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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2025.01.23,Thu
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Posted by norlys - 2008.08.27,Wed

米大統領が「強い懸念」を示したにもかかわらず、メドベージェフ露大統領が南オセチアとアブハジアの独立承認へ。

「強い懸念」とか「強い不快感」とか「遺憾である」とかのポリティカルな表現は、具体的にどの程度の意思表示なんでしょう。。

喜怒哀楽+好嫌の6項目を百分率で示してくれたら分かりやすいのにな。
たとえば、今回の米大統領の「強い懸念」の内訳は、喜0怒90哀70楽0好20嫌80ですよーとか。

ま、それはさておき。

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南オセチアとアブハジア独立承認=ロシア決定、グルジアと緊迫-欧米と対立激化へ

【モスクワ26日時事】ロシアのメドベージェフ大統領は26日、テレビを通じて国民向けに演説、上下両院がグルジアの南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立承認を大統領に求めたのを受け、独立承認を決定したと言明した。グルジアが猛反発するのは必至で、地域情勢は極度に緊迫した局面を迎えそうだ。欧米諸国との対立激化も懸念される。
 大統領は「サーカシビリ・グルジア大統領は南オセチアに侵攻し、政治問題を虐殺によって解決することを選択した」と非難。こうした情勢を踏まえ、独立承認の大統領令に署名したと述べた。大統領令には、外交関係の樹立と友好協力条約の草案策定も盛り込まれている。
(時事通信 2008/08/26-22:11)
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「南オセチアとアブハジアの独立」をロシア大統領が承認したら、ロシア議会は次にきっと、沿ドニエストル共和国の独立を主張するだろなと思ったら、すでに大統領自ら動き出していました。

さすがだわ。おそロシア(←投げやり)。

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ロシアとモルドバ ドニエストル問題協議へ
 
ロシア・北オセチア共和国の首都ウラジカフカスで手を振るメドベージェフ・ロシア大統領=19日(AP) インタファクス通信によると、ロシアのメドベージェフ大統領は25日、南部ソチでモルドバのウォロニン大統領と会談した。ロシア大統領府は、ロシア駐留軍の後ろ盾で事実上の独立状態にあるモルドバ・ドニエストル地域の問題をめぐり、両国とドニエストルの代表が近く協議を始めることを明らかにした。

会談でメドベージェフ大統領はグルジア・南オセチア問題に触れ、ドニエストル問題についても「解決に向けた良いチャンス」が訪れたと、意欲を示した。

ドニエストル地域ではロシア系住民が多数を占め、南オセチアの主要民族オセット人と同様、独立とロシアへの併合を求めている。(共同)
(MSN産経ニュース 2008/08/25 23:29)
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Wikipediaの沿ドニエストル共和国のページに、次の記述があります。
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2006年6月14日、国際的に未承認のアブハジア、南オセチア、沿ドニエストル共和国の3か国の大統領が、スフミで会談を行い、共同声明の形で民主主義と民族の権利のための共同体の設立を宣言した。
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なので、南オセチア問題のどさくさ紛れにアブハジアの独立を要求して、沿ドニエストル共和国を見過ごすはずがないだろな、と。
飛び地みたいに離れた3つの地域なのに、どういうわけか(もちろんロシアの裏工作)共同体の設立を宣言しちゃっているところだから。

「今このチャンスを逃したら、次に手に入れる機会はなかなかめぐってこない」
ロシアがそう考えて、この機会に沿ドニエストル共和国も手に入れようと野心を燃やす限り、しばらくは強硬姿勢を崩すことはなさそうな気がしてきました。

ただ、南オセチアとアブハジアはグルジア領内だけど、沿ドニエストル共和国はモルドバ領内。しかもお隣にはウクライナが控えているから、アブハジアと南オセチアよりも遥かに厄介。
モルドバは経済的援助の約束で懐柔できなくもなさそうな気がするけど、ウクライナの反発がすごそう。。

ロシアがいったいどんなウルトラCを繰り出してくるのか予想もつきません。。

そういえば。沿ドニエストル共和国関連で、ウクライナの元首相であるユリア・ティモシェンコ女史の論文を見つけました。

ロシアの帝国的野心を封じ込めよ
ユリア・ティモシェンコ(ウクライナ元首相)/(フォーリン・アフェアーズ日本語版 2007年5月号)

ティモシェンコ女史は2007年5月の時点で(執筆されたのはそれ以前でしょう)、すでに「ロシアが、セルビアからのコソボ独立を引き合いに、ロシアがアブハジア、南オセチアなどの分離運動を支援する口実とする」可能性を指摘しています。

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例えば、コソボがセルビアから独立するとして、ロシアがこれを先例として引き合いに出して、グルジアのアブハジア、南オセチア、アゼルバイジャンのナゴルノカラバフ、モルドバの沿ドニエストル、そしてウクライナのクリミアにおける分離運動を支援する口実とするのを許してはならない。そうしたロシアの支援は、(クレムリンに敵対的な)現地政府を不安定化させることが狙いだ。
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コソボの独立運動の機運はかねがね強かったとしても、コソボが議会で独立を宣言したのは2008年2月です。

コソボ独立宣言の際に、自分のようなにわかモノが「ロシアがコソボ独立に反対する名目に、なんで南オセチアを持ち出すんだろ~」と思っている時点よりもずっと前に、すでに警鐘は鳴らされていたのですね。

ではなぜ欧米諸国はみすみす看過してしまったのか。
一応裏で手を打ってはみたもののロシアの方が一枚上手だったから?
ぶっちゃけ東欧のことはよくわからんから?

はて。。

論文のAbstractと本文から抜粋。
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プーチン大統領は、これまで一貫して「偉大なるロシアを復活させる」という目的を掲げ、国内的には権威主義体制を強化し、対外的にもエネルギー資源と軍事力を武器に近隣諸国を自国の勢力圏に取り込むことで超大国の地位を取り戻すことを狙っている。

原油価格の高騰を追い風に再生したロシアは、いまやエネルギー資源供給を武器にヨーロッパさえも脅かしつつある。

考えるべきは、ロシアに政治・経済改革を求める欧米のこれまでの路線では、ロシアの伝統的な膨張主義、そして近隣諸国を犠牲にして超大国の地位を取り戻そうとする戦略には太刀打ちできないということだ。パワーにはパワーで対抗するという外交の鉄則を思い出し、欧米、とくにヨーロッパは、ロシアの資源外交による揺さぶりにも動じない結束を持つ必要がある。

****

ロシアと交渉する際には二つの目的のバランスをとることも重要だ。つまり、ロシアの路線に影響を与えることと、ロシア側の読みに働きかけるという二つの目標のバランスをとる必要がある。協調を促すような互恵的な権利と責任を定めた制度や合意ならロシアも歓迎する。そして、こうした合意でもっとも重要なのが、エネルギー憲章条約と同条約の通過議定書だ。
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ウクライナの歴史も情勢も複雑だし、かのロシア・ウクライナガス紛争の際に首相を務めたティモシェンコ女史の論文なので、ストレートに受け止めるのはやや難しいところなのですが、実際にロシアと丁々発止渡り合った経験の重みは勉強になります。

