Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2013.09.02,Mon
土曜日に大ヤスリのハイピークルートから下山するや、天気予報をチェック。土曜の夜に雨が降り、日曜日も午後の早い時間から雷雨の予報。これは素直に諦めた方がいいかなぁ…と思いながらも、下山が遅くなったので今から帰京しても遅くなるし…ということで、明日のことは明日の朝に決めようということに。
予報のとおり土曜日の夜に雨が降ったものの、日曜日の朝目が覚めると曇りがちながらも青空。
とりあえず岩場へGo。撤収しやすい近場なら大丈夫かな、とカサメリ沢へ。
久しぶりのスポートルート。ギアが少ないと荷物もこんなに軽いのか~と思ったら、ザックの底にダブルロープとあぶみを発見。。うん、まぁ、アプローチ短いからオッケイ。
まずは空いていたミルクミルクでアップ。
前日、風邪をぶり返してしまい体調極悪。アップでもあっぷあっぷなので、テンテンで。
すぐに姐御岩に移動。幸い空いていたのと、今すぐ天候が悪くなる感じでもなかったのでブルーシートを広げてしばしのんびり。
目標はぞうりむし(5.11a)。アプローチは楽だし、グレードも手頃だし(そんなことはなかったw)、我ながら良い選択♪とおもったけれど、どうも悪いらしく、まずはトップロープでお触り便。
1便目はOWの出だしでしばしまごつき、カチのトラバースでまごつき、上部の核心でどはまり。
11aならば射程圏内かと思ったけれど、そんなに甘くなかった…(凹。でも面白い。出だしのOWも、要所要所でジャミングが効くところも。オブザベ時には遠いと感じたボルト位置も、とても自然で、ものすごく面白い。ジャミングを効かせなかったら相当悪いだろうな…という部分がいくつかあって、割れ目好きとしては星をあげたいくらい。
2便目は上部核心まではノーテン(TRだけどw)。上部核心のムーブを色々と試してみるけれど、全然解決しない。11aなのに…。
やがて遠雷が聞こえ始め、ぽつぽつと小雨が降り始める。
けれども、姉御岩は上が被っていることもあり、どのみちTRだし…ということで、ちらほらと下山するクライマーさんがいる中、TRで3便目のトライ。
雨の影響でおぬめり感満載。上部核心まではノーテンだったけれど、やっぱり核心部分が難しい。フィンガージャムに繋げる部分が未解決。残念。パリパリに乾いていたら違うのかなぁ…と思いながら降りてくると、とたんに大雨。岩の下に避難し荷物を片付けていると、すぐに雨は止み、ほとんど濡れることなく駐車場へ帰還。
台風予報で望み薄だった割には2日間とも登ることができたのでラッキー、ということで。
*今回登った(触っただけ)のルート*
/*20130901 瑞牆、カサメリ沢
・ミルクミルク(5.10a) - ×。もう登っているからいいかーとアップアップでテンテン。
・ぞうりむし(5.11a) - TR。出だしが短いながらもガチンコOWで楽しい。要所要所でレストできるし、スポートエリアなのにクラック要素満載で楽しい。でも上部では被りをくらうので苦しい。
・ぞうりむし(5.11a) - TR。下部は繋がったけれど、上部核心のムーブが見出せず。
・ぞうりむし(5.11a) - TR。2便目と同じく下部は問題ないものの、上部核心がこなせず。ちょっと分かった気もするけれど、リードだとどうなんだろう。とりあえずぬめってきて悪かった。
予報のとおり土曜日の夜に雨が降ったものの、日曜日の朝目が覚めると曇りがちながらも青空。
とりあえず岩場へGo。撤収しやすい近場なら大丈夫かな、とカサメリ沢へ。
久しぶりのスポートルート。ギアが少ないと荷物もこんなに軽いのか~と思ったら、ザックの底にダブルロープとあぶみを発見。。うん、まぁ、アプローチ短いからオッケイ。
まずは空いていたミルクミルクでアップ。
前日、風邪をぶり返してしまい体調極悪。アップでもあっぷあっぷなので、テンテンで。
すぐに姐御岩に移動。幸い空いていたのと、今すぐ天候が悪くなる感じでもなかったのでブルーシートを広げてしばしのんびり。
目標はぞうりむし(5.11a)。アプローチは楽だし、グレードも手頃だし(そんなことはなかったw)、我ながら良い選択♪とおもったけれど、どうも悪いらしく、まずはトップロープでお触り便。
1便目はOWの出だしでしばしまごつき、カチのトラバースでまごつき、上部の核心でどはまり。
11aならば射程圏内かと思ったけれど、そんなに甘くなかった…(凹。でも面白い。出だしのOWも、要所要所でジャミングが効くところも。オブザベ時には遠いと感じたボルト位置も、とても自然で、ものすごく面白い。ジャミングを効かせなかったら相当悪いだろうな…という部分がいくつかあって、割れ目好きとしては星をあげたいくらい。
2便目は上部核心まではノーテン(TRだけどw)。上部核心のムーブを色々と試してみるけれど、全然解決しない。11aなのに…。
やがて遠雷が聞こえ始め、ぽつぽつと小雨が降り始める。
けれども、姉御岩は上が被っていることもあり、どのみちTRだし…ということで、ちらほらと下山するクライマーさんがいる中、TRで3便目のトライ。
雨の影響でおぬめり感満載。上部核心まではノーテンだったけれど、やっぱり核心部分が難しい。フィンガージャムに繋げる部分が未解決。残念。パリパリに乾いていたら違うのかなぁ…と思いながら降りてくると、とたんに大雨。岩の下に避難し荷物を片付けていると、すぐに雨は止み、ほとんど濡れることなく駐車場へ帰還。
