Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2009.07.14,Tue
週末の日曜日は奥多摩の水根沢を遡行。
「沢初心者にも楽しい水と戯れる沢」とのこと。今まで機会がなく、自分は初めての遡行。
さすがに人気の沢だけあり、朝9時頃に下の駐車場には沢装備を身に付けたパーティがちらほら。
今回は会のイベントなので、総勢9人と大御所。曇り気味だけど、湿度が高く寒くも暑くもない。
「まぁ、のんびり行きましょう~」ということで、水根キャンプ場の先から入渓。
この辺り、正直がっかりするほど汚く、水の流れの端にごみが散乱している。水もかなり濁っている。
特段のイベントのない淡々とした川歩き。まぁ今年初めての沢だから、これくらいの方がかえって安心。
かつて(2002年頃まで?)の水根沢は、水量が豊富で深いゴルジュと釜が多い魅力的な沢だったらしい。上流から流れてくる土砂が釜を埋めてしまい、以前を知る人にとってはだいぶ渓相が異なるようだ。
砂に埋まり平坦になった釜の先に、ちょろりと濁り水の流れる小滝を乗りあがる。遡行図には「直登かへつり」または巻いても良いとある。左の壁に年季の入ったスリングがいくつかぶら下がっている。振り子状態でへつるらしいが、釜の中でも充分足が着くのでへつらずさっさと歩く。
こんな風に、視線の高い位置に古いピトンとスリングが垂れている箇所がいくつかあり、おそらく以前はここまで水があったのだろうなと思いながらぽくぽく水通しを選んで歩く。ラッシュガードを着ているので、濡れてもそれほど寒くない。
しばらくすると3m2条の滝。相変わらず水は濁っている。
間もなくゴルジュ帯に至る。といっても水嵩はそれほど多くない。ここは「『右、左、左』だよね」とリーダーのSTさんと確認。でもそんなにシビアではないので、みんな適当に良さそうなラインを登る。
「好きなところを歩いていいのが沢登りの面白さなんだよね」とSさんがお試しの方に説明している。お試しさんも楽しそうでなにより。
雲が晴れてきたのか、次第に木漏れ日が射し始め、明るい沢になる。
4mナメ滝はさほど深くない釜を渡って右壁を登り、ウォータースライダーを楽しむ。
沢登りだと、大の大人が競って童心に返ってしまう。
途中で後続パーティに先に進んでもらったりしながら、ぽくぽく小滝を越えていくと、大き目の釜が登場。右岸を小さくトラバースして越える。「あれ、今のが2段12m大滝?」と、越えてから気づく。
小さい川原をぽくぽく歩いていくと、右岸から水が合わさる。
流れが右に大きく曲がる手前、割合立派な作業小屋が見える。脇に石積みのワサビ田がある。現役だろうか。
ぐねぐねと蛇行する流れに沿って歩いていくといよいよ最大のイベントが登場。6mトイ状半円の滝。(写真、お借りしました。THX)
先行パーティが登るのをしばし待ち。ぎりぎり足の着く広い釜を泳いで取り付き、突っ張りで登る。んだけど、下部で痛恨のスリップ。恥ずかしい…。仕切り直しで再度トライ。今度はちゃんと抜けました。
上にはすでに遡行を終えた人たちが大勢休憩中。あぁ、釜があったら入りたい。。
ほとんどの先行パーティはここで遡行を終えるらしく、すでに林道に向かって斜面を上がり始めていたり、お昼ごはんの準備をして寛いでいたり。
この時点でまだ11時過ぎなので、もう少し先まで行きましょう~と、みんなでさらにその先を歩く。
標高780mくらいの地点で緩やかになるみたいなので、その辺りまで行きましょうか、と。
トポの遡行終了点からすぐ先に小さな滝があり、手がかりがやや乏しいけれど面白い。
その先は川原になり、ガレっぽくなったりと、しばらくは平凡な印象。
ただ、遡行者が減ったたためか、今までと同じ沢とは思えないほど水が澄んでいる。きれい。
沢相はそれまでと同じ感じ。特に困難なところはなく楽しい。
さっきよりも水が澄んできれいなので、それだけで気分が盛り上がる。やっぱり沢はキレイなほうがいいな。
やや大きめの釜が現れ、2mほどの小さな滝が登場。左側に細かいホールドがあり乗り込んで越える。
ボルダーっぽい。へつって越える人あり、中央突破する人あり。
この先、ゴーロがあるものの流れが穏やかになる。左岸の木に赤テープやビニールテープが見える。ここから林道に上がれるだろうと判断し、ここで本日1回目にして最後の大休止。宇宙食みたいな温かいソーメン(苦笑)を食べる。
作業道と思しき、植林の中のよく踏まれた道を登っていくと、すぐに水根沢沿いの林道に合流。
眼下の木の葉の隙間にときどき滝場を覗き見ながら、林道をぽくぽくと下る。30分強で水根の駐車場に戻る。
アプローチも下山も短く、お手軽で楽しい沢でした。
水がもっと豊富だったら、さぞもっと楽しかっただろうなぁ、とは思いますが。