「WTOやNATO、EUなどの国際機関への加盟はロシアにとって旨みがない。
(国連は常任理事国だからどうにでもなるし、G8は外されても体面より実利優先なら別に困らないんだろな)
国内市場を開放したところで、ロシアにとって旨みがない。

国際世論? 人権? なんだそれは、食えるのか? うまいのか?
MD計画? アメリカはつくづく戦争が好きだな。目障りだ、失せろ。

もはや、欧米諸国と協調路線を模索したところで、旨みがないことはハッキリした。
ロシアにとって「も」利となる提案が出せないなら、もはや西側諸国のロジックにロシアが従う義理などない」

そんなプーチン氏とメドベージェフ氏の声が聞こえてくるような。。

まー、ホントの本音はわかりませんが。
でもロシアが強面を続けるのは、つまりそういうことなんだろな。(←憶測)

政治家であることが一種のNoblesse oblige(。。。苦笑)である欧米諸国に対して、ロシアは違う。力があるものが上に立つ。ただそれだけなんだな。今更だけど。
高尚な志を持つお坊ちゃまのお遊びなんかじゃない。
そりゃ、話が通じるわけもないわな。

さて。ロシアが土地が欲しいといってきたので、「わかりました、あげましょう」とうっかり差し出すと、「じゃあ次はここも寄越せ」と言ってくる可能性が高そうな気が。。
かといって、「だが断る」と断固拒否しちゃうと、猛烈な攻撃に遭いそうな悪寒。

国際世論が納得し、ロシアも説得できる、そんな素晴らしい外交戦術を期待されたフランスとドイツはかなり重い役割だなぁ。どうなることやら。。

それにしても。

民族自決問題から端を発したはずのこの紛争が、いつの間にかパワーバランスの問題に摩り替わってしまったような気が。おや?

民族問題となるとロシアも後ろめたいことがたくさんあるので、その点をあまり刺激しないようにひたすら強面で押し切ろうとしているような。。狡猾すぐる。

すわ民族紛争勃発とあらば、即座に国連で議会が召集され、議案が可決し、現地に平和維持軍や監視団が派遣される、この図式が儚くも霧消してしまいました。

(なるほど。「国連決議に委ねよ」という主張ができなくなった朝日新聞さんは、どうりで延々とロシア悪説を唱え続けていたワケだわ。わかるわ~、その気持ち(苦笑)。電波だけど、志は高かったのね。うんうん。ちょっと見直しましたwww)

もしかしたら、今後しばらくは、「民族独立問題に対する武力を用いた平和的介入」が試みられる機会は少なくなるかもしれません。ただ、新しい冷戦構造が浮かび上がることで、民族紛争の火種は鎮火する可能性もありますが。

どちらに転がっていくのかは。。さて。。

人が権力と富を追求する限り、もはや世界平和など絵に描いた餅なんだと、
欧米諸国がやんわりと真綿に包んで隠していた現実と、新世界秩序とをロシアが剥き出しで突きつけてきましたよ。

だからロシア人は野蛮なんだよと、イギリス人とかフランス人が心の中でベロ出していそうな気がするな。
ほんと、人生は謳歌すべきだよねと、イタリア人がせせら笑っていそうな気がするな。
今度こそ負けないぞと、ポーランド人が血気盛んに酒場で気炎を上げていそうな気がするな。
ロシアは駆け引きがへたくそねぇでも怒らせると手に負えないのよねと、北欧の人たちがヤレヤレと思っていそうな気がするな。
で、サブプラ問題でガタガタのくせに、アメリカがまったく空気読めずに相変わらず「オレ達、世界の警察だから」と主張してくれそうな気がするな。

だとしたら、世界はまだまだ平常運転だよな。うん。

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Posted by norlys - 2008.08.26,Tue

うっそ~ん。

展開が急過ぎる。。
リハーサルも万全で、あとは筋書き通り予定したプログラムを淡々と消化していくだけ、ということなんだろか。。

同じ内容だけど、ソース2つ。
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ロシア上院、南オセチアとアブハジアの独立求める決議案を全会一致で可決


[モスクワ 25日 ロイター]
ロシア上院は25日、同国のメドベージェフ大統領にグルジアの南オセチア自治州とアブハジア自治共和国を独立国家として認めるよう求める決議案を全会一致で可決した。議会のスクリーンに表示された投票結果によると、賛成130票、反対ゼロだった。

これにより、グルジアへのロシアの軍事介入ですでにこじれていた西側諸国との関係は、さらに悪化するとみられる。
下院でも同様の決議案が25日午前中に可決される予定。

ただ、この決議には強制力がなく、グルジアに駐留するロシア軍の地位について、メドベージェフ大統領が西側と交渉する際の切り札にすることを狙ったものとみられる。
(ロイター 2008/08/25 16:44 JST/ 18:20 JST Updaed)
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まずは、上院で可決。それから、下院でも可決↓
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南オセチアなどの独立承認を=上下両院が決議採択-ロシア

【モスクワ25日時事】ロシア上下両院は25日、グルジア領の南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立承認をメドベージェフ大統領に要請する決議をそれぞれ全会一致で採択した。上院はまた、南オセチアへのロシア平和維持部隊増派を求める同大統領の提案を承認した。

南オセチア紛争後、グルジア領内への緩衝地帯設置など、ロシアの一方的行動に対して国際的批判が高まっているが、ロシア側は一段と態度を硬化させた形だ。
(時事通信 2008/08/25-20:31)
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あとはメドベージェフ大統領の承認待ちだけど、所詮は出来レースですんで、えぇ。
ぽちっとな、と。

しかしまぁ。。
分離併合ではなくて、いきなり分離独立ときましたかー。
しかも、南オセチアだけじゃなくて、アブハジアもって。。。

なんてもう、まわりくどい。
欲しいものは欲しいと最初からちゃんと言え。

グルジア国内を通る石油パイプラインでも、南オセチアだけでもなくて、「アブハジアと、黒海の制海権」が欲しかったのだ、と。

かねがね、南オセチアは位置的にはグルジアの目の上のたんこぶみたいな場所だけど、かなり山岳地帯のようなので、どうにも使い勝手悪そうだな。。。と思っていたのですが、そうですか「アブハジア」が本当の狙いだったんですね。(と、勝手に決め付けてみる)

それなら、少しだけ話がスッキリするような気がします。アブハジアもまた山がちな土地だそうですが、黒海に沿って長く延びた海岸線は、リゾート地としても軍事拠点としてもかなり魅力的だと思うので。

ロシア併合ではなくとも、分離独立して親露の傀儡政権を擁立すれば、親米政権の旧東欧諸国との緩衝地帯としてもってこいだ、と。なるほどなるほど。(と、勝手に決め付けてみる)

まぁ、ただの憶測ですが。
(所詮、与えられた報道内容から推測するしかないので。ホントのところはロシア首脳陣に本音をぶっちゃけてもらわないとわからないけど、そら~無理ぽww)

