Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2008.06.30,Mon
週末の土曜日は丹沢で沢登り。今年初めての沢でございま。
天候が良ければ谷川でアルパイン~と考えていたものの、どうも雲行きが微妙かもしれないということで、急遽沢登り計画に便乗。
自分を含めて、計8名という大人数とあいなりました。
やっぱり沢は楽しいもんね。
場所は、丹沢の「勘七ノ沢」。ガイドブックによれば「表丹沢で一、二を競う人気の沢」で「楽しさの詰まったコンビニエンスな沢」だそう。「初心者教育に最適。教えるほうもそれなりに楽しめる。」とな。ふむふむ。
レベルは1級。ハイライトはF5(大滝15m)で3級程度とのこと。
沢初めとしてはほんとうに手頃で、入渓点までのアプローチもツメも下山路も短く、純粋に楽しい♪沢登りでした。
8時半に秦野駅で合流し、一路入渓点へ。当日朝の天気予報によれば、神奈川県西部の天候はまずまずで安心していたものの、どうも行く手の空が暗く、山はすっぽり雲の中。
山に近づくにつれてポツポツとフロントガラスにああああ雨。。。
さすが嵐を呼ぶ男STさんの力はあなどれないと車内騒然w
幸いこの日は気温が高く、沢に入ってしまえばどうせ濡れるのだからポツポツ雨くらいではめげませんが。
むしろ、アプローチ途中の未舗装の林道部分が案外と長く、はね石が車体の下部に当たる音がするたびにドライバーのY君の悲鳴。こちらのダメージの方が大きいくらい。
入渓点近くの駐車場に到着したのは9時少し過ぎ。8時半には沢に入る。。予定だったのですが、なんだかんだで遅い出だしになってしまったので、ぼちぼち急いで身支度。歩き出しは9時半。
駐車場の脇に流れる沢が入渓点。あら、ほんとにコンビニエンス。
最初に現れる堰堤を左から巻き、少し歩いたところで早速F1(5m)の登場。
丹沢の人気の沢らしく、ちゃんと「F1」という標識があるので間違えようがありません。
ある意味これらの標識は興醒めもよいところなんですが、それでも「危ないから立入り禁止」にするのではなく、極力危険要素を排除するように整備してくださる方たちに感謝。
F1は小さいながらもテクニカルとのことで、出だしの箇所がほんのりいやらしいのですが、登ってみると見た目よりも傾斜が緩いのでそれほどでもなく(じゃあリードで登ってみろよ…とは言わないでおくれなまし^^;)。
8名だと時間がかかるしザイルが2本あるので、適当に2パーティに分かれて行こう~と言っていましたが、結局のところ最後まで全員一緒に行動となりました。
F1を越えてしばらく歩くとF2(7m)。遡行図の案内どおり滝の右側が階段状。
単独行の方がおふたりいらっしゃったので、先に進んでもらいました。
F2の先にある石を組んだ堰堤を右側から越えると、逆くの字の滝、F3(8m)登場。
真夏ならスイカを冷やすのに良さそうなこじんまりと慎ましい釜あり。右側をへつっているときに足を突っ込んでしまいぬれぬれ。
もっとも「水があるうちは水流の真ん中を行くものだ」という代表の言葉に忠実に遡行しているので、すでにしてずぶ濡れなんですが。。はは。
続けてF4は2段12m。ロープを出さないとのことなので、先陣を切って取り付き。
右側をトラバース気味に上がり、右手の凹角の階段状を登ってクリア。
この先、しばらくは堰堤越え。その数5つ。遡行図を見てウンザリしていたものの、実際には自然石を組んだ低い堰堤が多く、いくつかは直登して越えました。これはこれで楽しいかも。
堰堤を越えて本流をぽくぽく進むと、いよいよ勘七ノ沢のハイライト、F5(15m)登場。
すっきり、きりりとした美滝。左側に支点があるのを確認し、Y君がリードで登り、みんなが後に続きました。スタートが左壁から回り込む形になるので、実際の登攀距離は短いです。
上に行くほどに高度感はあるものの、途中も終了点も支点がしっかりしているし、ホールドも豊富。
でも先に行かれた単独の方たちは、確保なしで超えていったんだなぁ。。と思うと、う~ん。。すごい。
F5を越えると小ぶりな滝の連続。岩肌の間を削って水がほとばしり、振り返るといかにもゴルジュという風情でスバラシイ。
緑岩石の岩に、緑色の釜、木々の緑。。と緑尽くし。空がどんより鉛色なのは。。まぁ、残念だけど、仕方なし。
ゴルジュ帯を越えたところでお昼ご飯。
長く休憩していると、さすがにずぶ濡れだけに体が冷える。。ということで、ぼちぼち再出発。
