週末は小川山。今シーズン通算7回目。そんなに行ったっけ? とも思うし、それだったけ? とも思う。ふむ。
Sさんから、土曜日の夜はヨセミテ遠征に向かうTTPPメンバーの皆さんを囲んで宴会予定との連絡が入り、ちゃっかり便乗。もともと次の週に沢を予定しているので、先週末は手頃な小川山かな~という予定でしたが。
金曜日の夜に廻り目平にキャンプイン。空気がひんやりとして涼しい。
土曜日の朝、周囲が動き出す気配がするのでつられて起きたものの、睡眠不足で眠くてたまらない。
早々とマラ岩方面に向かうOさんとKさんを追いかけるように、カサブランカ狙いのYさんと妹岩へ。SさんとUさんはガマルートへ。
まずは「龍の子太郎 1P(5.9)」でアップ。なんだか岩がしっとりしている。そういえば、西股沢の渡渉点にある露岩は夜露でびしょ濡れだったっけ。上段核心部で不意落ち。
しばらく順番待ちの後、Yさんが「カサブランカ(5.10a)」にトライ。核心箇所もよどみなく安定した登りで見事に一撃。すごいなー。
自分もトップロープで触らせてもらう。下部はなんとかノーテンで抜けたもののリードだったら怖くて蝉になりそう。中間部の核心で足が上がらない。結局2フォールでなんとかトップアウト。
長いこと眺めるだけだった憧れだったルートだったので、トップロープとはいえ初めて触ってみるとなんだか不思議な感じ。ハンドジャムがバチりと効いた瞬間は爽快だった。もっとうまくなって、今度はリードであの場所に行ってみたいと思った。まぁ、いつの日か。。
その後、マラ岩で「レギュラー(5.10c)」にトライ中のOさんとKさんに合流。照りつける陽射しが眩しく、お二人ともサングラスをかけてのトライ。残暑が厳しいという天気予報のとおり、まだまだ陽射しがジリジリと暑い。さすがにマラ岩南面の高難度ルートは閑散。
まったりと過ごしていると、以前お会いしたTさんと再会。ツヨツヨボルダラーのTさんとルートエリアでお会いするとは奇遇。さすがツヨツヨなだけにレギュラーを「ガバガバ」と評されていた。むーん。
陽射しが徐々に傾き、ルートが日陰に入った頃、自分もレギュラーにトライ。このルート、どうしても手順が覚えられない。すでに何度か自分も触っているし、この日だって何人かがトライしているのを眺めているのに、1手目からして、「あれ、次の手はどこだっけ?」とビレイヤーのYさんに聞いて、指示を出してもらう始末。
そんなわけで、またしても核心箇所でフォール。
Kさんがよどみなくホールドを繋いで渾身のRP。おめでとう~。
自分もしばらく休んだ後、ようやくRP。休憩の間、ホールドをガン見していたのに、やっぱり下から指示出ししてもらったけど。。
最後にクールダウンということで、再び龍の子太郎1Pにトライ。今度は靴をミウラーWに替えてら、そのお陰かどうか分からないけど無事に再登。
薄暗くなる頃にせっせと下山してテン場で宴会。おいしい料理とお酒をしこたま飲んで食べて、遅い時刻まで盛り上がりました。
楽しかった~けど、若干寝不足。
日曜日の朝、YPさんが合流し、みんなでUさんのロープを回収するためにガマルートへ。ガマスラブは大混雑していたのでスキップして実質2P目からスタート。
フォローだからワシワシ登らないと…と思いつつも、朝イチのスラブは怖いな~。て、後ろを見たら次のパーティのリードを務めるOさんが猛烈な勢いで迫ってくるし(驚)。
みんなでワラワラっと駆け上がるようにして登ったら、あっという間にガマの頭に到着。
先行パーティの方のロープと自分のロープを連結して、総勢8名で懸垂下降。なんだか祭りでした。ワショーイ。
妹岩方面に行きたいというYPさんに連れ立って、川原でまったり休憩した後、昨日と同じくマラ岩方面へ。昨日も今日も大賑わい。近くのパーティから「カサブランカみたいなルートがあと3本くらいあったらいいのにね~」という会話が聞こえてきましたが、まさに同感。妹岩周辺は入門クラックルートが集まっていて人気が高いのは納得至極だけど、もっとルートがあればさらに最高なのに。
講習会でガイドのGさんがサックサクとカサブランカを登る様子をホケ~と見上げつつ、またしても龍の子太郎にトライ。
今回の週末だけでみっちり3回トライしたので、いくら覚えの悪い自分でもカムセットもホールドもムーブも自動化されてきました。あとはもちっと上達して洗練させること、が課題かも。
特にほかに登るルートのアテがないので、4時過ぎに下山して金峰山荘で入浴。2日間とも暑い日で、汗だくだったのでさっぱり。須玉IC近くの中華料理屋さんで夕飯を食べて一路帰京。
ここのところフリーでクラックのルートに触る機会が多かったお陰で、なんとなくジャミングの要領が分かってきたような気がします。ジャミングの効かせ方だけではなく、体全体のバランスの取り方が重要なのだということも、今更ながらうっすらと。
岩場を離れても、隙間があったら無性に腕や足を突っ込みたい衝動にかられつつ、家の中や街中にはあんまりそういう場所がないのが残念。
***今回登った(触っただけの)ルート***
20100911
/* 小川山 妹岩
・龍の子太郎1P(5.9) - 1フォール。アップで取り付いたら核心でフォール。凹む。
・カサブランカ(5.10a) - TR。トップロープなのに2フォール。リードで登れるようになるのはいつの日か。。核心箇所のハンドジャムは痺れる。。
/* 小川山 マラ岩
・レギュラー(5.10c) - ×。核心箇所でフォール、1テン。もう登れてもよさそうなものなのに。。ホールドを覚えられず、下からリモコン操作というのも。。
・レギュラー(5.10c) - RP8。最初に触ったのは2008年6月1日。最初の頃は文字通り各駅停車。1年前からワンテン地獄。通算8便目にしてRP。地道~ながらも成長している実感が得られて嬉しい。集中的に通い詰めるタイプではないので、しばらく経ったらまたしてもホールドを忘れそう。。
/* 小川山 妹岩
・龍の子太郎1P(5.9) - 再登。2回目。靴を、ソールの大分減ったアナサジから新しいミウラーWに替えたらフットジャムが痛くなかった。そういうものなのかな。
20100912
/* 小川山 ガマスラブ
・ガマルート(5.8)4P - 4回目のガマルート。スラブはグレードじゃないような。面白いけれど、いつまで経っても怖い。半日遊ぶのにちょうど良いマルチピッチのルート。
/* 小川山 妹岩
・龍の子太郎1P(5.9) - 再登。3回目。やはりミウラーWで。核心手前でチョークを叩くと安心。ロープが中に入りがちで足に絡まったのと、カムセットをスリム化することが次回以降の課題、かな。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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