7月21日(土) 尾瀬
大清水→尾瀬沼→沼尻→燧岳→見晴→尾瀬ヶ原→山ノ鼻→鳩待峠
週末の天気予報がすぐれなかったので、北アルプスの槍ヶ岳をがっつり歩こう計画から、癒しの尾瀬散策に急遽予定を変更。
7月20日、金曜日の夜に都内を出発し、大清水の駐車場にてテント泊。
駐車場そばの片品川を流れる水の音とテントのフライを打つ雨音が入り交ざり、賑やかな水音の中で3時間半の就寝。
朝目を覚ますと、予想通りの雨模様。最近週末に太陽を見ていません。梅雨の季節だからしかたないのかな(涙)。気温は20度前後。幸い雨に濡れてもさほど寒くはなく。
今年のGWに鳩待峠から尾瀬に入り、至仏山をスキーで滑りました。尾瀬ヶ原を挟む二つの山、丸みを帯びた女性的な山容(でも登るとキツイ。。)の至仏山と、対照的に「聳え立つ」という形容が相応しい男性的な燧岳の姿が印象的でした。
今度は燧岳に登りたいなぁ。。。と、私がうっかり口を滑らしたため、尾瀬の湿原をのんびりお散歩~の計画に、なぜかがっつり登山の要素が加わり、平地歩きが多いからイケるだろう~と、コースタイムでオーバー10時間の道のりとなりました。
つい出来心でやった。今は深く反省している(苦笑)。
6時半ちょっと過ぎに大清水から歩き出し。しばらくは緩やかな傾斜の幅広い林道。40分ほどで一の瀬に到着。
1971年、長蔵小屋三代目の平野長靖氏が当時の環境庁長官だった大石武一氏に道路建設中止を直訴したのがまさにこの道だったのだと、家に帰ってから知りました。
一の瀬からは、木道のかかる緩やかな山道。雨のため木道が滑りやすくなっていて、周囲の風景を楽しむ余裕はあまりなく、ひたすら足元を見つめながら三平峠を越えて尾瀬沼山荘へ。
尾瀬沼の湖畔の道端に銀竜草(ぎんりょうそう)が咲いていました。葉緑素を持たない植物で、茎も花も透き通るような白さ。キノコではないのですが、別名で幽霊茸とも呼ぶそうです。
わたしはこの銀竜草を初めて見ましたが、群生している姿はまるでニョロニョロの集会のようです。
尾瀬沼の南岸コースをたどり、9時過ぎに沼尻休憩所に到着。
小屋の裏手には、渡し舟があった頃の桟橋の名残? が未だに残っていました。
アヤメやニッコウキスゲがちらほらと咲いて、湿原の緑にまさしく華を添えていました。
また、雨だというのに、沼尻休憩所も付近もあふれんばかりの人出で、色とりどりのレインウェアの行列が鮮やかでした。
休憩もほどほどに燧岳方面に出発。ナデッ窪に入ると、風景は一変して岩の急斜面に。
「『ナデッ窪』ってどういう意味だろう」という問いかけに、「なだからな窪、の訛りでは?」と勝手な推測を言ってしまいましたが、大嘘でした。ごめんなさい。
「ナデッ窪」とは「雪崩(の多い)窪(地)」のことだそうです。
ナデッ窪は、雪崩の多い窪地だけあって、水の通い路でもありました。最初は水溜りの多い道だな、という程度だったのに、途中からはすっかり沢登り状態。おろしたてのトレイルラン用のシューズをなるべく濡らさないように。。。と、最初は気をつけて足元を選んでいたものの、途中からは諦めて水の中をじゃぶじゃぶと歩きました。顕著な滝はないので、これなら1級マイナーかなぁ。。。と考えながら。
11時ごろにミノブチ岳に到着。晴れていれば見晴らしの良い場所だそうですが、残念ながらすべては霧の中。
左手のピークの陰にほんの少しだけ雪渓が残っていました。シャクナゲの花が咲き零れる道を、いざ俎嵓(マナイタグラ)へ。
俎嵓は岩の頂で、吹き抜ける風が肌寒かったです。昼食休みの後、次なるピークの柴安嵓へ。わずか10mの差ですが、柴安嵓には山頂を記す立派な石碑がありました。
