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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2026.04.27,Mon
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Posted by norlys - 2014.09.26,Fri
今日はパンツーでヒデスク。
先週は連休の狭間ということもあり、お休みしてしまったので2週間ぶり。
パンツー自体も久しぶり。

いつもより少し早めに到着したら、ちょうどガルさんが来てルートでアップをしましょうということになり、ルートエリアでアップ。

途中までは空いていたこともあり、スクールが始まるまでにアップで7本。といっても、5.9×1、5.10a×2、5.10b×2、5.10c×3でゆるふわっと。
ゆるふわながらも、アップ開始早々に前腕に若干の張り感があり、土日&火の外岩の疲れが抜けきっていないかなぁ…という感じも。同時に、ギアラックを担ぎ上げつつカムをセットしなくてよいジムのボルトルートは楽しいな…とも(それでもクラックが好きで好きで大好きなんですけどね^^;)。

スクールの開始直前は「今日はボルダーでトレーニングですよ」とのことでしたが、本気トライをしたいという声が多かったとのことで、1本だけツナミの白四角にトライ。

アップにしては少し登りすぎた感もあるし、このルートにトライするのは2週間半ぶりなので、RPには未だ遠くてとりあえずトレーニングで~と、楽な気持ちで。

結果は、ルーフを抜けかけのところでテンション。その上もリズムが崩れてしまい、都合2テン。
相変わらず進歩なし。

それでもワンテン目までは「もしかして自己最高高度じゃないですか」と指摘され、あホントだなぁ…と。
実際、気負いがなかったためと週末に外岩を登ったお陰か、途中まではすごく楽でした。それでもまだまだ足りていないのは事実。

後半はボルダーエリアへ。被り壁で悪い手系の筋トレボルダー。
あぁやっぱりまだまだ足りないなぁ…と、実感ヒシヒシ。

まぁぼちぼちっと。





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Posted by norlys - 2014.09.24,Wed
秋分の日、9月23日は再び瑞牆へ。

当初は久しぶりに谷川へ…と考えていたのですが、よく考えたら準備する時間も足りないし、週末の花崗岩のパリッパリ感が最高で今一度瑞牆へGo。

目指すは、土曜日に取付きを見出すことができなかった十一面奥壁の"joyful moment"(5.9、5P)。
アルパインクライマー&アルパインガイドの佐藤裕介氏が今年の夏に開拓された新しいマルチピッチルート。

火曜日の朝、植樹祭広場の駐車場に到着すると、折しも朝ご飯を食べ終えたアイロンさんとまり。さんたちにお会いし、ご挨拶。ギアやリービテーション談義で盛り上がるなど。割れ目好きの皆さんの情熱とパワーは最高。楽しい^^

まり。さんに「今日こそは”joyful…"に辿り着けるといいのだけど…」とお話すると、「(開拓された佐藤さん)本人に訊いちゃえば~」と、同じく駐車場にいらっしゃった佐藤氏のところにご一緒くださり、直接ご本人からルートの取付きへの道順を伺いました。(ありがとうございます)

そんなこんなで、週末の土日も通った十一面末端壁までの道をぽくぽく歩き、ガレ場をたどって十一面正面壁に着くと、ベルジュの取付きで登攀準備をされていた佐藤氏が「今、取付きまで偵察に行ってきましたが、テープを追えば辿り着けます、大丈夫です!」とのこと。うわわ、すみません。重ね重ねありがとうございます。

かくして、随所に積まれたケルンとふんだんなテープを追いかけると、今度はすんなりと取付きに辿り着くことができました。
前回は十一面正面壁と奥壁と小ヤスリとの位置関係を把握していなかったこともあり彷徨いましたが、分かってしまえば「なんで迷ってしまったのやら…」という感じ(苦笑)。

岩の基部にて装備を整え、リード順を検討。1P目と3P目の5グレードが5.9なので、自分は2、3ピッチ目を担当。

◆瑞牆十一面奥壁、joyful moment(5.9、5P) ※グレードは佐藤氏の発表によるもの
・1P目(5.9)、フォロー
こじんまりした取付きから、日の当たる乾いたフェースを左上するグルーブ沿いに登り、上に見える灌木まで。傾斜はないけれど、朝イチは緊張。溝がフレアしていたり少し土が詰まっているのでカムをセットする場所を選ぶ必要がありそう(自分はフォローなので回収だけ)。

