Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2007.08.15,Wed
笹穴沢での沢登りに際して、本を見たりWebで情報を検索したり地図を眺めている中で、なんとなく不思議だなぁと思ったこと。
平標山~仙ノ倉山~エビス大黒ノ頭~万太郎山~オジカ沢ノ頭~谷川岳
と、谷川連邦の山の名称を並べてみると、「エビス大黒ノ頭」という名前にちょっと唐突な印象を受けました。
とまぁ、それだけのことなんですが。
平標山は、名のとおり平らな山容。
仙ノ倉の場合、センは滝のこと、クラは崖、谷、または急峻な山のことだそうで、滝の多い山という意味。
万太郎山は昔、万太郎という凄腕の猟師がいたことに由来するとか(「万太郎」とは、若くて体の大きい凄腕猟師の代名詞みたい)。
オジカ沢はよくわかりませんが、まぁ鹿が多いんじゃろ~と勝手に推測。
谷川岳はいわずもがな、という感じ。
で、エビス大黒ノ頭。
地形に由来する地名が多い土地のようなので(万太郎山は例外)、やはり見た目なのかな。
いわれてみれば、エビス大黒ノ頭の山容は、大黒頭巾に似ていなくともないかも。
猿ヶ京から相俣に入ったあたりは神社が多く、「七福神めぐり」というのぼりがはためいていたのを思い出し、もしかして、この赤谷七福神とエビス大黒ノ頭にはなにかの由縁があるのかな。。と思いましたが、わからずじまい。
赤谷川本谷のルートは金山沢と分岐すると阿弥陀沢と名前を変える。この赤谷川本流にはマワットノセン、裏越ノセン、ドウドウセンといった愉快な名称を持つ滝がたくさんあって、遡行図を見ているだけで楽しい。
(いつか行ってみたいけれど、4級上の沢だそうで。。。※最初にV級と書いたのは勘違いでした)
笹穴沢の120m大滑滝ですら「大滝」で済まされてしまって、赤谷川本谷の滝のような愛称はもらっていないのに。いったい、いつ誰がこれらの滝を見つけて、そんな風に呼ぶようになったのだろ。
もしかしてその昔には、麓から赤谷川を遡行して阿弥陀沢を越える山岳信仰とかがあったのかな。。とか、
三国峠はかつては交通の要所だったので、里だけではなく山に住まう人も多かったのではないかな。。とか、
人が亡くなると魂が山に登るというよくある民間信仰の変形かな。。とか、
そんなことをぼちぼち考えるだけでも楽しいものです。
追記。
赤谷川林道から赤谷川沿いに進み、国境稜線上に直登する毛渡乗越(けとのりこし)という万太郎山とエビス大黒ノ頭の中間地点に到達する登山道があったことを思い出しました。
この山道は、群馬県新治村(現みなかみ町)と新潟県湯沢町を結ぶ古い峠道とのこと。
現在の国土地理院の地図では、赤谷川林道から毛渡乗越までは山道を示す破線が記されていますが、国境稜線で切れてしまい、新潟方面への山道は見当たりません。
ただ、国境稜線を挟んで真向かいの新潟側に毛渡沢という沢があり、この沢は土樽まで続いて魚野川に注いでいます。
なので、かつては新潟側にも山道が続いていたのだろうなーと思います。
それにしても、まぁ昔の人はすごい山道を通ったものだなと、つくづく感心しきり。
ちょっと歩いてみたくなりました。
あと、今回持って行った5万分の1の地図「谷川岳・苗場山・武尊山」を眺めているうちに、群馬県六合村にある「スルスの岩洞」の印を見つけ、気になってしかたありません。どうやら鍾乳洞のようなのですが、最寄の自動車道まで約6kmという山の中。
(国土地理院のウオッチ図によれば、スルスの岩洞の位置は、北緯36度44分18秒,東経138度43分45秒あたり)
あと、「スルス」というのは、どうやら「擦り臼」の土地の言葉らしい。
それにしても昔の人のフィールドはなんて広かったのだろ。
ここもいつかは行ってみたいけれど、マニア過ぎか。。。