ところで。ナデッ窪からミノブチ岳を登る間、時折、甘くどこかエキゾチックでかぐわしい香りが漂っていました。ジャコウとイランイランをブレンドしたような。。。
ロンドンの街角にある古い建物を改築した小さいながらも趣味の良い雑貨屋にいるようなイメージの匂いです(なんだそりゃ)。
「尾瀬」と「ジャコウ」で検索すると、「イブキジャコウソウ」という花がヒットしました。あぁこれか、これなのかな。
柴安嵓からは浮石の多い見晴新道の岩道を駆けるような速さで下りました。それでも休憩を含めるとほぼコースタイムどおりになってしまったので、世の中甘くないです。
とはいえ、尾瀬に来て風景を楽しまずにタイムを競うなんて、これほど勿体ない話はありませんが。
見晴に到着すると、そこは打って変わって観光地でした。「氷」とか「生ビール」などの看板を掲げたロッジが立ち並び、ラフな服装の観光客やら登山の団体様やらで賑わっていました。
燧ケ岳を登って降りてきた後だけあって、また空には雲が残っているものの湿原には雨は降っておらず木道も乾いていて、広々とした湿原の風景に心底癒されました。
ヒオウギアヤメにタムラソウ、ネジバナ、ハクサンチドリ、キンコウカ。。。(と、後から知ったのだけど)、ニッコウキスゲは4、5分咲きとのことですが、離れたところの群生が一面黄色に染まって見えるほどに咲き誇っていました。池塘にはヒツジクサの花が点在し、浮島も花盛り。
ヒツジクサというと、イヤがオウにもQuark XPressを思い出すのはかつての職業病ですw
最新版のQuark EXpress 7では、別のテーマになってしまったみたいでちょっと残念です。
ところで。高山植物は過酷な環境条件下で生育するため、たいていは小ぶりで可憐な姿をしているものですが、ところによって巨大化したミズバショウの葉があり、たいそうぎょっとしました。
なんというか、巨大ミズバショウが夜中に訪問して来たら、恐ろしくて涙がでそうです。ホラーです。
尾瀬ヶ原をひた歩き、山ノ鼻の至仏山荘で花豆ジェラートを食べ(すでに売店は閉まっていたのですが、わざわざ販売してくれました。ありがとうございます)、再び降り出した雨の中を鳩ノ巣峠に到着したのは5時ちょっと前。最終バスはすでに出た後だったので、タクシーを呼んで大清水まで帰還。
望郷の湯に立ち寄りからだを温め、途中のとんかつ屋さんでがっつり食事をとり、一路帰宅。
尾瀬を歩こうガイドマップによれば、合計すると実に25Kmの道のり。うち半分は平坦な道のりだとしても、まぁ一日よく歩き回りました。
尾瀬という場所は、日本における自然保護の象徴といわれています。
自然保護第一の反対の声が上がらなければ、今頃はダムの底に沈んでいたかもしれない尾瀬の湿原。
今では木道が整備され、立ち入り禁止区域が指定され、一般車両の入山も制限され、宿泊施設も雑排水処理施設や電気が整備され(東京電力が尾瀬の大地主だからかもしれませんが)、利用者状況を把握するために赤外線センサーが設置され(by環境省)、植生の復元が試みられ、実に手厚く保護されています。
自然を護るために、ある意味不自然とも思えるほどに。
エコかエゴか。
つくづく、尾瀬という場所には、自然を護らなければならないと思わせる不思議な力が秘められているのだと思います。ほんとうに不思議な場所です。
高村薫の「神の火」(文庫本)を読んだのは、かれこれ10年くらい前のことでした。
