! だけど、どこなんだろう…」と思っていた、まさにその岩場でした。偶然。こんなこともあるものだな、と。
前日の深酔いが祟り体調はイマイチだったけれど、みんなでわいわいと登り楽しい時間を過ごしました。ありがとうございます。
***今回触った(登っただけ)のルート***
/*2015/05/24
瑞牆、瑞牆の詩
・神楽(5.9 NP)-×。オンサイトトライを目論むも、半ばでメンタルが挫けました。。うわっ、私のメンタル弱過ぎw でも良いルートです。ご飯3杯。
・つちのこ(5.9 NP)-TR。先に登った方々が、なんでも「めっちゃ悪い、最後がボルダームーブで厳しい」とのことだったのでTRで。ダブルクラックのワイドムーブで、あれこれ自分は得意系だわ…でした。色々な登り方ができて、それぞれに印象が異なるというのは面白いものです。下部はコケコケ上部は砂砂で、つちのこというよりつちこけ。ご飯1.5杯。
・魚雷(5.9 NP)-フォローで回収。中間部のボンバーなハンドジャムゾーンは秀逸。からのワイドの連続性も面白い。ワンポイントではなく愉悦のジャミングが続き、ルートの美しさが際立つ感じ。ご飯4杯いけます。
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Posted by norlys - 2015.06.01,Mon
書かないでいると記憶が薄れてしまいそうなので、外岩の記録をメモ。
5月16日の土曜日は雨予報だったので、急遽パンツーでジムトレ。
木曜日のスクールの筋トレの影響か疲労感がずっしりで、目が覚めたら外岩に出かけるには完全に遅刻の時間でした。ちーん(ごめんなさい)。
そのうち雨が降り始めたので、どのみち外岩はダメだったけど。
お昼前にジムから軽く登ったけれど、筋トレの疲れがひどくて、ほんとうにヨレヨレでした。。
筋トレこわい…w
甲府の山口温泉でお風呂に入り(自噴の炭酸泉なので湯温はぬるめだけど、じっくりつかると湯上りぽかぽか)、瑞牆へ。
日曜日は地獄エリアへ。
天気予報では結構気温が上がりそうだったので、涼しいエリアでも大丈夫だろう…と思ったら、岩場の基部は木陰なので午前中は寒いくらい。
陽射しを求めて2Fでアップ。何度か登ったルートなのに、あろうことかフォール。うむぅ。
それはかなり悔しいので、再度トライ。で、無事再登。あろうことか、上部にキャメ4を残置していたのでリトライしてよかったです。スクールでの筋トレの翌々日のジムの翌日で、どうも脳味噌がぽんやり…。
それから1Fの「苔ジャム(5.10a NP)」にトライ。以前からちょっとここは登れそうなんじゃないかと気になっていたけれど、その頃は苔もモスモスしていたしグレードも分からなかったので眺めるだけでした。
先日刊行された瑞牆本には10aとあり、見た目以上に内容は面白いとのことなので、今回OSトライをさせていただきました(ありがとうございます)。
核心は一目瞭然。あぁだよな…と、核心を抜けてバンドに出たところで、瑞牆本だと右に終了点があるそうですが、トポをちゃんと見ていなかったことと、左手に傾斜の緩いワイドクラックが続いていたので、吸い込まれるように左側へ継続。手持ちのギアは乏しくて心細かったけれど、今更グランドフォールすることもないだろうし…、なによりこのルートを登った方ならこっちを選ぶはず…と、クラックをよじよじ登ったらカヌーの終了点のテラスへ。ささやかだけど、登り切ったという満足感に満たされました。
後日、ジムで初登された方にお話を伺ったら、やはり左側のワイドに継続されたとのこと。
「わ、やっぱり!」と、自分的にすとーんと腑に落ちた感じで、嬉しかったです。
しばらくのんびりとレストしながら、Iさんの渾身のオンサイトトライを拝見し、感動。
なんかすごいものを見たなぁ…という感想。強く上手く美しい、自分もまた、そういうクライミングができたらいいなぁ…と。
それから3Fに移動してオリジナルピッチの3P目(5.10b NP)へ。10bなら落ちる筈がないというまに氏がさくっとオンサイト。10bって名張のムササビ君と同じグレードだよね…と自分は緊張感いっぱいでトライ。
長さはそれほどないもののすっきりとしていて、自然の造形に翻弄される中身の濃い楽しいルートでした。
楽しかったです。ありがとうございます。
***今回登ったルート***
/*2015/05/17
瑞牆、クラック地獄
・オリジナルピッチ2P目(5.10a NP)-×。まさかのおぬめりフォール。
・オリジナルピッチ2P目(5.10a NP)-再登。悲しいのでもう一度。陽当たりも良く、いいルートです。ご飯2杯。
・苔ジャム(5.10a NP)-OS。名前の通りコケコケ。でも登られてきたのか以前よりもキレイになっているような。ワイルドで全身を使うクライミングの楽しさを満喫。左に継続したことで長さもあって、お腹いっぱいになりました。ご飯2.5杯。
・オリジナルピッチ3P目(5.10b NP)-FL。岩の形状に翻弄される楽しいハンド~ワイド。手の大きい人の方が若干有利かも。ご飯2杯。
・オリジナルピッチ3P目(5.10b NP)-TR。上のピッチを登るには時間が足りなかったので、今一度トップロープで。クラックの練習にはよいと思います。
5月16日の土曜日は雨予報だったので、急遽パンツーでジムトレ。
木曜日のスクールの筋トレの影響か疲労感がずっしりで、目が覚めたら外岩に出かけるには完全に遅刻の時間でした。ちーん(ごめんなさい)。
そのうち雨が降り始めたので、どのみち外岩はダメだったけど。
お昼前にジムから軽く登ったけれど、筋トレの疲れがひどくて、ほんとうにヨレヨレでした。。
筋トレこわい…w
甲府の山口温泉でお風呂に入り(自噴の炭酸泉なので湯温はぬるめだけど、じっくりつかると湯上りぽかぽか)、瑞牆へ。
日曜日は地獄エリアへ。
天気予報では結構気温が上がりそうだったので、涼しいエリアでも大丈夫だろう…と思ったら、岩場の基部は木陰なので午前中は寒いくらい。