台風予報で望み薄だった割には2日間とも登ることができたのでラッキー、ということで。
*今回登った(触っただけ)のルート*
/*20130901 瑞牆、カサメリ沢
・ミルクミルク(5.10a) - ×。もう登っているからいいかーとアップアップでテンテン。
・ぞうりむし(5.11a) - TR。出だしが短いながらもガチンコOWで楽しい。要所要所でレストできるし、スポートエリアなのにクラック要素満載で楽しい。でも上部では被りをくらうので苦しい。
・ぞうりむし(5.11a) - TR。下部は繋がったけれど、上部核心のムーブが見出せず。
・ぞうりむし(5.11a) - TR。2便目と同じく下部は問題ないものの、上部核心がこなせず。ちょっと分かった気もするけれど、リードだとどうなんだろう。とりあえずぬめってきて悪かった。
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Posted by norlys - 2013.09.02,Mon
週末は瑞牆であぶみトレ第2弾。
台風15号が日本列島を通過するとのことで台風と秋雨前線による荒れ模様の予報だったけれど、土曜日ならば台風の影響も少ないのではないかと楽観的な予測のもとギリギリまで予報と睨めっこ。
土曜日の朝、都内を出発し、瑞牆山荘の駐車場に到着すると、すでに駐車場はほぼ満車状態。
たしかに金曜日の時点で土曜日は雨マークが消えていたけれど、さすがに100名山だけあってか人気なのだなぁ…と。
目指す大ヤスリ岩は瑞牆山の山頂直下にあるらしい。
いざエアリアを広げると、山頂までのコースタイムは2時間50分。往復だけでも結構時間がかかることに気付く(遅…)。
上空は青空。時折雲がすごい速さで流れていく。登りだしの斜面は風の影響を受けず無風。暑い。
しっかりと整備された登山道をえっちらおっちら歩く。暑い。
富士見平小屋から先はトラバース道が続く。遠くに瑞牆本峰方面がちらりと見えるけれど、まだまだ遠い。
沢筋を横断し、しっかりとした梯子を登り、岩がちな道をえっちらおっちらと登っていくと、左手に顕著な岩峰が見えた。「あれが大ヤスリじゃないかな」と初めて見る岩峰の姿に半信半疑ながらも、さらに登山道を登ると、岩峰の基部に続く踏み跡を遮るようにトラロープが張ってあった。
荷物を置いてトラロープを跨ぎ5mほど踏み跡を辿ると、どんと岩が真正面に聳え立つ。見ればすぐに分かるだろうと話していたハイピークルートの取付きがそこにあった。ビンゴ。
荷物を取りに戻り、早速登攀準備。
いかんせんアプローチとデプローチが多少長いので、急がなくては…。
・1P目、リード
事前に見た記録では「顕著な凹角をハンドクラックで」とあったけれど、全然ハンドサイズではなくて焦る。広い。カムでランニングを取りながら4mほど登り凹各左の岩の上へ。右のチムニーにトラバースするところは、なるほどホールドが細かく自分には無理なのでフリーは当初から諦めリングボルト4つをA0で。
バックアンドフットでチムニーの外に近い部分を登る。チムニーは外側にホールドが豊富で登りやすい。このサイズに合うカムを持ち合わせてないのでべたべたと打たれたリングボルトにクリップ。チムニー奥に入り込めばデカキャメが効くかもしれないけれど、ガチンコワイドで難しくなりそう。。
古い終了点は足場が今一つなのでそのままロープを伸ばすことにし、目の前に続くハーケン連打をA0で登り(当初フリーでトライしたら手が細かくて自分には無理でした…ヘタレ(凹))再び右のチムニー内に移り、チムニー内部の階段を少し上がってペツルのハンガーボルト2つでビレイ。
・2P目、フォロー
続く階段を少し登って「ビルの中庭みたいな」大テラスまで。途中灌木にロープがかかってしまうので、すぐ目の前の岩壁直下でピッチを切る。
なるほど、ビルの中庭みたいな、四方を乾いた大きな花崗岩に囲まれた広い空間で、ちょっと異次元な感じ。
・3P目、リード
10mほどの岩壁にクラックが数本走っており、左、中央、右と3本くらいルート取りができるとのこと。中央ルートが面白そうだったけれど土が詰まっている箇所を見て萎えてしまい、左上するランぺから左のクラックを上がるルートを選択。快適。上は再び1P目と同じようにただし1P目よりは広い岩に挟まれた階段状の空間。どんつきに古い支点があったものの、右の垂壁にリングボルトが3つ続いていたので、あぶみを取り出して人工で垂壁を登り、右上の広いテラスへ。
登ってきた左手の目の前に、永遠の長さのようにボルトラダーが続いているのを確認。
そしてすぐ鼻の先にある岩峰の先に人がたくさんいる様子からして、あれが瑞牆山山頂なのだと知る。
・4P目、フォロー
ハイピークルートのハイライト、40mのボルトラダー。
見るからにボルト感覚がちょっと遠い。まに氏がするりするりと順調にロープを伸ばし、やがて姿が見えなくなった頃、山頂にいる登山者のみなさんが一斉に拍手をする音が聞こえ、あぁ到着したのだなとわかる。
登っていいよーとのコールを受け、登攀(あぶみだけど)開始。しょっぱなから遠い。先日の中央洞窟ルートよりも俄然遠い。スリングで伸ばしてあっても2段目まで立ちこまないと届かない箇所がいくつかあった。
ボルトが欠落した場所はなかったので、背の高い人がボルトを打ったのかな…と思う。どうなんだろう。
リングが破断した箇所は2ヶ所(1箇所は今年の7月に破断したそう)。ボルトの頭にリベットハンガーを設置。リベットハンガーを使う場面などないかも…と思いながらも昔カモシカのセールで購入したものが日の目を見た。
