Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2009.12.07,Mon
週末の土曜日は雨の予報だったので仕掛かりのミニマフラーの仕上げ。肩こりの原因は主にクライミングのせいなのか編み物のせいなのか。。??
日曜は、前日の雨が嘘みたいな雲ひとつない晴天の中、城ヶ崎でワンデイクラッククライミング。年末のマルチに向けてのクラック練習。今回はYさんと自分の2名。
朝、まだぬかるむ遊歩道を歩いてオーシャンエリアに直行すると、すでに先客の団体様がいらっしゃったのでさっくり撤退を決め、あかねの浜に転進。とりあえずエリアの所在を確認できたのでいいや。
途中の浜辺で登られている痕跡を見出すもいまいちエリアが不明のうえ若干染み出しが残っていたので、さっくり移動。
あかねの浜に到着するとびっくりするほどの大混雑。20人くらい? ただしみなさん同じガイドパーティだったので、それならまぁルートを空けてもらいやすいからいいか、と。
ずらずら~っと5本ばかり垂れ下がったトップロープのスダレを眺めつつ、準備開始。
今回はボルダーマットを持参したので、ルートに取り付く前にテキトーにボルダーでアップ(のつもり)。自分はチキンだし足場もさほどよくないので、やさしいルート取りで3本くらい。お手軽でいいかも。どうだろう。
一番右端のTRで登られていたルートを空けていただき、「キャンドル(5.7)」でアップ。このルートの核心は下部で、ガイドさんによれば直登と右回りの2ルートがあるとか。
いざ登り始め、核心部分の直下のクラックにカムをセットしたものの、岩が若干浮き気味で軽い音がするのが気持ち悪い。これでは直上する勇気が出ないので右回りルートに変更。本来のルートに戻るために縦フレークにメトリウスTCUの00番をセット。いくらなんでもこれだけでは落ちれる気がしないので、キャメ0.4番を保険にもうひとつ。カチと細かいスタンスを繋いでテラス下に乗り移り、ほっとひと安心。あとは快適な階段だけど、落ちなくてよかった。。
Yさんは核心箇所にがっちり3番を決めて直登。ぐわ、ソレが決まるなら直登できるよ~。ルートを見る目とかカム選択のセンスとか、もっと磨かなくてはなぁ…。でもこういう点がクラックの面白さ、かなとも思う。
ちなみに、このルートを登る前に「前回はどっちから登ったっけ?」とひとしきり頭を捻り、自分は右から回りこんだと主張したものの、前回もなにもこのルートは初めて登ったことが今更ながらに判明。思い込みとはおそろしい。。
1本登っただけでなんとなくお腹いっぱいになり、しばしお昼休憩。
それにしても気温がぐんぐん上昇し、太陽がぎらぎらと照りつけて暑い暑い。
休憩の合間に付近を物色し、トポにはないけれど登れそうなクラックを発見。短いけれどキレイなクラックで、そのまま上に抜けられるんじゃないかということで、次はこのルートにトライ。
コーナークラックからテラスに移り、その上の潅木帯は岩が脆そうなので潅木でランニングビレイをとり、松の木の根本に終了点を作成。ちょっとしたアルパイン気分。
グレード的には5.7くらい。短いからもっと低いかも。でもボルトがなくてもギアを駆使して好きなルートを登れるというのはちょっと楽しい。
その後、Yさんがこれは登りたいという「カームフライデー(5.10b)」にトライ。見事一発オンサイト。さすが。
終了点をトップロープ用にセットしてくれたとのことだけど、今日はまだ余力がありそうなので自分もリードで挑戦。
出だしはフィンガージャムを決めて一気にレイバックで足場のいい位置まで…が、下で見ているよりも厳しい。スタンスは良いけれど、ルーフにカムをセットしようとするとイマイチ姿勢が安定しない。しかも、テラスが思ったよりやや遠くてちょっと涙目。。
フィンガージャムが決まったという核心と共に一気にテラスに。内部が膨らんだクラックにキャメの赤と黄色をダブルでセットしてしばし安心。肩で息をしながら休憩。でもこの上も遠いなぁ。。
ハンドジャムの効き具合と外のスタンスを確認していざ…と立ち上がったら、バランスを崩してずるりとフォール。キャメがしっかり効いていてよかった。。
