(仕事場で書きかけのまま外出したので、帰宅後修正)
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沖縄ではすでに梅雨明けとのこと。関東地方は梅雨に入ったというのに、まったく雨の気配がないまま。
休日に晴れマークはうれしいのですが、原油高で円安でさらに水不足となると、さてはて。。
朝鮮総連問題では、検察が朝鮮総連の(実質トップといわれる)ナンバー2、許宗萬(ホジョンマン)責任副議長から事情聴取中とのこと。情報提供(や、おそらく身柄の保護)と引き換えに、どんな爆弾ネタが出てくるのかワクテカです。
(安部晋三氏の旧HPで)たどれる限りでかれこれ9年近く、一貫して北朝鮮問題に対して強硬姿勢で取り組んできた安部政権の総仕上げをとくと拝見したいと思います。
北朝鮮関連のトピックをいくつかクリップ。
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ヒル国務次官補がきょう電撃訪朝 22日まで
Iza! β版 2007/06/21
6カ国協議筋は21日、米国のヒル国務次官補が同日、北朝鮮を訪問することを明らかにした。
塩崎恭久官房長官は21日午前の記者会見で、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補が、同日中に訪朝することを日本政府として確認したことを明らかにした。(中略)
これに先立ち、麻生太郎外相は同日朝、ライス米国務長官と電話会談を行った。この中で麻生氏は、(1)日朝平壌宣言にのっとり北朝鮮と国交正常化する用意がある(2)北朝鮮が拉致問題を含む日朝関係に正面から取り組むよう期待する-との日本の立場を北朝鮮に伝えるよう要請した。
これに対し、ライス氏は「間違いなく日朝関係についても提起する。ヒル次官補は(北朝鮮からの)帰路、日本に立ち寄り、訪朝結果について説明する予定だ」と答えたという。
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ヒル米国務次官補が北朝鮮訪問へ
NIKKEI NET 2007/06/21
塩崎恭久官房長官は21日午前の記者会見で、米国のヒル国務次官補が同日から北朝鮮を訪問することを明らかにした。塩崎長官は「日米は緊密に連携しており、(同氏の訪朝は)事前に調整している」と強調した。
これに先立ち麻生太郎外相は同日午前、ライス米国務長官と電話で協議。日本側からは北朝鮮に拉致問題の解決に真剣に取り組むよう米国から求めることなどを要請した。 (11:51)
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←だれこのオッサンw と思ったら、なんと今日北朝鮮を「電撃訪問」する予定のアメリカのクリストファー・ヒル国務次官補でした。
2006年12月16日に来日されたときの様子。
ライオンズのキャップがポイントです。
なんでも大の野球好きで、北朝鮮に電撃訪問する前夜(6/20)も神宮球場のレフトスタンドでヤクルト-西武戦を観戦していたそうな。
ヒル国務次官補が訪朝することについては、日本政府側への事前通達がなかったとか、いやあったとか、なんか賑わしい。
事前に通達がなかったとしたら「日本は拉致問題に拘りすぎて、6カ国協議から外されたのだ、ざまぁ」という見かたもできなくはない。
でもね、まさか、そんなねぇ。。。と、思うのだけど。。。
電撃訪朝って、なんだか2002年の小泉前首相の行動を思い出す。
もしかして、北朝鮮を説得するにはヨネスケ方式が有効?
iza! と同じ産経新聞系列のZAKZAKは、もっと刺激的な見出しを用意。
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ヒル米次官補が電撃訪朝…日本政府無視の「極秘作戦」 (2007/06/21)
ヒル国務次官補の写真のキャプションも、「柔和な顔に似合わず、意外にも役者だったヒル国務次官補(ロイター)」と皮肉な口調。
むしろ、朝日新聞の方が「事前に通達があった」という日本政府の主張を淡々と掲載している。
ヒル次官補、訪朝 核の無能力化など協議か (2007/06/21)
日本政府の意見で締めくくられるものの、中国と韓国側の談話までとってくる素早さはさすが両国とツーカーの朝日ならではの技(褒めてます)。
それにしても。。。朝日さんや毎日さんが、このヒル国務事務官補の初訪朝を淡々と受け止めて、
「日本は拉致問題解決に拘泥しすぎて6カ国協議の足を引っ張っている」とか「拉致問題よりも核の脅威が重要」とか「拉致問題はそれはそれとして、北朝鮮に早急な人道的支援を」という論陣を張らず、産経新聞がいち早く何度も「電撃訪朝」と強調している点がなんか引っかかります。
朝日・毎日が「電撃」と驚き、産経が「予定の訪朝」のように記事を書くのなら、「おっとアメリカの先制攻撃」と喜べるのですが、どうやら形勢は逆のようですね。。。
なんでも、今回のヒル国務次官補の訪朝は北朝鮮側からの要請を受けて、急遽決定したものだそうですし。
ヒル国務次官補の勇み足で、また次の支援策を北朝鮮から要求される無限ループに陥らなければよいのですが。。
さても韓国の新聞、中央日報のニュースはやけに詳しい。
予定されている北朝鮮側の登場人物までつまびらか。
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ヒル氏、平壌入り…「失われた時間補おう」
中央日報 2007/06/21
ヒル米国務次官補が21日正午35分、北朝鮮平壌(ピョンヤン)に到着し、北朝鮮核問題の解決に向けて「失われた時間を補うことを希望する」と述べた。
在日本朝鮮人総連合会の機関紙、朝鮮(チョソン)新報・電子版によると、北朝鮮外務省の李根(リ・グン)米州局長がヒル次官補一行を出迎えた。北朝鮮の朝鮮中央通信も、この日「米国務次官補のヒル氏ら一行が、21日に飛行機で平壌入りした」と伝えた。ヒル次官補は、平壌順安(スンアン)空港で朝鮮新報との会見に臨み「同地域の問題を協議するために来た」とし「6カ国協議の過程を進展させることを望んでいる」と語った。
続いて「今春から失われた時間を補うことを望んでいる。良い討論を期待している」とした。ヒル氏一行は空港の貴賓室で、李局長らと約10分間歓談した。朝鮮新報は「6カ国協議の米首席代表が訪朝したのは初めて」と意味付けた。ヒル氏はソン・キム国務省韓国課長らと共に21日午前11時22分、韓国烏山(オサン)基地で軍用機に乗り、平壌へ向った。同氏は22日まで平壌に滞在し、姜錫柱(カン・ソクジュ)第1外務次官と金桂冠(キム・ケグァン)外務次官らと6カ国協議の合意履行と朝・米国交正常化問題などについて協議するものと見られる。
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なんだ、金総書記は出てこないのか。。。と、少し訝る。呼びつけておいて、それは失礼じゃないの? 米国務次官補なんて、北朝鮮総書記に直々にご対面できる身分じゃないってこと?