・2P目(Ⅴ級)、リード
1P目の終了点から続くザレの多い短いバンドを「ハイハイトラバース」。左のフレークの基部の脇にある灌木で支点を作成。短いトラバースなのでⅤはないかな。あと、1、2P目を続けてロープを伸ばしてもよさそうだけど、バンド上の浮石と干渉しそうなので確かに短く切った方が安全かも。

・3P目(5.9)、リード
目の前には長い大フレークがどーん。ルート取りは一目瞭然。
出だしと途中に、おそらくは40年モノと思われる非常に古いリングボルトとハーケンあり(使わない…というか、使いたくない^^;)。
ガバが多くジャムもカムも効いてぐいっと登れる感じで楽しい。ただ、一部には風化気味で剥がれそうな部分もあるので慎重に(押してもいいけど引いちゃダメ、みたいな)。
フレーク上から右上気味に灌木帯に入るのが正解だった模様。自分は直上して灌木帯を右にトラバースしたらロープがスタック。結局、少し戻った灌木でビレイ(もたもたしてすみません…)。
小ヤスリ岩にはちっぺこまさんたちの姿が。気持ち良さそう。

・4P目(5.8)、フォロー
自分達の予想では、若干短いながらも「フレアしたワイドクラック」を楽しめるハイライトのピッチ(ビンゴ!)。
バック&フット、アームバー、ヒール&トゥ…と、ワイドムーブ満載で楽しい。足元がフレアした箇所の通過には一手リービテーションも。

ワイドクラックを登った上には、これまた40年代ものと思しき古いリングボルトが3つ+残置スリング。これらはボロボロ過ぎるので、カムで支点を工作。

・5P目(5.7)、リード
奥壁のピークは目の前。ロープを畳んで岩の積み重なる通路を歩いたら、一部悪そうな箇所があったのでワンポイントだけロープを出して奥壁の頂点へ。(強い人ならフリーソロしてしまいそうだけど)

瑞牆山頂方面も小ヤスリも大面・小面岩も、カンマンボロンも、不動沢方面も、もちろん十一面正面壁も間近に見えてとても気持ちの良いピーク。

山頂からは少しクライムダウンし、短いチムニーを登り、再度岩の隙間を縫ってクライムダウン。あとは樹林帯を5分ほど歩いて取付き地点に帰還。

当初は、佐藤氏のグレードで5.9ということは5.10aくらいなのかなぁ…と話し合っていたけれど、実際に登ってみた感想は逆で、ルート名にある通り「Joyful!」の一言に尽きます。

1回目の偵察で敗退しても懲りずに(^^;)登りに来てよかった。ありがとうございます~。


また、支点を含めてルート上に残置類がなく(多少あるけど古すぎるので観賞用^^;)、コンパクトながらもとてもクリーンでナチュラル。なによりも、瑞牆の岩峰群に囲まれた風景が素晴らしいです。

本当にありがとうございました。

***今回登った(触っただけ)のルート***
・joyful moment(5.9、5P)-ジョイフル!
・アウトサイダー・ズルムケチムニー1P目(5.7 NP)-OS。1P目下部のチムニー部分のみ。グレードは体感。ずるむけにはならず、こちらもジョイフル。上部にズルムケチムニー上部に続く古い前進用のリングボルトが3つ続いていました(古いとはいえこちらは10年ものでした)。
・一粒の麦1P目(5.8 NP)-OS。グレードは体感。トポもなく、情報は以前ネットで拝見した記憶頼り。時間も余りないので下部ピッチだけでも~と、偵察がてら。階段状の岩を登り、ワンポイントのハンドジャムで短い壁を乗越して灌木帯へ。
・一粒の麦2P目(5.10b NP)-TR。長く美しいフレーク状のクラック。ギアも気合も時間も足りなかったで、TRで触らせてもらいました(すみません&ありがとうございます)。機会があれば、また今度いつか。

Posted by norlys - 2014.09.22,Mon
週末の日曜日は末端壁へ。

とりま、調和の幻想1P目でアップ。
乾いた花崗岩の季節到来で、触れる場所すべてがホールド!! という感じ。最高。

続けてT&Tにトップロープをかけ、TRにてカムセットを確認しつつトライ(TRで申し訳なく思いつつも…スミマセン)。

残念ながら、こちらは触れる場所すべてがホールド…とはならず、未だ要修行。

最後にアストロ…は時間切れになりそうだったので、ちょうど空いていたペガサス1P目にトライ。

なんとなく見た目的に自分には得意系な気もするけれど、グレードを考えると罠がありそうで、でもグレードの割に登りやすいとも言われているし…と、しばらく逡巡しましたが、未だへぼへぼな自分には他に登れそうなルートもないので。