陽射しを求めて2Fでアップ。何度か登ったルートなのに、あろうことかフォール。うむぅ。
それはかなり悔しいので、再度トライ。で、無事再登。あろうことか、上部にキャメ4を残置していたのでリトライしてよかったです。スクールでの筋トレの翌々日のジムの翌日で、どうも脳味噌がぽんやり…。
それから1Fの「苔ジャム(5.10a NP)」にトライ。以前からちょっとここは登れそうなんじゃないかと気になっていたけれど、その頃は苔もモスモスしていたしグレードも分からなかったので眺めるだけでした。
先日刊行された瑞牆本には10aとあり、見た目以上に内容は面白いとのことなので、今回OSトライをさせていただきました(ありがとうございます)。
核心は一目瞭然。あぁだよな…と、核心を抜けてバンドに出たところで、瑞牆本だと右に終了点があるそうですが、トポをちゃんと見ていなかったことと、左手に傾斜の緩いワイドクラックが続いていたので、吸い込まれるように左側へ継続。手持ちのギアは乏しくて心細かったけれど、今更グランドフォールすることもないだろうし…、なによりこのルートを登った方ならこっちを選ぶはず…と、クラックをよじよじ登ったらカヌーの終了点のテラスへ。ささやかだけど、登り切ったという満足感に満たされました。
後日、ジムで初登された方にお話を伺ったら、やはり左側のワイドに継続されたとのこと。
「わ、やっぱり!」と、自分的にすとーんと腑に落ちた感じで、嬉しかったです。
しばらくのんびりとレストしながら、Iさんの渾身のオンサイトトライを拝見し、感動。
なんかすごいものを見たなぁ…という感想。強く上手く美しい、自分もまた、そういうクライミングができたらいいなぁ…と。
それから3Fに移動してオリジナルピッチの3P目(5.10b NP)へ。10bなら落ちる筈がないというまに氏がさくっとオンサイト。10bって名張のムササビ君と同じグレードだよね…と自分は緊張感いっぱいでトライ。
長さはそれほどないもののすっきりとしていて、自然の造形に翻弄される中身の濃い楽しいルートでした。
楽しかったです。ありがとうございます。
***今回登ったルート***
/*2015/05/17
瑞牆、クラック地獄
・オリジナルピッチ2P目(5.10a NP)-×。まさかのおぬめりフォール。
・オリジナルピッチ2P目(5.10a NP)-再登。悲しいのでもう一度。陽当たりも良く、いいルートです。ご飯2杯。
・苔ジャム(5.10a NP)-OS。名前の通りコケコケ。でも登られてきたのか以前よりもキレイになっているような。ワイルドで全身を使うクライミングの楽しさを満喫。左に継続したことで長さもあって、お腹いっぱいになりました。ご飯2.5杯。
・オリジナルピッチ3P目(5.10b NP)-FL。岩の形状に翻弄される楽しいハンド~ワイド。手の大きい人の方が若干有利かも。ご飯2杯。
・オリジナルピッチ3P目(5.10b NP)-TR。上のピッチを登るには時間が足りなかったので、今一度トップロープで。クラックの練習にはよいと思います。
Posted by norlys - 2015.05.02,Sat
日曜日は湯川に移動し、GW遠征中の北海道支部長さんたちと久しぶりにご一緒。
前日の瑞牆は静かだったのに、この日の湯川は大賑わい(土曜日は空いていたらしいけど)。
殆どの方が顔見知りということもあり、まるで通慣れたジムのよう。初めてお目にかかる方とでも、同じように割れ目好きということもあり、ふとした場面でギア談義に花が咲いたりするのも湯川ならでは。とても楽しい時間を過ごしました。ありがとうございます。
前日の疲れが抜けないこともあり、せっかくの晴れた岩場なのに、残念ながらほとんどトップロープで食い散らかし。。
まぁぼちぼちっと。
2015/04/26
/*湯川
・コークスクリュー(5.9 NP)-アップのロープガン&カム回収便(未回収<-え)
・フォーサイト-(5.10a/b)-TR。何度目でも前腕張るのは上達してないということなのかな…。
・北風小僧(5.9 NP)-再登。久しぶりに。上部のスメアでふくらはぎぱんぱん。。
・コークスクリュー(5.9 NP)-再登。ちょうど空いていたので。
・テレポーテーション(5.10d NP)-TR。上部のクラックにてんとう虫がいっぱいいました。
・コークスクリュー(5.9 NP)-TR。トレーニング。
・サイコキネシス(5.10d NP)-TR。核心抜けたのにその上で腕が尽きました…とほほ。
前日の瑞牆は静かだったのに、この日の湯川は大賑わい(土曜日は空いていたらしいけど)。
殆どの方が顔見知りということもあり、まるで通慣れたジムのよう。初めてお目にかかる方とでも、同じように割れ目好きということもあり、ふとした場面でギア談義に花が咲いたりするのも湯川ならでは。とても楽しい時間を過ごしました。ありがとうございます。
前日の疲れが抜けないこともあり、せっかくの晴れた岩場なのに、残念ながらほとんどトップロープで食い散らかし。。
まぁぼちぼちっと。
2015/04/26
/*湯川
・コークスクリュー(5.9 NP)-アップのロープガン&カム回収便(未回収<-え)
・フォーサイト-(5.10a/b)-TR。何度目でも前腕張るのは上達してないということなのかな…。
・北風小僧(5.9 NP)-再登。久しぶりに。上部のスメアでふくらはぎぱんぱん。。
・コークスクリュー(5.9 NP)-再登。ちょうど空いていたので。
・テレポーテーション(5.10d NP)-TR。上部のクラックにてんとう虫がいっぱいいました。
・コークスクリュー(5.9 NP)-TR。トレーニング。
・サイコキネシス(5.10d NP)-TR。核心抜けたのにその上で腕が尽きました…とほほ。
Posted by norlys - 2015.05.02,Sat
4月25日の土曜日は瑞牆の十一面岩末端壁へ。
ずっと十一面のことを「といちめん」と呼んでいたけれど、昨日出版された瑞牆本によれば正しくは「じゅういちめん(いわ)」なのだそう。知らなかった。