来週明けに予定されているIAEAの査察までに、北朝鮮側としてはなんらかの話をつけておきたいのだろうと推測するけれど、いったいどうなることやら。
と。そこに、韓国が北朝鮮への米支援を行うかも。。。というニュース。
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韓国、北朝鮮へのコメ支援40万トンを一両日中決定
(NIKKEI NET 2007/06/22)
【ソウル=池田元博】韓国外交通商省は21日、ヒル次官補の訪朝を歓迎し、6カ国協議で2月に合意した初期措置履行を含め「朝鮮半島の非核化に関連した具体的行動を促進することを期待する」との声明を発表した。今回の訪朝を契機に「米朝関係の正常化過程を進展させる基礎がつくられることを期待する」とも表明した。(以下略)
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ということで、そうかこれがカラクリか。。。と勝手に結論づけると、なんかちょっとスッキリ。
韓国側主導で、米-北朝鮮の国交回復を目論んでいるのかな。。
そう考えると、今日Google Newsで見かけたこの記事の収まりもよろしくなりそうですが。。
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北朝鮮は朝鮮半島の非核化を目指している=フィリピン外相
世界日報 2006/06/21
北京 21日 ロイター】 北朝鮮訪問を終えたばかりのフィリピンのロムロ外相は21日、北朝鮮は朝鮮半島の非核化と、2月の6カ国協議での合意に沿った核関連活動の停止を実現させようとしているが、一方で関係国が「行動対行動」の原則に従うことを期待している、と述べた。(中略)
さらにロムロ外相は「総書記と外相は、合意履行のカギは相互の信頼関係であるということ、そして行動対行動の原則を強調した」と述べた。
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ちょっと電波度が高いので、どこまで談話の内容を信じたものかは不明です。
自分たち(北朝鮮)の主張をフィリピン外相談話として発表しているようにしかみえない記事なので。
推測できることは、この比ロムロ外相が最上級クラスの喜び組に囲まれて歓待されたため、北朝鮮の犬になりさがってしまったのだろう、ということ。ナムナム。。。
てか、なんでフィリピン?? 6カ国協議に関係ないじゃん。
しかも金総書記にご対面されたとな? 思わぬところで生存確認。そうですか、まだご存命でしたか。。。。。
ところで。
この比外相が伝聞してくださった北朝鮮側の「行動対行動の原則」というメッセージの真意はどこにあるのだろう。。?
と、考えていくと、今回のヒル国務次官補の訪朝について、毎日さんと朝日さんが控えめな報道しか出していない点が、やっぱりなんとなくわだかまる。
世界日報並みに北朝鮮のプロパガンダを垂れ流して、安部政権の対北朝鮮外交政策を声高に非難するとしたら、まさに今がチャンスではないの。。?
朝日さん、「行動対行動の原則」の意味を教えてくださいー。
ヒル国務次官補については、対北朝鮮外交においてあまりよい評判を聞きませんが、わたし自身は彼の評価を下せるほどには詳しいことは知りません。
また、アメリカの国益がすなわち日本の国益ではないので、彼が日本の主張を強い姿勢で代弁してくれる可能性が100%とは思いません。ただ、アメリカが日本の意向を無碍にすることはない、と一縷の望みを託すだけです。。
ところかわって、朝鮮総連問題に対する韓国大手新聞の論説。
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【萬物相】路頭に迷う朝鮮総連
朝鮮日報 2007/06/20
(省略。。)
今回朝鮮総連は、とうとう自分たちが後生大事にしてきた本拠地を追われる状況に直面した。すべての責任は北朝鮮にあるといえるだろう。
李先敏(イ・ソンミン)論説委員
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この論説は、朝鮮総連と北朝鮮との関連性や問題を時系列で詳しく述べている。
日本政府が1998年から2002年にかけて行った在日朝鮮信用組合破綻に対する総額1兆4千万円にのぼる公的融資についても、きちんと言及している。
その結びが、「責任は北朝鮮にあるといえるだろう」だ。
もっともだと思う。同胞自らそんなにバッサリ言い切っちゃっていいの? とか、それに比べたらよほど日本の毎日新聞とか朝日新聞の方が北朝鮮にやさしいなぁとか思いつつ。
と主張するその裏で米に取り入って北朝鮮支援を進める韓国。
まぁ、北朝鮮という体制が瓦解したら一番被害を被るのは韓国だから、策に奔走するのは仕方ありませんね。。
先日青森に漂着した脱北一家もお引き受けいただきありがとうございました(to 韓国)。おかげさまで、日本にとってはよい前例ができました。
それにしても、なんだなんだ、なにが起こるんだろ。。嵐の前の静けさのような悪寒が。。
韓国が背後で米朝関係強化を働きかけているという推測がアタリならば、導火線に火がついた爆弾を互いに押し付けあっていて、今まさに韓国の手中にソレが落ちたところ。。。のようにも見えますが、もしかして火中の栗を拾わされたのはアメリカなのでしょうか。。。うーむ。。
一方で、これ以上北朝鮮を刺激してはならぬということで、日本における朝鮮総連問題の進捗に影響がでないことを懸念しつつ、
対北朝鮮への強硬路線をひた走ってきた安部総理なので、きっと刺し違える結果となっても初志徹貫されることと信じています。てか、ぜひそれでお願い。
あ。見落とし。
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北朝鮮:IAEA訪朝「日程確定せず」 送金遅れ理由に
毎日新聞 2007/06/21
【ワルシャワ会川晴之】在オーストリア北朝鮮大使館は21日、国際原子力機関(IAEA)が来週に予定する北朝鮮訪問について「受け入れ準備を進めているが、訪問日程は確定していない」との声明を発表した。IAEAも「訪問日程を調整中」との報道官談話を発表した。(以下略)
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うは。
さすが北朝鮮スポークス担当の毎日新聞。
さすが北朝鮮。アメリカ側の代表を呼びつけておいて、この対応。ソコに痺れる、憧れる(嘘)。
BDAの北朝鮮関連口座に振り込まれたお金は、いったい今どこに?
