3連休は瑞牆で呑む・食う・登るの3尽くし。
気力、体力共に絞りつくしました。もっとも呑み疲れが一番のような気がするけれど。。w
連休初日、ジム友のTさんとCさんと共に都内を出発。
途中のコンビニで行動食とお酒を購入。偶然、ジムの常連のNさんに遭遇し、カゴの中身を見たNさんが「一体、何しに行くんですか。。」とコメントするほどの大量のアルコール。
まずは、瑞牆山の麓にあるみずがき山自然公園でテントを設営。ここは第52回全国植樹祭の跡地で、瑞牆山の岩峰群を一望できるステキな場所。以前、ここを訪れたときには雨にたたられて篭ったのも懐かしい記憶です。
テント設営が終わったところで甲府幕岩に移動。岩場への入口となる林道周辺にはすでに停車中の車がもりもり。岩場もかなりの人出。
まずはアップでメルヘンランドにある「HIVE(5.10a)」に。Cさんがいきなり「マスタージャンケン」と言い出し、「ええええ。。この中で自分が一番へタレなのにどほしよう。。」と思いつつもなんとか勝ち逃げ(汗)。
みんながさっくり完登するのを見送った後、どうにか自分もFL。
初めて訪れる岩場なので、めちゃめちゃ緊張しました。。今、思い出しても冷や汗タラリ。。
甲府幕岩は凝灰岩の岩場で、細かいスタンスを拾ってカチを繋いでいくという印象。
Tさんいわく、「9月に来たときは岩がヌメってやけに辛かったけど、今日は岩が乾いていてワングレード低く思えるほど楽勝」とのこと。
自分が登れるようなローグレードのルートはガバもたくさんあるけれど、それでも自分みたいなヘタレにはカチカチでバランシーで辛いっすよ。。とほほ。
その後、ダダ(5.10b)に挑戦(岩の基部には5.10cとあるけれど、トポでは5.10b。体感グレードはリーチの長短に左右されるかも)。
核心のムーブで手が出せずにあえなくテンション。細かいホールドを必死で掴んでいたのでいきなり腕がパンプ。もう一度トライしたら登れるような気がしなくもないけど、カチカチなのでモチが上がらずさっさと店じまい。
豊穣の森エリアにある「イエローマウンテン(5.9)」なら登れるんじゃないかというTさんのオススメに従い、マスターで取り付いてみる。そこそこ長いけど壁が寝ているので楽しくOS。
続けて森の散歩道エリアに移動し、Tさんが「深海の幻想(5.11a)」を易々とオンサイトするのを見送った後、自分はお隣にある「WILD WOOD(5.10c)」にマスターで挑戦。
中間部の核心箇所でムーブが分からずにまたしてもあえなくテンション。CさんとTさんが続けて登るのを眺めて勉強させてもらったけれど、リトライしても登れる気がイマイチしないのでいつになるかはわからないけど次回の宿題にとっておくことにする。
初日はこれにて終了。すっかり薄暗くなった道を歩いて車に戻り、みずがき山自然公園に帰還。
そそくさと酒盛り開始。Bさんたちが合流し、後から来るはずのMさんを待ちながら延々と呑み続け。自分は出発前日に接待呑みがあり、睡眠時間が短かったので、テントの片隅で眠りこけてしまいまいた。
2日目の朝はのんびり起き出し、朝ごはんを食べた後、再び甲府幕岩に移動。前日同様かなりの人出。
全体的に日当たりがよいし、アプローチも短いし、手頃なグレードのルートが多いし、なによりルートが横に続いていて手軽なので人気が高いのも納得。
朝イチ(といってもすでにお昼間近)は「森からのおくりもの(5.10b)」でアップ。
自分にとってはアップにならないグレードなんですが。。まぁ、仕方ないや。。と取り付いてみるものの、核心箇所でテンション。
う~ん。。。岩場のコンディション絶好調らしいのに、これが登れないとなるといったいどこが登れるんだ。。状態なので、一巡した後に再度挑戦し、なんとかRP。
本日はこれにて目標を達成した気分になり、みなさんが登るのを応援。
陽が傾いてきた頃に森の散歩道エリアに移動。今度は自分がジャンケンに負けたので、ヌンチャクをかけつつ「クリひろい(5.10c)」にトライ。
上部の手を見落としてテンションをかけてしまったけれど、次回は登れるような気がするようなしないような。。