岩峰の頂点が近づく頃にはすっかり傾斜が落ち、短いスラブを登って終了点へ。
それまで青空が広がっていたのに、残念ながら自分が登る間に雲が湧いてきて山頂方向以外の景観は望めず。。
台風の影響で風が強かったらあぶみが流されて登りにくいかも…と懸念していたけれど、それほど影響を受けずに済んだだけでもよかったのかもしれない。
だだっ広く長い垂壁をじっくりとあぶみで登ることは一種独特な感じで、自分が知っているフリークライミングとはまったく別物だと感じた。すごく楽しかったけれど、正直これはちょっと違うかなぁ…と、もやもやとした違和感が残った。
「登山道みたいなものだよ」と言われ、あぁそうか、と思った。北アルプスの稜線の梯子や鎖場のような、難易度ではなくとにかく頂点に至るための道筋なのだと思えば、なるほど納得。
3P目の終了点のテラスから山頂方向の登山道に向い1Pの懸垂。そこから先は歩いて登山道へ合流。荷物を片付けて、大ヤスリのルートをしばし見学。
大ヤスリ岩の基部には「景観を乱すボルト打ちを禁ずる」と書かれた古い看板(ご丁寧にリングボルトが添えられていた)があり、それはまぁそうだよね…と思う。
リングボルトやハーケンなどの残置が豊富だからこそ、ハイピークルートは自分のようなヘタレも楽しく登れる初心者ルートなのであって、残置が一切なかったら限られたハイレベルのクライマーだけが取付けるルートに一変してしまうだろう。
たとえば、大ヤスリ岩の頂点に立つフリーのルートならば中嶋兄弟が開拓したユグドラシルがあるけれど、1P目は12-、2P目は12+。今の自分には程遠いレベル。それでも頑張って頑張り続けてトライできるまで自分を高めることができらたらば、それはもうものすごくステキなことだと思う。思う、けれど…。
その昔の一時期、ディレティッシマという人工登攀を交えてとにかく直上する方法が流行ったらしい、ということは登攀史を紐解いて知識として知っているものの、自分はその時代を知らない。どんな形であれとにかく岩峰の頂点に立ちたいと願った人の気持ちは分かるし、それは決して今現在メインストリームをなすクライミングのスタイルではないということも分かる。
なにがいいかなにが悪いかということを考えても仕方ないし、いずれ自然の風化によって、リングボルトのリングも、もしかしたらボルト自体も破断してしまう日が来るだろうから、今こうしてハイピークルートを楽しく登ることができてよかったね…そういうことだよね…と話し合いながら、すっかり人気の少なくなった登山道をぽくぽくと下山。
結局雨に降られることもなく、ヘッデンを点けるまでもないうちに駐車場に帰還できよかったよかった。
台風15号が日本列島を通過するとのことで台風と秋雨前線による荒れ模様の予報だったけれど、土曜日ならば台風の影響も少ないのではないかと楽観的な予測のもとギリギリまで予報と睨めっこ。
土曜日の朝、都内を出発し、瑞牆山荘の駐車場に到着すると、すでに駐車場はほぼ満車状態。
たしかに金曜日の時点で土曜日は雨マークが消えていたけれど、さすがに100名山だけあってか人気なのだなぁ…と。
目指す大ヤスリ岩は瑞牆山の山頂直下にあるらしい。
いざエアリアを広げると、山頂までのコースタイムは2時間50分。往復だけでも結構時間がかかることに気付く(遅…)。
上空は青空。時折雲がすごい速さで流れていく。登りだしの斜面は風の影響を受けず無風。暑い。
しっかりと整備された登山道をえっちらおっちら歩く。暑い。
富士見平小屋から先はトラバース道が続く。遠くに瑞牆本峰方面がちらりと見えるけれど、まだまだ遠い。
沢筋を横断し、しっかりとした梯子を登り、岩がちな道をえっちらおっちらと登っていくと、左手に顕著な岩峰が見えた。「あれが大ヤスリじゃないかな」と初めて見る岩峰の姿に半信半疑ながらも、さらに登山道を登ると、岩峰の基部に続く踏み跡を遮るようにトラロープが張ってあった。
荷物を置いてトラロープを跨ぎ5mほど踏み跡を辿ると、どんと岩が真正面に聳え立つ。見ればすぐに分かるだろうと話していたハイピークルートの取付きがそこにあった。ビンゴ。
荷物を取りに戻り、早速登攀準備。
いかんせんアプローチとデプローチが多少長いので、急がなくては…。
・1P目、リード
事前に見た記録では「顕著な凹角をハンドクラックで」とあったけれど、全然ハンドサイズではなくて焦る。広い。カムでランニングを取りながら4mほど登り凹各左の岩の上へ。右のチムニーにトラバースするところは、なるほどホールドが細かく自分には無理なのでフリーは当初から諦めリングボルト4つをA0で。
バックアンドフットでチムニーの外に近い部分を登る。チムニーは外側にホールドが豊富で登りやすい。このサイズに合うカムを持ち合わせてないのでべたべたと打たれたリングボルトにクリップ。チムニー奥に入り込めばデカキャメが効くかもしれないけれど、ガチンコワイドで難しくなりそう。。
古い終了点は足場が今一つなのでそのままロープを伸ばすことにし、目の前に続くハーケン連打をA0で登り(当初フリーでトライしたら手が細かくて自分には無理でした…ヘタレ(凹))再び右のチムニー内に移り、チムニー内部の階段を少し上がってペツルのハンガーボルト2つでビレイ。
・2P目、フォロー
続く階段を少し登って「ビルの中庭みたいな」大テラスまで。途中灌木にロープがかかってしまうので、すぐ目の前の岩壁直下でピッチを切る。
なるほど、ビルの中庭みたいな、四方を乾いた大きな花崗岩に囲まれた広い空間で、ちょっと異次元な感じ。
・3P目、リード