もう一度同じ箇所でテンションをかけてしまい、あぁこんなことならトップロープにすればよかったかな…と心が折れそうになりつつも、なんとか気持ちを落ち着かせて立ち込むと今度は大丈夫。なんだけど、あぁ、カムが足元になっちゃったよ~と心細くなったところにポケットやらスタンスやらが現れ、ジャミングもバチバチ決まり、どうにか終了点へ。
まぁ5.10bですもん。自分にとっては過去最高グレードですもん。グラウンドフォールしなかったのは本当に幸いでした。でもバランスを崩さなければ、もしかしたら登れたかもなぁ(ないない)…なんてちょっと悔しい気も。
「カームフライデー」は様々な要素がコンパクトにまとまっていて、クラック内部もキレイで、これはさすがに三ツ星だと思いました。とエラソーに言えるほどには自分には努力が足りていませんが。。精進します。
ぼちぼち夕暮れが迫ってきたので、この日はこの3本でおしまい。楽しかったです。
先週久しぶりに城ヶ崎のクラックを登ったら、ジャミングのなんたるかを未だに理解できていないことに気付き、あれこれ文献をひっくり返してみたものの実践して実感できる場所がなく(いっそ引き戸の隙間で練習しようかと真剣に考えたほどw)やたらと頭でっかちになっていましたが、今回岩場でちょっとだけ光が見えたような気のせいのような。。。
気のせいだろうな。うん、でもまぁがんばろ。
***今回登ったルート***
・キャンドル(5.7) - FL。右回りルートで。次回は直登したいな。ただ核心下部の岩が浮き気味なのは気になる…。その後も不安でペシペシと岩を叩きながら登りました。
・名無しクラック(5.7?) - あかねの浜左端。チョーク跡明瞭なのでボルダーとして登られているのかも?
・カームフライデー(5.10b) -×。1F,1テンでTO。 杉野氏のサイトや関東の岩場によると5.10aとのことなので、10bとしてはお買い得なのかも。でもグレードに関わらず三ツ星なのは間違いなし。いつか。
日曜は、前日の雨が嘘みたいな雲ひとつない晴天の中、城ヶ崎でワンデイクラッククライミング。年末のマルチに向けてのクラック練習。今回はYさんと自分の2名。
朝、まだぬかるむ遊歩道を歩いてオーシャンエリアに直行すると、すでに先客の団体様がいらっしゃったのでさっくり撤退を決め、あかねの浜に転進。とりあえずエリアの所在を確認できたのでいいや。
途中の浜辺で登られている痕跡を見出すもいまいちエリアが不明のうえ若干染み出しが残っていたので、さっくり移動。
あかねの浜に到着するとびっくりするほどの大混雑。20人くらい? ただしみなさん同じガイドパーティだったので、それならまぁルートを空けてもらいやすいからいいか、と。
ずらずら~っと5本ばかり垂れ下がったトップロープのスダレを眺めつつ、準備開始。
今回はボルダーマットを持参したので、ルートに取り付く前にテキトーにボルダーでアップ(のつもり)。自分はチキンだし足場もさほどよくないので、やさしいルート取りで3本くらい。お手軽でいいかも。どうだろう。
一番右端のTRで登られていたルートを空けていただき、「キャンドル(5.7)」でアップ。このルートの核心は下部で、ガイドさんによれば直登と右回りの2ルートがあるとか。
いざ登り始め、核心部分の直下のクラックにカムをセットしたものの、岩が若干浮き気味で軽い音がするのが気持ち悪い。これでは直上する勇気が出ないので右回りルートに変更。本来のルートに戻るために縦フレークにメトリウスTCUの00番をセット。いくらなんでもこれだけでは落ちれる気がしないので、キャメ0.4番を保険にもうひとつ。カチと細かいスタンスを繋いでテラス下に乗り移り、ほっとひと安心。あとは快適な階段だけど、落ちなくてよかった。。
Yさんは核心箇所にがっちり3番を決めて直登。ぐわ、ソレが決まるなら直登できるよ~。ルートを見る目とかカム選択のセンスとか、もっと磨かなくてはなぁ…。でもこういう点がクラックの面白さ、かなとも思う。