本屋さんで平積みになっていたのをたまたま手に取り、ぱらっとめくったらページに文字がびっしり埋まっているうえに上下巻で、ややこれは良い時間潰しだなと思って購入しました。自分にとって初の高村作品。
「神から掠めとった炎の砦・原発に男たちは徒手空拳で襲いかかった…。荒波に洗われる日本海の、とある断崖にそれはあった。白いコンクリートの巨大な塔で燃えさかるプロメテウスの火。鉄壁の防護システムで制御された火焔を消し去ることが、彼ら二人の目的だった…。」(Amazonからコピペ)
原子力発電所に浸入して炉心を止める、ただそれだけのために、すべてを捨てて計画に没頭するふたりの男性。原発がターゲットとはいえ、決して高尚な理念や反原発のプロパガンダを標榜するわけではありません。
ただ胸の内の空虚を埋めるための衝動的な思い付きを行動に、そして目的にすり替え、その結果はすべてを虚無に還して虚空という安寧の境地にたどり着く。。。
まさか原子炉をモチーフに、愛憎の交錯する子宮回帰の願望の構図が描かれるなんて想像もしてませんでした。衝撃的でした。
詳細なストーリーはもうあまり覚えていませんが、奇妙なやるせなさと爽快な解放感がない交ぜになった不思議な読後感だけは今でも覚えています。
ふと、先日の中越地震で柏崎刈羽原発でトラブルが発生しているとのニュースを見て、この「神の火」の物語を思い出しました。
「神の火」の舞台として描かれた音無原子力発電所のモデルは福井県にある高浜原子力発電所だそうですが。
柏崎刈羽原発の事故? 状況については、地震発生後からちまちまとヲチしているのですが、今の時点ではなんともいえません。自分の知識不足を思い知るばかりで。。
7号機からヨウ素131などの放射性物質が検出された(地上の濃度は法令限度以下)、というニュースもありましたが、このニュースの続報はなく。
ほんとうのところはどうなんでしょう。あと、ほんとうのことっていったいなんなんでしょう。
「柏崎刈羽原発トラブル」に関してGoogleでニュース検索すると、朝日と時事通信、スポニチそれからTBSといったメディアが積極的に報道し、読売や産経がだんまり気味である点が不気味だな、とは思います。
メディアとしての立ち位置の違いでしょうか。スポンサー(電力会社とか経団連)の影響でしょうか。
ところで。
原子力発電環境整備機構が2002年12月に作成した「処分場の概要」という冊子を見ると、「少なくとも1000年は大丈夫。いちおう10万年後までを視野に入れています」とうたっています。
処分場っていえば、そういえば今年、高知県の東洋町で問題になりましたっけ。コレがアレですかね。
(どうでもいいけど、原環機構ってDjVuを導入しているんですね。。。ローカライズするときは大変そうだわ)
この冊子にはとても詳しい説明があり、実にしっかりとしたプロジェクトで説得力があります。うん、これならウチの隣に処分場ができてもいいんじゃないと思うくらい。でもね。
「すべての地上施設を撤去し、その後には処分場の存在を示すモニュメントや公園などを設けることも可能です。」(on page 22)
オプションですか、そうですか。
スウェーデン(昨年ちょっとしたメルトダウン寸前の原発電事故が起きたそうな)のように、「遠い未来に文化が分断され、現在の言葉が通じなくなっても、その土地の地下に放射性廃棄物が埋まっているからほじくりかえしちゃダメ、ということを後世に伝える方法」まで真剣に考えてほしいなぁと思いますた。