いつもジメーっとしていそうな印象のあるルートも、今日はばっちりドライ。ありがたし。

あぁやっぱり自分はこれ好きだな…な、長いワイド系(&ハンド)でした。

次は2P目にもトライしてみたいけれど、2P目は掌が薄い方が登りやすいとのことなので、掌の分厚い自分には難しいかもなぁ…。

秋の日はつるべ落としで、本日もヘッデン下山。お疲れさまでした~。

***今回登った(触っただけ)のルート***
・調和の幻想1P目(5.9 NP)-再登。アップで。乾いた花崗岩は最高。
・T&T(5.10d NP)-TR。TRだけどカムセットしながらテンテンで。カムセットが加わると途端に厳しい。
・T&T(5.10d NP)-TR。再度カムセットしながら。どうにかワンテン。でもリードだとメンタル厳しそう…。
・ペガサス1P目(5.10d NP)-OS。1、2Pをリンクして登る人も多いそうですが、自分は1P目のみ。グレードの割には登りやすいとの評判のとおり、でした。自分の体感では10マイナス…なんだけど、単に得意系だからかと。逆に苦手系はほんとにヘボいからなぁ…。万遍なく登れるようになるには、まだまだ道のり遠し、です。
Posted by norlys - 2014.09.22,Mon
気付いたら爽やかでひんやりとした秋風の吹く季節になってしまい、季節は沢から岩へ。
ということで、週末は瑞牆へ。

9月19日の土曜日は、十一面奥壁にU介さんが開拓された新しいマルチピッチのルートを目指してGo。十一面方面末端壁の賑わいを通り越し、正面壁から踏み跡を辿り、えっちらおっちらとウロチョロ。あっちかなこっちかな…と歩き回っていたら、なぜか大ヤスリ基部に到着。あれれ…。

今まで正面壁を訪れたのは2回だけで、小ヤスリ岩と奥壁の位置を把握していなかったことが敗因…だと気付いたのは帰り道のことでした(とほほ)。

大ヤスリの基部に到着した時点で、時間はすでにお昼過ぎ。

夕暮れ時が早くなってきたこの季節、残された時間もあまり多くはないので、それでは前回取付きを確認しておいた本峰南面のトムソーヤ冒険ルートを登りましょうかねぇ、と急遽変更。

午後1時15分過ぎに登攀開始。2P目の洞窟ピッチを登りたいと自己申告し、1P目はまに氏からスタート。洞窟ピッチに備えて、ヘッデンを用意の上で。

◆瑞牆本峰南面、トムソーヤ冒険ルート
(*グレードは個人的な体感です。5P目終了点の懸垂下降支点以外は残置がなく、すべてナチュラルプロテクション)

・1P目(Ⅳ級)、フォロー
取付きの目印の木の前にあるクラックから右上気味に木登り。沢から岩の季節にシフトした筈だったのに、なぜか沢のツメっぽい。

・2P目(5.6 NP)、リード
洞窟ピッチ。うっすらと明るいのでヘッデンは不要かな…と思いきや、ホールドを見出すためにはやはりヘッデンが必要でした。想像していたよりも短かったけれど、ワイド気味でやや奮闘。ヘルメットやらハーネス脇に付けたアプローチシューズやらが引っかかりまくり。

・3P目(Ⅱ級)、フォロー
木登りから岩の割れ目を抜けて木登り。

・4P目、歩き
下部ダルマフェイスから上部ダルマフェイスへ。

・5P目(5.8 NP)、フォロー
すっきりとしたフェイスのど真ん中にRCCボルトが連打された人工登攀のルートがあり、その隣のすっきりとしたハンドサイズのクラックを登攀。グレードは体感5.8。乾いた花崗岩のボンバーなハンドジャムが最高に気持ちいい。抜け口のピナクルにあった残置スリングを利用して懸垂し、目の前のクラックへ。

