快適なビバークサイト、甲斐駒山頂からは360度のパノラマ、長いけれど楽しい(?)黒戸尾根の下り…と充実した沢旅を満喫。記録をまとめたいけれど、いつになることやら。。
で、連休後半(9/23~26)は小川山でのんびりまったりクライミング。もっとも雨がちだったため、実際に小川山で岩に登ったのは9月25日、26日の2日間。24日は佐久のアートウォールでインドアクライミング。
小川山での夜の宴会中に、寒いなぁ~と思ったらテントの中の温度計が6度を示していてびっくり。どうりで。ぶくぶくと重ね着してみたものの、ビールがなかなか進まず。夏の焚き火は嗜好品だったけれど、この季節になると必需品、という感じ。
出発前日の都内が猛烈に暑かったので、気温のギャップに身体がついていけずしっかり風邪をひいてしまった。。
あと、アナサジ2号の右つま先にぽっちり穴があいてしまいショック。まだそんなに使っていないと思うのだけど。。
***今回登ったルート***
20100925
/* 小川山 弟岩
・ジョイフルジャム(5.8) - 再登。明け方まで雨が降っていたので乾きの早いエリアへ。一応登れたけれど、相変わらず自分にとってはジョイフルにはほど遠い。。Tさんと、外岩のルートは初めてというTさんのお友達お二人に小川山のクラックの洗礼を浴びていただく。最後のフットジャムゾーンを、皆ジョイフルに登っていた。
・ジョイフルジャム(5.8) - TRで。ようやくムーブとホールドを覚えたので、次回からは多分ジョイフルになる…かなぁ。
・八王子ルート(2P目)(5.7) - 再登。マスターでトップロープ掛け。快適。
・もみじ(5.10a) - 再登。下部がテクニカル。上部も、か。2008年5月にFLしているルートだけど、その当時の自分が登れたことが信じられない。昔よりは楽に登れたとは思うけれど。。逆説的に言えば進歩がない…?(汗
・金太郎(5.9) - 再登。他に登れそうなルートがなかったので本数稼ぎ。ホールドを全然覚えてなくて焦った。確かにカムよりもナッツの方がよさげ。立派な終了点が整備されていました。
・もみじ(5.10a) - TRで回収便。甘くはないけれど良いルートだと思います。うん。
20100926
/* 小川山 スラブ状岩壁
・ウルトラセブン(5.7) - 再登。マスターでトップロープ掛け。下部スラブのルート取りを少し間違えて焦った。上はアルパインちっく。少し前に小川山だよりの掲示板で報告されていたように終了点のボルト2つのうち1つがグラグラ。TR用にお隣のルートからスリングを伸ばしてバックアップ。
・かわいい女(5.8) - 再登。ウルトラセブンよりもムーブが楽しい。
・無名スラブ(5.7) - MOS。ガマルート懸垂下降到着点左の無名ルート。4本目まで。その上にもボルトが伸びているけれど中間部のルンゼ箇所が風化気味だったのでパス。
・無名スラブ(5.7) - フォロー便で。
・無名トラバース(NA) - 岩棚歩き。ルートではないけど。なんだかマルチピッチの気分。浮石多し。要注意。
・無名ワンポイントクラック - フォローで。風と共に去りぬの3P目左? いまいちわからない。
・恋沼=米倉クラック(5.7) - FL。このクラックを登るためにえっちらおっちら上がってきたわけで。地上から40m highの地点からスタート。高度感があってロケーション最高~。もう少し長さがあればもっと楽しいのに! ガマルートのあるガマの頭の下が終了点。そういえば先々週もここに来たような。。
お隣にある風と共に去りぬの4P目はカチカチだけど岩が硬くて面白そう。
・無名クラック(5.7) - FL。ガマの頭からの下降ルートにあるザレたクラック。上部はザレたスラブにボルトが1本。グレードの割にはカムが決めづらい「愛情物語(in妹岩)」系かと。
ガマスラブの裏側に回り込んだら、トポにはない古いボルトや新しいボルトがありました。おそらく70年代の開拓期の名残と、屋根岩4峰右側と同じような割合最近に打たれたと思しきオールアンカーのボルトが混在している?模様。表面が風化している場所が多いのがやや難点。
隙間時間にWebを徘徊して、クライミング動画をちらちらと見散らかし。
最近観た中で一番印象に残ったひとつ。
Amazing 8c+ mountain climb - Panaroma Expedition, Pou Brothers (英語字幕付)
スペインのバスク在住のツヨツヨクライマー、POU兄弟(Iker Pou、Eneko Pou)が、今年2010年8月14日にイタリアのドロミテにあるTre Cime di LavaredoのPan Aromaルート(8c)を登攀した様子。ポウッ! (意味ナシ)
Tre Cime=3つの山頂、さしずめ「三本槍」という名称のとおり、にょきにょきにょきと聳える3つの岩峰。
Wiki(上記リンク)によれば、1800年代から登攀対象としてアルピニズムの舞台になっているらしい。同項目には開拓の歴史と各ルートの詳細があって興味深い。
で。Panaromaは、Cima Ovest (西峰)の北面にあるルート。精確には"Pan Aroma" と表記するのが正しいらしい。(Panoramaのアナグラム?)
