城ケ崎、漁火、日蓮崎

週末は城ケ崎へ。
昨シーズンからアイスクライミングを始めたこともあって、冬があっとう間に過ぎてしまう。
今シーズン2回目の城ケ崎は、向かう道中に寒桜が咲きほころび、すっかり春の気配に満ちていました。

前回はフナムシでのんびり。
でも今回はせっかくだから目標を立てようかな…ということで、イサリビクラック・ライトにトライしたいな～と宣言(というほど大げさなものじゃない)。

というわけで、土曜日はイサリビロックエリア。陽当たりが良すぎて暑いくらい。真冬に比べると湿度が高いせいか、伊豆大島の島影もかなりぼんやり。

相変わらずスタート以外全然ジャムらない「ジャムウェーブ(5.9)」でアップをし、岩が温まらないうちに…と、早速に「イサリビクラック・ライト(5.10c)」にトライ。プロテクションの位置をしっかり教わっていたので、無事に1便目でRP。
城ケ崎の場合は、ルートの長さがそれほどないことと、ムーブが誤魔化しが効きにくいこともあって、10cというよりもボルダーグレードで4級くらいかなぁ…というのが個人的な感想。

その後は、適当に岩陰でお昼寝を楽しみつつ、浜辺の先に打ち寄せる波の音にまどろみつつ、時々思い出したようにTRで筋トレ的トライ。

日曜日は日蓮崎へ。
ここは10dのクラックが3本あるだけのエリア(「スーパーシリアスジャム」は一応10cなのだけど、クラック通しで登ると、実は3本の中でこれが一番辛いらしい。あとアダムという5.8のルートなどもありますが、まぁ)。

とりあえず、3本の中で一番登りやすいと言われている「インディアン・ドール(6.10d)」をTRで。これは昨シーズン触って全然手に負えなかったことをはっきり覚えている。で、今回も全然歯が立たず。

正確には、部分的には良い印象に変わっているパートもあるものの、結局のところすべてのムーブをうまく繋げていかなくては意味がない、という印象。つまり自分にとっての、本当の限界グレード。

来年のためにホールドやムーブを忘れないように…と、最後に出した4便目では、夕刻で乾いた風が吹き抜けていたこともあってかフリクションが最高で、この日最後にしてようやくTRでノーテン。

でも、こんなニッチな場所に訪れるパーティの皆さんは、どなたも気さくで良い方ばかりで、とても居心地の良い空間で、あぁクライミングって楽しいなぁ…としみじみしちゃいました。ありがとうございます。

***今回登った(触っただけの)ルート***
20130316
/*城ケ崎 漁り火ロック
・ジャムウェーブ(5.9)－再登。何度登っても、以前のヘタクソで超弱な自分がなぜこのルートを登れたのか不思議でたまらない。
・イサリビクラック・ライト(5.10c)－RP。杉野さんの魅惑のトラッドによれば「トラッド初10cにお薦め」とのこと。短いのに色々なことを要求されるので超弱な自分には、ここまで辿り着くまですごく時間がかかった。ただ、多分挑戦するタイミングを微妙に逃してしまったようで、ギリギリ感がなかった。でもすごく嬉しかったし、長さはないけれど濃密で素晴らしいルートです。
・ホワイトサタディ(5.9)－再登。暑くて超汗かきまくり。
・イサリビクラック・レフト(5.10d)－TR。ライトが思ったより楽に登れたので…といっても、レフトはまだまだ。ワングレード上げることはほんと厳しい。コンディションが良ければもうちょっとなんとかなる…といいけど。
・北ウィング－(5.10d/R)－TR。筋トレ。このRはランナウトではなくて、PDの意味だと思う。珍しくチョーク跡がこってり。
・北ウィング－(5.10d/R)－TR。筋トレ。フェイス部分は薄被りボルダーで、筋トレにうってつけ、かも。

20130316
/*城ケ崎 日蓮崎
・インディアンドール(5.10d)－TR。歯が立たない…。傾斜のイメージは去年よりよくなったけど。
・インディアンドール(5.10d)－TR。やっぱり歯が立たない…
・インディアンドール(5.10d)－TR。出だしのハンドジャムの位置を修正。城ケ崎はピンポイントな位置でのシビアなジャミングを要求されるので、忘れないようにしたいな。
・インディアンドール(5.10d)－TR。コンディションが良くて、どうにかノーテン。でもトップロープだからなぁ…