さてはて。。
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2007/06/18-19:19 無戸籍女子高生、旅券取得を断念=母親の前夫の姓記載で
外務省にパスポート(旅券)の発給を申請していた滋賀県在住の無戸籍の女子高生が、旅券に記載されるのが母親の前夫の姓であることを理由に、取得を断念したことが分かった。支援者が18日、明らかにした。女子生徒は、予定していた海外修学旅行への参加を見送る考えだという。
外務省は、人道上やむを得ない場合は、無戸籍でも前夫の姓で旅券を取得できるよう旅券法の省令を改正し、今月1日から施行している。女子生徒は、母親の離婚の理由が前夫の暴力だったことから、再婚後の父親の姓で旅券を発給するよう麻生太郎外相に直接要請していた。
(引用元:時事通信 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007061800828)
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この坂上クミ(仮名)ちゃんを支援する「ながきのりこ」氏のWebサイト。
「ながきのりこ」氏は、民法と戸籍を考える女たちの連絡会(みこれん)を主催。
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http://www.nagakinoriko.com/index.html
前述の、ながきのりこ氏とともに坂上クミ(仮名)ちゃんの支援者のWebサイト。
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「戸籍がない子にもパスポートを!」という運動
いずれのWebサイトも、「女性の地位向上」のほか、「婚外子の差別撤廃」「戸籍制度の撤廃」などなどを主張しているヒトビトや団体がてんこもり。またプロ市民か。。。とうんざりしながらも、いちおう彼女たちの主義主張を見てみる。めまいがする。
この団体の主張に沿う形で、民法の規定の見直しが続々と行われている。
「無戸籍でも住民票の取得可能(本籍地欄には「本籍なし」と表記) (2007/5/31 東京地裁判決)」「無戸籍でも運転免許証取得可能(本籍地欄には「本籍なし」と表記)」「離婚後300日規定の特例(医師の診断書が必要)(2007/5/21から)」「無戸籍でも前夫の姓でのパスポート発給可能(出生証明が必要)」
なるほど、成果はあげているようで。でも、ひとつを許可したら次を要求する果てしない主義主張の先の、彼女たちの最終目標はどこにあるのかと考えると、ほんのりそらおそろしい感もあり。
どんな例外にも対応できる完全無比なシステムは少なくて、そういう場合は運用でカバーしたり、システムをアップデートすることで対応する。法律もまたしかり。
今月出発予定ということもあって、前夫の姓ならパスポートを即時支給してあげるよと、麻生外務大臣が直々に伝えるも、坂上クミ(仮名)ちゃんは「今のお父さんの名前じゃないとイヤ」とダダをこね続けている。
政府側としてのポーズもあるだろうけれど、この提案はものすごい譲歩だと思うのだけれど。。
枠組みの中で取り計える最良の提案を不服としてまで「今の父親の姓」にこだわる理由がわたしにはさっぱりわからない。
いいじゃん、せっかくの機会なんだから、さっさとパスポートをもらって楽しんできなよ、と思うのだけど。
だけど、坂上クミ(仮名)ちゃんは頑なに拒否。背後にいる支援団体に「言わされている」感が漂いつつも、本人とコトの発端を産み出したお母様はすっかり洗脳されたのか、完全に被害者ヅラ。
女子高生ながらに立派なプロ市民ぶりです(と、わたしの目には映ります)。
前夫のDVが理由で逃げ回っているので、戸籍を取得することで現在の居場所を知られたくないという前提があるわりには、なぜわざわざ団体の広告塔になってこんなに大騒ぎをするのか?
代理人を通じて無戸籍女子高生こと坂上クミ(仮名)ちゃんの戸籍登録の手続きをして、現夫と養子縁組するという方法を選ばなかったのはなぜ?
もしDV前夫への不安が残るなら警察に保護をお願いすればいいのでは?