PlanetMountainの記事をざっと斜め読みしたところ、どうやら、Pan Aromaルートは2007年8月にAlex Huberが初登。Pou兄弟と同時期に同エリアを訪れていたオーストリアのHansjörg Auerが今年の6月30日に第2登。7月中旬にドイツのHelmut Kotterが第3登。続けて8月にPou兄弟が第4登(*)。
下部はテクニカルな垂壁、中間部は脆く危険、上部は厳しいトラバースとオーバーハングが連続する逆階段。
オーバーハング部分でのトラバースは巨大な逆階段のどこに人間が写っているのか一瞬「?」と目を凝らしてしまうほど。想像を絶する困難さ。
なによりも、ロケーションも最高だし、とにかく壁が美しくて美しくて、映像に吸い込まれそう。
2007年8月に同ルートを初登したAlex Huberに色々とアドバイスをもらったらしく、動画にはAlexさんも登場。Alexさんがスペイン語ペラペラで、ちょっとびっくり。
Planet Mountainの記事レポ。
・Alexander Huber frees Pan Aroma 8c on Cima Ovest di Lavaredo, Dolomites (2007/08/08)
・Hansjörg Auer ripete Pan Aroma, Tre Cime di Lavaredo (2010/07/02)
・Pan Aroma sulla Cima Ovest di Lavaredo per Iker Pou (2010/08/12 との日付だけど、間違いではないかと思われ。Pou兄弟は8月14日に登攀開始、1ビビーで翌朝抜けているらしいので)
・Helmut Kotter se lleva Bellavista 8b+ y Pan Aroma 8c
(Desnivel.com、2010/07/14) スペイン語。Bella VistaとPan Aromaとの2つのルートの継続登攀は初(?)。
***
(*)2010/09/17 訂正
Rock&Snow #49のクロニクルを見たら、ドイツ・ババリア出身のヘルムート・コッター氏がPan Aromaルートを第3登との記述があり(P54)、慌てて修正。
先にこちらをチェックすべし。。でした。
それにしても、今年の夏に一気に再登されたわけなんですね。古くて新しい良いルート、ということなんでしょうか。
週末は小川山。今シーズン通算7回目。そんなに行ったっけ? とも思うし、それだったけ? とも思う。ふむ。
Sさんから、土曜日の夜はヨセミテ遠征に向かうTTPPメンバーの皆さんを囲んで宴会予定との連絡が入り、ちゃっかり便乗。もともと次の週に沢を予定しているので、先週末は手頃な小川山かな~という予定でしたが。
金曜日の夜に廻り目平にキャンプイン。空気がひんやりとして涼しい。
土曜日の朝、周囲が動き出す気配がするのでつられて起きたものの、睡眠不足で眠くてたまらない。
早々とマラ岩方面に向かうOさんとKさんを追いかけるように、カサブランカ狙いのYさんと妹岩へ。SさんとUさんはガマルートへ。
まずは「龍の子太郎 1P(5.9)」でアップ。なんだか岩がしっとりしている。そういえば、西股沢の渡渉点にある露岩は夜露でびしょ濡れだったっけ。上段核心部で不意落ち。
しばらく順番待ちの後、Yさんが「カサブランカ(5.10a)」にトライ。核心箇所もよどみなく安定した登りで見事に一撃。すごいなー。
自分もトップロープで触らせてもらう。下部はなんとかノーテンで抜けたもののリードだったら怖くて蝉になりそう。中間部の核心で足が上がらない。結局2フォールでなんとかトップアウト。
長いこと眺めるだけだった憧れだったルートだったので、トップロープとはいえ初めて触ってみるとなんだか不思議な感じ。ハンドジャムがバチりと効いた瞬間は爽快だった。もっとうまくなって、今度はリードであの場所に行ってみたいと思った。まぁ、いつの日か。。
その後、マラ岩で「レギュラー(5.10c)」にトライ中のOさんとKさんに合流。照りつける陽射しが眩しく、お二人ともサングラスをかけてのトライ。残暑が厳しいという天気予報のとおり、まだまだ陽射しがジリジリと暑い。さすがにマラ岩南面の高難度ルートは閑散。
まったりと過ごしていると、以前お会いしたTさんと再会。ツヨツヨボルダラーのTさんとルートエリアでお会いするとは奇遇。さすがツヨツヨなだけにレギュラーを「ガバガバ」と評されていた。むーん。