10mほどの岩壁にクラックが数本走っており、左、中央、右と3本くらいルート取りができるとのこと。中央ルートが面白そうだったけれど土が詰まっている箇所を見て萎えてしまい、左上するランぺから左のクラックを上がるルートを選択。快適。上は再び1P目と同じようにただし1P目よりは広い岩に挟まれた階段状の空間。どんつきに古い支点があったものの、右の垂壁にリングボルトが3つ続いていたので、あぶみを取り出して人工で垂壁を登り、右上の広いテラスへ。
登ってきた左手の目の前に、永遠の長さのようにボルトラダーが続いているのを確認。
そしてすぐ鼻の先にある岩峰の先に人がたくさんいる様子からして、あれが瑞牆山山頂なのだと知る。
・4P目、フォロー
ハイピークルートのハイライト、40mのボルトラダー。
見るからにボルト感覚がちょっと遠い。まに氏がするりするりと順調にロープを伸ばし、やがて姿が見えなくなった頃、山頂にいる登山者のみなさんが一斉に拍手をする音が聞こえ、あぁ到着したのだなとわかる。
登っていいよーとのコールを受け、登攀(あぶみだけど)開始。しょっぱなから遠い。先日の中央洞窟ルートよりも俄然遠い。スリングで伸ばしてあっても2段目まで立ちこまないと届かない箇所がいくつかあった。
ボルトが欠落した場所はなかったので、背の高い人がボルトを打ったのかな…と思う。どうなんだろう。
リングが破断した箇所は2ヶ所(1箇所は今年の7月に破断したそう)。ボルトの頭にリベットハンガーを設置。リベットハンガーを使う場面などないかも…と思いながらも昔カモシカのセールで購入したものが日の目を見た。
岩峰の頂点が近づく頃にはすっかり傾斜が落ち、短いスラブを登って終了点へ。
それまで青空が広がっていたのに、残念ながら自分が登る間に雲が湧いてきて山頂方向以外の景観は望めず。。
台風の影響で風が強かったらあぶみが流されて登りにくいかも…と懸念していたけれど、それほど影響を受けずに済んだだけでもよかったのかもしれない。
だだっ広く長い垂壁をじっくりとあぶみで登ることは一種独特な感じで、自分が知っているフリークライミングとはまったく別物だと感じた。すごく楽しかったけれど、正直これはちょっと違うかなぁ…と、もやもやとした違和感が残った。
「登山道みたいなものだよ」と言われ、あぁそうか、と思った。北アルプスの稜線の梯子や鎖場のような、難易度ではなくとにかく頂点に至るための道筋なのだと思えば、なるほど納得。
3P目の終了点のテラスから山頂方向の登山道に向い1Pの懸垂。そこから先は歩いて登山道へ合流。荷物を片付けて、大ヤスリのルートをしばし見学。
大ヤスリ岩の基部には「景観を乱すボルト打ちを禁ずる」と書かれた古い看板(ご丁寧にリングボルトが添えられていた)があり、それはまぁそうだよね…と思う。
リングボルトやハーケンなどの残置が豊富だからこそ、ハイピークルートは自分のようなヘタレも楽しく登れる初心者ルートなのであって、残置が一切なかったら限られたハイレベルのクライマーだけが取付けるルートに一変してしまうだろう。
たとえば、大ヤスリ岩の頂点に立つフリーのルートならば中嶋兄弟が開拓したユグドラシルがあるけれど、1P目は12-、2P目は12+。今の自分には程遠いレベル。それでも頑張って頑張り続けてトライできるまで自分を高めることができらたらば、それはもうものすごくステキなことだと思う。思う、けれど…。
その昔の一時期、ディレティッシマという人工登攀を交えてとにかく直上する方法が流行ったらしい、ということは登攀史を紐解いて知識として知っているものの、自分はその時代を知らない。どんな形であれとにかく岩峰の頂点に立ちたいと願った人の気持ちは分かるし、それは決して今現在メインストリームをなすクライミングのスタイルではないということも分かる。
なにがいいかなにが悪いかということを考えても仕方ないし、いずれ自然の風化によって、リングボルトのリングも、もしかしたらボルト自体も破断してしまう日が来るだろうから、今こうしてハイピークルートを楽しく登ることができてよかったね…そういうことだよね…と話し合いながら、すっかり人気の少なくなった登山道をぽくぽくと下山。
結局雨に降られることもなく、ヘッデンを点けるまでもないうちに駐車場に帰還できよかったよかった。
Posted by norlys - 2013.08.30,Fri
今日は久しぶりに秋パンへ。
久しぶりにお会いするスタッフさんにご挨拶したり、荻の常連さんたちとばったりお会いして、ちょっとほっこり。
ジムも連続4日目となるとさすがに登る前から気分はヘロリン気味。登りたいという気持ちは当然あるけれど、易しいガバルートは指皮が嫌がり、手の悪いルートは体幹が逃げる。。
体力面でもメンタル的にも長い時間は登れなさそうなので、アップは軽めに。
なるべく丁寧に登ることを心掛けるけれど、どうしても下半身の踏み込みが足りないなーとか、手に頼る割に前腕がフレッシュではないなーとか、総合的に全身の動きがバラバラだなーと、自分のダメっぷり加減を実感。
まぁダメダメなのは承知の上なので、「ヨレている状態でいかに動きをコントロールして次の一手を出すか」というトレーニングなのだと頭を切り替える。登れない言い訳に過ぎないとはいえ、なにがどういう風にダメなのかをきちんと整理して、だからやっぱりダメなんだなぁ…と理解すると、ヨレヨレで結果がダメでも自分なりに楽しい。ま、ダメなんですけどねw
とりあえず、薄被り壁でNEWとある紺をひとつお片付け。
もうひとつの紺はスローパーが保持れず敬遠。別の紺はやけに手が遠いなぁ…と、ムダ撃ちしていたら「それ実はテープが剥がれてるんですよ」と教えてもらう。ナンテコッタ…。