いや、それ以前に「なお、わが国の処分場の長期安全性を判断するための基準値については、将来設定されることになっています。」(on page 43) という一文が。。。ええぇ。処分場候補地募集中なんだから決めようぜ、今すぐ(諸外国の基準値を代わりに例示していますが)。
無闇やたらに原発反対を唱えるつもりはありません。かといって原子力がクリーンエネルギーであると諸手を挙げての賛同はしがたいです。難しいですね。。
なにしろ、1000年とか10万年とか、これだけのロングタームで最終廃棄処理を考えなくてはならない時点で、やはり原子力は「神の火」だなぁ。。。と思うのです。
イナバ物置なら100人乗っても本当に大丈夫かどうか、割とすぐに検証できそうなのですが。。
「諸外国の高レベル放射性廃棄物処分等の状況」 ((財)原子力環境整備促進・資金管理センター 編集、経済産業省 資源エネルギー庁 監修) という冊子も見つけました。全210ページにおよぶ大作なので、時間があるときに読んでみたいと思います。
持ち越していた宿題のルートを3週目にしてようやく突破。
ムーブは解決済みにもかかわらず、パワー不足か要領が悪いのか単に自分が弱なのか、毎度ハングの手前or乗り越し後に力尽きていたのだけれど、今日はアップを手短に切り上げて取り付いたお陰かなんとか乗り切りました。
て、5.9なんですけどね。。。
うぅ、道のりは遠い。。。
目立って大きいホールドを「ひよこ」とか「フランスパン」とか愛称で呼ぶくらい何度も取り付いたルートだけに、愛着もひとしお(?)。
途中でこれは落ちるかなーと2回くらい思う場面がありつつも、今週はやけに眠たくて怖いという感覚や緊張感が薄かったのが幸いしたのかも(外岩でこの調子ではまずいのですが、まぁジムだし)。
あと、ずっと頭の中に、ニコニコ動画で拾ったとある8分の6拍子の歌がぐるぐると流れていて、そのテンポが良かった気もします。
クライミングに8分の6拍子、合いますね。
1,2でルートを見定めて、3拍目で右手、4,5でルート見、6拍目で左手。。みたいな。
もっともその日の気分とか調子、さらにはルート次第なのでしょうけれど。
閑話休題。
ジム内を移動するのに裸足だとちょっとアレだけど、靴下を履くのは面倒だし、スリッパを持参すると荷物が増えるし。。。ということで、かぎ針でシンプルなルームシューズもどきでも作ろうかと思案中。いつになったら取り掛かるのかはまったく不明。ま、ぼちぼちと。
今日は突発的にWebサイト用のバナーを作成。
本職に依頼する予算のない自転車操業です。
個人的に、コンクリート壁一面に鮮やかな緑の苔がパラドキシカルでお気に入り。
イメージの力はすごいな。と、自己満足。
調子に乗ってTシャツのデザインのドラフトを作成。
Tシャツを作る必要なぞまったくもってナイのですが、近所のプリント屋さんでオリジナルTシャツのプリントを扱っているのを見て、ちょっとやってみようかと。
コンクリートの主要劣化原因がずらずら並んでいて、しかも英語でなんかカッコ良さそう~w という点が自分的にはポイント。映画のクレジットをイメージしようと思いつつ、血迷った一品。というか、自己満足の境地。
が、万が一実際にTシャツ化してお客様にあげたら、「英語じゃわからないよ」ではなくて、「なんで××(コンクリート劣化原因)が入ってないの」とか、「設計ミスはまずいでしょ」とか、妙な突込みが入りそうな予感もしたり。。もちっと練ろう。。
YouTubeで拾いもの。目新しいものはなく、忘備録。
Microsoftネタ2連。
Microsoft iPod
MSがiPodのパッケージをリデザインしたら?