陽射しが徐々に傾き、ルートが日陰に入った頃、自分もレギュラーにトライ。このルート、どうしても手順が覚えられない。すでに何度か自分も触っているし、この日だって何人かがトライしているのを眺めているのに、1手目からして、「あれ、次の手はどこだっけ?」とビレイヤーのYさんに聞いて、指示を出してもらう始末。
そんなわけで、またしても核心箇所でフォール。
Kさんがよどみなくホールドを繋いで渾身のRP。おめでとう~。
自分もしばらく休んだ後、ようやくRP。休憩の間、ホールドをガン見していたのに、やっぱり下から指示出ししてもらったけど。。
最後にクールダウンということで、再び龍の子太郎1Pにトライ。今度は靴をミウラーWに替えてら、そのお陰かどうか分からないけど無事に再登。
薄暗くなる頃にせっせと下山してテン場で宴会。おいしい料理とお酒をしこたま飲んで食べて、遅い時刻まで盛り上がりました。
楽しかった~けど、若干寝不足。
日曜日の朝、YPさんが合流し、みんなでUさんのロープを回収するためにガマルートへ。ガマスラブは大混雑していたのでスキップして実質2P目からスタート。
フォローだからワシワシ登らないと…と思いつつも、朝イチのスラブは怖いな~。て、後ろを見たら次のパーティのリードを務めるOさんが猛烈な勢いで迫ってくるし(驚)。
みんなでワラワラっと駆け上がるようにして登ったら、あっという間にガマの頭に到着。
先行パーティの方のロープと自分のロープを連結して、総勢8名で懸垂下降。なんだか祭りでした。ワショーイ。
妹岩方面に行きたいというYPさんに連れ立って、川原でまったり休憩した後、昨日と同じくマラ岩方面へ。昨日も今日も大賑わい。近くのパーティから「カサブランカみたいなルートがあと3本くらいあったらいいのにね~」という会話が聞こえてきましたが、まさに同感。妹岩周辺は入門クラックルートが集まっていて人気が高いのは納得至極だけど、もっとルートがあればさらに最高なのに。
講習会でガイドのGさんがサックサクとカサブランカを登る様子をホケ~と見上げつつ、またしても龍の子太郎にトライ。
今回の週末だけでみっちり3回トライしたので、いくら覚えの悪い自分でもカムセットもホールドもムーブも自動化されてきました。あとはもちっと上達して洗練させること、が課題かも。
特にほかに登るルートのアテがないので、4時過ぎに下山して金峰山荘で入浴。2日間とも暑い日で、汗だくだったのでさっぱり。須玉IC近くの中華料理屋さんで夕飯を食べて一路帰京。
ここのところフリーでクラックのルートに触る機会が多かったお陰で、なんとなくジャミングの要領が分かってきたような気がします。ジャミングの効かせ方だけではなく、体全体のバランスの取り方が重要なのだということも、今更ながらうっすらと。
岩場を離れても、隙間があったら無性に腕や足を突っ込みたい衝動にかられつつ、家の中や街中にはあんまりそういう場所がないのが残念。
***今回登った(触っただけの)ルート***
20100911
/* 小川山 妹岩
・龍の子太郎1P(5.9) - 1フォール。アップで取り付いたら核心でフォール。凹む。
・カサブランカ(5.10a) - TR。トップロープなのに2フォール。リードで登れるようになるのはいつの日か。。核心箇所のハンドジャムは痺れる。。
/* 小川山 マラ岩
・レギュラー(5.10c) - ×。核心箇所でフォール、1テン。もう登れてもよさそうなものなのに。。ホールドを覚えられず、下からリモコン操作というのも。。
・レギュラー(5.10c) - RP8。最初に触ったのは2008年6月1日。最初の頃は文字通り各駅停車。1年前からワンテン地獄。通算8便目にしてRP。地道~ながらも成長している実感が得られて嬉しい。集中的に通い詰めるタイプではないので、しばらく経ったらまたしてもホールドを忘れそう。。
/* 小川山 妹岩
・龍の子太郎1P(5.9) - 再登。2回目。靴を、ソールの大分減ったアナサジから新しいミウラーWに替えたらフットジャムが痛くなかった。そういうものなのかな。
20100912
/* 小川山 ガマスラブ
・ガマルート(5.8)4P - 4回目のガマルート。スラブはグレードじゃないような。面白いけれど、いつまで経っても怖い。半日遊ぶのにちょうど良いマルチピッチのルート。
/* 小川山 妹岩
