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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2025.03.02,Sun
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Posted by norlys - 2008.10.21,Tue

やっぱり農政は日本の最暗部なんでしょか。。
ちと古いのですが、同じ事件の記事を2つクリップ。

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農水省課長が自殺  改革チームの一員

17日午後3時ごろ、東京都新宿区百人町の公務員住宅で、農林水産省植物防疫課長の都倉祥夫さん(48)が自室内で首をつっているのを同僚が見つけ、119番した。駆け付けた救急隊員が現場で死亡を確認した。

都倉さんは事故米の不正流通問題を契機に、石破茂農相が若手課長クラスを中心に立ち上げた省改革チームの一員。室内に私的な悩みを記した遺書があり、警視庁新宿署は自殺とみている。

新宿署によると、都倉さんがこの日朝出勤せず、電話でも連絡が取れないことから同僚が部屋を訪問。玄関ドアは施錠され、チェーンもかかっていたが、不審に感じた同僚が専門業者を呼んでドアを開けたという。

都倉さんは単身赴任で1人暮らしだった。
(共同通信 2008/10/18 00:59)
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農水省課長が自殺? 室内に家族にあてた複数の遺書

17日午後3時5分ごろ、東京都新宿区百人町の公務員宿舎で農林水産省植物防疫課長の都倉祥夫さん(48)が首をつって死んでいるのを同僚が発見し、119番通報した。

警視庁新宿署の調べでは、都倉さんは室内でひものようなもので首をつっていた。家族などにあてた複数の遺書があり、プライベートで悩んでいたことが書かれていたという。自殺とみて調べている。

都倉さんは同日、出勤しておらず、電話にも出なかったことから、同僚が官舎を訪ねて発見した。都倉さんはひとり暮らしだった。

植物防疫課は国内外の野菜など農産物の病害虫防止や検疫などを管轄する部署で、農薬冷凍インゲンなど冷凍食品の輸入検疫をする厚生労働省の検疫所とは直接関係ない。
(MSN産経ニュース 2008.10.18 01:06)
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概ねどこの報道でも共同通信のソースが下地(か、まんま)なんだけど、産経だけ「複数の遺書」という記述がアリ、産経だけ「省改革チーム」の文言が見当たらない。なんで産経だけこんなに違うんだろ? 個人的に謎です。

それにしても、「首吊り自殺」と「複数の遺書」だなんて、元松岡農林水産大臣の自殺を彷彿とさせますな。。
と、思っていたら、二階堂ドットコムですでに指摘されていました。

遺書は複数」(2008.10.18)

とりわけ引っかかるのは、「私が前から言っている「飼料用小麦の食料品への転用」がこの課長の自殺の闇にあるような気がしてならないのだが。」という部分。

毒米や中国産の農薬残留冷凍食品問題など、日本の食の安全を脅かす輸入毒材への追及はまだまだ甘いと思いますが、
1)残留農薬や薬剤だけではなくカビ毒(特にアフラトキシンB1)の問題があまりメディアに取り上げられないこと、
また、米だけではなく
2)アメリカから輸入された飼料用小麦やトウモロコシのカビ毒の問題があまり俎上に上がらないこと
について、日本の食糧事情の闇がネット上で囁かれています。

たとえば、こんなところ。

事故米・汚染米転売流通問題 まとめページ

とはいえ、農林水産省のプレスリリースで「第1回農林水産省改革チーム会合の概要(平成20年10月3日)」を見る限り、省改革チームの目指す方向のいったいなにが(毒米なのか、毒小麦/トウモロコシなのか、BSE問題なのか、利権構造の解体なのか、それ以外なのか)誰かを刺激したのか、さっぱり分かりません。

おそらくこの件は、業務が過度に多忙で自殺を選んだ…ということで幕引きになるのでしょうけれど、そしてそれはある意味正しいのかもしれませんが、なんだか真相は深くて暗い闇が横たわっているような気がします(世にこれを陰謀厨と呼ぶ^^;)。

2006年から始まった国家公務員純減計画で、とりわけ人員削減目的での配置転換圧力の高い農林水産庁で、省改革チームに抜擢された方がどこからどんな圧力を受けたのか。。

故松岡氏の最期の状況となんとなく似ているというのは、ある勢力からのメッセージなのか。
それとも、別の勢力が敢えて故松岡氏を想起させるような状況を作り出したのか。

地産地消を推進し日本の自給率を高め、食の安全を守るためにトレーサビリティを高めようと改革派路線を掲げる大臣と官僚が次々に自殺してしまうだなんて。
いったい日本の農政はどうなっていることやら。。ガクガクブルブル

謹んでご冥福をお祈り申し上げると共に、敬意を表して戸倉氏が富山県農林水産局生産流通課所属時代に書かれた政策提言エッセイのリンクをペタ。

「地産地消」は○○を救う~新たな発展に向けて~
「でるくい」13号(2001年3月号)

地元の農業の活路を模索し、提言する。少なくとも自分は、この文章の内容はすばらしいものだと思います。
なのに、こんな悲しい結末を迎えてしまったことが残念でなりません。

ところで。「でるくい」は富山県県庁の政策情報誌で、1996年に当時富山県総務部長だった岡本全勝氏の発案により創刊。キャッチコピーが「杭も出すぎりゃ打たれない / 打てるものなら打ってみろ」というのが面白す。

で、この岡本全勝氏のお名前でググったら、麻生内閣で麻生総理大臣の秘書官に就任されたとのことで、ちょっとビックリ。
もしかして、戸倉氏が省改革チームに抜擢された経緯と岡本氏には、なにか関係があるのでしょうか。。
(岡本氏は1998年には富山県県庁から自治省に異動されているようなので、富山時代には全く面識はないかもしれません。あくまでも陰謀厨のタワゴトです。)

そして、自他共に認めるミリオタであり防衛問題の論客であるゲル閣下こと石破しげる氏が麻生内閣で農水大臣に任命されたのは、現在の日本の農政は国防問題の一環だということなのでしょうか。
(個人的にはゲル氏のことはよくわからんです。軍オタなのに左翼寄りの姿勢とか、大きな政府主義かと思えば地方分権促進とか。。片方のみに肩入れしないバランス感覚だとすればそれはそれでいいのですが、なんかイマイチ不可解)

まぁ確かにゲル氏に対しては下手な手出しは難しそうな気はするな。ミサイルで返り討ちにされそうだもんな。
だから麻生首相-岡本秘書官に繫がる(あくまで仮定)戸倉氏を狙い打ちにして、省改革チームの今後の展開に水を差したい人がいるのかもしれない。

よくわからないけど。。

少なくとも現状では閉塞感に満ちてひたすら先細りになりそうな日本の農政の改革と食の安全とを目標とすることは間違っていないと思うのだけど。
この流れを阻もうとする暗い勢力がどこかに潜んでいるのだと思うとぞっとしなくもない。

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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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