南オセチアの歴史もかなり複雑ですが、アブハジアもこれまた複雑で、外部の人間にはむむ難しい。。

・世界飛び地領土研究会「アブハジア

この日を迎えるために、ロシア側が何十年もかけて着々と布石を敷いてきたのだと考えると、なかなかぞっとします。いえ、本気で怖くなりました。
おそロシア(ぽそっ

ひとまず、ロシアが認めただけでは世界は変わらないけど、西側諸国が認めたら世界地図は変わるかもしれません。

・それでロシアが牙を引っ込めるなら仕方ないからアブハジアと南オセチアを独立を認める。
・グルジアにはNATOとEU加盟承認ということで納得してもらう。

これで両者痛み分けということでどうかな? と。そんな感じで。

ここまでロシアが大きく出てくると、とにかくその物騒なシロモノを仕舞って、まま和やかに場を収めましょ~やという雰囲気にはなるかもな。
ここのところずっと、ロシアも米EU、旧東欧諸国の勢力随分と押されっぱなしだったもんな。
ちょっとロシアが外資を取り入れてもいいかな~とお誘いしたら、ものすごい勢いでハゲタカどもが飛び込んできたもんな。
「強気の攻撃? とんでもない、我が国がされたことを思えばまだまだ甘い(ニヤリ」なんてプーチンがほくそ笑んでいそうで怖いよー。

「国内市場を開放しても、ロシアにとっては得になりそうもない」と判断して、株式市場下落も織り込み済みで、WTOに加盟しても旨みないから脱退するわダスビダーニャ、ということなんでしょか。。
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ロシア、WTO加盟交渉凍結も グルジア巡り米欧と対立姿勢

グルジア紛争で和平合意に反して同国領の一部を占拠し続けるロシアのプーチン首相は25日、「世界貿易機関(WTO)加盟の利益は見られない」と述べ、WTO加盟交渉を凍結する方針を表明した。メドベージェフ大統領も同日、北大西洋条約機構(NATO)との関係断絶も辞さない強硬姿勢を示した。(以下略)
(日経ネット 2008/08/25 00:16)
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しかしまぁ。
結局、チェチェン問題もコソボ独立問題も棚上げにしたままなんだけどな。。
(それどころか、南オセチアもアブハジアもグルジアも、一般市民の生活はどうなっているんだろ。。)
大国の大義名分にしてみれば、人権すらカードでしかないって現実ってあまりにも非情だ。

それが現実だと言われればそれまでだけど。
そうやって大義の前に無辜の人を殺戮していたら、いつまでたっても憎悪の連鎖が止まらないじゃないか。

それでも、原油先物の価格が下落傾向(でも依然として高値推移だと思うけどな)ということは、市場は今回の紛争は拡大しないと読んでいるから? 拡大しても結構との思惑があるから?

なにがなんだかもう><

一方で、こんなニュース。
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イスラエル、パレスチナ人198人を釈放

米国のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)国務長官が中東和平に向けた協議のためイスラエルを訪問することを受け、イスラエル政府は25日、パレスチナ自治政府のマハムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長との友好関係構築のしるしとして収監中のパレスチナ人198人を釈放した。
(AFP 2008/08/25 18:55)
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なぜライス国務長官が突然イスラエルに飛ぶかな。これほどまでに緊張が高まったグルジア・ロシアの情勢を差し置いて?
なにかしら意味があるのかも。(ないのかも。事前に決まっていたとか)

訪問先がイスラエル、というのがちょっと興味深いです。
イスラエルはとにもかくにも今回のグルジア軍への深い関与が囁かれているお国なので。

たとえば、グルジア国防相のDavit Kezerashvili氏(30)はイスラエルとの二重国籍を持ちヘブライ語を流暢に話す人物でありイスラエルコネクションを活用していること。

・阿修羅掲示板、グルジア戦争とイスラエルの”コネクション”(伊Megachip)
(まぁ、眉唾ですが。火のないところに煙は立たないので話半分くらいで斜め読みがよいかと)

そのほかにも、グルジア軍には紛争開始時点で1000人のイスラエル軍事顧問と200人のアメリカ軍事顧問が軍事作戦を支援していたといわれていると言われていますが、真偽は定かではありません。

「ちょっと黒海周辺で騒動起さないでくれる? いいから落ち着くまでオタクら黙っていなさいね、もう口出しすんじゃないわよ」とライス米国務長官がお叱りに参上するんでしょうか。
で、イスラエル側が「ボクたちも中東の平和を望んでいるんだよ、ほんとだよ」ということを示すために、パレスチナ人捕虜一部開放、という形で表明したのでしょうか。

なんて、妄想を広げてみました。

AFPで、ライス国務長官で記事をソートすると、こんな感じになりました。

南オセチア、ロシア軍とグルジア軍が交戦 08月09日 12:54
ライス米国務長官、グルジア支持をあらためて確認 08月13日 03:06
ブッシュ大統領、ロシア軍のグルジア撤退を強調 08月14日 08:26
ライス米国務長官、グルジアに到着 08月15日 21:16
グルジア、和平案に署名 ロシア軍は首都まで40キロに進攻 08月16日 10:10
ロシアも和平案に署名、軍の撤退期限は設定せず 08月16日 20:40
「欧米はロシアが持つ懸念を理解すべき」元英陸軍参謀総長 08月17日 21:04
NATO外相理事会、ロシアへの説得強化で合意 グルジア情勢 08月19日 20:42
米ミサイル防衛のポーランド配備、両国が合意文書に調印 08月20日 19:23
ライス米国務長官、米軍地位協定合意まで「極めて近い」 08月21日 21:17
イラク駐留米軍、来年6月に撤退開始か 08月22日 18:36
イスラエル、パレスチナ人198人を釈放 08月25日 18:55

グルジアから中東へ。この動き、グルジア問題と中東和平に関連がないとは断言できないような。

それにしても。うはー。夏休み返上ですな。最後の最後まで、ホントご苦労さまです。ブッシュ政権が終了したら、早く回顧録を執筆してくれないかな。

あと、それで今日、中韓首脳が北朝鮮の核問題解決で協力を表明したんですね。とりあえずこの国際情勢の変動期に、調子に乗って動き出しそうな勢力を抑えておく、と。日本は拉致問題があるので(それはとても重要なことだけど)、ひとまず中韓で北朝鮮を見張っておけ(by米国。なぜなら中韓首脳共にヤケにうれしそう~だから。ボク達アメリカに頼られちゃいましたうふふwwとね)、ということなんでしょうかね。(と、勝手な推測)

しかしなぁ。。もう人権なんて空虚な言葉遊びもいいところだな。所詮、手駒でしかないってことなんだな。

唐突だけど。
あの時代の趨勢の中で、「君死にたもうことなかれ」と歌った与謝野晶子はすごいよな。
日露戦争に出征する弟のために詠んだ歌。打算も妥協もなく、「死ぬな、殺すな」と歌う詩。

ああおとうとよ 君を泣く
君死にたもうことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとおしえしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや

(中略)

君死にたもうことなかれ
すめらみことは 戦いに
おおみずからは出でまさね
かたみに人の血を流し
獣の道に死ねよとは
死ぬるを人のほまれとは
大みこころの深ければ
もとよりいかで思されん

(以下略)

この詩に対して母性の表現という評価がありますが、女性だから母性本能があるからと片付けずに、これが人間の本音だと思いたいのですが。。

Posted by norlys - 2008.08.25,Mon

ちょっくら石油輸送貨物列車を爆破してみたけれど、誰も釣られなかったので再開してみますた。

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爆発で不通となっていたグルジアの石油輸送鉄道が再開

[トビリシ 25日 ロイター] 24日の石油輸送貨車の爆発で不通となっていたグルジアの鉄道が運行を再開した。同鉄道のスポークスマンは25日ロイターに対し、線路への被害は限定的で「輸送は再開された」と述べた。

爆発は中部ゴリの西方で発生、警察は地雷によるものと考えている。

この鉄道は、アゼルバイジャンから欧州市場への石油輸送に使われている。

アゼルバイジャンの政府関係者は24日、爆発により石油輸送列車がグルジアとの国境で立ち往生している、と述べていた。
(ロイター 2008/08/25 17:19 JST)
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ちょ。。。早杉www

線路の周辺にまだ地雷が残っているかもしれないのでは? え、もうチェック済み?
炎上して高温になった軌道は敷設し直さなくていいのかな? 一日で作業完了? それとも検査して問題なし?