・6P目(5.8 NP)、リード
左のルンゼをツメ上がれば最弱点なのだろうけれど、敢えてクラックへ。出だしはハンド、からのフィスト。グレードはやはり体感5.8。
5、6ピッチ目のクラックは快適で楽しかったです。晴れた日に、ちょっと変わった経路でピークハントしてみましょうか~みたいな感じで楽しむ分にはいいかもです。

・7P目、歩き
ロープを畳んで岩稜帯歩き。巨岩が積み重なった隙間を縫って登り、瑞牆山頂にひょっこり出ました。すでに夕暮れ間近なこの時間、100名山とはいえ誰もおらず貸切。残念なようなラッキーなような(苦笑)。

アプローチシューズに履き替え、取付きに戻り荷物をまとめて、急いで下山。
来た道を戻るべく、カンマンボロン方面に続く登山道を途中から外れてトラバースし、小ヤスリの基部を経由して十一面のルンゼへ。十一面正面壁を過ぎる頃にはすっかり周囲は暗く、ヘッデン下山となりました。

今回初めて十一面正面壁から上の岩場を彷徨い歩き、周辺の岩場の位置関係をなんとなく把握できたのかな…と。途中、100岩には記載はないけれど、ここは登られているだろうな…というルートの取付きがいくつかあり、その意味でも発見があったということで、まぁ結果オーライ…かな。

沢から岩の季節にシフトした筈だったのですが、随分とたくさん歩きました(苦笑)。お疲れさまでした~。





Posted by norlys - 2014.09.19,Fri
敬老の日の3連休(9月13~15日)は濁河川兵衛谷で沢登り。

以前から漠然と行ってみたい沢のひとつでしたが、さすがに地理的に遠く、また2泊3日を必要とする行程で晴れ予報が約束される確率は非常に低く…で、なかなか機会に恵まれず。
そもそもそれより以前には、大きな沢の経験値が少ない自分には無理でしたし。

ともあれ、水量豊富なゴルジュの下流部~ナメと印象的な滝の多い中流部~大滝と高山風景の上流部と、次から次へと自然から提示される造形や風景に驚嘆し、おまけに木曽御嶽をピークハント(100名山ゲット!)した2泊3日は濃密な時間でした。

記録はぼちぼち書いていけたらな…と思うけれど、長い沢の分、時間がかかりそうなのでとりあえず。

行ってきましたよーと、ひっそり主張してみるテスト。


晴れた沢の水面はホントにキレイ。でも水温と気温は高くなく、ほんのり秋の気配をはらんでいて、泳ぎまくるには少し冷たかったです。泳ぐの大好き! 全力クロールどんとこい(笑)な自分なのに、さすがにゲップでそうになりました。


岩折れ滝こと、柱状節理の滝(21m)。自然の滝なのに、人工の堰堤にそっくり。
20mクラスの滝がバンバン出てきて、どれもこれも素晴らしいけれど、徐々にお腹いっぱい感が(笑)。

大きな滝の下は平水より少な目というコンディションでも水量は多く、滝の手前に居て飛沫と風圧がすごかったです。

 

袴滝(20m)。どの滝も印象的でしたが、この滝はずば抜けて心に残っているというか、心を置いてきてしまった気がします。なんというか、この滝が創り出した空間を含めて、神々しささえ感じました。

まぁ、ぼちぼちっと。
Posted by norlys - 2014.09.12,Fri
今日はパンツーでスクール。
早めに到着してボルダーエリアでゆるりとストレッチ。それから軽くボルダー。

先日セッションに誘ってくれた(?)小さな男の子が今日も元気にぴょんぴょん登っていて、その脇でアップをしていたら「緑全部登れたんだよ」という声。自分は壁に取り付いていたところだったので、ほぉすごいなぁ…と聞き流していたら、続けて「聞いてないや」との呟き。
どうやら自分に向けて話しかけてくれたらしいと気付き、壁を降りて「緑全部登ったんだ、すごいね!」と言うと、にこやかな笑顔を向けてくれました。こちらまで嬉しくなっちゃうなぁ(ほっこり)。

ぼちぼち時間かな…という頃合いにルートエリアに降りてアップ。

アップ中にヒデさんから「今日はボルダーですよ」と告げられ、思わず「やった!!」と喜んでしまい、ハッと反省(苦笑)。

自分がスクールでのボルダーを好き過ぎて、ついつい「ボルダーをやりたい」と主張してしまい、そんな場面では「またもう、普段からジムではボルダーばかりじゃないですか。…じゃあ今日はルートをやりましょう」となるパターンが過去に何度か…。