完成するとなんともMSらしい仕上がりで、びっくり。ほんとうにアリそう。
Punish your Microsoft developer
Pain freeな未来のために、開発者一同がんばっています。
プライベートなコメディ作品なのに、どちらもすごい完成度。
MSがいかにみんなに愛されているか、ということを再確認しました。良くも悪くも。
Appleも愛されています。アメリカのTVのコメディ。
↓
Apple presents the iRack
Steve JobsがIR向けに新製品iRackを発表~とな。
単純に笑って観ていたけれど、ググってみたら、このコメディはなんでもブッシュ大統領のイラン派兵を風刺しているのだとか。。。単なるMADかと思ったら、かなりブラックでした。
MADじゃなくてリアルなCM。HONDAのAD2連。
Honda Accord
車のパーツでドミノ。CGなしでCM製作に半年かかったとかなんとか。。。なんというか、すごい。なぜそこまでやるのかな。。。
Honda Choir
Honda CivicのCM、UK版。人の声で車のある風景を描写。リアルとフェイクが交錯。
これまたなんというか、すごい。
台風一過の爽やかな空を期待していたのに、昨日もあいにくの曇り模様。
簡単な沢に行くという計画に便乗させていただくことに。
目的地は一之瀬川の上流にある黒エンジュ沢。
槐(エンジュ)の花は白いという印象がありましたが、黒いエンジュもあるんですね。
もっとも、今回の山行ではそれらしき木立を見ることはありませんでしたが。
週末はたっぷり休んだはずなのに眠たい目をこすりながら始発電車で集合場所へ。
そこから車2台に分乗して、一路東京の水源地帯を目指す。
青梅街道から大菩薩ラインへ、国道411号をひた走る。
切り立った断崖を切り拓いて作られた道なので、台風一過の翌日ということで落石で通行止めになる事態を恐れつつ前進。
林道に入り一の瀬高原方面を過ぎたところで、道の端に「台風により通行止め」という看板を発見。
この看板はちょうど車が一台脇を通り抜けられる位置にずらされていたのと、台風はすでに通過したし。。。と、あとは自己責任でGo。道中にはすでに何台か車が駐車していたり、自転車乗りの人たちが準備中だったりしていました。台風一過の翌日に山奥までやってくるもの好きは自分たちだけではないのだと、奇妙な安心感を抱いたりして。だからといって危険性がゼロになるわけではないのですが。。。
作業平の空き地に車を駐車し、沢道具をザックに詰めて9時過ぎに出発。
山道に入ったところには、人の背の高さに設えられた鳥箱がたくさんかけてあって、こんなに人の手に届きやすい巣に入る鳥がいるのだろうか疑問を抱きつつ前進。
登山道に入ってすぐに、まだ新しい木の橋を発見。まさかこれが入渓点? と右手を見ると、なんとも街中の小川の中洲のような葦の原。(入渓点は)もっと先だろうという声に促されてもう少し山道を登ると、ベンチの先に木の橋を発見。どうやらこちらがホントの入渓点であることを地図で確認し、沢の準備を開始。
普段はなだらかで水量も少ない沢とのことですが、さすがに梅雨時期の台風通過直後だけあって、どうどうと水が流れていました。勢いはあるけれど、まぁせいぜいふくらはぎに届く程度の水量なので、よほどうっかりしない限り流される危険はなさそう。水温は思ったより低し。でも気温がそこそこ高いので、むやみに水を求めて歩きました。
空は相変わらずの曇り空。時折うっすらと光が射す度に天候の回復を期待しながら、緩やかな沢を歩くことおよそ1時間。ぱらぱらと雨が降り出してきたので、雨具を装着。
さらに歩みを進めると、ついに200mのナメ地帯が出現。
ナメといっても、草があったりでこぼこがあったりと「B級」のナメなんだそうですが、なにしろこの日は水量が多いのでナメ~の全貌がイマイチわかりにくく。
200mってこんなに短いかな? と感じたのは、たぶん1枚岩のナメではなくて、断続的なナメのせいでしょうか。
それでも人生で初めてのナメにボルテージが上昇(単純)。
ナメを過ぎたあたりから沢が明るく開けてきて、まるで高原を横切って流れる小川で水遊びをしているようなのどかな気分。
気持ちの良い川原で大休止。
さらにしばらく行くと、スモウトリ沢という不思議な名前の沢との出合いに到着。
このスモウトリ沢の分岐点がまさにウォータースライダー状で、お子様にも大人気(嘘)。
分岐の先から沢の幅が狭く暗い印象に。東京都水源の森は手厚く保護されているためか、樹木が高く太い。奥多摩の植林地帯でもアルプスの高山でもない、この奥秩父の原生林が涵養する一滴の水がはるか東京湾まで続くのだそうな。