・龍の子太郎1P(5.9) - 再登。3回目。やはりミウラーWで。核心手前でチョークを叩くと安心。ロープが中に入りがちで足に絡まったのと、カムセットをスリム化することが次回以降の課題、かな。
昨日ジムで受付を済ませた後、うっかり勢いで新しいシューズを購入。
嬉しいので、久しぶりにブログを更新。
Oh my new shoes はミウラー ウーマン。今までファイブテンのクライミングシューズばかりだったので、初めてのSportiva。憧れのミウラーWですよ。衝動買いです。はい。でもまぁ、嬉しいな、っと。
なんで憧れかというと、やっぱり見た目がステキ&履いている人がみんなベタ惚れ、というたいへん流されやすい人間でございます。
新しい靴だよほらほーら、と見せびらかしたところ、普通のミウラーの虎配色よりも、ミウラーWの方が色使いがステキだという理由で「ほしいのだけどサイズがないんだよ~」と嘆く男性約2名に遭遇。ちょっと意外。
攻撃的でチカチカするカラーリングの方が気持ちアガルかと思っていたけど、案外、意外。
・MCS(マイクライミングシューズ。省略せんでも)遍歴
[1] ファイブテン モカシムオンサイト 4H ジム&外用
[2] ファイブテン アナサジベルクロ 4H 外用
[3] ファイブテン アナサジLV 6H ジム用
[4] ファイブテン アナサジベルクロ 4H 外用
[5] スポルティバ ミウラー ウーマン 35H ジム用(外にも使うつもり)
※自分の足長は実寸で22.5cm
他にも型落ちで安くなっていたSportivaのカタナとかMadRocksのシューズがあるけれど、いまいちサイズがきつめで絶賛お蔵入り中。もったいない。。
多少うまくなったらギンギンのきっついシューズを履けるようになるかと思ったら、むしろ、つくづく自分はノビノビサイズ万歳派であるという認識を深めるばかり。。
まぁ、フリーもマルチもアルパインも1足で済むので安上がりといえば安上がり(?)
以下、過去と現在のMCS(えー、マイクライミングシューズ。って、スペルアウトするなら省略形はいらんかったわ。とほほ)について思い入れと偏見に満ちたインプレ。
・ファイブテン モカシムオンサイト
2回目に訪れた横パンのショップで購入。
初めてのマイシューズだけに、ネットであれこれ情報を検索し検討した結果、小林由佳さんプロデュースのファイブテンのモカシムオンサイトしかない、もうこれしかない! と鼻息荒く(嘘)ショップに乗り込み、ビギナーと侮られないようにドキドキしながら(自意識過剰)名指しで試し履き。予想通りのフィット感に内心大興奮し、迷わず購入。
モカシムOSこと通称ユカシムは、とても足入れが良くて柔らかくて快適。フォルムも色もシンプルにして洗練されていて、転がしておくだけで絵になるかわいらしさ。なのにジムでも外岩でもオールマイティー。かわいいのにできるヤツ。
ただ、足指を真っ赤に染め上げながら(単に革の色落ちが激しいため)ジムに外岩に履き続けたら、トウ部分のアッパーがだんびろになってしまいました。自分の足は極めて甲高幅広なので、最後にはしゃもじ? と見まごうほどにビロビロに。。
もし今度リピ買う機会があったら、最初にアッパー部分に塗りゴムを盛って伸び止めを施したいかも。
・ファイブテン アナサジベルクロ
その後、無敵の外岩シューズと名高いアナサジベルクロを購入。モカシム系に比べて剛性が高いためかエッジングが効いて立ちこみやすい。あと、布製のライニングがある&二本締めベルクロのお陰でだんびろになりにくい(嬉)。溺愛。
初代アナサジを外岩で使い続けていたらトウのラバーにぽっちり穴が開いてしまったので、慌てて2代目アナサジを購入。
初代と2代目ではモデルチェンジ過渡期とモデルチェンジ後、ということで、微妙に作りが違うような気が。もっとも、ファイブテンの靴は個体差が激しいらしいので、そのためかも。
あと、ファイブテンの靴はヨーロッパ製の靴に比べると作りがイマイチ粗雑…と評されることが多いけれど、ヨーロッパ製のシューズを履いたことがなく、比較のしようがない(なかった)。クラックに足ジャムを突っ込んだら縫製が解れたことがあるくらい。踝もがっつり傷だらけになったので仕方なし。とびきりラフな扱いを受けていることを考えると、それなりに丈夫だと思う。
・ファイブテン アナサジLV
モデルチェンジでお買い得になっていたので迷わず購入。完全にジム専靴で、外岩に連れて行ったことがない。