彼女たちの主張の論理が破綻していて「最終目的」が不透明なので、考えるほどに頭がぐるぐるとまわる。
論旨が不明なまま粘っこい主義主張を繰り返しているようなので、わたし自身も生物学上はいちおう女だけれど、彼女たちが謳う「女性=社会的弱者」像が、正直なところ果てしなくうっとうしいと感じる。
「300日規定」というのは、妊娠中の女性が離婚された場合に、生まれた子供の救済措置として設けられた意味合いもあるという。それを逆手にとって、すぐに再婚できない女性は不利と騒ぐのだから、同じ性別ながら女性はわからない。それなら、子供を身ごもったままダンナに捨てられる女性の救済はどうなるのだろう。自分たちの主張が、他の第三者の不幸を招くかもしれないことは想定できないのだろうか。
いや、そもそも坂上クミ(仮名)ちゃんのお母様はDV前夫との離婚が成立する前にクミ(仮名)ちゃんを出産しているので、この300日規定の救済対象には入らない。コレ重要。
16年間も逃げ続けならなければならないほどに悪劣なDV前夫にめぐり合ってしまったことはとても不幸だけれど、だからといって離婚成立前に制度上の夫以外の男性の子供を産むのはどうなのかと。
(2chでは、A=DV前夫、B=生物学上の父親、C=現在の、母親の再婚相手、という3人の男性説や、A=DV前夫ただし離婚未成立、B=現在のパートナー(未入籍)という説が流れていて、いずれにしてもそれがほんとうならこの母親の振る舞いをさらに激しく非難するところですが、未確認情報のようなので傍らに置いておきます。マスコミはもっとこの点を突っ込むべきだと思うのだけど。。あと、前夫はどれだけDV野郎だったのかの検証も。)
「世の中の男性がことごとくDV夫となり女性はみな離婚成立前に他の男性と不義をおこして婚外子を儲ける」というレアなケースを持ち出して、だからこんなに不幸なのだという主張はどうなのかと。
おまけに。
ながきのりこ氏の活動内容をつらつら眺めると「1998年 国民葬背番号制導入(住基ネット)に反対する集会をひらく」とある。
えーと。。。
戸籍制度は確かに世界でも少数派で、「家族」単位の管理制度に反対しているところまではわかるのですが、それならなぜ「ソーシャルID」制度の礎となる(はずだった)住基ネットにまで反対するのでしょうか。。。
住民票はいただく、パスポートもほしい、でも戸籍は登録しない、という姿勢が残念ながらわたしには理解できません。
今の日本には国民としてのユニークなIDがないので、戸籍を登録することが必要だと認識しています。現在のところ国が用意している制度がそうなっている以上、まずはそのルールに従いましょうよ。サッカーではボールを手に持っては走ってはいけません、それと同じように日本国民である以上基本ルールには従いましょうよ。
果たして、どんな制度を用意してあげれば彼女たちが大満足するのか、そしてそれはほんとうに民主主義的に国民の最大幸福となるのかが、わたしにはわかりません。
母親と子供の関係は多くの場合とてもクリアですが、父親と子供の関係はあくまでも申告制です。
では、離婚成立前に妊娠した/生まれた子供でも、生物学的関係性を優先するならば、いっそすべての子供にDNA鑑定を導入したら気が済むのでしょうか。
一部のフェミ団体は、DNA鑑定導入もやむなしと考えているようですが、「家族の幸福が損なわれる可能性がある」と否定しているプロ市民も多数います。いったい彼らはなにを望んでいるのか、ほんとうに謎。。。
彼女たちの言い分がまかりとおれば、ある日突然海外から人を連れてきて「この人、無戸籍なんですよー。日本のパスポートを発給してくだサーイ」といって、まんまと菊のご紋のパスポートを取得することも可能になっちゃいます。偽造パスポートを国家自ら量産する体制って、おかしくないでしょか。わたしにはこのことがなによりも恐ろしいです。
パスポート発給よりもなによりも、このまま無戸籍を押し通すのであれば、坂上クミ(仮名)ちゃんは年金積み立てもできないし、結婚もできないのではないかとも気になります。
戸籍をつくることのデメリットとはなんでしょうか。DV前夫に居場所を知られたくないというあくまでも例外エラー的な個人的な理由以外の、もっと普遍的な問題点とはなんでしょうか。
坂上クミ(仮名)ちゃんとその支援者どもは、「身元未確認のままパスポート発給」という国家レベルでのリスクを考慮に入れたうえで主張を行っているのでしょうか。もし万が一にもそうだとしたら、ものすごい確信犯です。彼女たちの本当の狙いは法制度の不備や少数弱者の救済ではなく、日本という国家の根幹を揺るがすことなのだと理解させていただきます。
それよりもなによりも、どうか、むやみに不幸な子供たちを増やさないでください。
親のエゴで子供を犠牲にしないでくださいな。。
坂上クミ(仮名)ちゃんの支援団体のみなさんも、彼女をマスコミにさらして傷口を広げさせたり、「無戸籍の子供がかわいそう」とか言う前に、長年手続きを放置してきた母親のネグレクトをこそ非難し、早急な手続きをとるように促した方がよいのではないでしょか。
この問題を考えている中でふと、「親が悪いのはアナタのせいじゃない」というノルウェーの地下鉄の政府広告を思い出しました。
家庭にアル中、薬中、借金、DV。。。という問題があったら、さっさと逃げ出しなさい、子供には幸せになる権利がある、と専門団体への連絡を呼びかけるポスターでした。
男女の性差の対立を煽り大人の事情を盾にする以前に、大人が子供をちゃんと保護してあげるべきではないかと、わたし個人的には思うんですよね。。。
尊重されるべき基本的人権や日本国民として享受できる我が子の権利を実の親が踏みにじるなんて、それこそ児童虐待ではないかとも思ったりします。
週末の宿で、久しぶりにTVを見ました。家にはTVも新聞もないので、たまにTVがあるとついつい見入ってしまいます。
NHK BSの「世界の番組レポート」ではイスラエルのテレビ番組の特集でした。んー、なぜイスラエル???と考えながら。まぁ色々と意図はあるのでしょうが、もはや番組最後での北野大氏の発言「イスラエル、行ってみたくなりました。柑橘類がおいしいんですよね。あと死海で泳いでみたいです」がすべてを台無しにした印象しかありあません。日本=サムライ、ゲイシャみたいなコメントだな、おい。
同じくNHK BSでの米ABC放送の報道特集で、アメリカの健康保険制度問題を取り上げていました。生活保護レベル上の収入はあるが決して裕福ではない低所得世帯の場合、子供を健康保険に加入させる余裕がないため、高額医療を受けられずに困っているとか、働き手の収入を減らして生活保護を受けることにした家族のこととか、とか。
アメリカの医療保険制度や実態についてはよくわからないのでコメントはできませんが、国家と新資本主義経済の行方という観点から考えると興味深いニュースではないかと思ったり。
TVもたまに見ると面白いですね。でも、1ヶ月の間に数時間見たら、私には十分です。
みの○んたの毎日眺めて飽き足らないわたしのママンはすごい忍耐力があるなと感心します。
メディアはときどきひっそりと嘘をつくなーと思います。特に、ここ数日の年金問題と北朝鮮関連問題をつらつら眺めていると、無邪気さを装う嘘で構築された計略の深さにびっくりすることがあります。
だって、人間だもの by みつを。間違いは誰にもあるけどさ。
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朝鮮総連:HPがダウン
朝鮮総連のホームページ(HP)が18日夕方ごろから開けない状態になっていることが分かった。朝鮮総連広報室によると、裁判の判決直後からアクセスが殺到したためとみられ、復旧のめどは立っていない。
ホームページには、総連の歴史や公式見解のほか、傘下団体、関連施設の連絡先などを掲載している。
毎日新聞 2007年6月19日 東京朝刊
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← これが2007年6月19日15:00時点のショット。
昨日のお昼ごろからずっと同じ、404エラーです。
「復旧のめどは立っていない」?
