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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2025.01.24,Fri
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Posted by norlys - 2008.01.31,Thu

理由が正直すぎるだろ...↓ いくらなんでも... ( ̄▽ ̄|||;)

ai480130172844.jpgいくら安くても、ロシアンルーレットみたいな食品に手を出す勇気はありませんん。。

なんかねぇ。。

「人口は不断の増加傾向をもち、これが生存資料によって規制される」というマルサスの人口論がフラバします。
こんなのね↓

・人間の欲望には限界がなく、人間はひたすら増え続ける。(等比数列的増加: 人間はねずみ算式にどんどん増えたがるよ!)

           ↓

・でも、生活資料(=食料=土地の生産量)によって、人口の増加は自然に抑制される(等差数列的増加: 実際は、ゆるい坂道みたいにちょっとずつしか増えることができないよ)

・また、「疫病・戦争・飢饉という過剰人口への自然による救済」によって人口増加は抑制される(ときどき大量に人が死んでしまうよ。で、これをマルサスさんは「救済」と呼んで物議をかもした)

・さらに、禁欲を伴う結婚年齢の延期という「道徳的抑制」により、人口増加は社会的に抑制される(第2版で追加。禁欲っちゅーのがインテリ的発想だなぁ^^;)

「人口論」第1版は1798年に発表された著作なので、実に210年前のインテリ様のご意見です。
あまり古びて聞こえないのは、ハードやシステムがいくら進歩しても人間というソフトが不変だからなのかしらん。。

また、マルサスさんによると、生活資料(=食料)は、技術の向上(耕地面積あたりの収穫量を増加させる機具の発明とか品種改良とか)によって増加し、人間は次のステージに移行する、ハズでした。

確かにテクノロジーやツールは進歩したけれど-競争原理の激化とか「投資と生産効率の向上」第一主義とか-その行き着く先が中国産毒餃子とかは。。ちょっとちょっと。。

上位のステージにステップアップしたのは技術ばかりで、人間の倫理観は根本的に不変で、尽きるところ欲まみれ~。。ということなんでしょかね。ま、自分も頭の上のハエを払え、だけどさ。

面白ネタのつもりが真面目な内容になっちったNYO。。

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Posted by norlys - 2008.01.29,Tue
イタリアのプローディ首相に対する不信任案決議という報道にビックリした先週末。
イタリアでは、Crisi di governo (政局の危機) で Casini(大騒ぎ) だそうです。

自分がクライミングシューズをせっせと洗ってみたり、北海道で呑んだくれている間にも、刻々と状況が進展中。
世界各国が国際金融不安で揺れているときに、まったく関係のない方向で内政がグダグダになるとはさすがイタリアンクオリティ。。

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イタリア、解散か新首相指名か・大統領ら調整開始

イタリアのプロディ首相の辞任を受け、ナポリターノ大統領は25日、議会解散・総選挙に踏み切るか、暫定政権の新首相を指名するかを判断するため、上下両院議長、政党関係者との調整に入った。協議は29日まで続く。野党・中道右派連合を率いるベルルスコーニ前首相は即時解散を求めており、政局の混迷は続きそうだ。

 イタリアの議会上院は24日、内閣信任案を否決、これを受け中道左派のプロディ内閣が総辞職した。大統領には議会の解散権や首相指名権があり、上下両院議長、与野党党首や元大統領ら24人の意見を聞き、それを踏まえて最終判断する。現地の報道では与党側のマリーニ上院議長、野党側では前ベルルスコーニ政権の官房長官であるレッタ氏が暫定首相候補に挙がっている。
(2008/01/28 23:55  NIKKEI NET)
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そもそも今回の首相辞任に至るプロットの端緒が、

「今回の政治危機は、小党の欧州民主同盟党首であるマステッラ前法相が汚職疑惑で自身が捜査対象になった際、与党の力添えを得られなかったとして、政権支持を撤回したのが発端。(時事通信 2008/01/24-22:22) 」

だなんて、なんというか実にもうダメ杉。。

とはいえ、近年のイタリア政局の動向についてはサパーリなので、復習?がてら、過去約10年間の内閣変動をせっせと年表にしてみました。
てね、Wikipediaからの切り張りに過ぎないし、間違っているかもなんですが。。