アナサジベルクロと比べると、トウ部分がややセンター寄りの先細。(普通の)女性の足指は細いから? なんでしょか。
自分は極めて頑丈そうな先太タイプの足指なのでターンインしている方が好き。登っている時はまったく差を感じないけれど、視覚的にになんとなく微妙なずれを感じる。なんでかな。
初代アナサジは、すでに3回リソール済。ONYX>C4(4mm)>ONYXの順。
花崗岩なら断然ONYXだけど、ジムだと弾かれてしまう感じがするので、ジム用ならC4の方が好み。
アナサジLVはリソール2回。C4(5mm)>C4(4mm)。最初はお得感の高い5mmにしたけれど、硬さが気になったので次は4mmに。
ソールの違いは実に微妙で、どちらかというとその日の体調とか体重とかモチベーションとか、そういうファクターの方が影響が大きいのだけど、わずかとはいえ違うなぁ~と、ほんのり思う。
あとONYXラバーは花崗岩だと素晴らしく「粒に乗れる」感があるものの、ジムのつるんとしたホールドとか、石灰岩とか城ヶ崎の岩場だと時々ツンツンと弾かれてしまう感じ。単に足使いが下手なだけかもだけど、ショップのお兄さんが同じようなことを言っていたので、同じ印象を持つ人が多いのかも。
で。
・ミウラーウーマン
まだ1回しか履いていないので、もしかしたら後日印象が大幅に変わるかもしれないけれど。。
さすがはロングセラーの女性モデル。ダウントウは苦手…と思っていたのに、意外にもダウントウを感じさせない柔らかさ。柔らかいけれど全体の剛性は高く、足全体がしっかりと包まれている感高し。
また、ややターンインしているお陰で親指にぎゅっと力が入るのが嬉しい。
ビブラムXSグリップラバーソールは見た目硬そうなのに触るとネチッとしていて、噂のエッジング能力に加え、スメアも得意そう。とにかく「お、こんなところにも足が置けるんだ!」という印象。
まぁだからといって、途端にグレードがアップするわけではなかったという残念なオチながら、今まで愛用していた靴のほかにも足型の合う靴が見つかったことは、今後の選択肢が広がったということでたいへんにヨシヨーシ、なのです。
***
9月14日 シューズのサイズを訂正。現物を確認したら見事に間違い。。(アナサジLVとミウラーW)
通常の靴と違ってクライミングシューズは捨て寸ナシの実寸サイズでフィッティングするのだから、実寸サイズを明記してほしい。。
ましてや、EUサイズ、USサイズ、USレディースサイズ…とあると、なにかとややこしくて困る。。
週末は湯川と瑞牆山の十一面末端壁でクラック三昧。
土曜日は湯川。
午後の早い時間から雷雨の予報だったので、アプローチが楽で撤収しやすい湯川で~と臨んだところ、林道端の駐車スペースはがらん。岩場にも誰もおらず森閑。
湯川はには過去に2回雨で転進してきたことがあるけれど、考えることはみんな同じということか、あまり広くない岩場にたくさん人がいたという印象が強かっただけに、ちょっと意外。
意外でもなんでもないということを理解したのは、林道からちょこっと上がっただけのアプローチですでに汗だくになってしまったとき。あぁそうか、まだ夏真っ盛りだったわ(苦笑)。
幸か不幸か一日中天候は崩れることなく…というか晩夏の炎天下。標高が低いこともあって暑い~。まだまだオンシーズンには早かったもよう。。
とりあえず右端に荷物を降ろし、一番易しい「デゲンナー(5.8)」でアップ。アップといっても過去2回共敗退しているので、自分には十分チャレンジングなルート。初湯川のYさんがさっくりOSトライを決めた後、いざリベンジトライ。途中でスタンスから足が外れそうになりヒヤリとしたものの、どうにか無事にRP。暑さで岩がぬめり気味とはいえ、雨の日に転進してきたときよりはコンディションが良くて(アタリマエか…)、ちょっとうれしい。少し休んで、もう一度デゲンナーに復習便。
木陰で少し休んだ後、今まで順番待ちが長いので触る機会のなかった「台湾小僧(5.9)」にトライ。
途中に浮石があるとのことで、先にOSしたYさんが二つばかりそうっと取り除いてくれたけれど、自分が登るときもひとつクラック奥の浮石をどかしてカムセット。上部のムーブは面白いけれど、100岩にある星ひとつの理由がちょっとわからない。中間部の浮石ゾーンもいずれ落ちてしまいそうな気が。。
入り口まで戻るとガイドのS氏の講習会パーティがいらっしゃいました。ちょうど受講者の皆さんが一巡し終わるタイミングだったので、少しお待ちして「コークスクリュー(5.10a)」にトライ。