え、だってindexページを元に戻せばいいんじゃない?
それだけじゃない?
???????
「総連の歴史や公式見解のほか、傘下団体、関連施設の連絡先などを掲載している」ので、ひっそりと自ら消しただけにしか思えません。どこぞのスーパーハッカーにやられたのなら、そういう記事になるはずですよね。まぁ、あくまでも推測に過ぎませんが。
この記事をみたら、なかには「あぁ朝鮮総連もこの件では被害者だ」と誤解する人がいるかもしれません。皆無かもしれないけど。だといいけど。
ひとまず毎日新聞社のIT関係の記事はあまり信用できそうにないぞと、今後は用心しようと思います。個人的に、ですが。
朝鮮総連問題に関しては先陣を切ってスクープを連発している毎日新聞は、なぜこんなにも朝鮮総連とツーカーなのかとちょっと素朴な疑問を抱いたりしつつ、まったりと各紙のトピックや社説を見比べるのは面白いです。
お買い得といわれている10aすら登れず完敗。楽そうなルートをいくつか登って終了。
まぁぼちぼちっといきますかね。。
それにしても。
最近とみに、年金問題とか朝鮮総連中央本部の土地・建物売買問題とかとか、いままで長い間ずっとフタをされてきたキナ臭いモノが一気に湧き出して賑やかですね。。。いくら選挙前とはいえ。
つい先日に起こった現役閣僚だった元農林水産大臣の自殺というセンセーショナルな事件ですら霞むかすむ。ひっそりと元理事や受注側の人たちが7人起訴されて捜査終了、だそうです。
(東京新聞 2007/06/14 「緑資源談合 元理事ら7人起訴 独禁法違反、4法人も」)
耐震偽造問題のようにラスボスが現れるのを待たずして終了ですか。呆気ないものですね。
ほんとうなら、もっとずっと前にメスを入れるべきだったあらゆる問題を、いまさらながらに取り組まなくてはならない現場のひとたちは実に実にご苦労様で、ぜひぜひがんばってほしいものです。
が、金と女と権力に滅法弱い日本の上層部の腐敗体質が自助努力で清浄化されるなんて信じることのできないネガティブで厭世的な自分。
まぁたぶん、アメリカ様が着々と日本再建プログラム(通称ネバダ・レポート。て、ほんとうに実在するの?)を遂行しているのだろうと勝手に推測している。
ことアメリカ様は、他人の国には理想を押し付けるよなぁ、日本語ではこういうときに「頭の上の蝿を払え」と言うんだよと思うのですが、それはすでに1年前におロシアのプーチン様がブッシュ氏に言ってしまったので、わたしは黙っておくことにします。
2006年7月15日のG8でのブッシュ&プーチンの共同会見のヒトコマ↓
・Putin disses Bush
http://www.youtube.com/watch?v=qSOOCos6Es4
ロシアンジョーク、きっついですな。でも面白い。2大大統領のナイスボケ&ツッコミが見事。
やっぱり、プーチンプーはステキだわ。よいしょ。
-----簡単なあらすじ-----
記者:(アメリカが関心を寄せているロシアの民主化について、両国のトップがどのような話し合いを交わしたかについての質問)
Bush: I thought the discussion was a good discussion. (略)
And I talked about my desire to promote institutional change in parts of the world like Iraq where there's a free press and free religion, and I told him that a lot of people in our country would hope that Russia would do the same thing.
(我々の話し合いはとても有益なものだった。(略) 私自身としては、報道の自由があり宗教の自由が実現された今日のイラクのような制度の変革を世界に広めたいと願っている。アメリカ国民の多くもロシアがそのように(民主化の道を)進んでいくことを願っていることを伝えた。)
I fully understand, however, that there will be a Russian-style democracy. I don't expect Russia to look like the United States.
(だが、ロシア流のデモクラシーが存在することは、私も十分に理解している。ロシアがアメリカと同一となることを望んでいるわけではない。)
(中略)
Look, he's willing to listen, but he also explains to me, he doesn't want anybody telling him how to run his government. He was elected. And so it was a cordial relationship. But he can speak for himself.
(彼(プーチン)には他者の意見に耳を傾ける用意はある。だが、彼が言うには、彼の政府の運営について他人の指図を受けたくはないそうだ。彼こそが選挙で選ばれた大統領だからだ。我々の仲はとても友好的だ。とはいえ、彼の意見も聞こうじゃないか。)
Putin: "We, certainly, would not want to have the same kind of democracy as they have in Iraq, I will tell you quite honestly."
