Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2009.02.10,Tue
昨日は久しぶりに山関係の部会に出席。風邪気味で熱っぽかったけど、年末年始の行事にも参加できず、あんまり顔を出さずにいるのも申し訳ないので、せっかくなので顔を出す。
自分は名前を連ねているだけの空気未満の存在なので、正直なところ存在しなくてもまったく影響しないのだけど、まぁ「来なくていいよ」と言われないので参加している感じ。
スポーツ競技としてのクライミングの動向とか方向性とか、クライミング以外の山岳競技やそれに付随する様々な議題について話し合いが進むのを真面目に拝聴する。
話し合いの中で「ツール・ド・谷川」というアドベンチャーレースの話題が出る。なんでも谷川連峰を舞台に、水上から天神平を登り、土合に下りて白毛門を登り返して朝日岳から清水峠を抜けて湯沢に抜けるというロングトレイルを今年の6月に実施する企画が進行中だとか。
初めて聞いた。知らなかった。
えええ。それはちょっと難しいのでは…と、思わず声を上げてしまった。
「そうなんだよなぁ。地元は乗り気みたいなんだけど、おそらく自然保護の観点から反対の声が上がる可能性が高いし、途中のエスケープルートがないし。なによりも、なぜそのコースでなくてはならないのかという話になると思うんだよ。まぁ今後の成り行き次第でもあるけどね」とテーブルを隔てた方が仰る。
「そうですね。谷川周辺には廃道になったルートがいくつかるので、そういうところを再活性化するということで芝刈り代わりに走っていただくとか、そういうのは無理ですかね~ハハハ」と、苦しい笑いを振りまいてその場というか、自分の気持ちを収めてみる。
まぁLight&Fastが主流になりつつある山岳ランにおいて、いつ飛び出してもおかしくはない企画ではあるけど、う~む。。ちょっと微妙。。
それが良いとか悪いとかは、色々な意見や見方があるのでなんともいえない。難しい。
ただなんとなくもやもやする。
たとえば、日本海側から太平洋側まで日本アルプスの峰々を越えてタイムを競う、トランス・アルプス・ジャパンというレースがあって、これは隔年開催で募集人員が10名という極めて少ない人数で行われる(実際のところ、昨年の大会では19名がエントリーしたけど)。大会の内容もさることながら、参加資格もかなり厳しい。
自分の中の規準としては、これはこれでアリだと思う。そこまで徹底してやるなら、それはそれでいいんじゃないかと思う。
一方で、いまや山岳ラン関係で一番人気(なのかな?)のハセツネの場合には、参加資格はあまり問われず、定員2000人。あまりの人気の高さに、ハセツネ30Kを新たに企画したり、ポイント制を導入するなど、関係者は笑いが止まらないらしい(あくまで伝聞)。
近年はゴールタイムへの注目ばかりが集まり(それはそれで仕方ない)、雨具や水やヘッドランプなどの基本装備のチェックが緩和された時から個人的にはなんとなく興味が薄れてしまった。面白いけどね。なんかね。。
ツール・ド・谷川の場合は、天神平の登り下りと白毛門岳への登り返しがコースとしては厳しいけれど、往復(70Km)or往路(38Km)が定員500人、10Kmの部門は定員1000人とのことなので、どちらかというと誰でも気軽に参加できるハセツネタイプ、かな。。
クライミングにしても「登れないヤツ」の意見が採用される機会が多いようには思えない。誰もがより早く、より高く登れる人に憧れる。同じように山岳ランにおいては誰よりも「速い人」がヒーローとなる。
当たり前田のクラッカー。
誰もがヒーローの出現を求めている。ヒーローの存在に勇気付けられて目標を見出す人や、同じ分野で活躍している人や、その分野を盛り上げたいと考えている人や、関連企業とかメディアとか、とか。
誰もがトップアスリートになれるわけじゃないからこそ誰でも気軽に参加できる大会が増えるのは悪いことではないし、町おこしにも一役買うし、決して悪いことではないと思うけど、う~む。。
あぁそうか。。もやもや原因は、商売っ気がプンプン匂うからか。。
でもまぁ食っていけないと困る人もいるしなぁ。。
かといって人の利益ばかり優先したら自然環境は置いてけぼりじゃね?