目の前に名もなき小さな滝。シンプルに左側の階段状を登ってクリアすればよいのだけど、岩をカチ割ったようなすらっとした外観。突っ張りで登るには幅が広いけど、ちょっとこれは面白そう~ということで、Y氏とST氏をけしかけるとまんまと中央突破コースを選択。
その様子を見て「あほだな~ww」と、くっくと笑っていると、Uさんが「あほって。。」と真顔で絶句。すいません、悪です、わたくし。
えぇ、勿論言いだしっぺの責任をとって自分も滝の中央右壁を登りました。
すべて逆層になっていてスタンスが乏しく、実はココが一番登り応えあったかも。
左手に崩壊地を見上げつつ、三俣に到着。三俣の真ん中を進むうちに徐々に水流が細くなり、水音がないとこんなに静かなんだな~と、いつものように実感。ここでお昼を食べればよかったね~と言いつつ。
この日は水が多いのか再びちょろちょろと水流が現れたりする中、しばらくはガレ場を登り、左岸に分岐を示す赤テープを見つけて、ガレ場をツメました。
傾斜がきつく岩が脆いので、落石を起こさないように慎重に。
案外とツメも短く、花立山荘の横手にポンと出たのは1時過ぎ(たぶん。ちゃんと覚えてないです)。
残念ながら展望はなし。下界は雲の中。
山荘周辺は、天気があまり良くないにもかかわらず、大勢の登山者の方たちで賑わっていました。
山荘脇で装備をザックに収納し、1時半少し前に下山開始。予定よりものんびりペースになったので、下山はだかだかと忙しく降りました。
2時20分過ぎに入渓点でもある駐車場に無事帰還。
「ひゃ~ほ~ぉ」と奇声を上げながらハイペースで飛んでいく若者たちの後を必死で追いかけたせいか右膝を軽く痛めました(翌日復活)。
よく考えたら彼らは男性なので、女性である自分はそんなに必死になる必要はなかったのかもだ。
よく考えるまでもないか。つくづくあほだな、自分。。
さて、駐車場で後片付けをしていると、TさんとUさんの靴or足にヒル発見。
おおおお、おそろしい。。。
東丹沢・表丹沢にはヒルが大繁殖中とのことだけど、ほんとうに油断ならんです。。
途中で産直野菜センターに立ち寄り、スーパー銭湯で汚れを洗い落としてスッキリした後、帰京。
家に帰り着くなり、気力を振り絞って道具の片付け。沢の後片付けは洗い物が多くて面倒だけど、それ以上にやっぱり楽しいな、と。
天候が良ければ谷川でアルパイン~と考えていたものの、どうも雲行きが微妙かもしれないということで、急遽沢登り計画に便乗。
自分を含めて、計8名という大人数とあいなりました。
やっぱり沢は楽しいもんね。
場所は、丹沢の「勘七ノ沢」。ガイドブックによれば「表丹沢で一、二を競う人気の沢」で「楽しさの詰まったコンビニエンスな沢」だそう。「初心者教育に最適。教えるほうもそれなりに楽しめる。」とな。ふむふむ。
レベルは1級。ハイライトはF5(大滝15m)で3級程度とのこと。
沢初めとしてはほんとうに手頃で、入渓点までのアプローチもツメも下山路も短く、純粋に楽しい♪沢登りでした。
8時半に秦野駅で合流し、一路入渓点へ。当日朝の天気予報によれば、神奈川県西部の天候はまずまずで安心していたものの、どうも行く手の空が暗く、山はすっぽり雲の中。
山に近づくにつれてポツポツとフロントガラスにああああ雨。。。
さすが嵐を呼ぶ男STさんの力はあなどれないと車内騒然w
幸いこの日は気温が高く、沢に入ってしまえばどうせ濡れるのだからポツポツ雨くらいではめげませんが。
むしろ、アプローチ途中の未舗装の林道部分が案外と長く、はね石が車体の下部に当たる音がするたびにドライバーのY君の悲鳴。こちらのダメージの方が大きいくらい。
入渓点近くの駐車場に到着したのは9時少し過ぎ。8時半には沢に入る。。予定だったのですが、なんだかんだで遅い出だしになってしまったので、ぼちぼち急いで身支度。歩き出しは9時半。
駐車場の脇に流れる沢が入渓点。あら、ほんとにコンビニエンス。
最初に現れる堰堤を左から巻き、少し歩いたところで早速F1(5m)の登場。
丹沢の人気の沢らしく、ちゃんと「F1」という標識があるので間違えようがありません。
ある意味これらの標識は興醒めもよいところなんですが、それでも「危ないから立入り禁止」にするのではなく、極力危険要素を排除するように整備してくださる方たちに感謝。
F1は小さいながらもテクニカルとのことで、出だしの箇所がほんのりいやらしいのですが、登ってみると見た目よりも傾斜が緩いのでそれほどでもなく(じゃあリードで登ってみろよ…とは言わないでおくれなまし^^;)。
8名だと時間がかかるしザイルが2本あるので、適当に2パーティに分かれて行こう~と言っていましたが、結局のところ最後まで全員一緒に行動となりました。
