Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2009.02.06,Fri
先日、ジムに向かう途中で近隣マンションの前に駐車してあった車のフロントガラスに灰がうっすら積もっているのを見た。どうやら浅間山の噴火による火山灰らしい。
ニュースでは千代田区でも降灰が観測されたとのことだけど、自分の家の周辺ではそれらしきものは見かけなかった。
浅間山は依然として噴火警戒レベル3(火口から周囲4Kmは立ち入り禁止)の状況にあるけれど、火山性地震の回数は減少し、差し迫った危険はなさそうだとのこと。ほ。
まえちゃんねっとの2月2日夜に起きた浅間山の噴火の様子の動画を見たら、不謹慎にも「キレイだなぁ・・・」と思ってしまった。
遠く離れた安全な場所でぬくぬくしながら眺める分には、大自然のスペクタクルは美しいな。
あの赤い炎を覗かせる熱いマグマ溜まりでは、いったいどんな元素がどんな反応を起こしているんだろう~と、そんなことを考えてしまう。
火山の噴火などの自然災害のひとつに雪崩の事故があって、雪崩リスクマネジメントの関連書籍などには、冒頭に必ず「アバランチ・ハザード・トライアングル」という図式が記されている。
いわく、雪崩事故が起きる原因は「地形」「雪」と「人」の3つの要素に集約される、という基本的概念だそうな。
ぶっちゃけていえば、雪崩という自然現象自体は自然界において頻繁に起きているけど、そこにたまたま「人」が存在したり、「人」が介入したときに雪崩は災害となる、ということ。
そこに人がいるから災害になるのであって、人がいなければ事故は起きない。ただの自然現象として観測されるだけ。
たとえば。伊豆諸島の、東京から約600Km南に位置する鳥島(伊豆鳥島)は、太平洋にぽっかり突き出た火山島で、長いこと無人島だったけれど、1887年頃からアホウドリの捕獲・養殖を目的に八丈島から島民が入植したそうな。そして、1902年8月に起きた噴火で島民125人が全員亡くなったそうな。
当時、近海を航海していた船が噴煙に気付いたことでこの惨事が判明したけれど、なにしろ遠く離れた海の孤島で生存者が皆無だったこともあり、噴火の起きた日時すらはっきりと特定はできないらしい(8月7日~9日のいずれか、という感じ)。
その後、鳥島は1939年にも大噴火。1947年に気象庁鳥島気象観測所が設置され台風観測やアホウドリの保護活動が行われたけれど、1965年の群発地震により閉鎖。現在無人島。学術調査を除いて立入り禁止。
こういう「入っちゃだめよ~」という場所があると、激しく興味をそそられるのはなぜなんだろう。。
もっとも、噴火と雪崩の場合は質量や規模や時間などのスケールが違い、雪崩は積極的な人為的介入によって生じることがあるけれど、噴火は人の立入り程度では刺激されない(と思う。麓に大規模ダムを建造するなどの行為によって多少影響を与える可能性は考えられるけど)。
いまさらながら、自然はすごいよなー…と思うのでした。
ニュースでは千代田区でも降灰が観測されたとのことだけど、自分の家の周辺ではそれらしきものは見かけなかった。
浅間山は依然として噴火警戒レベル3(火口から周囲4Kmは立ち入り禁止)の状況にあるけれど、火山性地震の回数は減少し、差し迫った危険はなさそうだとのこと。ほ。
まえちゃんねっとの2月2日夜に起きた浅間山の噴火の様子の動画を見たら、不謹慎にも「キレイだなぁ・・・」と思ってしまった。
遠く離れた安全な場所でぬくぬくしながら眺める分には、大自然のスペクタクルは美しいな。
あの赤い炎を覗かせる熱いマグマ溜まりでは、いったいどんな元素がどんな反応を起こしているんだろう~と、そんなことを考えてしまう。
火山の噴火などの自然災害のひとつに雪崩の事故があって、雪崩リスクマネジメントの関連書籍などには、冒頭に必ず「アバランチ・ハザード・トライアングル」という図式が記されている。
いわく、雪崩事故が起きる原因は「地形」「雪」と「人」の3つの要素に集約される、という基本的概念だそうな。
ぶっちゃけていえば、雪崩という自然現象自体は自然界において頻繁に起きているけど、そこにたまたま「人」が存在したり、「人」が介入したときに雪崩は災害となる、ということ。
そこに人がいるから災害になるのであって、人がいなければ事故は起きない。ただの自然現象として観測されるだけ。
たとえば。伊豆諸島の、東京から約600Km南に位置する鳥島(伊豆鳥島)は、太平洋にぽっかり突き出た火山島で、長いこと無人島だったけれど、1887年頃からアホウドリの捕獲・養殖を目的に八丈島から島民が入植したそうな。そして、1902年8月に起きた噴火で島民125人が全員亡くなったそうな。
当時、近海を航海していた船が噴煙に気付いたことでこの惨事が判明したけれど、なにしろ遠く離れた海の孤島で生存者が皆無だったこともあり、噴火の起きた日時すらはっきりと特定はできないらしい(8月7日~9日のいずれか、という感じ)。
その後、鳥島は1939年にも大噴火。1947年に気象庁鳥島気象観測所が設置され台風観測やアホウドリの保護活動が行われたけれど、1965年の群発地震により閉鎖。現在無人島。学術調査を除いて立入り禁止。
こういう「入っちゃだめよ~」という場所があると、激しく興味をそそられるのはなぜなんだろう。。
もっとも、噴火と雪崩の場合は質量や規模や時間などのスケールが違い、雪崩は積極的な人為的介入によって生じることがあるけれど、噴火は人の立入り程度では刺激されない(と思う。麓に大規模ダムを建造するなどの行為によって多少影響を与える可能性は考えられるけど)。
いまさらながら、自然はすごいよなー…と思うのでした。
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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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