「沢初心者にも楽しい水と戯れる沢」とのこと。今まで機会がなく、自分は初めての遡行。
さすがに人気の沢だけあり、朝9時頃に下の駐車場には沢装備を身に付けたパーティがちらほら。
今回は会のイベントなので、総勢9人と大御所。曇り気味だけど、湿度が高く寒くも暑くもない。
「まぁ、のんびり行きましょう~」ということで、水根キャンプ場の先から入渓。
この辺り、正直がっかりするほど汚く、水の流れの端にごみが散乱している。水もかなり濁っている。
特段のイベントのない淡々とした川歩き。まぁ今年初めての沢だから、これくらいの方がかえって安心。
かつて(2002年頃まで?)の水根沢は、水量が豊富で深いゴルジュと釜が多い魅力的な沢だったらしい。上流から流れてくる土砂が釜を埋めてしまい、以前を知る人にとってはだいぶ渓相が異なるようだ。
砂に埋まり平坦になった釜の先に、ちょろりと濁り水の流れる小滝を乗りあがる。遡行図には「直登かへつり」または巻いても良いとある。左の壁に年季の入ったスリングがいくつかぶら下がっている。振り子状態でへつるらしいが、釜の中でも充分足が着くのでへつらずさっさと歩く。
こんな風に、視線の高い位置に古いピトンとスリングが垂れている箇所がいくつかあり、おそらく以前はここまで水があったのだろうなと思いながらぽくぽく水通しを選んで歩く。ラッシュガードを着ているので、濡れてもそれほど寒くない。
しばらくすると3m2条の滝。相変わらず水は濁っている。
間もなくゴルジュ帯に至る。といっても水嵩はそれほど多くない。ここは「『右、左、左』だよね」とリーダーのSTさんと確認。でもそんなにシビアではないので、みんな適当に良さそうなラインを登る。
「好きなところを歩いていいのが沢登りの面白さなんだよね」とSさんがお試しの方に説明している。お試しさんも楽しそうでなにより。
雲が晴れてきたのか、次第に木漏れ日が射し始め、明るい沢になる。
4mナメ滝はさほど深くない釜を渡って右壁を登り、ウォータースライダーを楽しむ。
沢登りだと、大の大人が競って童心に返ってしまう。
途中で後続パーティに先に進んでもらったりしながら、ぽくぽく小滝を越えていくと、大き目の釜が登場。右岸を小さくトラバースして越える。「あれ、今のが2段12m大滝?」と、越えてから気づく。
小さい川原をぽくぽく歩いていくと、右岸から水が合わさる。
流れが右に大きく曲がる手前、割合立派な作業小屋が見える。脇に石積みのワサビ田がある。現役だろうか。
ぐねぐねと蛇行する流れに沿って歩いていくといよいよ最大のイベントが登場。6mトイ状半円の滝。(写真、お借りしました。THX)
先行パーティが登るのをしばし待ち。ぎりぎり足の着く広い釜を泳いで取り付き、突っ張りで登る。んだけど、下部で痛恨のスリップ。恥ずかしい…。仕切り直しで再度トライ。今度はちゃんと抜けました。
上にはすでに遡行を終えた人たちが大勢休憩中。あぁ、釜があったら入りたい。。
ほとんどの先行パーティはここで遡行を終えるらしく、すでに林道に向かって斜面を上がり始めていたり、お昼ごはんの準備をして寛いでいたり。
この時点でまだ11時過ぎなので、もう少し先まで行きましょう~と、みんなでさらにその先を歩く。
標高780mくらいの地点で緩やかになるみたいなので、その辺りまで行きましょうか、と。
トポの遡行終了点からすぐ先に小さな滝があり、手がかりがやや乏しいけれど面白い。
その先は川原になり、ガレっぽくなったりと、しばらくは平凡な印象。
ただ、遡行者が減ったたためか、今までと同じ沢とは思えないほど水が澄んでいる。きれい。
沢相はそれまでと同じ感じ。特に困難なところはなく楽しい。
さっきよりも水が澄んできれいなので、それだけで気分が盛り上がる。やっぱり沢はキレイなほうがいいな。
やや大きめの釜が現れ、2mほどの小さな滝が登場。左側に細かいホールドがあり乗り込んで越える。
ボルダーっぽい。へつって越える人あり、中央突破する人あり。
この先、ゴーロがあるものの流れが穏やかになる。左岸の木に赤テープやビニールテープが見える。ここから林道に上がれるだろうと判断し、ここで本日1回目にして最後の大休止。宇宙食みたいな温かいソーメン(苦笑)を食べる。
作業道と思しき、植林の中のよく踏まれた道を登っていくと、すぐに水根沢沿いの林道に合流。
眼下の木の葉の隙間にときどき滝場を覗き見ながら、林道をぽくぽくと下る。30分強で水根の駐車場に戻る。
アプローチも下山も短く、お手軽で楽しい沢でした。
水がもっと豊富だったら、さぞもっと楽しかっただろうなぁ、とは思いますが。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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