瑞牆本が出たことで、さぞ瑞牆人気も鰻上りで大混雑…を予想してけれど、意に反して(そしてそれは幸いなことに)末端壁は終日貸切でした。
GW連休直前の週末ということと、小川山シーズン開幕ということもあってか、なのか。ただ単にタイミングなのか。
まずは調和の幻想1P目でアップ。
3月末に訪れた時は谷筋に残っていた雪もすっかり融け、陽射しはうららか。ただ、岩の基部からは染み出し多数。岩の内部から冷気が噴き出し、触れるとひんやり。なので、岩の表面はパリパリだけど、クラックの内部は若干しっとり。
それからアストロドーム(5.11a NP)にトライ。
離陸して少し上に上がった地点でカムのセットに手間取り、即座にテンション。その後もどテン山…というか、ほぼエイドでバンドに辿り着くのがやっと。
「こんなに頑張っているのだから、最後はきっとなにかが助けてくれるんじゃないか…」というような一文がヨシーダ氏のマーズの記録にあったとうろ覚えですが、まさにそんな心境。
クライミングに奇跡など起こらないのだと、がっくし。
貸切なのを良いことにバンド地点にカムを固め打ち、いったんロワーダウン。しばらくレストし、バンドまではトップロープ状態で、その上はリードでリハーサル。
バンドを越えれば後は慎重に登るだけ…と頭では分かっていても、初めてリードで登ると(以前一度リードでトライしてすぐに降りてしまったので、上部は初めて)緊張maxで上部もどテン山。ほうほうのていで終了点まで。
最後にトップロープでムーブの確認。
下山の時にはすっかり足元がヨレヨレになってしまい、まだまだフィジカルが足りてないということを痛感。
まだまだここの入口にも立っていない自分を思い知りました。
夜は会の方々とご飯を食べてからの、なぜか流れでレジェンドさん達の立ち話に参加。楽しかったです。ありがとうございます。
2015/04/25
/*瑞牆、十一面末端壁
・調和の幻想1P(5.10a NP)-アップで。さすがに慣れてきました。
・アストロドーム(5.11a NP)-×。下部のバランスとカムのセットがだめだめ。
・アストロドーム(5.11a NP)-×。バンドまでTRで、上部は初めてリード。メンタルぼろぼろ。
・アストロドーム(5.11a NP)-TR。人生にもクライミングにも奇跡なんてないんだよー(涙
ずっと十一面のことを「といちめん」と呼んでいたけれど、昨日出版された瑞牆本によれば正しくは「じゅういちめん(いわ)」なのだそう。知らなかった。
瑞牆本が出たことで、さぞ瑞牆人気も鰻上りで大混雑…を予想してけれど、意に反して(そしてそれは幸いなことに)末端壁は終日貸切でした。
GW連休直前の週末ということと、小川山シーズン開幕ということもあってか、なのか。ただ単にタイミングなのか。
まずは調和の幻想1P目でアップ。
3月末に訪れた時は谷筋に残っていた雪もすっかり融け、陽射しはうららか。ただ、岩の基部からは染み出し多数。岩の内部から冷気が噴き出し、触れるとひんやり。なので、岩の表面はパリパリだけど、クラックの内部は若干しっとり。
それからアストロドーム(5.11a NP)にトライ。
離陸して少し上に上がった地点でカムのセットに手間取り、即座にテンション。その後もどテン山…というか、ほぼエイドでバンドに辿り着くのがやっと。
「こんなに頑張っているのだから、最後はきっとなにかが助けてくれるんじゃないか…」というような一文がヨシーダ氏のマーズの記録にあったとうろ覚えですが、まさにそんな心境。
クライミングに奇跡など起こらないのだと、がっくし。
貸切なのを良いことにバンド地点にカムを固め打ち、いったんロワーダウン。しばらくレストし、バンドまではトップロープ状態で、その上はリードでリハーサル。
バンドを越えれば後は慎重に登るだけ…と頭では分かっていても、初めてリードで登ると(以前一度リードでトライしてすぐに降りてしまったので、上部は初めて)緊張maxで上部もどテン山。ほうほうのていで終了点まで。
最後にトップロープでムーブの確認。
下山の時にはすっかり足元がヨレヨレになってしまい、まだまだフィジカルが足りてないということを痛感。
まだまだここの入口にも立っていない自分を思い知りました。
夜は会の方々とご飯を食べてからの、なぜか流れでレジェンドさん達の立ち話に参加。楽しかったです。ありがとうございます。
2015/04/25
/*瑞牆、十一面末端壁
・調和の幻想1P(5.10a NP)-アップで。さすがに慣れてきました。
・アストロドーム(5.11a NP)-×。下部のバランスとカムのセットがだめだめ。
・アストロドーム(5.11a NP)-×。バンドまでTRで、上部は初めてリード。メンタルぼろぼろ。
・アストロドーム(5.11a NP)-TR。人生にもクライミングにも奇跡なんてないんだよー(涙
Posted by norlys - 2015.04.23,Thu
先週末は元祖なばらーU夫妻と共に名張へ遠征。今年に入って2回目の名張。
3月中旬に名張に行って来た旨をジムでお話したら、4月になったら行きましょうそうしましょう、と。ありがたいお言葉。
今回もまた、普通の土日で名張へ弾丸ツアー。
4月18日の土曜日は第一岩壁へ。
なばらーの方々がたくさんいらっしゃり、岩場は和やかに賑やか。
新緑が目に美しく、陽射しは眩しく、けれども暑くなく、岩は若干ひんやり。あぁ、いいな…、ここにいられるだけで本当に幸せだな…と、しみじみ。
奥壁に移動し、まずは「Golden Jam(5.7/9 NP)」でアップ。
寝不足気味ということもあって体調は今ひとつだし、ぶよがぶんぶん飛び回っていたけれど(東海ではもうそんな季節なのか…と驚きつつ)、割れ目に指を手を腕を足を突っ込むだけで、ただただ幸せ。
それから「むささび君の休暇村(5.10b NP)」にTRで。