8月6日にトルコ領内で爆発炎上(8月11日に鎮火)が伝えられたBTCパイプラインの方がよほど重要で別に西ルート(グルジア国内鉄道輸送→ポチ港)じゃなくてもいいよ~んという見方が強いのと、あまりに自作自演臭いのとで、あまり釣れなかったのかな。。

8月16日に爆撃を受けて鉄橋が落ち、復旧に10日から数週間がかかる見込みと言われていたのに、貨物列車が地雷を踏むとはどういうことなんでしょ? (しつこくてごめんなさい。でも、センセーショナルな部分だけを切り取って発表されても、語られない部分が多すぎると、なんだか疑心暗鬼になってしまうま)

というツッコミを敢えてしない日本のマスコミさんたちは、実に心やさしいなぁ~と思います。
日本だけじゃないけどね。

そういえば。8月12日の時点で、JOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が次のようなプレスリリースを発表していました。

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なおロシアがこの地域の石油・ガス輸送の主導権を握りたいという意図を持っているとの報道もあるが、それはあまり現実的ではないように思われる。グルジアにとってBTCパイプラインからの経済効果は年間、最大でも1億ドル程度と見積もられ、その他の利権はすべてBP、ExxonMobil、Totalなどの欧米企業や日本企業、あるいはアゼルバイジャン政府やトルコ政府が抱えている。ロシアにとってみればBTC/ACGプロジェクトは外国政府・国際石油会社の利権の固まりであり、民族問題に端を発する今回の紛争で、ロシアが欧米他諸外国からの厳しい批判を覚悟してまで、BTCパイプラインへの攻撃や接収などの過激な行動に出るとは到底考えられない。
http://oilgas-info.jogmec.go.jp/report_pdf.pl?pdf=0808_out_j_southosetia_revised.pdf&id=2070
---------

紛争勃発直後でまだまだ状況に予断を許さない時点でしたが、現地の情勢等に精通している専門機関が冷静なトーンでこのような道資料を報じたことから、
「あーこれはそんなに深刻な事態にはならないかもな。でも石油価格が経済の中心である事態は変わらんな」という印象を受けました。

それでもあくまでも予測に過ぎませんし、今回の貨物列車爆破事件のように偶発的か意図的かは不明にしても、事態に波紋が生じる可能性は否定できないので、今後どちらにブレるのかは未だに予断を許さない状況ですが。。

まぁ、今ガチで第三次世界大戦なんておっぱじめたら、本当にシャレにならないことは米露EU各国首脳陣みな重々承知の上でしょう。だと思います。たぶん。

なお、BTCパイプランは間もなく復旧の見通しとのこと。
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BTCパイプラインの続報 2008/8/21

BTC(Baku-Tbilisi-Ceyhan)石油パイプラインのトルコ区間の第30バルブ・ステーションの修理はほぼ完了した模様であり、グルジア国内の情勢が現在よりも悪化しなければ、この週末(8月23、24日)にも原油の通油が再開される見込み。
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「グルジア国内の情勢が現在よりも悪化しなければ」という但し書きつきですが、BTCパイプラインの場合は、問題はグルジア情勢だけではないような。
そもそも爆破・炎上の原因ってまだ解明されていなかったように記憶しているのですが。はて。。

あぁ、どうか世界に平和を。

■Related Entry:
A broken hallelujah (2008/08/25)

Posted by norlys - 2008.08.25,Mon

情報戦の激化するグルジア情勢から目が離せません。

平和の祭典wである北京オリンピックが閉幕してしまったので、次の展開がありそうでgkbr。
核ミサイルのボタンを掌中に収める国家が増えた現在、ほんとにシャレになりませんてば。

で、またこんな騒動が起きました。

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グルジアで燃料輸送列車が大爆発、線路上の地雷に接触

グルジアのゴリ(Gori)に近い軍事基地跡で24日、燃料輸送列車が線路上の地雷に接触し爆発した。グルジア内務省のShota Utiashvili報道官が明らかにした。

爆発はゴリから西に約5キロのSkra村に近い谷で発生した。地元の知事によれば爆発は列車が22日までロシア軍が占拠していた軍事基地近くを走行中に発生し、負傷者も出ているという。

爆発を目撃した地元住民によれば、列車がゴリから西に向かっていたところ激しい爆発が起き、その衝撃で数両の車両が脱線したという。AFPの記者は現場から数キロはなれた地点から激しい炎と濃い黒煙を目撃した。

現場近くでは野火も発生し、現在消防車5台が出動して消火にあたっている。車両のうち1両にはアゼルバイジャンのバクー(Baku)に本拠を置く石油会社アズペトロル(Azpetrol)のマークがあった。
(2008/08/24 18:30 AFP)
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忍者BlogだとAFPBBから画像を引っ張ってこれないのが残念。。
AFPBBにメンバー登録している恩恵にまったく預かれないとはこれいかに。

AFPBBの該当ニュースには、現地の様子を捉えた複数の画像がありますが、特にお気に入りはこれ。

20080824_train_bombed.JPGキャプションは次のとおり。

グルジアのゴリ(Gori)近郊で発生した燃料輸送列車の爆発事故現場付近に落ちていたロシア製砲弾カートリッジ(2008年8月24日撮影)。(c)AFP/MARCO LONGARI

このロシア製砲弾カートリッジを写真に収める意味がわからん。なにを演出したいんだ?

このニュースを見て、
「ロシアが、グルジア国内の石油輸送貨物列車に対して攻撃したのか。ロシアは本当にヒドイ国だ。おそロシア」と思い込めるような素直な性格に生まれてきたかったな。。と、思いますwww

んーとね。
8月17日の時点で、アゼルバイジャンからグルジア国内を経由する石油輸送ルートは閉鎖されたままじゃありませんでしたっけ?
それに、グルジアの石油積出港であるポチは、現在もなおロシア海軍によって海上封鎖されているんじゃなかったでしたっけ?