傾斜壁の紺をリピートして白を食い散らかして、早々と終了。
来週はリニューアル後の荻窪が楽しみ。早く行きたいなぁ。
久しぶりにお会いするスタッフさんにご挨拶したり、荻の常連さんたちとばったりお会いして、ちょっとほっこり。
ジムも連続4日目となるとさすがに登る前から気分はヘロリン気味。登りたいという気持ちは当然あるけれど、易しいガバルートは指皮が嫌がり、手の悪いルートは体幹が逃げる。。
体力面でもメンタル的にも長い時間は登れなさそうなので、アップは軽めに。
なるべく丁寧に登ることを心掛けるけれど、どうしても下半身の踏み込みが足りないなーとか、手に頼る割に前腕がフレッシュではないなーとか、総合的に全身の動きがバラバラだなーと、自分のダメっぷり加減を実感。
まぁダメダメなのは承知の上なので、「ヨレている状態でいかに動きをコントロールして次の一手を出すか」というトレーニングなのだと頭を切り替える。登れない言い訳に過ぎないとはいえ、なにがどういう風にダメなのかをきちんと整理して、だからやっぱりダメなんだなぁ…と理解すると、ヨレヨレで結果がダメでも自分なりに楽しい。ま、ダメなんですけどねw
とりあえず、薄被り壁でNEWとある紺をひとつお片付け。
もうひとつの紺はスローパーが保持れず敬遠。別の紺はやけに手が遠いなぁ…と、ムダ撃ちしていたら「それ実はテープが剥がれてるんですよ」と教えてもらう。ナンテコッタ…。
傾斜壁の紺をリピートして白を食い散らかして、早々と終了。
来週はリニューアル後の荻窪が楽しみ。早く行きたいなぁ。
Posted by norlys - 2013.08.30,Fri
今日はスクールでパンツー。振替2回目、今期最終回。
火曜日のリードエリアはツナミ台が出るほどの混雑だったらしく、あぁ夏休みも終わってしまったのね…と思っていたけれど、今日は割合と空いていてのんびり。ありがたし。
スクール開始までボルダーで軽くアップ。昨日のJSの課題をイメージして、Earth壁の保持&バランス系を中心に触ってみるものの、前腕の調子がイマイチ。
おそらく昨日のボルダーの影響かな。ジムにいたのは短い時間だったけれど、ほとんど休みなく撃ち続けていたし、インナーマッスルにじわんと来る課題が多かったように思う。
スクールでは先週の続きで課題ルートにトライ。
前回と同じくセクションを区切ってレストを入れながらのトライということで、ひとまずホ。
自分の課題のひとつは持久力不足という点なので、ここで逃げていてはダメなんだけど、いかんせん持久力勝負になったら泣きをみるのは火を見るより明らかな前腕具合だったので良かった。。かな。
ルーフ下までは2ピッチ。ルーフを抜けるところでクリップ位置とホールドをすっかり忘れていてまごつきまくり。
案の定「あー忘れてますね」と指摘を受ける。はい、すみません…。
しばらく休んだ後に2回目のトライ。
ルーフ下までは1回目と同じく2ピッチ(つまり2テン)で。ルーフを抜けた先は、1回目の反省を踏まえてムーブをこなし、それでもスローパーのセクションはテンテンになってしまい、結局3テン。合計5テン。
あとは繋げるだけ…なんて口にするのも虚しいくらい、繋げられるようになることがほんとに長そう。それでも諦めずに頑張るしかないのです。多分。いえ、きっと。
まぁ、ぼちぼちっと。
火曜日のリードエリアはツナミ台が出るほどの混雑だったらしく、あぁ夏休みも終わってしまったのね…と思っていたけれど、今日は割合と空いていてのんびり。ありがたし。
スクール開始までボルダーで軽くアップ。昨日のJSの課題をイメージして、Earth壁の保持&バランス系を中心に触ってみるものの、前腕の調子がイマイチ。
おそらく昨日のボルダーの影響かな。ジムにいたのは短い時間だったけれど、ほとんど休みなく撃ち続けていたし、インナーマッスルにじわんと来る課題が多かったように思う。
スクールでは先週の続きで課題ルートにトライ。
前回と同じくセクションを区切ってレストを入れながらのトライということで、ひとまずホ。
自分の課題のひとつは持久力不足という点なので、ここで逃げていてはダメなんだけど、いかんせん持久力勝負になったら泣きをみるのは火を見るより明らかな前腕具合だったので良かった。。かな。
ルーフ下までは2ピッチ。ルーフを抜けるところでクリップ位置とホールドをすっかり忘れていてまごつきまくり。
案の定「あー忘れてますね」と指摘を受ける。はい、すみません…。
しばらく休んだ後に2回目のトライ。
ルーフ下までは1回目と同じく2ピッチ(つまり2テン)で。ルーフを抜けた先は、1回目の反省を踏まえてムーブをこなし、それでもスローパーのセクションはテンテンになってしまい、結局3テン。合計5テン。
あとは繋げるだけ…なんて口にするのも虚しいくらい、繋げられるようになることがほんとに長そう。それでも諦めずに頑張るしかないのです。多分。いえ、きっと。
まぁ、ぼちぼちっと。
Posted by norlys - 2013.08.29,Thu
今週いっぱいは荻パンが改修工事のためジム難民。というわけで、初めてJ&S中野へ。
荻窪よりも中野の方が実は近いものの、気分はプチ遠征。
プチ遠征とはいえ、外岩でお会いしたことのある方々がいらっしゃって、色々とアドバイスを頂戴できてありがたし。
初めてだけにグレード感覚がわからないので、ひとまず4番からお触り。5番までは概ね一撃。6番はムーブを修正しながら2、3回撃って登れるかな、という感じ(てんで無理な6番もあったけど)。7番になるともう無理。そのグレードを登るために必要な保持力がテキメンに不足していることを痛感。