TRだとノーテンなんですけどねぇ…。とはいえ、前回リードでトライした時にカムが邪魔になって身動きとれず…だったので、動きをもっと確実にするかセットするカムのサイズを変更しないとリードのトライは難しそう…。花崗岩だったらフリクションで登れてしまいそうだけど、名張の岩ではそうはいかない点がとても面白いし大好きなのですが。。
ただこのルートは、名張のツヨツヨさん達の中でも「なんか不確実な感じ」との評価のあったので、よほどジャストフィットなサイズの持ち主でなければ、そういうものなのかも。
そうこうしている内に、Uさんとまに氏がそれぞれ「大魔神の逆襲」と「蔦屋」にトライ。どちらも30mほぼいっぱいにロープを伸ばす長いルートへのOSトライ。OS狙いだけに緊張感に満ちたトライ。お二人とも見事OS成功。あぁすごいなぁ…と、ちょっとうるっときました。
おおげさかもなんですが、オブザベを重ねていざギアを担いで長いルートの中で一手一手を進めて登り切ることは、本当に価値があると思う。そして、OSトライは一生に一度きりなので、ただただ素直に羨ましい。お二人とも、さすがです。
自分ときたら、へぼへぼなのでTRでお触りさせていただくばかりで…。若干勿体ないかな…とも思いつつ、練習しなければ上達もせず、と割り切るように自分に言い聞かせてみる。ヘタレ。
この日の夜は、久し振りに名張の岩場に戻られたU夫妻を囲み、総勢14名(?)の大所帯で宴会。
楽しくて時間が過ぎるのがあっという間でした。
4月19日の日曜日、未明にテントを叩く雨音をまどろみの中で聞き、遥々遠征してきたのになぁ…と二日酔い気味の頭を振りつつ起きてみれば、外は未だしっとりと春の雨。雨のピークは一時的に過ぎたものの、午前中は断続的に雨予報。。
それでも雨に強い第一岩壁ならば…ということで、岩場へGo。時折小雨は降るものの、岩は割とドライなコンディションでなるほど登れそう。(というよりも、もう登る気まんまんな皆の熱気に岩も乾いた…? というのが正解(笑))
登れるとはいえ、コンディションはやはりイマイチ。いや、「湿っているのは岩じゃない、オレのハートだ」的なw。
チャレンジングなルートは難しいので、まずは空いていた「これなんですか(5.10a NP)」へ。
それから、その下の「苔男(5.10c NP)」にトライ(自分はトップロープだけど)。
1便目は前回固めたはずのムーブが再現できずどテン山。ほうほうの体でトップアウトし、核心部分のムーブを改めて作り直し。その甲斐あってか2便目はどうにかノーテン。
名張にしてはルート自体が短い分、核心ムーブの強度が凝縮されていて、過たずしっかりとジャミングを決めることが自分には未だ難しく、そして楽しい。
そんなこんなでタイムアウトになったので、皆さまにお別れの挨拶をして、一路帰京。
日曜日のお天気が各所でイマイチだったせいか渋滞もなくスムーズに帰ることができました(ほ)。
今回もまた大した成果はなく。そりゃ前回訪れたときから一ヶ月弱で突然上手になっていたりなんて考えは甘い罠。
折角遠征してきたのだから名のあるルートに果敢に挑戦できたら、そして登ることができたら、それはもう最高なんだろうけど。
ただ、名張に足繁く通われているローカルの方々とお話をしている中で、皆さん本当にここの岩場が好きなんだなぁ…という熱い思いをお裾分けしていただいて、それはとても幸せなことでした。
グレードというのはひとつの目安だし、自分もまたやはりグレードは気になるけど、名張の場合には同じ数字でも性質が全然異なるルートが多いので(と思います)、数字だけではなくどのルートにトライしているかまたは登れたか、というルート主体の見方をする方が多いように思われ、そのことが自分にはうれしいのです。
とまぁ。楽しく登り連日餃子を食べてはさらに餃子への思いの丈を語り合い…と、クライミングと餃子づくしの2日間でした。
普通の土日がまるで何日もかけてのツアーのような濃密さで、道中や岩場や宴会でお会いした皆様には心から感謝しています。
本当にほんとうにありがとうございました。
***今回登った(触っただけの)ルート***
2014/04/18
/*名張、第一岩壁
・Golden Jam (5.7 NP)-再登。アップなので、上部の木を贅沢にふんだんに活用し、ラグジュアリーに登りました(苦笑)。
・むささび君の休暇村(5.10b NP)-TR。TRだと行けますけどね、えぇえぇ…。前回お触りしたときにもしかしてーと思った「途中で向きを変える」を試したら結構ハマった。サイズの違いなのかなぁ…。次回機会があったらリードしたいです。
・大魔神の逆襲(5.11a NP)-TR。Uさん渾身のOSのおこぼれに預かりTRで。
出だしはボルダリー、中間部は長い快適な旅、そして最後にボールドなムーブが出てくるという、キムチの上にシフォンケーキを重ねハバネロをトッピングしたような内容(意味不明w)。
1回目は出だし3歩目でスリップ。2回目はノーテンだったけどね、でもね、リードするのは躊躇。見た目すごくカッコいいんですけどね…。内容も刺激的なんだけど…。
上部にボルトが1つあればきっと全然違うのに...と思ったり、同時に、ボルトがないことがこのルートを完成させているようにも思えたり。うん、やはりない方がいい。すっきり。
・蔦屋(5.10c NP)-TR。まに氏渾身のOSのおこぼれに預かりTRで(そんなんばっか…w)。
前回訪れた時は良さそうだったけど、今回見たらなんとなくパッとしない印象。でも登ってみたら、名張っぽいワイドを交えたムーブから気持ちの良いジャミングが続き、長くて楽しいルートでした。
・蔦屋(5.10c NP)-RP。少し休憩した後、リードでトライ。ムーブは分かっているし、プロテクションも教えてもらったし…と、いたせりつくせりのコンディション。無事にRP。
登れたことは素直に嬉しいけれど、やっぱりあれだ、長いルートこそOS(FL)できたらばこそ、最高だよなぁ…。
2014/04/19
/*名張、第一岩壁
・これなんですか(5.10a NP)-再登。クラックの内部が若干しっとりしていてちょっと焦ったけれど、上部は乾いていたのでよかった。初めてトライしたときは、本当に「ええーこれなんですかっ!」状態だったけど、徐々に安定してきたような気がします。だといいな。