現時点で最新と思われるグルジア国内の石油輸送状況。

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グルジア紛争 石油輸送マヒ続く アゼルバイジャンに圧力

【モスクワ=古川英治】ロシア軍のグルジア侵攻により同国を経由したアゼルバイジャン産の石油輸出が停止している。ロシア軍がグルジアの幹線道路と鉄道網を遮断し、主要な港湾都市を封鎖しているためだ。ロシアは紛争を利用し、親欧米志向を強めてエネルギー輸出をグルジア経由に切り替えてきたアゼルバイジャンを勢力圏に取り戻す狙いだ。

ロシア軍が占領してきた中部の地域で16日に鉄橋が爆破され、バクーからトビリシを経由して黒海沿岸のバトゥーミやポチといった石油積み出し港を結ぶ鉄道網は不通となった。アゼルバイジャンの国営石油会社(SOCAR)は22日までに原油と石油製品を積んだ列車16本がグルジアとの国境で足止めになっていると明かした。
(日経ネット 2008/08/24 20:10)
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はて。この爆破されたと噂される(列車衝突など事故の可能性もあるらしい)貨物列車は、いったいどこからやって来て、どこへ向かうつもりだったのだろ??

なんとも不思議なお話でございます。

1) グルジア側がロシアを陥れるために罠を仕掛けた。
   →ロシア犯人説を国際世論が支持→紛争激化? うわ~勘弁。

2) ロシア側が、グルジアを陥れるために罠を仕掛けた。
((1)のシナリオに見えるようにわざわざ演出した)
   →グルジアの先走りを米・EUが非難→なかったことに(?)しつつ、ロシアは1枚カードGet。

3) CIAやイスラエル、またはイランなど、一方の勢力の背後にいる第3勢力が、こっそり仕込んだ。
       →1)、2)のどちらの説に傾くかは、実行勢力の思惑とこれからの世論次第。

さて、真相はいかに?
物理的に貨物列車を動かさなくてはならないのでグルジア側の関与はほぼ確定ですが、グルジアが単独で先走っちゃったのか、裏で唆した勢力があるのかは謎。

黒海には続々とアメリカ、スペイン、ドイツ、ポーランドの艦隊も出撃し、ロシアはロシアで頑として引かず、列強同士の睨み合いによる緊張状態が継続中。

自作自演臭が強いので、こんなネタを盾に(どちら側かが)攻撃を開始したら、それこそ世界中の笑い者になっちゃうだろ、とは思いますが。

えてして今までの大戦や地域紛争の端緒は、このような事件が発端だったことを考えると、事態は結構一触即発だなー、とヒヤヒヤ。

どちらの勢力によるものか真相は混沌としているにせよ、「自作自演wwww 乙」と笑い飛ばす世論こそが、紛争回避策につながったりして。
なんてね。

そんなこんなしている間に、またしても石油価格が上昇してしまうし。
同時に原油先物への投機筋の介入は認めない方向にアメリカが動こうとしているそうだし(サブプライム崩壊後の穴埋め用に原油市場をコントロール?)。
脱原発が進んでいたEU諸国が、CO2排出の少ないクリーンエネルギーということで原子力発電回帰を示唆しているし(まぁよくあるレトリックなんだけどさ。CO2排出だけが環境問題の焦点ではないだろ。使用済み核燃料の廃棄処分問題で次世代にツケをまわしたくないから脱原発を選択したというご立派な主張はどこへいったんだ)。

あぁ早く、石油でも原発でもない、次世代代替エネルギーの開発が進むといいのに。。

20世紀初頭の世界情勢にネジを巻き戻すかのような今回の事態は、ある意味で、あの理屈のよくわからないCO2排出権ビジネスの台頭に楔を打ち込むことにはなったような気もするな。

それが良いことなのか悪いことなのかは別として。

***
なんとなくキレイな音楽を聴きたくなったので、"Halleluja" by Elisa (cover of Leonard Cohen)の動画を貼ってみた。



"But love is not a victory march
It's a cold and it's a broken hallelujah"
というところが特に好き。

Posted by norlys - 2008.08.24,Sun
今週末は全国的に雨の予報につき、山の計画がお流れになってしまいました。残念。
仕方ないので、また~りインドアジムでクライミング。
目標10本! だったのですが、9本目にしてギブアップ。
平日夜と違って時間があるからのんびり休みつつ登ればいけるかな~と思ったのですが、むーん、甘かった。

ジムとはいえ、クライミングマラソンに備える体力がまだまだ不足していることを実感。
まぁでも、ぼちぼち頑張るしかないかな。

と。

ちょっと今更な話題かもしれませんが。。

8月13日、Youtubeに、露・グルジア紛争勃発時に、たまたま南オセチアのツヒンバリの親戚を訪問していたアメリカ国籍の12歳の少女が、幸いにも叔母と共に戦地を脱出しアメリカに戻り、米Fox Newsの生放送に出演してロシア兵への感謝を述べ、続けて叔母がグルジアのサーカシビリ大統領を非難したところ、司会者が動揺してCMに切り替わったという動画がうpされ、瞬く間に100万以上の再生回数を記録しました。

コレ。

News: 12 Year Old Girl Tells the Truth about Georgia


8月13日といえば、当時欧米のマスコミでは、グルジア擁護ロシア批判真っ盛り。
で、米Foxといえば、バリバリのウヨ保守派の放送局。その放送局のニュース番組内で、「ロシアこそ救世主、グルジアが悪」と語る現地の証言者が現れ、司会者がオロオロしちゃったものだから、それはもう話題騒然。

「仕込みに失敗したFoxとCIAは涙目」とか、「南オセチア出身の叔母さんと、その親戚の少女なのだから、グルジア批判をするのは当然だろJK」とか、「マスコミってさ、結局自分たちの都合のいいことしかプロパガンダしないわけよ」と、Foxの不手際やマスコミの情報戦を野次るコメントがわさわさ。

この動画への反響はとても大きく、国際世論が「ロシア=悪」から「ロシアもグルジアも悪」に傾いたきっかけのひとつとも言えるのではないかと。

でもねぇ。グルジア軍のツヒンバリ急襲は夜間攻撃だといわれているのに、親戚が経営する店とはいえ12歳の少女が夜分遅くにカフェにいるというのもなんだかね。謎。最初の空襲ではなく、その後の日中の攻撃だったんでしょか。謎。

それにねぇ。
冒頭で司会者が「12歳の少女が叔母と共に、『戦地から北に脱出し、ロシアに向かい、モスクワから飛行機に乗って(アメリカに)戻ってきた』」と力を込めて語るけど、いったいどういう経路で戦地を脱出し、紛争開始直後にアメリカに戻ったのかなぜ突っ込まないのかな。

紛争開始直後の8月10日にロシア軍がグルジアの首都近郊にあるトリビシ国際空港を爆撃したから、北に向かうのもやむなしとしましょ。

でも南オセチアの北側ってGoogle Earthで見ると山岳地帯なんだよな。しかも北オセチア共和国からモスクワってかなり距離があるよなぁ。とにかくアメリカに戻る! ということなら、なにもモスコーまで逃げなくてもよさそうなんだけどな。謎。

それにさ、南オセチアに滞在中でロシア方面に逃げ出したということからも、反グルジアの人間だとすぐにわかるものでしょう。Fox Newsのディレクターがそんな簡単こともわからないくらいにボンクラだとは思えないしな。