(我々ロシアは、現在のイラクのようなデモクラシーは望んでいません。いやマジで。)
(一同笑い)
Bush大統領:"Just wait!" (え、ちょオマ。。)
-----おわり-----
プーチン氏は会見の続きで、
「ロシアのさらなる発展のためには、民主化が必要だということは認識している。ただし、それは我々の方法で進める。また民主化の促進の問題について、偏見を持たずに友好的にかつ客観的に考えることは、決してロシアにとってだけではなく世界全体にとっても有益なことだ」
みたいなキレイごとを言ってお終いにしてます。うまいですね。
全文は、White HouseのImmediate Releaseにありました。
ブッシュ大統領の"Just wait." もちゃんと記述されていますww
http://www.whitehouse.gov/news/releases/2006/07/20060715-1.html
ところで。Winnyで警察庁の資料が1万件流出だそうで。
もうただただ呆然とするばかりで、今すごい勢いで出回っているExcelのシートとかを見るに、
「半角カナは使用しない/全角英数字は使用しない」「Windowsの機種依存文字を使用しない」「できればファイル名は日本語にしない」ほうがいいよーなんて、そんな蛇足な突っ込みをすることしかできませんが。
いや、仕事用のマシンでWinny走らせるなよー、という突っ込むべきか。。。
お客様がお見えになり明日開催される展示会の打ち合わせ。ところでブース用のディスプレイどうします? という厭な会話の後に、じーっと自分に注がれる6つの眼。逃れようもない。明日の今日でなにをいまさら...と内心溜息。
前の職場では自分のパーティションに「The top 10 reasons why projects fail (プロジェクトが失敗する10の理由) 」をプリントアウトして貼っておいたのだけど、今の事務所にも貼っておくべきだったと悔やんだ。
いまさら大判の特注サイズなんて無理な話なので、だいぶ寸詰まりになるけれどB0版で勘弁してもらう。でかい印刷物は出力自体に時間がかかるし、1枚で5桁の金額なので失敗できません。なんとか入稿したけれど、ほんと勘弁してください。
ところで。
アメリカの欧州MD計画に対する横槍に次いで、ロシアがまたまた次の布石を打ってきた模様。
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輸出をルーブル建てに、ロシア大統領方針・原油取引所も開設
【サンクトペテルブルク=古川英治】ロシアのプーチン大統領は10日、サンクトペテルブルクで開いた「国際経済フォーラム」で演説し、現在ドル建て決済しているエネルギーなどの輸出をルーブル建てに切り替えていく方針を示した。ルーブル建ての原油取引所も開設する計画。エネルギー輸出をテコにドル離れを加速し、国際金融市場でも影響力を強める戦略が鮮明になってきた。
プーチン大統領はロシアを含む新興諸国の台頭で「1つか2つの通貨が支配する国際金融システムは世界の現状を反映していない」などと述べ、「ロシアの輸出はルーブル建てとすべきだ」と発言した。時期や方法には言及しなかったが、グレフ経済発展貿易相は記者会見で「ルーブル相場は安定しており、自然な流れだ」と指摘した。(12:31)
(引用元:NIKKEI NET 2006/06/11)
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これはちょっとした大ニュースではないかと思い慌てて検索するも、現時点で報じているのはNHKと日経くらい。。。??
すわ第三次世界大戦? それとも新たな冷戦構造? と、お花畑なわたしの脳内ではかすかにWarningがちかちか鳴り響いているのだけど。。。
いや、なにしろすこし前に未来少年コナンの第1話をYahoo!動画で見たら、冒頭のナレーションで
「西暦2008年、人類は絶滅の危機に瀕していた。核兵器を遥かに超える超磁力兵器により地軸はねじ曲がり、五つの大陸はことごとく引き裂かれ海に沈んでしまった...」
と言っていたのを思い出してしまって。
2008年という記号を子供の頃には遠く漠然とした未来のこととしか認識していなかったのにね。光陰矢のごとし...とはこのこと(学成り難し、ですよ。ほんと)。
とはいえ。現時点ではイラク戦争も終結していないし、大統領選挙の前哨戦が始まったというこのタイミングで、よもやアメリカ様がロシアに直接対決を選ぶ可能性は低いのかな。。
それに、ロシア様から原油や天然ガスをたくさん輸入しているEU諸国に比べたら、日本への影響は低いからスルーしても無問題?
でもなぁ、やっぱりこれはそれなりにオオゴトだと思うんだけど。。
なにしろ、イラクは原油輸出決済の通貨をドルからユーロに切り替えようとしてアメリカにボコられたという話だというし。
今回のロシアの声明は、イラクと同じようにアメリカの国益に反する意思表示なので、アメリカがどういう対応に打って出るのかが気がかりなのだけど、まだそれはアメリカ側の発表待ち。一説にはNYの石油取引所がこのロシアのルーブル決済に噛んでいるとかいないとかという風説も飛び交っているらしい。
単純な図式にすれば、
ロシアがドルからルーブルに切り替える→ドルの影響力が低下→米露二大大国時代の再興 or ドル・ルーブル・ユーロその他のバスケット通貨体制
になるのかな。金融のことはよくわからないけど。たぶんそんな感じかな。
最近は安定しているそうですが、正直なところルーブルなんていつ紙っぺらになるかわからない通貨と引き換える勇気はワタシにはありません。むしろカニで! または北方領土と引き換えで! と、プーチンばりの度胸が自分にあればそう主張してみたい(嘘)。
じゃあドル紙幣なら安心かというと、それもまぁアレなんだけど。
ただ、今すぐにドルの基軸通貨としての価値が吹っ飛んだら、日本国が保有している米国債がパーになって仲良く共倒れ~なんて声も聞こえてきたりして、OMG! それはちょっと困りますと思うわけで。
どうやらここのところNZと韓国がハゲタカファンドの標的になっていてたいへんらしい。。。というニュースが連日報道されているけれど、こんなタイミングでドルが暴落したらこれらの国では金融不安が一気に増してガタガタになってしまうかも。いやいや日本もヒトゴトではないのだけれど。
なにしろ、日本を集中攻撃したハゲタカファンドからなんとか乗り切ったのは、日本国が保有している米国債を一気に市場に放出したためだということらしいので、かつては切り札だった手綱が実は首をきゅっと絞めるロープにもなるんだということを思い知る今日この頃。
一方で、EU諸国はどうなるのでしょ。決してアメリカ万歳ではないにせよ、ロシアの脅威は彼らが一番ヒシヒシと実感しているかと思うのですが。
なにより、自国で金融政策をとれないのはやっぱり不便だわ~と、EUという枠組みが瓦解しない可能性はゼロではなさそう。エネルギーと為替を握られたら、そりゃどんな国だってお手上げではないかと思ったり。
EU加盟国なのに自国通貨を維持しているイギリスとデンマークとスウェーデンだけは自らの先見の明にホっとしている隣でフランスとドイツが大喧嘩...なんて未来もあながちありえなくはないかも。