1996年5月17日                            ロマーノ・プローディ首相就任(中道左派連合「オリーブの木」)
1998年10月9日                            代議員(下院)で内閣信任案否決
1998年10月21日                          ロマーノ・プローディ首相退任
1998年10月21日-2000年4月         マッシモ・ダレーマ内閣(オリーブの木)
2000年4月25日-2001年3月31日 ジュリアーノ・アマート内閣(中道左翼連合)
2001年-2006年                           ベルルスコーニ内閣(フォルツァ・イタリア、中道右派連合「自由の家」)
2006年2月11日                             ベルルスコーニ内閣の信任案否決
2006年4月9、10日                      総選挙実施(上院、下院)
2006年4月13日                             「ウニオーネ」(野党の中道左派連)僅差で勝利
2006年5月17日                           ロマーノ・プローディ首相就任
2007年2月                                      ロマーノ・プローディ辞職表明。後に撤回
2008年1月                                      欧州民主連合・人民(UDEUR)が連立離脱
2008年1月23日                             代議員(下院)で内閣信任案可決
2008年1月24日                             元老院(上院)で内閣信任案否決
2008年1月25日                             プローディ首相辞意表明。ナポレターノ大統領承認。

・メディア王ベルルスコーニが自前の放送局や財力にモノを言わせてガンガンキャンペーンを張り、自らが率いる中道右派連合が台頭→
・打倒ベルルスコーニを標榜して中道左派連立政権が誕生するもまもなく内部分裂勃発でgdgd→
(D.C. :最初に戻る)

という感じで、中道左派と中道右派が拮抗状態で綱引きしつつ、短期政権で首相の顔がクルクル交替しつつ。。

日本の政治状況もまぁ似たようなグダグダっぷりだけど、イタリアよりはまだマシなような気がしてくるからアラ不思議w
ベルルスコーニみたいにわかりやすい悪玉親分がいない分、そんな風に思うだけでしょか。

あくまでも個人的な意見ですが、自分はベルルスコーニが大嫌いです。
実業家としては凄腕かもしれないけど、政治家としては。。ねぇ。。清廉潔白からはほど遠く、発言がいちいち下品で攻撃的で、見るからにMafioso(マフィアっぽい)だし。

比較対象がヒド過ぎるためか、自分はひっそり学究肌のプローディ氏支持派。
とはいえ、中道左派連合自体はいつまでたっても烏合の衆で、プローディ氏に求心力がないという評価は否めません。
それにまぁ、自分が支持したところで、イタリアの政治状況にはミリも影響しないわけでして。

ベルルスコーニが首相に就任する直前、2001年の春に南イタリアの友人宅を訪れたとき、友人のマンマが「ベルルスコーニは嫌いだけど、きっと彼が次の首相になるのよね。。」と諦めた風に呟いていたことを思い出します。
でも自分がぽっちりと知る限り、ベルルスコーニを支持しているイタリア人なぞお目にかかったことがなかったので、
「いったい誰がベルルスコーニを支持しているのですか?」と、問うと、
「国民は誰も彼を支持なんかしてないわよ。でもね、そういう風に決まっているの」

えぇーなんでーどうしてー。。。という言葉を思わず呑むほどに、
反論も抵抗の余地も一切残っていないといわんばかりの彼女の諦観の深さが、吸い込まれそうに強烈だったことは今でも覚えています。

権力や金と言う名の甘い蜜に群がる人が多すぎて、システムが機能不全。
組織が肥大化するほどに金銭が闇に消えていく。健全化しようとすると死者が出る。恐ろしす。たまにガス抜きしてお茶を濁してお終い。足元に深く開く暗い淵を直視せずに「マフィアがいるから」という一言で片付けちゃう。そして、みんな諦めちゃう。

あら、これはイタリアのこと? それとも日本の話?

まぁ、どっちもどっちですかねぇwww

いずれにせよ、お疲れさまです、プローディさん。
イタリア国内ではなくて、EUを舞台にしたほうが性に合っているのではないのでしょか。

良くも悪くもここ数年間で、ヨーロッパが、アメリアでもなくアジアでもロシアでもなく、大きく緩やかに閉じた経済圏にまとまりつつあるのをヒシっと実感します。
ユーロ高といってもEU諸国内の流通においては為替リスクはないで、EU全体で5億人という経済規模なら内需志向でも十分やっていけるかもだし。
政策面でも、RoHS指令のように、環境への配慮と同時にやんわりと非EU加盟国からの輸入を牽制するかのような独自路線を打ち出したり、と。

それにしても、総選挙実施ということになって、ベルルスコーニがまたぞろ首相に返り咲きなんてしたら、どうなるんだろー。。
再登板一発目の爆弾は、独メルケル首相へのセクハラ発言に一票、と勝手に予想w