おそらく普段なら水もチョロチョロなのだろうけれど、相変わらず水量は豊富にどこどこと流れている。
しばらく細暗い沢をゆくと、2段8mの滝が登場。短いけれど美しいナメっぷり。ロープを出す必要はないけれど、岩の表面がコケでぬめっていて、なんとなく小川山のスラブを登っている気分。
この滝は集合写真のひな壇にぴったりで、ひとしきり撮影大会(笑)。
このナメを登るときに、足が滑って四つんばいのまま1mほどつるーと滑ってしまいました。
幸い下段に落ちる前に制動できたけれど、少々ヒヤリ。
もっとも、もっとひやひやしたのは後続の人たちですが。。。
ますます沢筋が狭くなり、細いなりにほとばしる水流を踏んで、相変わらず滝と呼べるほどではない段差に流木がひっかかるところを乗り越え乗り越えていくうちに視界が開け、笹薮に囲まれた地点に到着。
どうやらぼちぼち源流部に近づいた様子。ちょうど、目の前を一頭の鹿が横切って行きました。
マイナーな沢だというのに、あちこちに枝尾根に上がる小道があり。もしかしたら鹿の通い路かも。ほとんど藪こぎらしき藪こぎもなく、なんとな無事に笠取山に至る立派な登山道に合流。
せっかくなので。。。ということで、細かいアップダウンを刻みながら笠取山の山頂を踏みました。
整備の行き届いた明るい登山道で、晴れた日にはさぞ景色がよいのだろうなと思いつつ、残念ながらあたり一面は霧の中。
山頂から笠取小屋方面に向かう途中で、その名も「小さな分水嶺」の碑に立ち寄りました。
三角柱の石碑の一面ずつに、それぞれ「多摩川」「富士川」「荒川」と書かれています。
埼玉県と山梨県の境目にあるこの地点に落ちた一滴の雨粒は、その瞬間に人生の岐路に立たされるわけです。最後に東京湾に至るまで互いの道のりが交わることはありません。て、オオゲサですねw
世の中には水源マニアの人たちがいて、日々これ源流部を極めています。
「分水嶺」という言葉を聞くとそれだけでうっとりするくらい、わたしも水源地とか水源地のダムが好きです。ダムだけでご飯3杯いけます。ほんとに。
水源マニアうらやましいぞと思いながらなかなか足を運ぶ機会がありませんでしたが、今回は思いがけず多摩川源流を訪れることができてラッキーでした。
その後笠取小屋で休憩し、雨が一向に止む気配のないまま下山を続けて15時半に作業平に到着。
のめこいの湯でからだを温めて、都内に戻ってご飯を食べて解散。
今回の沢では赤テープなどのお手製の目印は一回も見かけませんでした。周辺の尾根も険しくなく登山道もしっかり整備されている沢ですが、ルートファインディングも楽しめてお手頃かと(中上級者の人には飽き足らないかも)。
お昼ごろにのっそりと起きたら、まばらに雨がぱらついている程度。風はほとんどなし。
ただものすごい湿気で、窓を開けたら一気に眼鏡が曇ってびっくり。
特に用事もないので、まったりしながら、さてなにを食べようか。。。いうことで、実家から送られてきたジャガイモでPotetkaker(パンケーキ)を作ることに。
じゃがいもをゆでてマッシュ。小麦粉をつなぎに牛乳で調節しながら、塩と砂糖を少々。
タネができたら、丸めて伸ばしてフライパンで両面を焼いてできあがり。
と、書くと簡単そうですが、一枚ずつ焼くので、全部焼きあがった時点で開始からすでに2時間が経過。
のんきな料理ですね。
作りたてよりも翌日、しっかり冷えてから食べるのが「おいしい」とされているそうですが、温かいうちでもじゅうぶんおいしいです。
実家から送られてきた今年のジャガイモは甘くてホクホクでした。
おイモがおいしいおかげで、パンケーキの味も一段とおいしくなりました。
パンケーキといっても食事用なので甘さ控えめで、どちらかというと柔らかいピタパンのような感じ。噛み締めるとジャガイモの甘みがじわっと広がります。イモ好きにはうけるかな。
本日の具は、ミートソースとラズベリーのジャム。
最初はどうやって食べるのか謎だったパンケーキ類の巻物系も、いまではすっかり慣れたもの(えらそう。でも、最初はホントに分からなかった。。。)。
適当に具を載せて、フォークとナイフでくるくると巻いていただきます。
ただ、未だにわたしはいつもフンダンに具を載せすぎて、巻くとアンコがはみ出てしまい。。
欲張ったらいけないと反省するも、この点においては学習効果なし。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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