なので、ボルダーがやりたいと自ら申告することを控るようにしていたのに、つい大喜びしてしもた…。まぁ最近は真面目に(?)ルートの頻度を増やしているので、幸いにも今回はお咎めナシでしたが(苦笑)。

まずは垂壁でバッツンと遠いホールドを取りに行く系を4課題。

ボルダーだと喜んだのも束の間、あっという間に背中が腰が…よれよれ。
それから前腕に来る手数の多い課題をふたつ。前腕の毛穴が開きそうなくらい、よれよれ。
最後は傾斜~垂壁壁で遠くて悪い手の課題をひとつ。自分にはキツくて魂が抜けそうなくらい、よれよれ。

「壁の中での筋トレですよ」というお言葉がもうまさに…と思うほど、身体中がぴきぴきになりました。
Posted by norlys - 2014.09.11,Thu
週末の、9月6日(土)~7日(日)は飯豊の頼母木川上ノ小俣沢へ沢登り。

もともとは中ア方面の沢を予定し、そのために月曜日のお休みを確保していたのだけど、天気予報が微妙な感じで…行って行けないこともなさそうでしたが、どうせなら晴れマークの並ぶ飯豊に! と急遽変更。

当初は沢本の記述どおり2泊3日での行程を予定していましたが、幕営適地を求めてどんどこ歩いたら1泊2日で抜けてしまいました。

もっとも豊野さん本でも1泊2日で抜けていたし、地形図をプリントアウトした時点で沢中2泊にしては水平移動が割合と短いかな…? という印象だったし、奥胎内ヒュッテ~足の松登山口間の約1時間ほどの車道・林道歩きを、行きも帰りも市営バスに乗車したことでショートカットできたのも大きかったし。また、途中は悪場のないゴルジュ地形とはいえ、幕営適地が見当たらなかったのも足を進めざるを得なかった一因。

ちなみに飯豊の沢1回目は胎内川東俣沢本源沢と、いきなり5級の沢でしたが、超強力リーダーに率いられての遡行でした。なので、上ノ小俣沢は4級と本源沢に比べれば易しいはずとはいえ、果たして自分達だけで遡行できるのだろうかと、一抹の不安と大きな期待を抱えていました。
ともあれ、飯豊は決して近い場所ではなく、飯豊の沢はまだ2回目ということもあり、行程に余裕があるのは気持ちの上で大きかったです。

陽の差し込むゴルジュの渓相はただただ美しく、深く切れ込んだV字の谷を進むとやがてお花畑と草原のツメに至り、藪漕ぎなしで登山道に合流し、360度の展望を望みながら青空の下でたおやかな稜線を歩くことは最高に贅沢な時間でした。

心配していた雪渓にもまったく遭遇せず幸いでした(小さなブロック片がところどころ沢の片隅に少し残っていた程度)。

********
前夜発で都内を出発。2泊3日ならばそれほど行程は厳しくないだろうという予測のもと、少し睡眠を確保する予定でいましたが、前夜仮眠した道の駅でバス便の運航予定を見て急遽5時起床に。2時間半の仮眠で、起き抜けは緊張よりも寝不足でぼー…。

 朝6時半の胎内市市営バス(9人乗りの乗合タクシー。片道ひとり300円)に乗車し、奥胎内ヒュッテから足の松登山口へ。歩けば1時間ちょっとの道のりも、車ならば所要時間約10分。ありがたい(わざわざ歩きにきたというのに、徒歩以外の交通手段があると喜んでしまうという^^;)。








登山口から20分ほどで最終堰堤前に到着。ここで沢装備を準備。右岸側にハシゴが設置されており、これで堰堤を越えるパーティも多いようですが、朝イチからドボンと左岸側から泳いで堰堤の中央を突破。手元も足元もヌメヌメでちょっと緊張。








堰堤上は明るい河原。魚影はなし(沢全体的に魚影は全く確認できず)。前日お昼過ぎから累積15ミリの雨が降り一時的に水が増えた後に3センチほど減水した様子。濁りはなくほぼ平水の模様。
 