Posted by norlys - 2008.01.24,Thu

「談合の後には雪が残った」というタイトルに、なんとなく心惹かれてリンクをぽちり。

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談合の後には雪が残った (2008/01/17 日経BP Ken-Platz)

福島県で前知事の絡んだ談合事件が明るみになったのは2006年のこと。その後、県が指名競争入札から一般競争入札へと急速に転換した結果、2007年度に発注した工事の平均落札率は80%台半ばまで、前年度と比べて10ポイントほど低下した。

一般競争入札の拡大で、発注者が指名権を振るう機会は激減。これがきっかけとなり、工事に指名されることの見返りとして建設会社が担ってきた様々な地域貢献の分野で、歯車が狂い始めた。

例えば、福島県県北建設事務所は2007年11月、除雪業務を24工区に分けて見積もり合わせをしたが、5工区で不調となった。県は不調になった近隣工区をすでに受注した建設会社を訪問するなどして協力を要請したが、最後まで21.3kmの区間の除雪を担う会社が決まらなかった。

受注する建設会社が見つからなかった区間では、福島県が直営で凍結防止剤を散布するなどしている。

「以前は自社が除雪にかかわる地域の工事では指名され、しかも受注できることが多かった。県が一般競争入札にした途端に、そんなメリットが消えた。県が工事を入札価格だけで評価するなら、われわれも除雪業務を採算だけで評価する」。福島市内のある建設会社の社長はこう言い切る。

(以下略)
--------------

日経コンストラクション1月号に「脱談合後の針路」という特集が組まれており、その前振り記事 on the webです。
雪が除雪されずに道路に残ったままの地方都市の風景-確かにグラフィックで、かなり印象的。

それにしても。除雪業務ってお役所だけではなく、地元の建設業者にも外注していたのですね。
そんなことすら知りませんでした。おはずかしや。。

降雪地帯の住民にとって基幹道路はライフラインなので、除雪作業は公共性の高い事業だけど、ぶっちゃけ、雪なんていつどのくらい降るのか予測のしようもなくてビジネスとしては不確定要素満載。

「そちの気風と重機とを見込んで、ひとつ頼まれてほしいものだが。。」
「よござんしょう。そのかわりといってはなんですが、えぇえぇ」
「わかっておる、わかっておる。」

みなまでいうな。

てねぇ。。難しいですねぇ。。
根っこが深すぎて。。ねぇ。。

個人の懐にキックバック! という談合なら、絶対悪とラベリングできるのになぁ。。
談合をなくしたら公共サービスにも影響が出ましたよ、どうよ、と言われてもなぁ。。

「建設会社が担ってきた様々な地域貢献」というけど、別に土建屋さんたちも無償で公共サービスの一端を担ってきたわけではなかろうに。
まぁ、雪かきはおそらく持ち出しが多かったからソッポを向いたのだろうけど。

お役所さん自身も、自前のアメとムチの使い方を変えたのに、意識改革しなさすぎ。
とはいえ、雪かきなんてエンドレスで不毛で不採算で、受益者が沿線住民メインとなる事業の予算を大幅upなんて言い出しにくいだろうなとは思うけど。

うーむ。。

今はただ、地方自治体も財源確保が厳しいから、談合を排して自由入札にすれば安上がり! ということで、脱談合的な方法が採られているだけで、根本的な問題の根っこはウイルスみたいにしつこく潜伏し続けそうな気がしたりしなくもなく。。

もっと根本的にどうにかなりませんかね。。

Posted by norlys - 2008.01.11,Fri
旅行の話はひとまずおいて、と。

年末年始にかけてノルウェーのテレビニュースで話題になっていたこと。

混乱の続くケニア、パキスタン元首相暗殺、アメリカ予備選挙、スリランカの停戦破棄、地球温暖化、それから元首相の節税対策発覚。

なんでも、ノルウェーの元首相であるGro Harlem Brundtland(グロ・ハルレム・ブルントラント)女史が住民票をフランスのニースに移したことでノルウェーに一切税金を納めていないことを、タブロイド紙VG Nettにすっぱ抜かれたそうです。

