Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2013.06.10,Mon
忘れない内にメモ。
2013年5月25日(土)
瑞牆 十一面左岩壁 錦秋カナトコルート(5P、5.10a)
前週登った末端壁の「調和の幻想」が素晴らしかったので、余韻冷めやらぬうちにまた花崗岩のマルチを登りたいな…と思い、折しも調和の帰りにお会いした方々がカナトコルートを登ったと伺い、そういえばカナトコルートも「いつかは登りたいルート」リストにあったことを思い出してGo。
2週連続で十一面末端壁に通ったせいか、末端壁までならばアプローチもそれほど遠いとは思わなくなった(勘違い?)。
正面壁へはさらにゴーロのルンゼを30分ほど登り、途中にある大岩を右から巻いて左の踏み跡に入る。
途中、ホールドの乏しいスラブから消え入りそうに細いクラックを辿るルートにロープが残置されていた。よく見たらヌンチャクやナッツも。どなたがトライされているのだろう?
取付き地点には「リングボルトが2つ落ちていた」と記録で拝見したが、1つだけ落ち葉の中から発掘。
標高を稼いだだけあり、気付けば末端壁よりも随分と高い場所。八ヶ岳の展望が素晴らしい。
・1P目(5.8)、リード
いつかは剥がれ落ちそうな大きなフレークを頼りに登り、やや浅めクラックにカムを決めながらスラブを繋ぐ。傾斜はないし、核心と呼べる場所もなく、正真正銘の5.8。ただ朝イチだとやはり緊張してしまい、登りがのたのた(すみません)。
・2P目(5.10a)、フォロー
錦秋カナトコルートの核心ピッチ。頭上の、クラックが閉じ気味の箇所にアルミハンガーが2つ。
クラックではなく、完全にスラブ。落ちそうで…落ちてない…でも落ちそう…と思いながら、終了点へ。フォローとはいえ緊張しました。
・3P(Ⅱ級くらい)、リード
とりあえず核心ピッチを終えたので、あとは楽しめばいいだけ! とリラックス。とはいえ、樹林帯の中を右往左往。次のピッチの取付きが分からないものの、岩場は目前のようだしロープいっぱいになったので足場の安定した場所でビレイ。
・4P目(5.8)、フォロー
3P目の終了点から岩場の基部を左に歩き、簡単な岩を一段登るとステキなテラスがあり、無事に左ルートの登攀地点に到着。
左手には展望が開け、目の前には岩と青空だけがどんとあり、3P目の樹林歩きがなくいきなりこの場所に繋がったら本当にステキなのに…と、ちょっとだけ思う。
岩は乾いて堅く、岩稜帯歩きのような感じで楽しい。
・5P目(5.7)、リード
緩い岩肌を登り、短いOWを抜けると気持ちのよいテラス。目の前にはカナトコ岩の頂点が。ここでピッチを切るのは物足りないので、そのまま継続させてもらう。
当初、リングボルトが1つあるスラブ面を登ろうと思ったけれど、案外出だしが悪いので、右側のクラックから繋ぐことにする。
いかんせんロープの流れが悪く(すみません)、いったんテラスにてうんともすんとも動かない1本のロープを解いて登る。
カナトコ岩頂点に立つと、すぐ目の前に正面壁と小ヤスリ岩が見え、眼下に瑞牆の深い森と聳え立つ岩峰が広がる。
絶景かな、絶景かな。
あれが不動沢、あれがカサメリ沢、あれはどこのルートだろうか、あのクラックは登れるだろうか…そんなことをお喋りしながらしばし絶景を堪能。
名にしおう錦秋ではなく新緑が眩しい季節ながらも、やはり岩峰の上に立つマルチピッチルートは素晴らしいな…と。ありがとうございます。
帰りは、樹林帯で引っかかるのが嫌だったので小まめにピッチを切りながら、50mダブルロープで4回の懸垂。
荷物をまとめて、折角初めてここまで足を運んだことだしまだ下山を急ぐこともなかろうと、トポを手に正面壁を探索。
瑞牆のその高い敷居の深い間口の軒先にようやくたどり着いたばかりですが、実際に目にするルートはどれも魅力的でますます憧れは膨れ上がるばかり。とりあえず頑張ろう、うん。
2013年5月25日(土)
瑞牆 十一面左岩壁 錦秋カナトコルート(5P、5.10a)
前週登った末端壁の「調和の幻想」が素晴らしかったので、余韻冷めやらぬうちにまた花崗岩のマルチを登りたいな…と思い、折しも調和の帰りにお会いした方々がカナトコルートを登ったと伺い、そういえばカナトコルートも「いつかは登りたいルート」リストにあったことを思い出してGo。
2週連続で十一面末端壁に通ったせいか、末端壁までならばアプローチもそれほど遠いとは思わなくなった(勘違い?)。
正面壁へはさらにゴーロのルンゼを30分ほど登り、途中にある大岩を右から巻いて左の踏み跡に入る。
途中、ホールドの乏しいスラブから消え入りそうに細いクラックを辿るルートにロープが残置されていた。よく見たらヌンチャクやナッツも。どなたがトライされているのだろう?