なんというか。12歳の少女とその叔母は、グルジア政府批判を語るために送り込まれ、敢えて(CNNでもABCでもなく)バリバリ保守派のFox TVのライブ放送の事故という形でリークされた、と推測すると色々な疑問がすとんと解消します。

政府主導でミエミエのプロパガンダを押し付けるよりも、偶発的放送事故+口コミで伝播の形をとったほうが信憑性がぐっと高まりますからね。

個人的に、もともと今回の露・グルジア紛争は露・欧米陣による出来レースだと考えているので、この放送事故も偶発的な出来事と考えるよりは、あらかじめロシアとアメリカの夢の競演により仕込まれたものなんだろなーと、そんな見方もあるかなと思うのでした。

FoxNewsで証言した12歳の少女とその叔母さんに対してロシアンメディアがインタビューをした後日談の動画。

Спасибо президенту России за спасение Осетии (Thanks the president of Russia for rescue of Ossetia)

後日談動画の中で、少女の叔母さんが「アメリカのマスコミが嘘を報道していることに愕然とした。生放送だからこそ、インタビューを引き受けた。南オセチアの現実を伝えなければ、と思った。自分たちのインタビューが放送されてから、CNNなどの欧米のマスコミの論調が(グルジア批判に)変化したと思う」と訥々と語っていました。
訥々と、余計なことには触れず、やんわりと個人の主観を押し通す。
おおっとプロの演技者だわ、この人たち、そんな疑いが深まりつつ。。

12歳の少女とその叔母さんにとって、彼女達が述べた内容は確たる現実であり厳然たる真実なのでしょう。
ただ、100人の人がいたら100通りの意見があるように、現実や真実もまた人の数だけ解釈があるものかな、と。

いずれにしても、12歳の少女とその叔母さんが無事に戦地を逃れたことは幸いだと思います。一刻も早く、現地に平和が戻ることを祈ります。これだけはすべての人にとっての真実であってほしいとも。

不穏な情勢が続くグルジア紛争ですが、最近ようやく「誰が得をするか」ではなくて「誰が損をするのか」というロジックで考えた方が、この紛争の背景がわかりやすいな、と思いました。

なにしろ、
アメリカはポーランドがMD合意でウマー、欧州への影響力Upでウマー
グルジアはNATO加盟が実現しそうでウマー
ロシアも世界各国への影響力Upでウマー
仏、独はEUでの発言力Upでウマー
イギリスはだんまりだけど株価指数がUpでウマー
スペイン、イタリアはなんだかよくわからないけどウマーww
イランは米の圧力を一時的に回避できそうでウマー
中東諸国は石油価格維持でウマー
トルコも自国の注目度Upでウマー
インドは核問題で大目に見てもらえてウマー
イスラエルは、あんまりうまくないけど、まぁひどい目にも遭わなさそうな

この件であまりおいしい思いをしないのは、ひとりオリンピックで大いに盛り上がっている中国かな。。と思えてきたのですが、さて??

オリンピック開会日当日に紛争が勃発したこととか。
国連での決議に委ねるのではなく、欧米の強国が勝手にあれこれ推し進めていることとか。
上海の株式市場がじりじりと下がり続ける一方で、原油価格が再び高値維持になりそうなこととか。
「悪の枢軸国」がことごとくロシアとがっつり協力姿勢を表明していることとか(中国にとってロシアは仮想敵国ですし)。
中国とロシアの国境線が先日平定されたこととか(紛争介入の口実封じ?)。

できすぎた偶然かもしれないけれど、中国への梯子外しとアジア経済沈没フラグがほんのり浮かび上がってくるような気がしなくもないよーな。

さて。。??
Posted by norlys - 2008.08.22,Fri

またしても、ロシア・グルジア紛争の話題。

ううう、どう反応したらいいんだ。。。

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世界的指揮者ゲルギエフ氏が南オセチア州都で野外演奏会

【ウラジカフカス(ロシア北オセチア共和国)=緒方賢一】
世界的に有名なロシアの指揮者ワレリー・ゲルギエフ氏が21日夜、グルジア南オセチア自治州の州都ツヒンバリで、自身が芸術総監督を務めるサンクトペテルブルクのマリンスキー劇場管弦楽団を率いて野外演奏会を開いた。

ロシア大統領府が支援し、国営テレビが中継。メドベージェフ政権はクラシック界の巨匠を通し、南オセチアの「解放」を印象づけた。

演奏会は、戦闘で一部が破壊された州議会庁舎前で開かれた。ウラジカフカス出身で親ロシアのオセット人のゲルギエフ氏は、住民やロシア軍兵士ら約500人の聴衆を前に「ツヒンバリでの恐ろしい出来事の真実をすべての人に知って欲しい。ロシアの支援がなければもっと犠牲者が出ていたはずだ」などと述べた。

同氏と楽団員は黒い衣装で舞台に立ち、犠牲者に弔意を表した。

演奏会では、第2次大戦中に作曲され、ナチス包囲下のレニングラード(現サンクトペテルブルク)で演奏されたショスタコービッチの交響曲第7番「レニングラード」などを披露した。
(読売新聞 2008/08/22 13:57)
-----------------------------

ゲルギエフ氏が北オセチア共和国出身のオセット人だったとは知りませんでした。あくまでも「ロシア人」だと思っていました。まぁ、それはそれで(ロシア人ということで)間違いないのですが。

まずは。
民族、国籍を問わず、この紛争の犠牲者の方々には深い哀悼の意を表します。

現地の方にとっては、今は音楽よりももっと必要なものがたくさんあるかとは思いますが、音楽の力で一時的にでも辛い現実を忘れることができたら、音楽が明日への活力になれば、そう願います。

ただ、なんで選曲がショスタコの「レニングラード」なんだよ~!!! (爆

笑えばいいのか、泣けばいいのか、リアクションに困る。。。

上記記事のオレンジ色の箇所にもあるように、このショスタコの7番は、「第二次世界大戦のさなか、ナチス・ドイツ軍に包囲(レニングラード包囲戦)されたレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)市内で作曲された、戦争をテーマとした交響曲として知られる。」(Wikipedia)わけでして。はい。

もう、狙いすぎ~www

それにしても、あぁ、なんなのこの演出の準備万端っぷり。
壮大にして大編成の交響曲だよ、ゲルギエフ指揮だよ、いつからこのコンサートが準備されたのだろ?
さすがはおそロシア

こうなると、露国内の株価指数が急下落↓しても、それすらも織り込み済みなんではないかと疑う陰謀厨です。
(「(8/21)ロシア、株・通貨下落 グルジア紛争受け資金逃避鮮明に(日経ネット)」)

だって、そうでもなきゃ、

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ロシアがシリアへの武器供与を検討

シリアのアサド大統領は21日、ロシア南部ソチでメドベージェフ大統領と会談した。インタファクス通信によると、ロシアのラブロフ外相はソチで記者会見し、シリアへの最新の武器の供与を検討すると述べた。