2つカムを決めてスタンスに乗り込んで…というところで、次にセットしようとした青キャメががこっと変な位置にはまり込んでしまい大汗。落ちるに落ちられないので必死にクラックにアームロックで保持しつつ、別のカムをセットしてテンションをかけ青キャメを回収。その後はもう怖さとお疲れで、各駅停車。あうあうあー。
しばし休んでTRでもう一度登ったら、怖さがない分快適でした。また今度、かなー。。
このルート、女性の場合はクラックの幅が微妙に大きくてジャミングが決めにくいらしい。ほんと、スッカスカでした。もう少しうまくなったらなんとかなるかもしれないけど。。
他のルートを少しばかり見学し、そろそろ日も傾いてきたので撤収。なにしろ汗ダクなので、燈明の湯で汗を流してナナーズで買出しをし、瑞牆山の麓にある植樹祭広場に移動。
植樹祭広場では酒の勢いに任せクライマーさんたちの宴会にちゃっかり紛れ込み、おいしいケーキやお茶をいただきました。ありがとうございます。
日曜日は前絵星岩でも行こうかな~と考えながらのんびり朝ごはんを食べていたところ、ちょうど到着したばかりのFさんに遭遇。「十一面に行こうよ!」と声をかけていただき、ご一緒させていただくことに。「前絵星は沢から離れるし日当たりがいいから暑いよ~」というアドバイスにより即決(苦笑)。
十一面末端壁は初めて訪れるエリア。遠いし暑いから荷物はなるべく減らしたほうがいいよ、とのアドバイスを受けて自分はロープをデポ(すみません)。ゆっくり歩いて40分ほどで到着したので、決して近くはないけれど、予想していたよりは遠くなかったかも。トポ頼りで初見だとエリアをオンサイトできなかったかもしれないので、Fさんたちとご一緒できたのは幸いでした。
オンシーズンにはかなり混雑するというこのエリアも、この日は他に1パーティのみ。昨日の湯川に比べると、標高が高い分風が爽やか。それでもペガサスルートの辺りは青くコケコケでコンディションが悪いらしい。
「調和の幻想」の1P目にYさんリード、自分はフォロー。Yさんがさっくり登る様子を見て、無理無理と思ったものの、フォローという気楽さもあってか無事にノーテンで抜けられました。リードだったら怖くて進めなかったかも。。
さて、と見上げた2P目からはぽたぽたと水が染み出して濡れ濡れだったので、モチが上がらずにそのままダウン。2P目は水の通り道で濡れていることの方が多いとのことですが、それでももうちょっとコンディションの良いときにリトライすることとして今回はパス。
Tさんがトライしていた「アストロドーム(5.11a)」にTRで触らせてもらい、延々と時間をかけつつどうにかTO。
絵に描いたようなドハマリ具合で、あと2年くらい頑張らないと到底手が届く気がしない。。
おまけに、1回目に粘りすぎて枯渇してしまい、2回目は離陸すらできず(爆)。
Yさん、長時間のビレイすみません&ありがとうございました。
日中はアチアチの岩場も、朝晩はそろそろ秋の気配。それはそれで、ほんのり寂しいような。
***今回登った(触っただけ)のルート***
2010/08/28 湯川
・デゲンナー(5.8) - RP。足掛け3年、4便目、かな。初めてのとき、まったく歯が立たなかったことが今となっては懐かしい。
・デゲンナー(5.8) - 再登。まぐれじゃなかった。
・台湾小僧(5.9) - FL。浮石がちと不安。なんでいつも混んでいたのだろう。。
・コークスクリュー(5.9) - ×。怖くてモチだだ下がりで各駅停車。
・コークスクリュー(5.9) - TR。トップロープは怖くない。ぬめらなければもっと怖くない…はず。
2010/08/29 瑞牆山 十一面末端壁
・調和の幻想(1P、5.9) - フォロー。調和の幻想テラス上下でピッチを切った。もうちょっとうまくならないとなぁ。。
・アストロドーム(5.11a) - TR。空いていたのをこれ幸いに、ぶら下がりまくり。混んでいる時期だったら○されても文句は言えなかった
・アストロドーム(5.11a) - TR。離陸できないわ、すぐ上の核心手前で尽きるわ、で、もはやノーカンかと(呆)。
スクールの振替日。
週末に万太郎沢本谷で谷川岳から茂倉新道経由で土樽まで下山し、がっつり足が筋肉痛。寄るナントカには抗えないや(涙)。
・今回のメニュー