取付き地点には「リングボルトが2つ落ちていた」と記録で拝見したが、1つだけ落ち葉の中から発掘。
標高を稼いだだけあり、気付けば末端壁よりも随分と高い場所。八ヶ岳の展望が素晴らしい。
・1P目(5.8)、リード
いつかは剥がれ落ちそうな大きなフレークを頼りに登り、やや浅めクラックにカムを決めながらスラブを繋ぐ。傾斜はないし、核心と呼べる場所もなく、正真正銘の5.8。ただ朝イチだとやはり緊張してしまい、登りがのたのた(すみません)。
・2P目(5.10a)、フォロー
錦秋カナトコルートの核心ピッチ。頭上の、クラックが閉じ気味の箇所にアルミハンガーが2つ。
クラックではなく、完全にスラブ。落ちそうで…落ちてない…でも落ちそう…と思いながら、終了点へ。フォローとはいえ緊張しました。
・3P(Ⅱ級くらい)、リード
とりあえず核心ピッチを終えたので、あとは楽しめばいいだけ! とリラックス。とはいえ、樹林帯の中を右往左往。次のピッチの取付きが分からないものの、岩場は目前のようだしロープいっぱいになったので足場の安定した場所でビレイ。
・4P目(5.8)、フォロー
3P目の終了点から岩場の基部を左に歩き、簡単な岩を一段登るとステキなテラスがあり、無事に左ルートの登攀地点に到着。
左手には展望が開け、目の前には岩と青空だけがどんとあり、3P目の樹林歩きがなくいきなりこの場所に繋がったら本当にステキなのに…と、ちょっとだけ思う。
岩は乾いて堅く、岩稜帯歩きのような感じで楽しい。
・5P目(5.7)、リード
緩い岩肌を登り、短いOWを抜けると気持ちのよいテラス。目の前にはカナトコ岩の頂点が。ここでピッチを切るのは物足りないので、そのまま継続させてもらう。
当初、リングボルトが1つあるスラブ面を登ろうと思ったけれど、案外出だしが悪いので、右側のクラックから繋ぐことにする。
いかんせんロープの流れが悪く(すみません)、いったんテラスにてうんともすんとも動かない1本のロープを解いて登る。
カナトコ岩頂点に立つと、すぐ目の前に正面壁と小ヤスリ岩が見え、眼下に瑞牆の深い森と聳え立つ岩峰が広がる。
絶景かな、絶景かな。
あれが不動沢、あれがカサメリ沢、あれはどこのルートだろうか、あのクラックは登れるだろうか…そんなことをお喋りしながらしばし絶景を堪能。
名にしおう錦秋ではなく新緑が眩しい季節ながらも、やはり岩峰の上に立つマルチピッチルートは素晴らしいな…と。ありがとうございます。
帰りは、樹林帯で引っかかるのが嫌だったので小まめにピッチを切りながら、50mダブルロープで4回の懸垂。
荷物をまとめて、折角初めてここまで足を運んだことだしまだ下山を急ぐこともなかろうと、トポを手に正面壁を探索。
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norlys
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非公開
自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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