最後に垂壁トラバースの4番を触ったら、傾斜はなくトラバースなんだけど、スローピーでピンチーでバランシーで(自分には)悪すぎてびっくり。せっせとブラッシングをして2回目で登れたけれど、うむ~これが4番かぁ…という感じ。常連さんたちが強いワケです。
ボルダー課題のアレコレを語れるほどには分かってはいませんが、体幹にビシっとくる感じと足遣いを丁寧にしないとキレちゃう感じが外岩ぽくて、とても楽しかった。
最近は他のジムに行く機会はほとんどないけれど、たまには遠征するのもおもしろいなぁ。
荻窪よりも中野の方が実は近いものの、気分はプチ遠征。
プチ遠征とはいえ、外岩でお会いしたことのある方々がいらっしゃって、色々とアドバイスを頂戴できてありがたし。
初めてだけにグレード感覚がわからないので、ひとまず4番からお触り。5番までは概ね一撃。6番はムーブを修正しながら2、3回撃って登れるかな、という感じ(てんで無理な6番もあったけど)。7番になるともう無理。そのグレードを登るために必要な保持力がテキメンに不足していることを痛感。
最後に垂壁トラバースの4番を触ったら、傾斜はなくトラバースなんだけど、スローピーでピンチーでバランシーで(自分には)悪すぎてびっくり。せっせとブラッシングをして2回目で登れたけれど、うむ~これが4番かぁ…という感じ。常連さんたちが強いワケです。
ボルダー課題のアレコレを語れるほどには分かってはいませんが、体幹にビシっとくる感じと足遣いを丁寧にしないとキレちゃう感じが外岩ぽくて、とても楽しかった。
最近は他のジムに行く機会はほとんどないけれど、たまには遠征するのもおもしろいなぁ。
Posted by norlys - 2013.08.28,Wed
今週いっぱいは荻パンが改修工事のため閉鎖。
なので、パンツーまで遠征。
パンツーのボルダー課題はあまり触ったことがなくどれも新鮮。特に極壁の白がリニューアルされてから初めて触るので、楽しくて止まらず。
もしビレイをお願いできたら少しだけリードも…という考えは、ボルダーを登り始めて1時間後には完全に消滅w
極壁の白をひとつだけ落としたことと、あと2つは撃ちこめばいけそうな感触が得られたので(その先が長いのは承知の上でw)、うれしいな。
なので、パンツーまで遠征。
パンツーのボルダー課題はあまり触ったことがなくどれも新鮮。特に極壁の白がリニューアルされてから初めて触るので、楽しくて止まらず。
もしビレイをお願いできたら少しだけリードも…という考えは、ボルダーを登り始めて1時間後には完全に消滅w
極壁の白をひとつだけ落としたことと、あと2つは撃ちこめばいけそうな感触が得られたので(その先が長いのは承知の上でw)、うれしいな。
Posted by norlys - 2013.08.28,Wed
先週末は日曜日に用事があり、山(or岩)に行けるのは土曜日のみ。
人工登攀の練習をしよう! ということで、瑞牆方面を予定していたものの、生憎土曜日は雨の予報。ところが、金曜の夕方になってガイダンスがひっそりポジティブな予報に変更。
もしかして…登れるかな? と期待半ば、とはいえ金曜日の夜早くにざんぶりと降ったらしい雨量統計を見て諦め半ば、ダメ元でGo。
天鳥川南沢方面の下の駐車場に到着するとクライマーは誰もおらず。そらそうだよねぇ…幸い薄曇りで雨は降っていないけれど、道路も未だしっとりだし。と、準備を進めている間にクライマーさんがちらほらと通過。
とりあえずしっとり濡れた山道をのんびりと歩いて岩場へ向う。この道は通称パノラマコースと呼ばれる瑞牆山へのマイナールート(入口にはこのルートは崩壊しているので危険とかなんとか書かれた標識あり)。
かつて、カンマンボロンの開拓にお邪魔した際に一度訪れたことがあり、うっすらとした記憶を手繰るように歩く。随所にすずらんテープがあり、踏み跡も明瞭。南沢沿いにトラバース気味に高度を上げ、涸沢を横断すると木々の間に大ハングが見えてくる。急登をぽくぽく登ると岩場の基部にぶつかり、ここで山道沿いに右に曲がるとほどなく大洞窟下に到着。
本来の中央洞窟ルート1P目直下にいったん荷物をデポし、カンマンボロンの新エリアをのんびり見学(などしていたせいで下山がバタバタとなる(笑))。
以前「ユージさんが開拓したんだよ~」と教えてもらったTriple P(3P、5.14a)のラインは、のっぺりとした垂壁でいったいどこをどうやって登るのか皆目見当がつかなったけれど、今ならもう少しラインを見出せるかなぁなんて…と期待したけれど、やっぱり無理だった。世界レベルは世界が違う。
再び取付きに戻り登攀準備。カンマンボロンの新エリアは軒並みしっとりシケシケびしゃびしゃだったけれど、大ハング下は頭上遥か上に大きな張り出しがあるおかげか案外乾いていました(大ハングからは水がぽつりぽつりと滴っていたけど影響なし)。
中央洞窟のルートは通常ならば目の前の草の生えたルンゼから登りだすところなのだけど、いかんせんぴっしょり濡れた草がぼーぼーでワイルド過ぎる印象だったので、左側の鎌形ハングルート右から登ることに。
取付きから左に岩の隙間を抜けると、いわゆる「カンマンボロン」と刻まれた場所。(雨垂れによる浸食または自然の風化という説が濃厚。いずれにしても自然の妙。「カンマンボロン」とは梵字で大日如来(不道明王)のこと、だそう。