まぁ環境保護と声高に唱えてエコテロリストに励む輩も多いしなぁ。。
かくいう自分も山だの岩だのに張り付いているわけだしなぁ。。
う~む。。
そんなこんなをつらつらと考えてみるけど、風邪気味でぐずぐずの頭ではイマイチまとまらない。
さて、どうなるんでしょか。。
自分は名前を連ねているだけの空気未満の存在なので、正直なところ存在しなくてもまったく影響しないのだけど、まぁ「来なくていいよ」と言われないので参加している感じ。
スポーツ競技としてのクライミングの動向とか方向性とか、クライミング以外の山岳競技やそれに付随する様々な議題について話し合いが進むのを真面目に拝聴する。
話し合いの中で「ツール・ド・谷川」というアドベンチャーレースの話題が出る。なんでも谷川連峰を舞台に、水上から天神平を登り、土合に下りて白毛門を登り返して朝日岳から清水峠を抜けて湯沢に抜けるというロングトレイルを今年の6月に実施する企画が進行中だとか。
初めて聞いた。知らなかった。
えええ。それはちょっと難しいのでは…と、思わず声を上げてしまった。
「そうなんだよなぁ。地元は乗り気みたいなんだけど、おそらく自然保護の観点から反対の声が上がる可能性が高いし、途中のエスケープルートがないし。なによりも、なぜそのコースでなくてはならないのかという話になると思うんだよ。まぁ今後の成り行き次第でもあるけどね」とテーブルを隔てた方が仰る。
「そうですね。谷川周辺には廃道になったルートがいくつかるので、そういうところを再活性化するということで芝刈り代わりに走っていただくとか、そういうのは無理ですかね~ハハハ」と、苦しい笑いを振りまいてその場というか、自分の気持ちを収めてみる。
まぁLight&Fastが主流になりつつある山岳ランにおいて、いつ飛び出してもおかしくはない企画ではあるけど、う~む。。ちょっと微妙。。
それが良いとか悪いとかは、色々な意見や見方があるのでなんともいえない。難しい。
ただなんとなくもやもやする。
たとえば、日本海側から太平洋側まで日本アルプスの峰々を越えてタイムを競う、トランス・アルプス・ジャパンというレースがあって、これは隔年開催で募集人員が10名という極めて少ない人数で行われる(実際のところ、昨年の大会では19名がエントリーしたけど)。大会の内容もさることながら、参加資格もかなり厳しい。
自分の中の規準としては、これはこれでアリだと思う。そこまで徹底してやるなら、それはそれでいいんじゃないかと思う。
一方で、いまや山岳ラン関係で一番人気(なのかな?)のハセツネの場合には、参加資格はあまり問われず、定員2000人。あまりの人気の高さに、ハセツネ30Kを新たに企画したり、ポイント制を導入するなど、関係者は笑いが止まらないらしい(あくまで伝聞)。
近年はゴールタイムへの注目ばかりが集まり(それはそれで仕方ない)、雨具や水やヘッドランプなどの基本装備のチェックが緩和された時から個人的にはなんとなく興味が薄れてしまった。面白いけどね。なんかね。。
ツール・ド・谷川の場合は、天神平の登り下りと白毛門岳への登り返しがコースとしては厳しいけれど、往復(70Km)or往路(38Km)が定員500人、10Kmの部門は定員1000人とのことなので、どちらかというと誰でも気軽に参加できるハセツネタイプ、かな。。
クライミングにしても「登れないヤツ」の意見が採用される機会が多いようには思えない。誰もがより早く、より高く登れる人に憧れる。同じように山岳ランにおいては誰よりも「速い人」がヒーローとなる。
当たり前田のクラッカー。
誰もがヒーローの出現を求めている。ヒーローの存在に勇気付けられて目標を見出す人や、同じ分野で活躍している人や、その分野を盛り上げたいと考えている人や、関連企業とかメディアとか、とか。
誰もがトップアスリートになれるわけじゃないからこそ誰でも気軽に参加できる大会が増えるのは悪いことではないし、町おこしにも一役買うし、決して悪いことではないと思うけど、う~む。。
あぁそうか。。もやもや原因は、商売っ気がプンプン匂うからか。。
でもまぁ食っていけないと困る人もいるしなぁ。。
かといって人の利益ばかり優先したら自然環境は置いてけぼりじゃね?
まぁ環境保護と声高に唱えてエコテロリストに励む輩も多いしなぁ。。
かくいう自分も山だの岩だのに張り付いているわけだしなぁ。。
う~む。。
そんなこんなをつらつらと考えてみるけど、風邪気味でぐずぐずの頭ではイマイチまとまらない。
さて、どうなるんでしょか。。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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