ノル語のニュースを見てもよくわからない自分は、同居人の言を鵜呑みにするしかないのですが。。
どうやら、お正月明けから、新聞やテレビではグロ女史への非難の嵐。

同居人もまた「指導者は国民の見本でなきゃいけないのに、これはひどい話だ」と憤慨。

え"~。。。そんなこといったら、日本の政治家とかどうなのよ。もっとヒドイかもよ。
そもそも日本にはノルウェーのSkattelister(スカットリステル)みたいに誰でも他人の納税額を覗き見できるシステムなんてないしね。

また、スイスの銀行口座に隠し資産を持っていた人がバレる前に自ら納税を申告してきたよ、エライね! みたいなニュースもどこかの新聞の1面を飾っていました。
なんでも、去年はスイスの銀行口座に資産を隠匿したことがバレて、閣僚や大手企業のトップの辞職が相次いだとか。

え”~。。。スイスの銀行の秘密口座って、口座名義人を決して明かさないことに意義があるんでしょ? デューク東郷とかどうなっちゃうわけ? 教えてゴルゴ。
(最近は、汚職の温床となるという各方面からの批判と圧力を受けて秘密口座制度は解体中? みたいなんですね。知りませんでした)

いつのことか定かではありませんが、以前ノルウェーの女性閣僚がうっかり自分のクレジットカードと間違えて政党のカードで20万円相当の私用の買い物をしたことが明るみにでて、「それは党助成金の使い込みじゃないか、汚職だ」ということで辞職に追い込まれたという話を聞いたことがあります。

いったいどこの誰がこういう不祥事をヲチしているのだろ。。
人口が少ない国だけに、相互監視網もぎゅっと密なんですかね。

なんつーかな。シビアだよな。
それに比べたら日本政府や政治家なんてざるざるのばら撒きだよな。
マスコミもぬるぬるどっぷり。既得権益万歳ですわ。

その後結局、ゲロ女史は住民票をノルウェーに戻し、本国に対して税金を収めるという報道がありました。

現在のところは国内の景気が良く、また高度福祉社会といわれる北欧ノルウェーでも、やはりお金や老いへの不安は人間を狂わせるものなんですかねぇ。。
Posted by norlys - 2007.12.20,Thu
昨日は山の会の忘年会。
呑み過ぎて身が重い。。。あぁ。。

宴会のテーブルの彼方で、「自然エネルギーは非効率」という話題がちらっと交わされているのを小耳に挟みました。(ここでいう「自然エネルギー」は水力発電を含まずに風力とか太陽光発電のことだと思う)

そういえば、mixiのトップページの片隅にこんなマークがあったのを思い出しました。
mixi_greenpower.gif



なんでも「日本自然エネルギー株式会社」という企業からクリーンでグリーンな電力を購入している証明書だそうで。mixiのサーバーの電力はグリーンエネルギーで稼動していらっさるそうで。

日本自然エネルギーのWebサイトには次のような企業説明があります。
『日本自然エネルギー株式会社は、「グリーン電力証書システム」により、地球温暖化防止・CO2削減に有効な風力、バイオマス、水力などの自然エネルギーの普及に努めております。 』

同社の創業は2000年。電力自由化の流れに乗って誕生した企業(特定規模電気事業者?)のようです。よくわからんけど。
ちなみに出資企業は、東京電力、住友商事、三井物産、東北電力、日本風力開発株式会社と、その他各地の電力会社&三井住友銀行とのこと。
(ほへ、住商に物産とは面白い組み合わせ。エネルギーといったら三菱商事、丸紅、伊藤忠の出番だとばかり思っていましたよん。メインバンクがSMBCなら当たり前か。はは)

まぁ、グリーンエネルギーを推進して社会に貢献するという企業姿勢は素晴らしいことだと思います。
持続的に研究を続けていくことで発電・電力供給のシステムがより効率化されていくことを期待しましょう。
また、証明書を発行することでブランドイメージを確立して、顧客にも付加価値という満足を提供することができますしね。証明書のお代は寄付金として計上できるそうですし。

すでに欧米では電力自由化や規制緩和が進んでいて、大規模工場のような大口需要家だけではなく、一般家庭でも自由に配給事業者を選択できるところもあり、今後日本もこの流れが進んでいくそうです。

クリーンでグリーンな電力を選択して、環境保護に貢献したいと考える個人にもその機会が与えられる日ももうまもなく。。?