ただ。うがった見方をすると、「ほら、やっぱりドル=石油という国際通貨機軸体制を維持することは大切でしょ? だからイラク戦争にも意義があったわけ。アンダースタン?」とアメリカ政権側が自国民にアピールするためのチャンスをロシアが提供してあげたとも見えなくもなかったりして。さてはて。
プーチン大統領は来年2008年5月に2期目の任期が切れる予定とのこと。先だっての演説で、「(大統領の任期が)1期4年は短い。5年か6年あるいは7年が妥当。でも2期限りで退任という制度はそのままでオッケイ」と述べたそうなんだけど、まだまだ仕上げに最低2年はかかる見込みだという取り組みとはいったいなんなのでしょう。。
そのプロジェクトのスコープとやらを、チラリとでも覗き見してみたいものです。無理は承知で。
「アゼルバイジャンでいいじゃん」
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プーチン露大統領、米国のミサイル防衛計画で代替案提示 (ロイター、200/06/08)
[ハイリゲンダム(ドイツ) 7日 ロイター] 米国のブッシュ大統領とロシアのプーチン大統領は7日、主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)が開催されている当地で会談した。プーチン大統領は、米国が欧州で計画しているミサイル防衛(MD)システムに関して、アゼルバイジャンにある既存のレーダー施設を活用する代替案を示した。
プーチン大統領は、欧州全域を守るミサイル防衛計画の一環として、米国とロシアがアゼルバイジャンにあるレーダーを共同利用することを提案。「そうなれば、ロシアはミサイルの照準を(欧州の標的に)再び合わせる必要がなくなり、協調の基盤を築くことが可能」と述べた。
米政府は、イランなどからの攻撃を想定し、ポーランドに迎撃ミサイル、チェコにレーダーの配備を計画している。これに対してロシア側は強く反発しており、プーチン大統領は先週、米国が計画を進めるなら、ロシアは欧州にミサイルの照準を合わせる、との姿勢を表明していた。
ブッシュ大統領は、記者団に「プーチン大統領は興味深い提案を行った」と述べるにとどめ、既存レーダー活用案には直接は触れなかった。
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ブッシュさんはアメリカ人なんだけど、自分たちが世界を護らなくちゃいけないって義侠心が厚いから、今年の初めの頃からせっせと世界平和のためにヨーロッパにミサイル防衛システムを配備する計画を進めていたんだって。
場所はロシアの隣のポーランドにミサイル迎撃施設と、そのまたお隣のチェコにレーダー施設を造るつもりでいたんだ。そうすれば、アメリカと仲の悪いイランが、もしうっかりヨーロッパ方面に向けてミサイル発射ボタンを押してしまった場合でもすぐに火を消してあげられるからね。
ギリシャやブルガリアとかは、わぁこれで自分たちも安心と思って、よかったよかったって喜んでいたんだそうだよ。アメリカから突然指名されたポーランドとチェコは、最初はどうしようかなってとまどっていたんだけど、最近ようやく腹を括ったんだって。
でも、ロシアと中国は厭な予感がして、もうずっとこのことでアメリカにぶつぶつ文句を言っていたんだ。
だってアメリカはちょっと遠いところにあって、大陸間弾道ミサイルじゃないと自分たちのところまでは届かないからなあって油断していたら、突然自分たちの国の近所にミサイル発射装置をもってくるだなんて、ちょっとびっくりだよね。
もしうっかりこの新しい施設からミサイルが自分たちの国に飛んでくるかもしれないって考えたら、誰だってこわくて夜も寝られないよね。
ロシアはアメリカに「いやだよー」って言っていたのに、アメリカがちっとも言うことを聞いてくれないから、プーチンさんはとうとう思い切ってブッシュさんに言ったんだ。それもG8の最終日にね。
「アゼルバイジャンにロシアのレーダー施設があるじゃん。チェコに新しく造るのはやめて、あれを一緒に使おうよ」
ブッシュさんはアドリブが苦手だから「わかった。考えてみるね」としか言わなかったんだけど、たぶん家に帰ったらライスちゃんとかゲーツ君とすぐに相談すると思うよ。よくわからないけど。
そうそう。アゼルバイジャンは昔ソ連という国の一部だったんだけど、1991年に独立したんだよ。イランの南、カスピ海の西にある小さな国だけど、石油がそりゃもうがっぽりと採れるらしいよ。採れた石油は、昔の親玉のロシアじゃなくて、アメリカとか西と北のヨーロッパの国とか日本を相手に売っているんだって。そのおかげで、ほとんど独裁政権みたいな国なんだけど、アメリカはアゼルバイジャンのことを民主的だって評価しているんだ。
アゼルバイジャンの人たちは、ほとんどがイスラム教徒でシーア派の人が多いんだって。宗教ってちょっとわからないんだけど、イスラム教のシーア派といえばイランの人たちと同じだね。まぁ、アゼルバイジャンとイランはお隣さん同士だしね、よくある話だよね。
プーチンさんがなにを考えているのか、ちょっとわからないんだけど、米露が共同で軍事レーダーを使用することになったら、なんかちょっとすごいことになりそうな気もするんだけど、どうなんだろね。
例のプーチンプー画像を添付。これが貼りたかっただけかも。。
そんなG8のニュースが連日報道される隙に北朝鮮がまたミサイルを発射したそうですが、
自民党の中川昭一政調会長は26日、福岡市内での講演で、北朝鮮が25日に実施した短距離ミサイル発射について「『私のことを忘れていませんか』と花火を打ち上げた(だけ)と思っている」との見方を示した。その上で「北朝鮮は寂しいのだろうが、こういうときは無視するのがいい」と指摘した。
(引用元:http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070527AT3S2600P26052007.html)
えーと。。。
忘れてない、忘れてないって。
花火だって暴発したらコワイので、どうぞちゃんと対策をお願いします。。
年度が変わったためか、最近ボルダリングやルートを始めましたという感じの人が多く、かなり賑わっていました。
ところで。国民年金ってどうなるんでしょ。(急だなおいw)
この問題はあまりに腐臭がひどいので、もうどうでもいいかなと自分の内でもフタを閉めておいたのですが、とうとう饐えて発酵してパカンとフタが開いてしまいました。ガス抜き、ガス抜き。
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「年金記録照合のプログラム、NTTデータと日立に委託」(NIKKEI NET 2006/06/06)
厚生労働省・社会保険庁は5日、対象者の分からない約5000万件の年金記録を照合する新しいプログラムの開発をNTTデータと日立製作所に委託することを決めた。
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なに 随意契約? 入札はナシか…
一日も早い着手をということで? (戸田奈津子調。なんとなく)
そもそも社会保険庁のシステムには上記2社が深く関わっているらしいのですが。マッチポンプ?