・苔男(5.10c NP)-TR。1便目は核心箇所がしどろもどろでコテンパン。
・苔男(5.10c NP)-TR。2便目はフットホールドと手順を変更してみました。どうにかノーテン。シンハンドが効きすぎて手の甲が痛いです…(嬉し泣き)。今一度ムーブを固めて、いつかリードしたいなぁ。。
3月中旬に名張に行って来た旨をジムでお話したら、4月になったら行きましょうそうしましょう、と。ありがたいお言葉。
今回もまた、普通の土日で名張へ弾丸ツアー。
4月18日の土曜日は第一岩壁へ。
なばらーの方々がたくさんいらっしゃり、岩場は和やかに賑やか。
新緑が目に美しく、陽射しは眩しく、けれども暑くなく、岩は若干ひんやり。あぁ、いいな…、ここにいられるだけで本当に幸せだな…と、しみじみ。
奥壁に移動し、まずは「Golden Jam(5.7/9 NP)」でアップ。
寝不足気味ということもあって体調は今ひとつだし、ぶよがぶんぶん飛び回っていたけれど(東海ではもうそんな季節なのか…と驚きつつ)、割れ目に指を手を腕を足を突っ込むだけで、ただただ幸せ。
それから「むささび君の休暇村(5.10b NP)」にTRで。
TRだとノーテンなんですけどねぇ…。とはいえ、前回リードでトライした時にカムが邪魔になって身動きとれず…だったので、動きをもっと確実にするかセットするカムのサイズを変更しないとリードのトライは難しそう…。花崗岩だったらフリクションで登れてしまいそうだけど、名張の岩ではそうはいかない点がとても面白いし大好きなのですが。。
ただこのルートは、名張のツヨツヨさん達の中でも「なんか不確実な感じ」との評価のあったので、よほどジャストフィットなサイズの持ち主でなければ、そういうものなのかも。
そうこうしている内に、Uさんとまに氏がそれぞれ「大魔神の逆襲」と「蔦屋」にトライ。どちらも30mほぼいっぱいにロープを伸ばす長いルートへのOSトライ。OS狙いだけに緊張感に満ちたトライ。お二人とも見事OS成功。あぁすごいなぁ…と、ちょっとうるっときました。
おおげさかもなんですが、オブザベを重ねていざギアを担いで長いルートの中で一手一手を進めて登り切ることは、本当に価値があると思う。そして、OSトライは一生に一度きりなので、ただただ素直に羨ましい。お二人とも、さすがです。
自分ときたら、へぼへぼなのでTRでお触りさせていただくばかりで…。若干勿体ないかな…とも思いつつ、練習しなければ上達もせず、と割り切るように自分に言い聞かせてみる。ヘタレ。
この日の夜は、久し振りに名張の岩場に戻られたU夫妻を囲み、総勢14名(?)の大所帯で宴会。
楽しくて時間が過ぎるのがあっという間でした。
4月19日の日曜日、未明にテントを叩く雨音をまどろみの中で聞き、遥々遠征してきたのになぁ…と二日酔い気味の頭を振りつつ起きてみれば、外は未だしっとりと春の雨。雨のピークは一時的に過ぎたものの、午前中は断続的に雨予報。。
それでも雨に強い第一岩壁ならば…ということで、岩場へGo。時折小雨は降るものの、岩は割とドライなコンディションでなるほど登れそう。(というよりも、もう登る気まんまんな皆の熱気に岩も乾いた…? というのが正解(笑))
登れるとはいえ、コンディションはやはりイマイチ。いや、「湿っているのは岩じゃない、オレのハートだ」的なw。
チャレンジングなルートは難しいので、まずは空いていた「これなんですか(5.10a NP)」へ。
それから、その下の「苔男(5.10c NP)」にトライ(自分はトップロープだけど)。
1便目は前回固めたはずのムーブが再現できずどテン山。ほうほうの体でトップアウトし、核心部分のムーブを改めて作り直し。その甲斐あってか2便目はどうにかノーテン。
名張にしてはルート自体が短い分、核心ムーブの強度が凝縮されていて、過たずしっかりとジャミングを決めることが自分には未だ難しく、そして楽しい。
そんなこんなでタイムアウトになったので、皆さまにお別れの挨拶をして、一路帰京。
日曜日のお天気が各所でイマイチだったせいか渋滞もなくスムーズに帰ることができました(ほ)。
今回もまた大した成果はなく。そりゃ前回訪れたときから一ヶ月弱で突然上手になっていたりなんて考えは甘い罠。
折角遠征してきたのだから名のあるルートに果敢に挑戦できたら、そして登ることができたら、それはもう最高なんだろうけど。
ただ、名張に足繁く通われているローカルの方々とお話をしている中で、皆さん本当にここの岩場が好きなんだなぁ…という熱い思いをお裾分けしていただいて、それはとても幸せなことでした。
グレードというのはひとつの目安だし、自分もまたやはりグレードは気になるけど、名張の場合には同じ数字でも性質が全然異なるルートが多いので(と思います)、数字だけではなくどのルートにトライしているかまたは登れたか、というルート主体の見方をする方が多いように思われ、そのことが自分にはうれしいのです。
とまぁ。楽しく登り連日餃子を食べてはさらに餃子への思いの丈を語り合い…と、クライミングと餃子づくしの2日間でした。
普通の土日がまるで何日もかけてのツアーのような濃密さで、道中や岩場や宴会でお会いした皆様には心から感謝しています。
本当にほんとうにありがとうございました。
***今回登った(触っただけの)ルート***
2014/04/18
/*名張、第一岩壁
・Golden Jam (5.7 NP)-再登。アップなので、上部の木を贅沢にふんだんに活用し、ラグジュアリーに登りました(苦笑)。
・むささび君の休暇村(5.10b NP)-TR。TRだと行けますけどね、えぇえぇ…。前回お触りしたときにもしかしてーと思った「途中で向きを変える」を試したら結構ハマった。サイズの違いなのかなぁ…。次回機会があったらリードしたいです。
・大魔神の逆襲(5.11a NP)-TR。Uさん渾身のOSのおこぼれに預かりTRで。