やらない善よりやる偽善かなぁ。。といつも小口契約申し込みページを眺めては閉じるばかり。
果たしてこのグリーンエネルギーが普通に電力を仕入れるより安いのか高いのか自分にはわからないのですが、どうなんでしょう。やはりお高い分の差額を付加価値という名の精神的充足で補っているのかなぁ。。
お値段を公開してほしいなぁ。。

も~そんなことごたごた抜かしていると、事務所のドアにこの↓ラベルを貼ってやるぞ~と言われたら、そりゃあ一瞬怯むかもしれませんが。。
n_power.jpg
 



でもまぁ、通常の電力量の30%くらいはリアルに原子力発電由来だそうですから、あながち嘘でもないか。
それに、意外に飛び込み営業抑制効果があるかも? しれません。

さてはて。。

# 言い訳ですが、自分はむやみに反原発を唱えるつもりはありません。
# 正直なところ色々な意味で原子力発電はあまり好きではありませんが、材料物性としての原子力の研究そのものはとても興味深いです、はい。
Posted by norlys - 2007.12.18,Tue

日本国政府から全国の労働者に向けてクリスマスプレゼントですよ。

========================================
10年後は「有休」完全取得=仕事・生活の調和で行動指針
12月18日9時1分配信 時事通信

政府の「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)推進官民トップ会議」(議長・町村信孝官房長官)が18日開かれ、働き方の改革を促す「憲章」と、数値目標を示した「行動指針」をまとめた。10年後の有給休暇完全取得といった数値目標を経済界や労働界の代表者も参加して定めたのが特徴。ただ、実現に向けては「労使の自主的な取り組みが基本」としている。
憲章と行動指針は、政府が同日まとめた少子化対策の重点戦略にも盛り込まれた。
========================================

ホワエグ導入とか消費税upの布石か、はたまた消えた年金問題とかその他の問題のすり替えかな。
なんてねぇ。。

しかし。。。有給完全消化って、10年計画というロングスパンじゃないと徹底できないくらい困難な目標なのかしら。
おまけに、

実現に向けては「労使の自主的な取り組みが基本」としている。

だそうで。。。
懲罰ナシですか、そうですか。
意識改革から地道に始めるということであれば、そりゃあ10年単位でも難しいかもだ。。

多くの日本人も大概働き過ぎですが、自分がちょこっと知る限りでは、ワーカホリックなアメリカ人ほど仕事LOVEな人たちはいません。。
いったいいつ寝ているのかわからんくらい働いて働いて働いて、当然成果があがればその分報酬も地位もうなぎのぼりとはいえ、競争社会っておそろしいなぁ。。と、ぼんくら社員の自分は海のこちら側で戦々恐々とするばかり。
が、やはり何人かはある日突然コーポレートのアドレス帳から名前が消え、風の噂でバーンアウトしたらしいと小耳に挟んだり。
(どんなに仕事虫なアメリカ人も年に一度はどっかり1週間とか2週間程度のバカンスを楽しむ余裕はあったので、切り替えがうまい人なら渡世できるのかも。)

その一方でドイツの人は「今日はもう帰らないと! 残業すると法律違反になっちゃう!!」とさっさとお帰りになられたりして、ちくしょー政府が労働者を護ってくれる国はいいなぁ。。とPCを前に脱力したことも。。

そんなドイツでも「残業規制ができたことで、ドイツは国際市場において競争力を減じている」という意見もあるのだそうです。
またぞろ同居人がノルニュースで拾ったネタなので、真偽のほどはまったく不明です。
たぶん自分も経営陣ならそう思うかも。。だけど。

ちなみにノルウェーの公務員や大手/国営資本企業の従業員は、有給休暇をきちんと消化しないと上司がペナルティをくらうそうです。ただ、中小の民間企業の実情はそんなの無理~だとか。

さて。。

「有給消化奨励→少子化対策」というのは、なんともわかりやすい図式で、ちょっぴり気恥ずかしいわ。
ぶっちゃけ、時間ができればむにゃむにゃ。。。(以下自粛)

でも、産前産後の休業期間の保証は? 生まれた子供は誰が育てるの?
という疑問がむくむくと湧いてきたので、検索してみました。

お、あった、あった。さすがです。考えていますね。
以下、YOMIURI ONLINEの記事から抜粋。

-------------
・少子化対策に関する「『子どもと家族を応援する日本』重点戦略検討会議」の指針

提言:
1)金銭を支払わずに医療や保育サービスを受けられる方式を普及させる
2)新たな財政投入を効果的に行う

・必要な官・民負担額は1・5~2・4兆円と試算(現在の約4・3兆円(今年度推計)にさらにプラス)。
・政府は国と地方の少子化対策を連携させるため、近く、各自治体に、福祉、教育部局などにまたがる「少子化対策推進本部」設置を要請。
・10年後の数値目標として、妊娠・出産後の継続就業率などを導入し、政策などを点検、評価しながら、予算編成、事業実施に反映させるよう求めている。
-------------

むーん。。。

現状4.3兆円も投入してろくすっぽ成果があがっていない(ようにわたしには見える)政策そのものを今一度見直すところから始めてほしいなぁ。。
プラス1.5兆~2.4兆円って、いったい何に使うのじゃろ。
少子化対策推進本部の維持管理費と女性公務員の休業保証のため?