F1を越えてしばらく歩くとF2(7m)。遡行図の案内どおり滝の右側が階段状。
単独行の方がおふたりいらっしゃったので、先に進んでもらいました。
F2の先にある石を組んだ堰堤を右側から越えると、逆くの字の滝、F3(8m)登場。
真夏ならスイカを冷やすのに良さそうなこじんまりと慎ましい釜あり。右側をへつっているときに足を突っ込んでしまいぬれぬれ。
もっとも「水があるうちは水流の真ん中を行くものだ」という代表の言葉に忠実に遡行しているので、すでにしてずぶ濡れなんですが。。はは。
続けてF4は2段12m。ロープを出さないとのことなので、先陣を切って取り付き。
右側をトラバース気味に上がり、右手の凹角の階段状を登ってクリア。
この先、しばらくは堰堤越え。その数5つ。遡行図を見てウンザリしていたものの、実際には自然石を組んだ低い堰堤が多く、いくつかは直登して越えました。これはこれで楽しいかも。
堰堤を越えて本流をぽくぽく進むと、いよいよ勘七ノ沢のハイライト、F5(15m)登場。
すっきり、きりりとした美滝。左側に支点があるのを確認し、Y君がリードで登り、みんなが後に続きました。スタートが左壁から回り込む形になるので、実際の登攀距離は短いです。
上に行くほどに高度感はあるものの、途中も終了点も支点がしっかりしているし、ホールドも豊富。
でも先に行かれた単独の方たちは、確保なしで超えていったんだなぁ。。と思うと、う~ん。。すごい。
F5を越えると小ぶりな滝の連続。岩肌の間を削って水がほとばしり、振り返るといかにもゴルジュという風情でスバラシイ。
緑岩石の岩に、緑色の釜、木々の緑。。と緑尽くし。空がどんより鉛色なのは。。まぁ、残念だけど、仕方なし。
ゴルジュ帯を越えたところでお昼ご飯。
長く休憩していると、さすがにずぶ濡れだけに体が冷える。。ということで、ぼちぼち再出発。
目の前に名もなき小さな滝。シンプルに左側の階段状を登ってクリアすればよいのだけど、岩をカチ割ったようなすらっとした外観。突っ張りで登るには幅が広いけど、ちょっとこれは面白そう~ということで、Y氏とST氏をけしかけるとまんまと中央突破コースを選択。
その様子を見て「あほだな~ww」と、くっくと笑っていると、Uさんが「あほって。。」と真顔で絶句。すいません、悪です、わたくし。
えぇ、勿論言いだしっぺの責任をとって自分も滝の中央右壁を登りました。
すべて逆層になっていてスタンスが乏しく、実はココが一番登り応えあったかも。
左手に崩壊地を見上げつつ、三俣に到着。三俣の真ん中を進むうちに徐々に水流が細くなり、水音がないとこんなに静かなんだな~と、いつものように実感。ここでお昼を食べればよかったね~と言いつつ。
この日は水が多いのか再びちょろちょろと水流が現れたりする中、しばらくはガレ場を登り、左岸に分岐を示す赤テープを見つけて、ガレ場をツメました。
傾斜がきつく岩が脆いので、落石を起こさないように慎重に。
案外とツメも短く、花立山荘の横手にポンと出たのは1時過ぎ(たぶん。ちゃんと覚えてないです)。
残念ながら展望はなし。下界は雲の中。
山荘周辺は、天気があまり良くないにもかかわらず、大勢の登山者の方たちで賑わっていました。
山荘脇で装備をザックに収納し、1時半少し前に下山開始。予定よりものんびりペースになったので、下山はだかだかと忙しく降りました。
2時20分過ぎに入渓点でもある駐車場に無事帰還。
「ひゃ~ほ~ぉ」と奇声を上げながらハイペースで飛んでいく若者たちの後を必死で追いかけたせいか右膝を軽く痛めました(翌日復活)。
よく考えたら彼らは男性なので、女性である自分はそんなに必死になる必要はなかったのかもだ。
よく考えるまでもないか。つくづくあほだな、自分。。
さて、駐車場で後片付けをしていると、TさんとUさんの靴or足にヒル発見。
おおおお、おそろしい。。。
東丹沢・表丹沢にはヒルが大繁殖中とのことだけど、ほんとうに油断ならんです。。
途中で産直野菜センターに立ち寄り、スーパー銭湯で汚れを洗い落としてスッキリした後、帰京。
家に帰り着くなり、気力を振り絞って道具の片付け。沢の後片付けは洗い物が多くて面倒だけど、それ以上にやっぱり楽しいな、と。
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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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