出だしはボルダリー、中間部は長い快適な旅、そして最後にボールドなムーブが出てくるという、キムチの上にシフォンケーキを重ねハバネロをトッピングしたような内容(意味不明w)。
1回目は出だし3歩目でスリップ。2回目はノーテンだったけどね、でもね、リードするのは躊躇。見た目すごくカッコいいんですけどね…。内容も刺激的なんだけど…。
上部にボルトが1つあればきっと全然違うのに...と思ったり、同時に、ボルトがないことがこのルートを完成させているようにも思えたり。うん、やはりない方がいい。すっきり。
・蔦屋(5.10c NP)-TR。まに氏渾身のOSのおこぼれに預かりTRで(そんなんばっか…w)。
前回訪れた時は良さそうだったけど、今回見たらなんとなくパッとしない印象。でも登ってみたら、名張っぽいワイドを交えたムーブから気持ちの良いジャミングが続き、長くて楽しいルートでした。
・蔦屋(5.10c NP)-RP。少し休憩した後、リードでトライ。ムーブは分かっているし、プロテクションも教えてもらったし…と、いたせりつくせりのコンディション。無事にRP。
登れたことは素直に嬉しいけれど、やっぱりあれだ、長いルートこそOS(FL)できたらばこそ、最高だよなぁ…。
2014/04/19
/*名張、第一岩壁
・これなんですか(5.10a NP)-再登。クラックの内部が若干しっとりしていてちょっと焦ったけれど、上部は乾いていたのでよかった。初めてトライしたときは、本当に「ええーこれなんですかっ!」状態だったけど、徐々に安定してきたような気がします。だといいな。
・苔男(5.10c NP)-TR。1便目は核心箇所がしどろもどろでコテンパン。
・苔男(5.10c NP)-TR。2便目はフットホールドと手順を変更してみました。どうにかノーテン。シンハンドが効きすぎて手の甲が痛いです…(嬉し泣き)。今一度ムーブを固めて、いつかリードしたいなぁ。。
Posted by norlys - 2015.04.06,Mon
週末の土曜日は湯川へ。
日曜日は予定が入っていて、もともと空いていたのは土曜日だけ。
天気予報は週半ばから暗雲が垂れ込めていたけれど、徐々に土曜日の予報が好転してきたこともあり、直前でGo。具体的には、土曜日の午前4時半に決定^^;
東京は曇り空、甲府盆地は低い雲で覆われ八ヶ岳も南アルプスも山頂付近はガスの中。さらに、野辺山を通過する頃はぽつぽつ霧雨。
うん、まぁ、予報どおりです。
湯川に到着すると、野辺山よりはマシながらも雲の中のような驟雨。割れ目の中は若干しっとり感があったものの登れないコンディションではなく。
同じことを考える人が多かったのか、この日の湯川は大盛況。
おそらく自分達を含めて35人前後はいたと思います。
それでも、ルートの回転が早いのも湯川ならではで、それなりに本数を登ることができました。
(移動が手軽なこと、各ルートの長さがそれほどないことと、割合強度が高いので粘りにくいから、だと思います。おそらくは。)
去年の秋に初めてTRでお触りして、まんまとノーテンだったので、今回もしかして…と、淡い期待を胸に初めてリードでトライしましたが、核心手前に固め打ちしたカムを越える部分でメンタルとフィジカルが尽きてしまいフォール。まんまとど嵌りでした。がっくし。
もしかしたら、以前よりはちょっとは上手くなっているんじゃないか…とか、もしかしたら、なにか奇跡が起きるんじゃないか…なんて、甘い期待はことごとく裏切られてしまう、未だ脆弱な自分のメンタルとフィジカルに溜息をつくばかり…ですが、考えてみれば昔はもっと弱かったのだから、少しずつでも頑張るしかないのだと、改めて。
なによりも、雪解け水が轟轟と流れる沢音を背に、新緑にはまだ早い季節の中、決して寒くはなく暑くもなく、ひんやりと冷たくも岩と向き合う時間を過ごすことができて、それだけで本当に楽しかったです。ありがとうございました。
***今回登った(触っただけの)ルート***
2015/04/04
/*湯川
・デゲンナー(5.8 NP)-再登。フィンガーマッサージャーでごりごりマッサージしたから、少しは虫様筋の張りもとれているのでは…? と期待しましたが、自分には相変わらずシンハンドです。。(通常、女性にはハンドばしばし…らしいのですが…
・フォーサイト(5.10ab NP)-TR。リードだと前腕が張ってしまいそうなのでTRで(ありがとうございます)。TRなのでどこでも決まる…と思えるようになっただけ進歩なのかも。
・テレポーテーション(5.10d NP)-×。あわよくば…という淡く甘い期待は、核心手前に固め打ちしたカムが足元を過ぎたところで粉砕されました。核心箇所でフォールして一瞬にしてテレポーテーションw。それでも、サイコよりは希望が持てそうな気がする(甘い?)。
・コークスクリュー(5.9 NP)-再登。ちょうど空いていたので。上部のフレークにアンダーハンドジャムを決めたら、岩が「ぴしっ」と音がしてビビりました。いつか剥がれてしまうかも…。
・テレポーテーション(5.10d NP)-TR。トップロープなら…という淡く甘い期待は、やはり核心箇所で裏切られました(懲りてないw)。上部の核心箇所はわずか5手の短いクラックボルダーなのですが、それでも全力疾走するからか、フィジカルの消耗具合の激しさに愕然。まだまだ。
日曜日は予定が入っていて、もともと空いていたのは土曜日だけ。
天気予報は週半ばから暗雲が垂れ込めていたけれど、徐々に土曜日の予報が好転してきたこともあり、直前でGo。具体的には、土曜日の午前4時半に決定^^;
東京は曇り空、甲府盆地は低い雲で覆われ八ヶ岳も南アルプスも山頂付近はガスの中。さらに、野辺山を通過する頃はぽつぽつ霧雨。
うん、まぁ、予報どおりです。
湯川に到着すると、野辺山よりはマシながらも雲の中のような驟雨。割れ目の中は若干しっとり感があったものの登れないコンディションではなく。
同じことを考える人が多かったのか、この日の湯川は大盛況。