しかしまぁ。。
小さな政府路線を続けたらなにかとガタピシしてきたので、ここにきて福祉重点政策回帰ですかぁ。。

あぁ、マッチーからの歳末素敵なプレゼントも、自分にはマッチの炎の中の幻みたい。。

Posted by norlys - 2007.12.08,Sat

今年の冬は寒さが一段と厳しいようで。気象のことではなく、経済の面で。
着実に建築不況が進行中です。

事務所にお見えになるお客様の多くが口々に「こうなっては、もはや国が自分たちの敵だ」というような内容のことをおっしゃっているのを小耳に挟むだけで、自分もまたあまりキチンと理解できているわけではないのですが。。

「明らかに失策」とまで言われる今年6月の法改正。

さすがに日本経済全体への影響もじんわりと表面化してきたので、お役人様どもも「あ、これはちょっとまずいかも☆」と気付かれたようです。

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【改正建築基準法】「通常に戻るまで時間がほしい」、冬柴国交相が会見

冬柴鉄三国土交通相は12月4日、閣議後の会見で、改正建築基準法の施行後、
7月以降の新設住宅着工件数が大幅に減少していることに触れ、「建築基準法と
建築士法の大改正を行った。通常のようになるまでには若干の時間がほしい。
温かい目で見守ってほしい」と語った。

また、「都内になると思うが、現場で実情を直接聞きたい」と、視察を検討していることも示唆した。

 このほか、建築確認が下りても雪のために着工できない寒冷地の建設業者には、
政府系金融機関による融資などを進めていきたいという考えを示した。
(日経BP KEN-Platz 2007/12/05)
------------------------------------------------

改正法案施行以来、あちこちで建築関係業者さんがばんばん倒産していますが、「温かい目で見守ってほしい」と。。。そうですか。

わかりました。生温い目で見守ることにしましょう。。

そういえば、10月くらいに建築業界向けに政府金融系セーフティネット貸付をご用意しました~倒産する前にぜひご利用ください~とかいうアナウンスがありましたっけ。

今すぐにでも作業を開始したい現場があるのに建築着工のGOサインがいつまでたっても許可が下りないから業者さんたちが困っているのに、じゃあ借金してでも食いつなげ、だって。。。
意味不明。。

どうせ日本は少子化なんだし、バンバン建物建てもしかたないYO。
まぁ、そういう考えもあるかもしれませんが、建物って住宅だけじゃないですしね。商工業施設の着工・改修が遅れると商工業にも影響でますし。

姉歯事件とか偽装問題とか問題が多いから、いったん建築業界は解体したほうがいいYO。
いやそれはそうかもなんですけどね、今年8月の今回の法改正はちょっとハードランディング杉。書類がむやみに多いうえに瑣末な変更を一切認めないガチガチのプロジェクトって、なんというかまぁ。。
設計ありきという方針は、確かに欧米ではそういう工程の進め方かもしれませんが、現在の日本の事情にはそぐわないようです。
じゃあどうすればいいのか。そういう根本的なところをよりよく改善していくために道標をつけたり整備したりするのがお役所のお仕事だと思っていたのですが。。。むむ。

あと、たとえば一気に建設業界の崩壊が進んだとして、それだけの労働力を受け入れる場所が今の日本にあるのかな。。
不景気スパイラルまっしぐらのような気が。。

いやはや、なにがすごいって、こんな失策を犯しても今のところ誰ひとり責任を負わないで済んでいるくらい行政ってすごいエライんだな。やっぱり権力は握ったほうが勝ちなのか。。

国交省住宅局建築指導課とか、もはや内なるサイレントテロリストなんじゃないかとまで思ったりもしなかったり。。

#この問題についてはよく理解できていない部分が多いので、小耳に挟んだ情報を鵜呑みにして的外れな批判をしているかもしれません。そうだったらごめんなさい。焦らずに、温かい目で見守ることにします。

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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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