(warming up) やさしいルートをリードで3本
(intensified training) TRでボルダー課題(10手と14手)×3回
(main menu) 課題ルートにトライ ×2
overall: ルートにトライする前に、悪いボルダー課題をごく控えめにトライすると、ルートに効果がある。ボルダー壁だとつい回数を撃ちすぎてしまうので注意。
memo: 課題ルートは過去最高高度まで到達…した瞬間、手順がわけわかめになってしまった。翌日にもう1度トライしたけれど、前日の疲れ+アップでかぶり系のボルダー課題を撃ちすぎたためダメダメ。人生はワンツーパンチ(意味なし)。
今年のお盆は大きく開けた明るい沢をのんびりと泳ぎを交えつつ歩きたいなぁ~と思い、北アルプスの金木戸川・双六谷本流を遡行する予定でしたが、生憎の台風4号の通過により入渓することなく断念。残念。
折角なので、林道歩きだけだけど記録でも。
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■日程:2010年8月12日(木)~8月13日(金)
■行程:金木戸川 双六谷 本流(敗退/ 第2ゲート~広川原発電所間の林道を徒歩で往復)
■天候:8/12: 雨 8/13: 曇り
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前日(8/11)の夜、都内を出発し、一路奥飛騨へ。夜中に道の駅に到着するとまだ雨は降っておらず、空はほんのりガスが広がっているもののまばらに星が見えている。
折りしも翌日12日は週頭に発生した台風4号が日本海を通過する予定。小型の台風というよりは強めの熱帯低気圧程度とはいえ、天候が崩れるのは確実。
朝6時半に雨が降り始めた。あぁ、ついに。。
雨の場合には、近場の日帰りの沢を2つばかり予定していたけれど、日帰り2本では間が持たない。なによりも、調べるほどに憧れの募る双六谷の様子をひとめ見たいと思った。たとえ入渓できなくても。
双六川下流ならば、去年の赤木沢遡行や今年のGWの北ノ俣山スキーの帰りに有峰林道から双六渓谷沿いを車で走ったときに見ている。白い巨岩が点在する川原に、透き通った青緑色の、見るからに清冽な水の流れが印象的で、あの流れを辿るのだと楽しみにしていた。
とりあえず双六渓谷から双六ダム脇の林道を入る。
双六ダムの上に位置する金木戸発電所付属の建物。古い学校校舎のような建物で、とても味わい深い。
発電所のすぐ先に第1ゲート登場。お盆のためか休工期間で開いていた。ラッキー。その先の林道もダートだけど定期的にメンテナンスされている様子。
第1ゲートが閉じている場合は、第1ゲート-第2ゲート間がプラス1時間の林道歩きになるとのこと。
ほぼ8時ちょうどに第2ゲート前に到着。
4台ほど車を停めることができるけれど、路肩はあまり広くない。
先客と思しき車が2台。後から釣り人さんたちの車が1台。
左手の山肌にツルリとしたスラブが立ちはだかっている。「あの直登ルートは5.13はあるね~」「太刀岡山のカリスマ並みだね」「神岡のカリスマだね」と勝手なことを言い合う。
気温は高く、むしっと暑い。熱帯低気圧のもたらす大粒のぬるい雨が降り続いてる。寝不足なので、しばらく車の中で仮眠。
台風の通過に備えてか、工事車両数台が第2ゲートの先に進んでいった。
10時を過ぎる頃、上流のダムの放水を知らせるサイレンが辺り一面に響き渡る。すぐ近くにサイレンの装置があり、猛烈な音波に圧倒される。たまらない。
ここはまだ携帯電話の通信圏内なので、天気予報を見たら明日も一日曇りの予報。台風一過ですっきりと晴れる予定はどこへ? と訝しく思う。
さて、と、ひとり算段に入る。
ここから広川原発電所まで徒歩2時間、打込谷出合まで3~4時間。広川原まではこれまでと似たような林道で、その先は山道になるらしい。打込谷出合までは行かずとも、ひとまず広川原までとして、行って戻って4時間。今からならば明るい内に戻ってくることは可能だな、と。
この雨の中を本気で? と見るからに厭そうな顔をする相方を宥め誤魔化して出発を決行。どのみち濡れるので沢靴とレインウェア。
広川原の発電所までは単調な林道歩き。右手のはるか眼下、木々の隙間から濁流が垣間見える。放水のサイレンが鳴るまでは水はまだかろうじて青さを残していたのに。
金木戸林道沿いに残る、森林軌道の跡。「No.17」で始まり、歩みを進めるほどに番号が若くなる。