おそらく自分達を含めて35人前後はいたと思います。
それでも、ルートの回転が早いのも湯川ならではで、それなりに本数を登ることができました。
(移動が手軽なこと、各ルートの長さがそれほどないことと、割合強度が高いので粘りにくいから、だと思います。おそらくは。)
去年の秋に初めてTRでお触りして、まんまとノーテンだったので、今回もしかして…と、淡い期待を胸に初めてリードでトライしましたが、核心手前に固め打ちしたカムを越える部分でメンタルとフィジカルが尽きてしまいフォール。まんまとど嵌りでした。がっくし。
もしかしたら、以前よりはちょっとは上手くなっているんじゃないか…とか、もしかしたら、なにか奇跡が起きるんじゃないか…なんて、甘い期待はことごとく裏切られてしまう、未だ脆弱な自分のメンタルとフィジカルに溜息をつくばかり…ですが、考えてみれば昔はもっと弱かったのだから、少しずつでも頑張るしかないのだと、改めて。
なによりも、雪解け水が轟轟と流れる沢音を背に、新緑にはまだ早い季節の中、決して寒くはなく暑くもなく、ひんやりと冷たくも岩と向き合う時間を過ごすことができて、それだけで本当に楽しかったです。ありがとうございました。
***今回登った(触っただけの)ルート***
2015/04/04
/*湯川
・デゲンナー(5.8 NP)-再登。フィンガーマッサージャーでごりごりマッサージしたから、少しは虫様筋の張りもとれているのでは…? と期待しましたが、自分には相変わらずシンハンドです。。(通常、女性にはハンドばしばし…らしいのですが…
・フォーサイト(5.10ab NP)-TR。リードだと前腕が張ってしまいそうなのでTRで(ありがとうございます)。TRなのでどこでも決まる…と思えるようになっただけ進歩なのかも。
・テレポーテーション(5.10d NP)-×。あわよくば…という淡く甘い期待は、核心手前に固め打ちしたカムが足元を過ぎたところで粉砕されました。核心箇所でフォールして一瞬にしてテレポーテーションw。それでも、サイコよりは希望が持てそうな気がする(甘い?)。
・コークスクリュー(5.9 NP)-再登。ちょうど空いていたので。上部のフレークにアンダーハンドジャムを決めたら、岩が「ぴしっ」と音がしてビビりました。いつか剥がれてしまうかも…。
・テレポーテーション(5.10d NP)-TR。トップロープなら…という淡く甘い期待は、やはり核心箇所で裏切られました(懲りてないw)。上部の核心箇所はわずか5手の短いクラックボルダーなのですが、それでも全力疾走するからか、フィジカルの消耗具合の激しさに愕然。まだまだ。
Posted by norlys - 2015.03.29,Sun
先日のジムにて、まだ植樹祭広場へと続くみずがき林道は閉鎖中ながらも、すでに瑞牆の岩場のコンディションが良くなっているとのお話を伺い、気持ちだけはそわそわと花崗岩のクラックへ。
残念ながら当初の雪稜の予定が中止になってしまったこともあり、今日は瑞牆の十一面末端壁の「調和の幻想」へ。
クリスタルラインのゲート前に車を停めて、植樹祭広場方面へぽくぽく。
ところどころ若干雪は残っているけれど、特に支障となる場所はなし。30分弱で植樹祭広場に到着。
そこからはいつもと同じ夏道を歩く。陽のあたる場所は土がでているけれど、陽当たりの悪い沢沿いの残雪は踝から場所によって膝下くらいまで。滑りそうな凍結部分を避けて、なるべく露岩沿いに、ところどころざくりざくりと雪を踏みながらアプローチをこなすと、久しぶりの末端壁。時期が早いこともあり貸切。
まだまだ残雪の残る八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスを遠望。あぁまだ山は冬なんだなぁ。
気温がかなり高くなるとの予報だったけれど、午前中は高曇りでしっとり寒い。幸い風はないけれど、時折ふっと空気が動くと残雪の詰まった沢沿いから冷気が吹き上げる。
岩は乾いてパリパリ。だけど、指先の体温があっという間に奪われる。
自分には想像もつかないけれど、もしかしたら標高の高いヒマラヤやパタゴニアの花崗岩で行われる登攀とはこんな感じなんだろか。(どうなんだろ)
久しぶりに末端壁を訪れて陽射しの乏しさに気温もあまり上がらず、同時にモチも余り上がらず、のろのろと準備。
「調和の幻想(5P、5.10a)」を登るのは1年半ぶり。1P目だけは何度もリピートしていたけれど、その上を登るのはまだ2回目。
今回は3人で。前回とオーダーを変えて、奇数ピッチは自分がリード、偶数ピッチはまに氏がリード。それから末端壁お初のFさんがセカンドで。
1ピッチ目。
登り始める頃にようやく陽射しが降り注ぎ始め、それでも岩壁下部のワイド部分は氷の冷たさで、かじかむ指先がどうにか動いてくれることを確認しながらじわりじわり。今期のアイスクライミングでもこんなに指が冷えたことはない…というくらい、冷え冷え。
初めての外岩が瑞牆の不動沢のワイドクラックだったというFさんもしっかりノーテンでワイドパートからフォロー。さすが。
2ピッチ目。
沢沿いを離れたためか、雲が晴れてきたためか、太陽の熱量を感じる。クラックの内部は若干湿り気があったけれど、ここは濡れていることが多いこと考えるとコンディションは良い方かも。左側に回り込んで、小テラスへ。
3ピッチ目。
自分にとって初めてのリード。フェイス的なムーブとジャムを交えながら、リングボルトにクリップし、一段上がって上のテラスへ。内容を全然覚えておらず戸惑うものの、記憶よりは少し短くて、あぁこんな感じだったけ…と。
4ピッチ目。
木を使ってのワイドムーブから、右に左にと花崗岩のスラブをじんわり登り、クラックを直上。この辺りのコンディションは最高で、触れる指先の感触が嬉しい。
とはいえ、花崗岩のスラブ(カチ多めだけど)は独特の緊張感を強いられるので、ここのピッチが自分的には全体の中で一番難しい。たとえフォローでも。
5ピッチ目。
長いワイド、短いフレア、からの緩傾斜のフェイス。