 明るい河原をぽくぽく歩くと、次第に側壁が立ちはだかりゴルジュ地形に。









 3m斜瀑。左壁伝いに接近するも、微妙に足がつかず水勢も強し。一度目は水圧に負け流されてリトライ。左壁に乗り込んでへつり。一見なんでもなさそうな場所がちょと悪くて、さすがは飯豊…! と。







 幸い大きな滝はなく、水流脇または側壁に弱点があり、大きく高巻くことなく進む。












 4mスダレ状滝。ここは左壁がヌメっていたので、念のためロープを出しホールドをタワシで磨きながら空身で登攀。難しくはないけれど、万が一落ちたらゴルジュ下の河原まで一気に流されそう…だったので。







 下部ゴルジュ地帯を抜けると大きな釜の淵が続き、空も開けて夏の朝の陽射しが眩しい。碧色の水も、磨かれた岩も、草の緑も、青い空も目に入るものすべてが美しくて、口元が緩みっぱなし。

実はこの時には下部ゴルジュ地帯を抜けていたことにようやく気付き(苦笑)、「遡行図になにも記述のない場所ですらこんな感じなら、ゴルジュ地帯はいったいどんなことに…!」とビビっていた自分達の勘違いぶりを笑い安堵しました。



 10時10分に小俣沢出合に到着。本流と小俣沢の水量比は2:1とのこ とだけど、体感的には約3:1。小俣沢は深く細く、一瞬見落としてしまいそうな印象で切れ込んでいて…正直なんというか…メインストリートから裏路地に入る感じ。思わず「ショボっ!」と口に出してしまったほど^^; (と同時も安堵もしたけれど)。









細く深く切れ込んだゴルジュ地形。水量はグンと減り、つっぱりで小滝を越え、6m滝は左壁を登攀。その上の3m+8m滝は登れないので、左壁の灌木帯を高巻き、懸垂下降で滝上の沢床へ。
続く6m滝も登れそうにないので、手前のバンドからリッジを登り滝上へ。懸垂下降をせずに全部高巻いてしまえたようだったけれど、6m滝を鑑賞できたのでよし、ということで。小俣沢出合のゴルジュ帯を越えると沢は再び明るく開放的に。







 7m滝は左壁を直登。快適。










 11時55分に、2段20m逆くの字滝下に到着。













豊野さん本には「左岸を高巻く」との記述があるけれど、右岸の方が傾斜も緩そう。O西さんやU介さんならきっとこの滝もフリーで登っちゃうよねぇ…と言いながらも、平凡な自分たちは高巻きを選択。

左壁を4mほどフリーで登り、草付のルンゼから灌木帯をトラバース。2段20m滝上へ。
飯豊は夏が短く植生が繁茂・再生する期間が短いためか、入渓する人の数はそれほど多くはなさそうな割に踏み跡は明瞭。


 滝上は穏やかな流れ。あまりにキレイな釜だったので、荷物を置いてドボン大会。









 念のためロープを出して登った6m滝。落ちてもドボンなんだろうけど、滝つぼの巻き返しが強そうな感じもあり。

途中腐った残置ハーケンがひとつ。沢中で残置物を見たのはここだけ。カムを持参したので使わなかったけれど、腐食がひどくて使えそうもない。

結局、ロープを出したのは下部とここと大高巻きの途中の3回(と懸垂下降)。全てリードさせてもらいました。もたもたしてしまいすみません。ありがとうございます。

 「V字状のゴルジュ帯は悪場のない河原」という文章に納得。お天気が良いときはこの上なく快適。でも、もしも強い雨の中でこの場所にいたとしたら…(怖)。








 13時30分に下ノ小俣出合を通過。まだ時間が早いのでもう少し先へ足を進めることに。

巨岩のゴーロ帯を右に左にと進みながら、幕営適地を探すけれど、なかなか良い物件がなく。






 15時40分に25m大滝下に到着。左側壁にかかるので支流みたいだけれど、こちらが本流。今まで進んできた沢筋の前方は、突然ガレの堆積した涸れ沢に。面白い地形だなぁ。

ここもまた、左壁が登れそう…てかO西さんやU介さんなら登っちゃうよね…と言いながらも、平凡な自分たちは定石通り大高巻き。

大滝の少し先のルンゼ状を登り始めたのはいいものの、ぐずぐずの泥壁で結構渋い。
もう少しで灌木に手が届く、その2歩が進めず、傍の岩にカムを噛ませてエイド。その先がうまく続いているかどうか分からず念のため1ピッチロープを出したけれど、すでに灌木帯だったのでロープは不要でした(もっとも高度感満載なので、ロープがあった方が安心)。