よくぞまぁ、こんな場所に軌道を設置したものだと恐れ入る。
金木戸林道。手掘りのトンネルや橋、切通しが続く。
トンネル。その先にもトンネル。工事車両が進入できるようにというためか、かなり高さがある。
第2ゲートに近いいくつかのトンネルは内側に吹付補強が施されていた。でも岩盤剥き出しのほうが見た目に迫力がある。
トンネルスキーにはたまりません。うっとり。
岩が張り出している場所には「落石」、路肩が迫る場所は「路肩」と逐一赤ペンキで記されている。
途中で戻ってくる釣り人さんたちとすれ違う。
林鉄時代のトンネル。「あぶない!! なかにはいらないでください」と注意書きがあるけれど、柵があるのでどのみち入れません。
林鉄時代のトンネル。こちらは一見入れそうだけど、中に土砂が堆積していたので、どのみち入れません。。
12時少し前に池ノ尾発電所の取水堰。濁流が轟々と流れ白泡が泡立つ。
池ノ尾発電所入口。秘密基地みたいです。リアルで。
池ノ尾発電所脇の洪水吐。なんかもう「ゲロゲロゲーッ」って擬音が聞こえてきそうな感じ。(汚くてすみません…)
位置的にここは中ノ俣川からの流入で、神岡新道の南側と黒部五郎岳を結ぶ範囲が集水面積で、金木戸川上流とは別。
それにしても、見るからに適正水位を超過。
相方さんをと見れば、つくづく厭そうな顔をして嫌々ながらついて来る。なんだか申し訳ない。
12時15分に北ノ俣方面と広川原方面への分岐に到着。迷わず広川原方面へ。
雨は止む気配なし。ただし風がないので寒くない。ありがたいけれど、台風の東側にいて風がないというのはちょっと不思議だなぁと思う。
またまたトンネル。全部でいったいいくつあるんだろう。。
林道の緩やかな傾斜に比べると、川の傾斜の方がキツイので、歩くほど徐々に金木戸川が近くなる。
ザ・濁流。大きな岩が水圧に押されてゴロゴロ転がる低い音が響く。恐ろしい。
その「美しいエメラルドグリーン」色が讃えられる双六川とは思えない。むしろ黄河。
川幅いっぱいに濁流が広がっているものの、おそらくここが「広川原」だろうと思われる場所を通過し、13時15分に広川原発電所に到着。
かつてこの辺りは「青淵」と呼ばれる深く青い淵が続いていたらしい。
自然地形を活かして、今は双六川ダムがある。ダムといっても取水堰で堰き止めているだけという感じだけど。
取水堰から上流を眺めたところ。「ドキュメント 黄河」とかって、NHKあたりの番組のタイトル映像になりそう(無理?)。
取水堰の建物の陰で雨を凌げそうだったので、本日はここで幕営することに決定。
ちょっとお花を摘みに(←テクニカルターム)…と、建物を離れて林道脇に歩いていくと、先の川原から煙が登るのが見えました。
慌てて相方さんを呼び、「見て見て」と煙のほうを指差す。ちょっくら探索に行こうじゃないかと林道の先を進むと…川原の片隅に停滞中のパーティさんたちがいらっしゃいました。お話をしていたら沢本を記されているT氏のご一行。
昨日到着された時分には、川原の真ん中にわずかに水線が走る程度だったのに、今朝雨が降り始めたら見る見るうちに水嵩が増してきたとのこと。昨日の晩は対岸から流木を拾ってきたとか、対岸でビールを冷やしていたとか…今の川の様子からはとても信じられないコメントが続々。
しばらくお邪魔させていただき、色々とお話を伺いました。ありがとうございました。
雨は夕方遅くなってもなかなか止む気配がなく、いったん止んでもまた降りだす始末。
結局夜中近くまで降り続いた模様。
明けて翌朝の様子。
雨は上がったものの、空は曇天。それでも水はかなり引き、濁りもかなりとれました。
「まだまだ水量が多いから無理だなぁ」というT氏に判断。過去に何度もこの沢に入られている方の助言なので、今回は断念。
とはいえ、沢に入らないのも残念なので、ちょっくら小倉谷出合までお散歩。
右手の岩を回りこみ、水に飛び込んでみたり。
広川原を過ぎたあたり、帰り道の林道から。
水流のある場所はまだ泥を含むのか緑がかっているものの、水溜りの箇所は濁りが落ち着き、双六川本来のピーコックブルー。
あの色が、陽射しを受けて駘蕩と流れる様を見たかったのになぁ。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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