ちなみに、このルートを登る前に「前回はどっちから登ったっけ?」とひとしきり頭を捻り、自分は右から回りこんだと主張したものの、前回もなにもこのルートは初めて登ったことが今更ながらに判明。思い込みとはおそろしい。。
1本登っただけでなんとなくお腹いっぱいになり、しばしお昼休憩。
それにしても気温がぐんぐん上昇し、太陽がぎらぎらと照りつけて暑い暑い。
休憩の合間に付近を物色し、トポにはないけれど登れそうなクラックを発見。短いけれどキレイなクラックで、そのまま上に抜けられるんじゃないかということで、次はこのルートにトライ。
コーナークラックからテラスに移り、その上の潅木帯は岩が脆そうなので潅木でランニングビレイをとり、松の木の根本に終了点を作成。ちょっとしたアルパイン気分。
グレード的には5.7くらい。短いからもっと低いかも。でもボルトがなくてもギアを駆使して好きなルートを登れるというのはちょっと楽しい。
その後、Yさんがこれは登りたいという「カームフライデー(5.10b)」にトライ。見事一発オンサイト。さすが。
終了点をトップロープ用にセットしてくれたとのことだけど、今日はまだ余力がありそうなので自分もリードで挑戦。
出だしはフィンガージャムを決めて一気にレイバックで足場のいい位置まで…が、下で見ているよりも厳しい。スタンスは良いけれど、ルーフにカムをセットしようとするとイマイチ姿勢が安定しない。しかも、テラスが思ったよりやや遠くてちょっと涙目。。
フィンガージャムが決まったという核心と共に一気にテラスに。内部が膨らんだクラックにキャメの赤と黄色をダブルでセットしてしばし安心。肩で息をしながら休憩。でもこの上も遠いなぁ。。
ハンドジャムの効き具合と外のスタンスを確認していざ…と立ち上がったら、バランスを崩してずるりとフォール。キャメがしっかり効いていてよかった。。
もう一度同じ箇所でテンションをかけてしまい、あぁこんなことならトップロープにすればよかったかな…と心が折れそうになりつつも、なんとか気持ちを落ち着かせて立ち込むと今度は大丈夫。なんだけど、あぁ、カムが足元になっちゃったよ~と心細くなったところにポケットやらスタンスやらが現れ、ジャミングもバチバチ決まり、どうにか終了点へ。
まぁ5.10bですもん。自分にとっては過去最高グレードですもん。グラウンドフォールしなかったのは本当に幸いでした。でもバランスを崩さなければ、もしかしたら登れたかもなぁ(ないない)…なんてちょっと悔しい気も。
「カームフライデー」は様々な要素がコンパクトにまとまっていて、クラック内部もキレイで、これはさすがに三ツ星だと思いました。とエラソーに言えるほどには自分には努力が足りていませんが。。精進します。
ぼちぼち夕暮れが迫ってきたので、この日はこの3本でおしまい。楽しかったです。
先週久しぶりに城ヶ崎のクラックを登ったら、ジャミングのなんたるかを未だに理解できていないことに気付き、あれこれ文献をひっくり返してみたものの実践して実感できる場所がなく(いっそ引き戸の隙間で練習しようかと真剣に考えたほどw)やたらと頭でっかちになっていましたが、今回岩場でちょっとだけ光が見えたような気のせいのような。。。
気のせいだろうな。うん、でもまぁがんばろ。
***今回登ったルート***
・キャンドル(5.7) - FL。右回りルートで。次回は直登したいな。ただ核心下部の岩が浮き気味なのは気になる…。その後も不安でペシペシと岩を叩きながら登りました。
・名無しクラック(5.7?) - あかねの浜左端。チョーク跡明瞭なのでボルダーとして登られているのかも?
・カームフライデー(5.10b) -×。1F,1テンでTO。 杉野氏のサイトや関東の岩場によると5.10aとのことなので、10bとしてはお買い得なのかも。でもグレードに関わらず三ツ星なのは間違いなし。いつか。
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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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