この浸食跡の左側のルンゼとさらに左のおそらく鎌形ハングに続く壁に新旧様々なリングピンやハーケン類が随所に散見。ここから登って右側にある中央洞窟ルートのルンゼの終わりに合流しよう、ということに。
1P目、リード
傾斜はないし、岩も結構乾いていて快適…かと思ったら一部ザラザラと風化していて不意にスリップしそうで怖い。5mほどの高さにある小ピナクルもパカパカと乾いた音がしてメンタルグレード高し(ヘタレ)。
小ピナクルから左の岩の下のガレ場をくぐるとひっそりとボロボロの終了点がひとつ。ここでピッチを切るか、もう少し伸ばすかをしばし逡巡し、残りロープの長さから考えてちょうど上の終了点まで行けそうだったので継続。
正面の垂壁からカンテ、すっぱり切れ落ちた右壁との隙間を突いて燕のフンまみれの小さな穴に身を潜めてカム4つでビレイ。中間部のボロボロの終了点から先は多分人工で登られたらしく古い残置が随所にベタ打ち(これはフットホールド用なんだろうな、というピトンとか、ホールド代わりのお助け紐なんだろうなというピトン+スリングとか)。古いアルパインの岩場に見られる「このルートは登られている/いたな」感があるとはいえ、一体いつの時代の残置なのだろう…。
下部は5.7、上部は5.8か9くらい(個人的感想)。
そんなつもりもなく50mロープでほぼいっぱいまで伸ばしたため、最後はカムもスリングも弾切れになりかけて焦りました。
あと、リスにボールナッツ(赤)がボンバーに効き、ボールナッツをきめたのは初めてだったので、効くんだな~と。
正直、この1P目で自分としてはメンタル終了。長時間のビレイ、すみませんでした。
ビレイ点の小さな穴の脇に、古いリングピンとボルトと色褪せたスリングが1本残された終了点があり、捨て縄を掛け替えて、15mほど懸垂下降。本来の中央洞窟ルート2P目の終了点へ合流。体重をかけるとやや浅打ちのボルトが、きしっとしなる感じがして怖かった。ワイルド。
2P目、フォロー
実際には中央洞窟ルート3P目。2mばかり階段状の岩場を上がり、右に1mほどトラバース。「なんだこれ砂だっ!」というまに氏の声を聞いていたので覚悟はしていたけれど、洞窟周囲は本当に砂でした。洞窟の始まりのチムニーの奥は苔コケでモイスティー。眼下は草ボーボーだし、さっきまでいたのは燕のフンまみれの小さい穴倉だしで、ワイルド。
砂地の右壁は岩が硬くガバカチを繋いで一段上にあがり、苔コケの洞窟内へ。苔まみれの洞窟内から巨大なチョックストーンを裏側から攀じ登り終了。チョックストーンは燕のフンまみれ。ワイルド。
3P目、リード
本来は中央洞窟ルート4P目。しまった、このピッチをフォローするつもりだったのに…と、ちょっと後悔(同時に面白そう…ともw すみません)。
最初に右側から直上しようとして手が悪く、戻ろうとしたときに最後の足が燕のフンか苔に滑ってつるりん。まぁあと一歩でスタートに戻るところだったので結果は同じなんだけど。
仕切り直しで苔まみれの左側から上へ。残置はいずれも古くてカビカビorサビサビ。出だしはフリーで頑張ったものの、苔ヌルの悪いガストンが保持れそうになく、あっさり人工に切り替え。後で記録を読み直すとフリーで登っている方が多く、自分の弱さにちょっと幻滅。まぁもともと人工登攀の練習のために訪れたルートなのだから、それはそれでよしということで。
技術書で得た知識しか持ち合わせていないあぶみの操作を実地で体験することができ新鮮な感覚。もたもたと時間をかけながら(すみませんすみません…)洞窟の上の光の指す方向を目指してえっちらおっちら。
それまでふんだんにあった残置がなくなると、大ハング下の右壁にスメアが効き、高度感を満喫しながらフリーに切り替えて洞窟の外に。一段上にあがったところにリングボルト2つの終了点があったことに気付かず、細い灌木とハーケンとカムで終了点を作成。基本的にトラバースなので、リードもフォローも怖さは同じ。
ボルトラダー脇にある燕の巣から飛び出した燕たちにキーキーと鳴かれながら、大ハングの庇に続くボルトラダーを横目にして、あれを登るのはフリークライミングとは別の競技かなぁ…でも最初にボルトを打った人は大変だったろうなぁ…と思ったり。
4P目、フォロー
大股開きのチムニーから、垂壁のボルトラダー、ザレたルンゼと、色々な要素がぎゅっと詰まったルート。洞窟から解放されて外の風景を楽しめるのもうれしい。フリーから人工、人工からフリーへの切り替えがいかんせん不慣れなので、勉強になりました。
ボルトラダー箇所は所々濡れているところもあったけれど、そもそも人工なので影響なし。ただ、大雨の中だったらこのピッチは無理だったかも。
5P目、リード
目の前のルンゼは黒々と水が滴っていたので、右側の岩を1mほど登り、あとは木登りで岩峰の稜線へ到着。目の前に十一面正面壁がどん、と登場。大面岩も初めて間近に拝見。大面岩に面白そうなクラックがあり、残置ロープがあるのが見えたけれど、あれはどのルートだろう…。
十一面とカンマンボロンはアプローチが全然異なるけれど、谷間を挟んでお向かいなんだよなぁ…と改めて思う(十一面からカンマンボロンを見る時も同じことを思う)。
気付けば陽が傾き始めた頃で、十一面方面にはすでに人の姿はなく。
残置のフィックスロープを用いて、登ってきたのとは反対側の大面岩方面に懸垂し、あとは大きなルンゼ内部を50mロープ1本の折り返しの懸垂を2回。顕著な踏み跡を辿ってジグザグ降りると、すぐに山道に合流。すでに薄暗くなり始めた山道を、岩場の基部を回り込むように辿ってデポ地点へ。
ヘッデンを用意して、大急ぎで荷物を片付けて、すっかり暗くなった中を駐車場まで帰還。