それにしても、その名のとおりカチカチで指が痛いルート。
秋の日はつるべ落としというヤツで、次第に周囲が暗くなってきたのでこの日はこれにて終了。
再び瑞牆の駐車場に戻り宴会。ビール、ワイン、日本酒、焼酎。。と、みなさんお酒の強いこと。
お酒もそうだけど、みなさんのアツイ人生論にしたたかに酔いが回りました。
「クライミングで一番難しいことは、人生とのバランスだ」-けだし、名言です。
3日目の朝はのんびり起きて撤収開始。CさんとBさんたちが朝発で帰京し、自分はTさん、Mさんと一緒に開拓中の岩場に移動。
アプローチの途中、小尾根を詰めていくと目前にカッチョいい岩峰群がどどーんと登場。
昔からアルパインのゲレンデとして登られている場所だそうですが、山を始めて日の浅い自分は寡聞にして知りませんでした。
開拓中の岩場を見学するのは初めてなので、すごい興味津々。
とはいえ、自分のような荷揚げもできない役立たずは、なにも手伝えることがないので周辺をウロウロするだけ。。^^;
(「『開拓中』ってブログとかで書いちゃっていいんでしょか?」と尋ねたところ、「全然オッケイ」とのお返事をいただきました。ありがとうございます。もっともすでにたくさんの方が関わっているので開拓中であることは有名な場所だそうですが)
自分たちが現場に到着したところ、ちょうど某ジムのオーナーであるN氏が開拓したばかりのルートに初登するということで見学。うはー。。
長いしかぶっているしテクニカルだし、何十年経っても自分が登れるようになるとは到底思えない。。
「あっちは大先生が開拓したルート」と指差されたところを見上げると、いったいどうやったら登れるのか見当もつかない。。。
掌に吸盤があるとか、ガチャピンみたいにエネルギーボールがないと登れそうにないよママン。。
それらのルートを見てハートに火がついたのか、MさんとTさんがそれぞれご自身の開拓中のルートに取り付いて作業開始。あー、こうやってルートができていくんだな。。と、開拓者のみなさんのご苦労を偲びました。
役立たずの自分は岩場をあちこちほっつき歩いて、岩峰に攀じ登ったりして、作業の様子を遠くから見学したり、風景を楽しんだり。
その後、Tさんが作ったというルートにトップロープをかけていただき、登らせてもらいました。
あまり邪魔をしないようにしようと思ったのですが、結果的にご接待クライミングを受けてしまいました。申し訳ないやら。。
日が傾いて来た頃に一同きりの良いところで作業を中断され、銘々「(ルートの完成は)来年かな。。」という呟きを残して下山開始。
お風呂に入ってご飯を食べてゆっくりと出発したら、連休の渋滞もすっかり解消した後ですいすい都内に戻れました。
■今回登った(触っただけ)ルート
HIVE(5.10a) FL。 下部は5.7でアルパイン。中間部から左上。長いので、たぐるロープが重かった。でも快適。
ダダ(5.10b) 敗退。核心がカチカチの上にボルトから少し離れるので心理戦。リーチの長い人にはなんてことないかもしれないけど。
イエローマウンテン(5.9) OS。ひたすら快適。クライミングを始めたばかりの人にとっても楽しいルート。
WILD WOOD(5.10c) 敗退。次回の宿題。自分好みのルートだけに核心箇所を越せなかったのは残念。ヌンチャクがかかっていたら登れたかな(負け惜しみ)
森からのおくりもの(5.10b) RP2。核心箇所のムーブを覚えたら割とすんなりいけた。怖かったけど。リーチのある人にとっては楽勝だろうな。
クリひろい(5.10c) 敗退。核心越えの次の一手が見えずに敗退。残念。ピンチを掴んだら終わりだったのにな。。
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(某所) 名無し(5.10a) TR。ムーブがダイナミックで面白いけど自分には辛めかな。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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