それに、名寄せ作業くらい、社会保険庁の余剰人員でもできそうなものなのに。余剰じゃないって? 失礼しました。
早くこの事例が「失敗知識データベース」(面白いです。オススメ)に登録されないかとwktkしながら待っています。不謹慎でしょうか。
でもこれだけ社会的影響の大きい内容で、昨日今日に起きたニワカな問題ではないので、原因を究明してそこから学ぶべきことが多々あると思います。
それにしても。
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自民党の丹羽雄哉総務会長はNHK番組で、5000万件の調査に関し「新たなソフトを開発し、足りなければ人を増やし、必ず1年以内にやる」と力説。調査費用は「社保庁の予算を切り詰める」と述べ、保険料は充当しない方針を強調した。
(引用元: 「(6/3)年金記録漏れ、首相「第三者委、月内に」――野党は拙速批判」(NIKKEI NET 2006/06/03))
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たとえ不備でもデータがある人はまだいいとして、本気で「データすら入力されていない人も新しいソフトで解決! うはまじオレって天才」などと考えているとしたら片腹痛い。
マッチングのプログラムを走らせたところで、未入力のデータをサルベージできるわけないじゃないかと小一時間問い詰めたい。
内閣府のIT戦略会議本部とやらももし噛んでいるなら、現与党の政治家さんたちがもちっとマシなアナウンスを出せるようにアドバイスしてあげればいいのに。設立当時の首相が「イット革命(IT革命)」とぶちかまして失笑を買ったくらいだから、まぁなんというか。。。
いや、問題はそんなプログラムを新たに開発しなければならなくなった経緯にこそあるのですが。
いっそ国民総背番号制を拡充して、住民基本情報と一緒に年金やら納税やらを一元管理してもいいのではないかと思うのですが、どうなんでしょう。
またゾロ甘い汁を求めて関連企業だの天下りだのが湧くおそれがあったり、セキュリティが不安という声もあるのは承知していますけど、自分というモノの身分を証明するための公的証明がソーシャルID1個(と、念のため+α)で済んだら、すごく楽なんだけどなぁ。後ろめたいことはあまりない(はず)ので、堂々とイチ日本国民として国家に帰属するユニークなIDをつけていただいても個人的には支障ないんだけど。
あ、それやっちゃうとアチコチで仕事が減っちゃうのかな。
同じ誕生日の同姓同名の人がいたら区別が困難だとか、いくら条例を改正してもなりすましがまんまと成功しちゃう現行のシステムはどうにかならんかな。(ソーシャルIDについても偽造IDがまかりとおっている国もあるようなので、高度なシステムが必要かとは思いますが。。)
そういえば。国民年金の請求書が届いていましたっけ。振り込まないと。
今年の春から厚生年金の強制加入義務のない零細企業の取締役(という名の雑役)になったのですが、厚生年金分の積み立てがなくなる代わりに国民年金基金を追加しようかと迷いつつ、結局やめてしまいました。将来泣きをみるかもしれませんが、万が一の場合は自分で尻拭いするしかありません。はい。
「年金なんて自分のときにはもらえないだろから加入しなくてもいいかな~」と実家の食卓で口に出したが最後、ものすごい勢いで親と同居人から反論をくらい、それこそ覚醒剤撲滅運動のスローガンのように「ダメ、ゼッタイ(加入しなさい)」と畳み込まれました。
そりゃあねぇ。。。
高度経済成長期の成長企業を勤め上げて国民年金+厚生年金+厚生年金基金がバッチリ保障されている人とか、国家が総額1兆8760億クローネ(約37兆円)超の年金基金(2007/5/29付 NIKKEI NETを参照)を運用して将来の年金支給のために備えている国の人とかに言われたくないよー(ただし受給開始年齢は日本よりも高いです。福祉国家も内情はシビア)。
くすんくすん。
民間はいざというときに補償されないおそれがあるけど、国は大丈夫だから。
て言うんですよー。寄ってたかって。
国はだいじょうぶ??? そう思い込めたら幸せですけどねぇ。。
あっちもこっちも
ひとさわぎおこして
いっぱい呑みたいやつらばかりだ
羊歯の葉と雲
世界はそんなにつめたく暗い
けれどもまもなく
さういふやつらは
ひとりで腐って
ひとりで雨に流される
あとはしんとした青い羊歯ばかり
そしてそれが人間の石炭紀であったと
どこかの透明な地質学者が記録するであらう
(宮沢賢治 詩ノートより 「政治家」)
とはいえ。
自分で資産を運用する才覚も気概もなければ人生をフラフラ生きているふがいないわたしは、日本という国の行く末を案じつつ、ぽちりぽちりと将来のために年金を払います。はい。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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