外相は「(供与する)武器は防衛用で、地域の軍事バランスを崩さない」と説明したが、ロシアの軍事支援はシリアと対立するイスラエルや米国を刺激しそうだ。

アサド大統領は会談で、ロシアによるグルジア・南オセチア自治州への軍事介入を支持。「グルジア側による挑発に対処した」と擁護し、ロシアが軍撤退に同意したことを評価した。シリアがゴラン高原を占領するイスラエルとの和平交渉を間接的に再開したことにも触れ、交渉での支援をロシアに要請した。

メドベージェフ大統領は、南オセチア問題でアサド大統領がロシアを支持したことに感謝。2国間の関係発展を強調した。
(日刊スポーツ 2008/08/22 2:42)
-----------------------------

なんてニュースで欧米の世論をさらに刺激しようなんて思わないでしょ。
あぁ何度でも言うわ。このおそロシア

シリアといえばイランの大のお友達。先日宇宙衛星の打ち上げに成功し、「すわ、これはミサイル開発中との牽制か?」と、親米諸国の肝を冷やさせた、あの悪の枢機軸国家、イランの。
また、北朝鮮がシリアの核開発に協力したとの噂もあります。
ロシアはベネズエラとも積極的に関係を強化中(「ロシアとベネズエラ、エネルギー協力強化へ」(朝日新聞 2008/07/23 23:37))だし。

シリア、イラン、北朝鮮、ベネズエラ。。。悪者(?)勢ぞろいすぎて眩暈が。。。くら~り (゚д゚lll)

EUとアメリカの政治的ロジックの破綻(コソボ独立(民族自決)を支持し、南オセチアのロシア併合に反対(領土保全))を糾弾し(チェチェン問題棚上げで…)、国連などの国際議会の場に独自提案を連発し、アメリカがテロ国家指定した国との仲を見せつけて、いったいロシアはなにがしたいんだろ。。なにが狙いなんだろ。。

民主主義とパクス・アメリカーナの完全なる終焉と、世界の新秩序への第一歩?
第2次世界大戦以降の版図のリデザイン?
(そのとき、中東情勢とイスラエルはどうなるんだろ?)

まさかな。それはちょっと壮大すぎる。

(ロシア連邦の領土拡大は、たぶんないと思う。わからないけど。資源確保以外の目的で今時ムダに領土を拡大したってあまりよいことないし、ロシアでも自国民の出生率低下が問題になっているそうなので)

できることなら、しばしばそう思いますが、タイムマシンに乗って遠い未来から今という時代を見てみたい、強くそう考えます。

ま、無理な話なのですが。

ショスタコ関係を探したら、5番ばかり大人気で、7番は第1楽章しか見つかりませんでした。残念。



■後づけの蛇足
2004年に起きた北オセチア共和国での小学校占拠テロ事件に対する追悼チャリティコンサートにおいて、ゲルギエフ氏は泣きながらタクトを振っていたとのことです。。
今回のコンサートの主催者の手際の良さには驚かされますし、音楽が政治のプロパガンダに用いられる点には違和感を覚えますが、演奏者の方々の真摯な思いを踏みにじるつもりはありません。

民族紛争はかくも解決の難しい問題であること、武力行使(国際法に則ろうが、テロであろうが)が一切問題の解決にならないことを改めて認識するばかりです。

■Related Entries:
ミサイルの欧州 (2007/11/18)
平和の祭典中ですが… (2008/08/19)

■My personal memo

新聞社のサイトからはすでに「404 NOT FOUND」だったので、サルベージ。
それにしても日本の報道関係の記事って、消去するのが早すぎませんか? そんなにサーバー容量が少ないのかねぇ。。
------------------------------------------------------------
NATO、露に譲歩案示す…グルジア駐留を事実上容認 (2007年11月14日9時18分 読売新聞)

米国が東欧で進めるミサイル防衛(MD)システム配備計画に反発し、ロシアが対抗策として
欧州通常戦力(CFE)条約の履行停止を表明した問題で、北大西洋条約機構(NATO)が
これまでの姿勢を転換し、旧ソ連圏グルジア領のロシア軍駐留を事実上容認する妥協案を
提示したことが13日、明らかになった。

条約が失効すれば、冷戦後の欧州の安全保障環境を根本から揺るがしかねないとの危惧が
あるためで、ロシアの出方が今後の焦点となる。

複数のNATO関係者によると、同案は、グルジアからの独立を求めるアブハジア共和国に
多国籍の平和維持部隊を派遣。同共和国に現在駐留している約2000人規模のロシア軍
部隊を縮小したうえで、平和維持部隊に組み込む形で駐留継続を認めるというもの。

NATO加盟国が高官級協議で了承したうえで、10月12日にモスクワで開かれた米露外務・
国防担当閣僚(2プラス2)会合などでロシア側に示した。ただ、部隊派遣国の選定などを
巡って調整が必要で、ロシア側は回答を留保している模様だ。

欧州各国が配備する通常兵器の上限を定めたCFE条約は、「冷戦後の欧州の安全保障
体制の要石」(駐NATO米代表部幹部)と位置づけられる。ロシアは7日、CFE条約の履行
停止に関する法案を議会で可決するなど、12月12日の履行停止期日に向け、手続きを
着々と進めている。

安保・防衛問題研究所(本部・ブリュッセル)のガイルズ・メリット所長は、ロシアがCFE条約の
履行停止に踏み切れば、「米露の関係悪化が固定化し、NATOは冷戦後戦略そのものの
見直しを迫られかねない」と指摘する。グルジアとモルドバに駐留するロシア軍の撤退を
求めてきたNATOが、方針を転換した背景には、こうした加盟国共通の危機感がある。

NATO関係者によると、米国を始めとする加盟国は、今回提案にロシアが歩み寄りを
見せない場合、条約未加盟のバルト3国への兵器保有上限の導入など、ロシア側の要求に
さらに譲歩を重ねてでも、履行停止を思いとどまらせる意向だという。グルジアと同じ旧ソ連領の
モルドバに駐留するロシア軍部隊についても、NATOは駐留追認を検討している。

一方、条約が失効すれば、ロシアもNATO軍の動向を把握するのが困難になるなど、軍事
戦略上のデメリットはある。

このため、今後は双方の思惑の探り合いが激しくなりそうだ。NATOは条約失効回避へ向け、
今後1か月間で集中的にロシアと協議を行う方針で、MD問題などについても同時に議論が進む
可能性が高い。その協議の行方が、欧州の安全保障情勢を大きく左右することになりそうだ。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071114i202.htm (ALREADY REMOVED.)
------------------------------------------------------------

Posted by norlys - 2008.08.21,Thu

22日までにロシア軍の撤退完了見込みとの発表があるものの、依然として緊張状態が続くグルジア情勢。

自分はロシアもグルジアも支持しません。紛争解決に武力を持ち出した時点で許容できません(ま、理想論でしかないし、自分が一方を支持したところで状況の変化にはミリとも寄与しませんが)。

この紛争に関していろいろなニュースやブログを見ても、すべてを鵜呑みにすることはできず、なにが真実なんだかさっぱりわかりません。わからないなりに、色々と情報を集めること自体は面白いのですが。

真実というものはなく、事象と感想の断片があるだけなんだな、と。

これだけネットが普及すると、政府発表から報道機関のニュースからお偉い評論家さんの分析まで、おしなべて個人ブログに見えてくるから面白いです。自分が信じたいことが真実なんだ、そんな気すらします。

