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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2024.05.16,Thu
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Posted by norlys - 2007.08.02,Thu
なにかの話の流れで、同居人さんが「ヨーロッパはもうだめだ。日本人は勤勉だから、日本はまだ大丈夫」とかのたまいやがりました。同居人氏は、普段はノルウェー語のサイトばかりを覗いていて、日本語のサイトではYahoo!ニュースでスポーツ情報をチラ見する程度。

「アナタは日本のことを知らなすぎる、もっと新聞でも読みなさい」と忠告すれば、意気揚々と日刊ゲンダイを買ってくる始末。。。をいをい、エロとスポーツとゴシップだけじゃん。。。orz
なもんで、同じ国に住んでいるのに、なんだか別の国の人と話をしているような気分になりまする。

午後、事務所によく顔を出す代理店の方がお見えになり、わたしは代理店さんと今回の参院選にまつわるボヤきを交わす。ハナから日本の政治に興味のない同居人は愚痴のタレ流しを聞き流し。

この代理店さんはもともと異業種の方で、本業のお仕事では林野庁からの委託案件も多数あったそうな。
辞任した赤城農水大臣、自殺した松岡前農水大臣などについて話をしていたら、「大臣はさておき、緑資源の自殺した元理事の力が大きかったんですよ」とおっしゃっていました。「だから(前理事の)自殺が報道されたときは、仲間内でおいおいたいへんだよってちょっとした騒ぎでしたよ」と。

そういえば、緑資源機構どうなったっけと、検索したら、ついぞ先週廃止の方針が決定的になったとのこと。
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農水省第三者委、「緑資源機構」廃止を了承

独立行政法人「緑資源機構」を舞台にした官製談合事件を受け、農林水産省の第三者委員会は26日、6回目の会合を開き、機構を今年度末で廃止する農水省の方針を了承し、「中間とりまとめ」を行った。

「中間とりまとめ」は機構の一部事業を移管する法人でも官製談合の再発防止策を講じる必要性なども指摘しており、農水省はこの内容を踏まえて機構の廃止や事業移管などを進める。

第三者委員会は今回が事実上の最終会合となる。
(2007年7月26日19時46分  読売新聞)
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大規模林道整備は、来年(平成20年度)から各都道府県の管轄に移管される予定だそうで。

国の予算が引っ張り出せないということで今後の砂防や林道整備工事などの規模は縮小するのか、はたまた、地元のなぁなぁでますますブラックボックス化していくのか、そもそも最大多数の最大幸福の原理に沿わない林道整備事業そのものが放置されることになるのか。。
(ん? 明朗会計で適材適所という明るい未来もあったりするのかな。)

林道はね、たしかにカネになるんですよ。でも目立たない。やりたがる人が多くはないから。だから持ちつ持たれつということで、どうしても談合になる。
それは決して良いことではないけれど、実に目立たない分野で、そのこと(緑資源機構の官製談合)をわざわざ誰かがリークしたんでしょうね。

とは、代理店さんの弁。

それにしても、自殺された山崎元理事が緑資源機構の前身である森林開発公団の理事職を辞したのが1999年だそうなので、この分野の官製談合って今に始まった話ではないんじゃないかと個人的には思います。
年金問題も同様なのですが、もっと早い時期に取り上げられてしかるべき問題が一時に堰を切ったように噴出すのは、どうにも腑に落ちないような。。

パワーゲームってことですかね。あぁ。

さらには、森林および農地という日本の国土の8割近くを占める土地の利用について、政策が二転三転していくのが。。。ほんとうにムニャムニャ。。。

バブル経済が破綻してからの日本経済は「失われた10年」(1991~2000年)といわれていますが、未だに失われ続けているような気がします。

いったいこれから林道整備事業とかはどうなるんでしょか。
一介の山のぼらーとしては、過剰な森林開発は困るものの、一方で林道の恩恵にもあずかっているわけで、正直なところ、内心複雑な思いがします。

リゾート客や温泉客ならまだしも、外部からやってくる登山客は地元にお金を落とさないうえに山野を荒らすしあまつさえ事故を起こしたりするので、決して諸手を挙げて歓迎される人種でもなければ、声高にあーしろこーしろと言える立場にないことは自覚していますが。。

さて。林道整備ばかりではなくて、新たに身を置いた業界(すべてではないけれど、半分くらいインフラ系)の片隅にいると、頻繁に聞こえてくる言葉が気になったりします。
ひとつは「公共事業が減っているので、ほんとうに仕事がない」、もうひとつは「国の仕事は金にならない」。
このふたつの言葉の断片をつなぎあわせると、多分にわたしの妄想ですが、この分野において負のスパイラルは継続中だと思われます。業界自体が抱える構造的な問題も山積みですが、日本という国もまた(以下略)。

ではどうしたらいいのかということについては、わたし自身の中でも、おおーこれがベストだ、という方向性は見出せていません。が、そうこうしているうちにまた更なる10年が失われそうで、この歳になるとそれが少々不安だったりします。もう誰にもどうにも取り返しがつかなくなるってことが。
それは夕張だけの悪夢ではないということが。

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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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