このピッチのコンディションは最高で、陽当たりは良く暑くもなく寒くもなく。50mロープをほぼいっぱいに伸ばすだけの長さもあり、登りながら脳内に幸せ物質がダダ漏れになりました。
もっとクラックの中に入りたかったのにギアが多すぎたせいか吐き出されてしまい、レイバック多用で登ってしまいちょっと残念。
5ピッチ目の終了点から3メートルほど上の岩棚に上がり、登攀終了。
先日参加した黒ヒゲさんのバダルピーク報告会の登頂写真を真似て、3人でトップアウト記念写真をぱちり(つまり、変顔w)。
貸切なのをいいことに、のんびりと登ったこともあり陽が傾き始めた時分。
5ピッチ目の終了点に戻り、あとは3ピッチの懸垂下降で取付きまで。今回は50mのダブルロープだったので、実質高低差150m弱。
以前登ったときは、自分にとって未知のルートだったこともあり、結構お腹いっぱいだったけれど、今回は2度目なのでムーブは忘れていてもやはりメンタル的な負荷は減り、純粋に楽しむことができました。お初のFさんもとても頑張っていて、一緒に登れてよかったな、と。
ほんとに楽しかったです。ありがとうございます。
そして。
今年の花崗岩の季節が始まります。
残念ながら当初の雪稜の予定が中止になってしまったこともあり、今日は瑞牆の十一面末端壁の「調和の幻想」へ。
クリスタルラインのゲート前に車を停めて、植樹祭広場方面へぽくぽく。
ところどころ若干雪は残っているけれど、特に支障となる場所はなし。30分弱で植樹祭広場に到着。
そこからはいつもと同じ夏道を歩く。陽のあたる場所は土がでているけれど、陽当たりの悪い沢沿いの残雪は踝から場所によって膝下くらいまで。滑りそうな凍結部分を避けて、なるべく露岩沿いに、ところどころざくりざくりと雪を踏みながらアプローチをこなすと、久しぶりの末端壁。時期が早いこともあり貸切。
まだまだ残雪の残る八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスを遠望。あぁまだ山は冬なんだなぁ。
気温がかなり高くなるとの予報だったけれど、午前中は高曇りでしっとり寒い。幸い風はないけれど、時折ふっと空気が動くと残雪の詰まった沢沿いから冷気が吹き上げる。
岩は乾いてパリパリ。だけど、指先の体温があっという間に奪われる。
自分には想像もつかないけれど、もしかしたら標高の高いヒマラヤやパタゴニアの花崗岩で行われる登攀とはこんな感じなんだろか。(どうなんだろ)
久しぶりに末端壁を訪れて陽射しの乏しさに気温もあまり上がらず、同時にモチも余り上がらず、のろのろと準備。
「調和の幻想(5P、5.10a)」を登るのは1年半ぶり。1P目だけは何度もリピートしていたけれど、その上を登るのはまだ2回目。
今回は3人で。前回とオーダーを変えて、奇数ピッチは自分がリード、偶数ピッチはまに氏がリード。それから末端壁お初のFさんがセカンドで。
1ピッチ目。
登り始める頃にようやく陽射しが降り注ぎ始め、それでも岩壁下部のワイド部分は氷の冷たさで、かじかむ指先がどうにか動いてくれることを確認しながらじわりじわり。今期のアイスクライミングでもこんなに指が冷えたことはない…というくらい、冷え冷え。
初めての外岩が瑞牆の不動沢のワイドクラックだったというFさんもしっかりノーテンでワイドパートからフォロー。さすが。
2ピッチ目。
沢沿いを離れたためか、雲が晴れてきたためか、太陽の熱量を感じる。クラックの内部は若干湿り気があったけれど、ここは濡れていることが多いこと考えるとコンディションは良い方かも。左側に回り込んで、小テラスへ。
3ピッチ目。
自分にとって初めてのリード。フェイス的なムーブとジャムを交えながら、リングボルトにクリップし、一段上がって上のテラスへ。内容を全然覚えておらず戸惑うものの、記憶よりは少し短くて、あぁこんな感じだったけ…と。
4ピッチ目。
木を使ってのワイドムーブから、右に左にと花崗岩のスラブをじんわり登り、クラックを直上。この辺りのコンディションは最高で、触れる指先の感触が嬉しい。
とはいえ、花崗岩のスラブ(カチ多めだけど)は独特の緊張感を強いられるので、ここのピッチが自分的には全体の中で一番難しい。たとえフォローでも。
5ピッチ目。
長いワイド、短いフレア、からの緩傾斜のフェイス。
このピッチのコンディションは最高で、陽当たりは良く暑くもなく寒くもなく。50mロープをほぼいっぱいに伸ばすだけの長さもあり、登りながら脳内に幸せ物質がダダ漏れになりました。
もっとクラックの中に入りたかったのにギアが多すぎたせいか吐き出されてしまい、レイバック多用で登ってしまいちょっと残念。
5ピッチ目の終了点から3メートルほど上の岩棚に上がり、登攀終了。
先日参加した黒ヒゲさんのバダルピーク報告会の登頂写真を真似て、3人でトップアウト記念写真をぱちり(つまり、変顔w)。
貸切なのをいいことに、のんびりと登ったこともあり陽が傾き始めた時分。
5ピッチ目の終了点に戻り、あとは3ピッチの懸垂下降で取付きまで。今回は50mのダブルロープだったので、実質高低差150m弱。
以前登ったときは、自分にとって未知のルートだったこともあり、結構お腹いっぱいだったけれど、今回は2度目なのでムーブは忘れていてもやはりメンタル的な負荷は減り、純粋に楽しむことができました。お初のFさんもとても頑張っていて、一緒に登れてよかったな、と。
ほんとに楽しかったです。ありがとうございます。
そして。
今年の花崗岩の季節が始まります。
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norlys
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非公開
自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
つぶやき。
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