未来の考古学者たちは、これらの膨大な量の資料を前に現代を読み解くのに頭を抱えちゃうんじゃないでしょか。そもそも人間が歴史から学ぶことなど滅多にないのに、人はなぜ歴史を学ぶのでしょう。
な~んてね。

さて。グルジア-イスラエル-米CIA-EUとロシア-シリア-イランの2系統のそれぞれの陰謀論が囁かれたり、ユダヤ系シンクタンクの存在だの米大統領選挙候補者に絡んだ憶測だのが飛び交っていて、とても興味深々の国際陰謀・諜報劇だけど、これは現実なんだとふと我に返ると勘弁してくれよ~。。。とも思います。
(この紛争はさておき、個人的にはハッカビー候補が脱落してしまった現在、消去法で同じ共和党のマケイン候補支持なんだけど、なんかタイミング良すぎて不安~)。

ただただ可及的速やかに軍事緊張が解けて、現地の人たちが平穏な生活を取り戻せることを祈ります。

そういえば、「ロシア軍部の一部の暴走/プーチン露大統領の影響力低下?」という憶測もあるけれど、端から見ていると、ちっともそんな気配は感じられないような(勝手な憶測だけど)。

ロシア軍は常にきちんと統制がとれていて、国際世論というリアクションに応じて非常に柔軟にかつ確実なアクションを続けているように見えますよ。
自分が檻の中に閉じ込められた(国際社会の一国という立場をわきまえた)獣であることを悟り、自分の爪の鋭さを知りつつ、相手をもて遊んでいるシベリアンタイガー、そんな感じ。誉め過ぎかな。。

んで、ロシアが本気でグルジア(の南オセチア)に構うものだから、米国のミサイル防衛(MD)計画がすんなり通っちゃいましたよ。

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MDで正式調印、米とポーランド ロシアの一層の反発必至

ワルシャワ訪問中のライス米国務長官とポーランドのシコルスキ外相は20日、ワルシャワで米国が東欧で進めるミサイル防衛(MD)計画の迎撃ミサイル施設をポーランドに建設する文書に正式調印した。迎撃ミサイル計10基を配備する。

合意文書はポーランド議会の承認が必要だが、支持が多数派となっている。

長官は、今回の合意を両国間の戦略的協力、友好関係の表れと称賛。ポーランドのトゥスク首相は今回の合意で同国と米国の自衛力が一層高まったと強調した。

長官は、MDはイランや北朝鮮の中距離ミサイルの脅威に対抗するものとし、「特定の国を狙ったものではない」とも強調した。MDについてはロシアが自国の防衛戦略から強硬に反対、迎撃ミサイル施設建設に踏み切った場合、ポーランドに対する報復措置も警告している。

米ロ関係は現在、ロシア軍が軍事介入したグルジア、同南オセチア自治州の武力衝突で悪化しており、今回のMD調印で一層こじれるのも必至だ。

今回の合意へ向け、米、ポーランドは過去1年半にわたって交渉。ポーランドはミサイル施設を受け入れる条件として自国防衛力の強化への協力を米国に求め、話し合いは難航模様だった。グルジア情勢を受け、両国が妥協を急いだ背景もある。

ポーランドは今後、米国から地対空誘導弾パトリオットの供与も受ける。MDでは、米国がレーダー基地をチェコに整備するが、両国は既に合意している。
(2008.08.20 Web posted at:  20:12  JST Updated - CNN/AP)
------------------------------------------------

MD計画に関して、興味深い数字がありました。

------------------------------------------------
MD賛成派が優勢に ポーランド

米国がポーランドに配備を計画しているミサイル防衛(MD)施設建設について、ポーランド国民の58%が賛成し、支持派が過半数となったことが同国の民間調査会社の調べで分かった。18日付の地元紙が報じたもので、反対は37%だった。

前回の2007年3月の調査では、51%が反対、賛成は30%だった。

今回の調査は、両国が計画に合意した後の16日に実施。ロシアがグルジアに侵攻したことが、旧ソ連の影響下にあったポーランドの国民に変化をもたらしたようだ。(共同)
(usfl.com 2008年08月19日 10:41 PST)
------------------------------------------------

約2年に及ぶ交渉を重ねながらも、ロシア関係悪化を懸念して決断しかねていたポーランドがいともあっさりOK出しましたとさ。
オチは決まっていて(まぁほぼ確定だった)あとは背中を押されるタイミング待ちだったということなんですかね。

今回のようにロシアが表に出れば出るほど、民主化した東欧諸国は喜んでアメリカの傘の下に飛び込む、と。はいはい、出来レース、出来レース。

だって、こんな事態になることは、よく考えなくてもわかるじゃないですか。
陰謀術数に長けたプーチン帝王が、まさかそんなこともお見通しじゃないなんて、絶対に思えないんだけどなー。

このMD計画に対するロシアの反応はちょっと過剰じゃないの~ってくらい、当初から猛反対しまくり。
そらまー、遠く大西洋の向こうの大陸にあるアメリカ様がわざわざヨーロッパに戦略拠点を築くという点も胡散臭いことこの上なしなんですが。

なんというか、このMD計画を巡るアメリカとロシアの反応は、まるで町娘と悪代官の猿芝居に見えるんですが。ロシアがウブな町娘役を演じているのだと想像すると、大層気持悪いんですけどもwww

まぁアメリカへの対抗策として、シリアやベラルーシにロシア側のMD計画を構想中ですので、どうしたってウブな町娘じゃ役不足(役者不足じゃないよ)ですね。

おまけに。
先日、ドイツのメルケル首相がグルジアのNATO加盟支持を表明(AFP時事 2008/08/17 23:49)だそーです。
いままでグルジア側が、サーカシビリ大統領の2004年の大統領就任直後から、積極的にNATOにラブコールを送ってきたものの、加盟国によるロシアへの遠慮もありなかなか承認を得られそうになかったNATO加盟がついに現実になりそうな。

ロシアが一歩踏み込んで強面を演じたら、至極アッサリと、米MD計画とグルジアのNATO加盟が前進。

なんだろな。このシナリオ、ちょっとできすぎのような。。

現地住民の方々を除いて、この件で損をするのは誰なんだろ。
巷では、グルジア軍への深い関与と暴走が非難されそうなイスラエルがドジ踏んだ、という噂もしきりですが。

あと。虎視眈々とタイミングを読んでいたロシアが、BTCパイプラインなんかより遥かに価値があって手中に収めたいものってなんなんだろ。

はて。。??

■Related Entry
ミサイルの欧州 (2007/11/18)

■おまけ。

ぜ~んぜん関係ないけど、ハッカビー候補者のAd ↓

"Chuck Norris Approved." ということで、俳優のチャック・ノリスと競演。どうせ遠い国の他人事なので(おいおい)ヲチるには面白い人物だったんですけどねぇ。。

マケイン候補の対アジア政策を信じるとして、イチ日本人としてはマケイン、ガンバ☆ と応援していますが、マケインさんのAdは打倒オバマ剥き出しでちっとも面白くないんだな~。面白ければいいってもんじゃないけどさ。

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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

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