中 20130329

今日はパンツー。スクールは春休み。
早めにジムに着いてしまったところ、荻の常連さんたちがちょうど集まってきたところだったので混ぜてもらう。

今週末にユースの大会があるそうで、若い子たちが沢山いて最後の調整をしていた。
調整といっても高難易度のルートばかりで、みんなすごい。

そんなわけで、それほど混んでいない割にはツナミ台が出現。
なので目標ルートへのトライはあっさり止めて、ゆるふわクライミング。

タワー右壁の10cを2本オンサイト。
同じ10cでも傾斜が異なるので性格も違う。
自分としては、タワー右と一反木綿の間にある10cの方が、傾斜が少しない分テクニカルな感じで面白い。
タワー右の10cは傾斜壁に延々とガバ。長さグレードなのだろうと思うけれど、若干単調。その分アップには最適そう。

その後はちょうど空いていたので、タワー中央の11aにトライ。
下部はガバガバ。上部でクリップ核心になってしまいワンテン。これは2便目も同じ。
下部はなんてことなく全然疲れた感じがないのに、突然悪くなる感じで戸惑って動きが止まってしまう。

パンプし切れていない不完全燃焼感と、でも登れないんだよなぁ…11aなのに(おこがましいｗ ま、3連続目で疲れてますかね)、というギャップが自分としては面白いなぁと思った。
一体何が足りないんだろう? と考えさせらえるし、それを考えることは本当に楽しい。

先日、世界で初めて5.14dをオンサイトしたドイツのAlex Megos君のメッセージに次のような内容があって、以下超訳。

「クライミングにおいて自分が学んだことは時間管理が大切ということ。でも、それ以上に大事なことはクライミングを楽しむということ。
クライミング本来の楽しさを見失って、コンペで良い成果を出したいとか高難易度のルートを登りたいからという目的でハードなトレーニングをするということには、価値がない。たとえ、そのルートを登れたりコンペで勝ったとしてもね。
ちょっとのんびりしたいなぁという時や、クライミングとは全然違うことをしたいなぁと思う時は、思い切ってそうしたほうがいい。
いずれまたきっと、クライミングをしたくなる時が来るから。だって、クライミングほど素晴らしいスポーツは世界中ほかにはないのだから」

このメッセージを読んだこともあってか、今日は疲れも溜まっていることだし自分のペースでのトレーニング! と割り切って、成果を求めない(ま、結果的に、だけどｗ)クライミングをしてみたら、すごくリラックスできてとても楽しかった。

登れなくてもこんなに楽しいのだから、登れたらきっともっと楽しい。だから。