ワクワクが止まらない~♪気持ちで、LHC稼動の報を待ち、どうせ日本語のニュースはすぐにはあがって来ないだろうからとCERNのWebサイトを見たら。。
れれ、あれれ?
なにこの最新のプレスリリース。。
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CERN announces start-up date for LHC
Geneva, 7 August 2008. CERN1 has today announced that the first attempt to circulate a beam in the Large Hadron Collider (LHC) will be made on 10 September.
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うっそ~ん(涙目)。
9月10日になったのねー。。ガカーリ
フライングしちゃいましたよ。。えぇ、えぇ。。
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By the end of July, this work was approaching completion, with all eight sectors at their operating temperature of 1.9 degrees above absolute zero (-271°C). The next phase in the process is synchronization of the LHC with the Super Proton Synchrotron (SPS) accelerator, which forms the last link in the LHC’s injector chain.
Timing between the two machines has to be accurate to within a fraction of a nanosecond. A first synchronization test is scheduled for the weekend of 9 August, for the clockwise-circulating LHC beam, with the second to follow over the coming weeks.
Tests will continue into September to ensure that the entire machine is ready to accelerate and collide beams at an energy of 5 TeV per beam, the target energy for 2008. Force majeure notwithstanding, the LHC will see its first circulating beam on 10 September at the injection energy of 450 GeV (0.45 TeV).
Once stable circulating beams have been established, they will be brought into collision, and the final step will be to commission the LHC’s acceleration system to boost the energy to 5 TeV, taking particle physics research to a new frontier.
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え~と、つまり。。
7月末の時点で、8箇所の独立したセクターをひとつのユニットとして機能するように統合させて、循環装置内部を絶対零度+1.9℃(マイナス271℃)に冷却しました、と。
んで8月9日には、次のステップとして、LHCとSuper Proton Synchrotron (SPS)加速器の同期テストを実施、と。
9月初めまで何度か運用テストを繰り返して、
9月10日に450GeVの衝突実験を実施予定、と。
で、この実験が成功したら、出力を上げて5 TeVの衝突実験を予定、と。
と。。。て、え~~
ブラックホールの生成(7Tevまで加速した陽子を正面衝突)には、5 TeVでは出力不足なのでは。。
7Tevに加速した陽子の衝突実験でも生成される可能性のある(絶対に「できる」というわけではない)ブラックホールの質量は極めて小さいという話だしょ?
The End of the World -LHCが本気出したら世界が終わるなんて、そんなのアメリカとかロシアが悔し紛れに噛み付いているだけでしょ?
え、、、まさか。。。??? なんてね。
一体LHCの本格稼動によってなにが起こるのか確実なことはわかりません。それでも、この世の真実に一歩でも近づきたい-そんな好奇心は猫をも殺す?
さて?
真実を知るためなら世界が終わってしまってもいいと思ってしまう自分はマッドサイエンティストの資格ありでしょか。(いいえ、単なるオタクです。はいww)
あ、でも原子力や倫理問題に触れる生命科学についてはイケイケ推進派ではありません。研究対象としては確かに興味深いのですが、現実問題としてまだ現代の技術では時期尚早な点が多いと思う罠。
ちなみに。
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「科学と技術の諸相 - 質問集」 (抜粋)
本当のところ、多くの物理学者は、LHC での実験でマイクロブラックホールが見つかる可能性はかなり低いと考えているようです。フェルミ研究所の研究者300人を対象に行った調査によると、LHC における新発見のオッズは次の通りです(Science 315 (2007) 1657-):
標準的なヒッグス粒子 2倍
予想外の事象 2倍
超対称性 5倍
余剰次元 14倍
電子の内部構造 14倍
レプトクォーク 49倍
新発見なし 7倍
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専門家達の間でも、「予想外の事象」と比べて「新発見なし」の方がオッズが3.5倍も高いそうです。
それなら安心だね♪
なんてねw
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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