平標山~仙ノ倉山~エビス大黒ノ頭~万太郎山~オジカ沢ノ頭~谷川岳
と、谷川連邦の山の名称を並べてみると、「エビス大黒ノ頭」という名前にちょっと唐突な印象を受けました。
とまぁ、それだけのことなんですが。
平標山は、名のとおり平らな山容。
仙ノ倉の場合、センは滝のこと、クラは崖、谷、または急峻な山のことだそうで、滝の多い山という意味。
万太郎山は昔、万太郎という凄腕の猟師がいたことに由来するとか(「万太郎」とは、若くて体の大きい凄腕猟師の代名詞みたい)。
オジカ沢はよくわかりませんが、まぁ鹿が多いんじゃろ~と勝手に推測。
谷川岳はいわずもがな、という感じ。
で、エビス大黒ノ頭。
地形に由来する地名が多い土地のようなので(万太郎山は例外)、やはり見た目なのかな。
いわれてみれば、エビス大黒ノ頭の山容は、大黒頭巾に似ていなくともないかも。
猿ヶ京から相俣に入ったあたりは神社が多く、「七福神めぐり」というのぼりがはためいていたのを思い出し、もしかして、この赤谷七福神とエビス大黒ノ頭にはなにかの由縁があるのかな。。と思いましたが、わからずじまい。
赤谷川本谷のルートは金山沢と分岐すると阿弥陀沢と名前を変える。この赤谷川本流にはマワットノセン、裏越ノセン、ドウドウセンといった愉快な名称を持つ滝がたくさんあって、遡行図を見ているだけで楽しい。
(いつか行ってみたいけれど、4級上の沢だそうで。。。※最初にV級と書いたのは勘違いでした)
笹穴沢の120m大滑滝ですら「大滝」で済まされてしまって、赤谷川本谷の滝のような愛称はもらっていないのに。いったい、いつ誰がこれらの滝を見つけて、そんな風に呼ぶようになったのだろ。
もしかしてその昔には、麓から赤谷川を遡行して阿弥陀沢を越える山岳信仰とかがあったのかな。。とか、
三国峠はかつては交通の要所だったので、里だけではなく山に住まう人も多かったのではないかな。。とか、
人が亡くなると魂が山に登るというよくある民間信仰の変形かな。。とか、
そんなことをぼちぼち考えるだけでも楽しいものです。
追記。
赤谷川林道から赤谷川沿いに進み、国境稜線上に直登する毛渡乗越(けとのりこし)という万太郎山とエビス大黒ノ頭の中間地点に到達する登山道があったことを思い出しました。
この山道は、群馬県新治村(現みなかみ町)と新潟県湯沢町を結ぶ古い峠道とのこと。
現在の国土地理院の地図では、赤谷川林道から毛渡乗越までは山道を示す破線が記されていますが、国境稜線で切れてしまい、新潟方面への山道は見当たりません。
ただ、国境稜線を挟んで真向かいの新潟側に毛渡沢という沢があり、この沢は土樽まで続いて魚野川に注いでいます。
なので、かつては新潟側にも山道が続いていたのだろうなーと思います。
それにしても、まぁ昔の人はすごい山道を通ったものだなと、つくづく感心しきり。
ちょっと歩いてみたくなりました。
あと、今回持って行った5万分の1の地図「谷川岳・苗場山・武尊山」を眺めているうちに、群馬県六合村にある「スルスの岩洞」の印を見つけ、気になってしかたありません。どうやら鍾乳洞のようなのですが、最寄の自動車道まで約6kmという山の中。
(国土地理院のウオッチ図によれば、スルスの岩洞の位置は、北緯36度44分18秒,東経138度43分45秒あたり)
あと、「スルス」というのは、どうやら「擦り臼」の土地の言葉らしい。
それにしても昔の人のフィールドはなんて広かったのだろ。
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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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