小尾根を乗り越し、灌木伝いに25m滝の上部に下降し始めると、木々の隙間からその上の連暴帯が見えたので、まとめて大高巻きをすることに。果たして明るいうちに沢筋に戻れるのかなぁ…と、少し不安を抱きつつ。

ちょうど、連暴帯を遠望する地点から灌木帯に沿ってトラバースする踏み跡があったので、それを追いかけながら広いルンゼ状地形の中間部を延々と灌木を掴んで腕力頼みの水平移動。

緩傾斜の小尾根を降りると、ちょうど7m滝上でした。時刻は17時30分過ぎ。
まだ陽のあるうちに大高巻きを終えることができてよかった…。




さて、そろそろいい加減にテン場を探さなくては…と、歩くとすぐに二俣に到着。すでに17時45分。日の名残はあるものの、夕陽はそろりと山陰に消えそうな時間。
どちらも谷間の遠くに稜線が覗き、そろそろ源頭の気配。雨が降ってももう増水の心配はいらなそう。
少し高台の草地を整地してタープを張り、薪に火を熾してようやく人心地つきました。

焚火の脇でご飯を食べていると、地神山方面の山の端から薄いガス越しに満月に近い月がゆっくりと昇ってきました。長い一日だったなぁ。でも、この調子ならば、2泊3日の予定だったけれど、明日のうちに下山できてしまいそうだね…と話しつつ。

夜更けにふと目を覚ますと雨の音。夜明けまで断続的にしとしとと降り続き、早く止んでほしいなぁ…と思いながら爆睡。

2日目は5時半に起床。まだ小雨が降っていたので朝ご飯はタープの下で。幸い、ご飯を食べ終わる頃には雨も止み、準備を整えている間に急速に晴れ間が広がり始めました。ほ。

 7時15分に出発。二俣すぐ上の5m滝。

源頭近く、水流が細くなってきたことで、岩の表面が苔でぬるぬる。







 突然視界が開け、7時40分に15m滝下に到着。右側の枝沢を登り、灌木帯からトラバースして滝上へ。









 小滝群を越えていくと、いつしか涸棚となり、今まで頭中にこびりつきそうなくらい響き続けてきた水音がふと消失していることに気付く。見回せば、お花畑、一面のお花畑。








 そして、遠目にも間近でも美しいたおやかな草原をぽくぽくと歩くと9時45分に登山道に合流。









 そこから5分歩くと頼母木山山頂。頭上に青空が広がり、遠くに日本海沿岸の街並みを望む。反対側の山形側には飯豊山荘を見る。

稜線はゆるやかにたおやかに連なり、遠くの山並みは青く染まる。「青い稜線」と言うけれど、ほんとに青いよなぁ…と思う。





頼母木避難小屋にて大休止&沢装備を解除。
ここの避難小屋は(飯豊連峰の避難小屋はたいていそうだという印象)とても立派で丁寧に手入れされていて、夏季の週末は有人小屋。水も湧き出ている。

ビールを1本購入しふたりで乾杯。
東京出身という小屋のご主人さんとお話。谷川にも丹沢にも通ったなぁ…とのこと。あぁいつか、自分もこんな風に山に住まえたらいいなぁ…と思った。
また、先客の単独の男性には麓でお薦めの回転寿司屋さんを教えてもらう。(ありがとうございました!)

随分とのんびり長居をさせていただき、11時前に小屋を出発。
大石山を経由して、足の松登山口へ。
途中、頼母木川足の松沢や遡行してきた小俣沢を見る。灌木の痩せ尾根が松林に変わり、やがてブナ林が広がり、沢のせせらぎを聞く頃、13時45分に足の松登山口に到着。

14時のバスに乗り奥胎内ヒュッテへ。
渓谷の涼を求める観光客の方の姿がほどほどにいらっしゃり、静かで明るい時間が流れていました。

湯上りに眼下の清流を眺めながらテラスでソフトクリームを食べ(おいしかった!)、一日早く下山できたことで時間もあることだし…と、避難小屋でおススメしていただいた回転寿司屋さんに寄り(ここもおいしかった!)、のんびりと帰京。

楽しかったです。ありがとうございます。
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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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