結局雨に降られることなく、前日の雨の影響もそれほどなく(シケシケ苔コケなのは季節柄やむを得ずな感じもあり)、初めて人工登攀を交えたルートを登ることができて楽しかったです。
人工を交えずきちんとフリーで登れるように、もっと強くなりたいという思いを改めて強く持つと同時に、全体の中で1、2ピッチだけ極端に悪いパートがある場合にそこを人工で越えるという方法に初めてトライして、なるほどこういうものかな…と、感触が分かったことが収穫でした。ありがとうございます。
追記:拝見した記録の中に「先行パーティがいる場合には登らないだろう」という文章があったとおり、なるほど各所ザレザレに風化していてビレイ中に小石がピシパシ落下。当然だけど要ヘルメット。ビレイ点は概ね流路を避けた場所に設置されているのに、3P目の終了点を一段低い場所に設けたため、小石やら枝やらが降り注いできました。
小石だけならまだしも、いずれざっくり崩壊しそうな箇所もありそうな気がするので、確かに先行パーティがいる場合、直後を登るのはあまり…という印象です。
人工登攀の練習をしよう! ということで、瑞牆方面を予定していたものの、生憎土曜日は雨の予報。ところが、金曜の夕方になってガイダンスがひっそりポジティブな予報に変更。
もしかして…登れるかな? と期待半ば、とはいえ金曜日の夜早くにざんぶりと降ったらしい雨量統計を見て諦め半ば、ダメ元でGo。
天鳥川南沢方面の下の駐車場に到着するとクライマーは誰もおらず。そらそうだよねぇ…幸い薄曇りで雨は降っていないけれど、道路も未だしっとりだし。と、準備を進めている間にクライマーさんがちらほらと通過。
とりあえずしっとり濡れた山道をのんびりと歩いて岩場へ向う。この道は通称パノラマコースと呼ばれる瑞牆山へのマイナールート(入口にはこのルートは崩壊しているので危険とかなんとか書かれた標識あり)。
かつて、カンマンボロンの開拓にお邪魔した際に一度訪れたことがあり、うっすらとした記憶を手繰るように歩く。随所にすずらんテープがあり、踏み跡も明瞭。南沢沿いにトラバース気味に高度を上げ、涸沢を横断すると木々の間に大ハングが見えてくる。急登をぽくぽく登ると岩場の基部にぶつかり、ここで山道沿いに右に曲がるとほどなく大洞窟下に到着。
本来の中央洞窟ルート1P目直下にいったん荷物をデポし、カンマンボロンの新エリアをのんびり見学(などしていたせいで下山がバタバタとなる(笑))。
以前「ユージさんが開拓したんだよ~」と教えてもらったTriple P(3P、5.14a)のラインは、のっぺりとした垂壁でいったいどこをどうやって登るのか皆目見当がつかなったけれど、今ならもう少しラインを見出せるかなぁなんて…と期待したけれど、やっぱり無理だった。世界レベルは世界が違う。
再び取付きに戻り登攀準備。カンマンボロンの新エリアは軒並みしっとりシケシケびしゃびしゃだったけれど、大ハング下は頭上遥か上に大きな張り出しがあるおかげか案外乾いていました(大ハングからは水がぽつりぽつりと滴っていたけど影響なし)。
中央洞窟のルートは通常ならば目の前の草の生えたルンゼから登りだすところなのだけど、いかんせんぴっしょり濡れた草がぼーぼーでワイルド過ぎる印象だったので、左側の鎌形ハングルート右から登ることに。
取付きから左に岩の隙間を抜けると、いわゆる「カンマンボロン」と刻まれた場所。(雨垂れによる浸食または自然の風化という説が濃厚。いずれにしても自然の妙。「カンマンボロン」とは梵字で大日如来(不道明王)のこと、だそう。
この浸食跡の左側のルンゼとさらに左のおそらく鎌形ハングに続く壁に新旧様々なリングピンやハーケン類が随所に散見。ここから登って右側にある中央洞窟ルートのルンゼの終わりに合流しよう、ということに。
1P目、リード
傾斜はないし、岩も結構乾いていて快適…かと思ったら一部ザラザラと風化していて不意にスリップしそうで怖い。5mほどの高さにある小ピナクルもパカパカと乾いた音がしてメンタルグレード高し(ヘタレ)。
小ピナクルから左の岩の下のガレ場をくぐるとひっそりとボロボロの終了点がひとつ。ここでピッチを切るか、もう少し伸ばすかをしばし逡巡し、残りロープの長さから考えてちょうど上の終了点まで行けそうだったので継続。
正面の垂壁からカンテ、すっぱり切れ落ちた右壁との隙間を突いて燕のフンまみれの小さな穴に身を潜めてカム4つでビレイ。中間部のボロボロの終了点から先は多分人工で登られたらしく古い残置が随所にベタ打ち(これはフットホールド用なんだろうな、というピトンとか、ホールド代わりのお助け紐なんだろうなというピトン+スリングとか)。古いアルパインの岩場に見られる「このルートは登られている/いたな」感があるとはいえ、一体いつの時代の残置なのだろう…。
下部は5.7、上部は5.8か9くらい(個人的感想)。
そんなつもりもなく50mロープでほぼいっぱいまで伸ばしたため、最後はカムもスリングも弾切れになりかけて焦りました。
あと、リスにボールナッツ(赤)がボンバーに効き、ボールナッツをきめたのは初めてだったので、効くんだな~と。
正直、この1P目で自分としてはメンタル終了。長時間のビレイ、すみませんでした。
ビレイ点の小さな穴の脇に、古いリングピンとボルトと色褪せたスリングが1本残された終了点があり、捨て縄を掛け替えて、15mほど懸垂下降。本来の中央洞窟ルート2P目の終了点へ合流。体重をかけるとやや浅打ちのボルトが、きしっとしなる感じがして怖かった。ワイルド。
2P目、フォロー
実際には中央洞窟ルート3P目。2mばかり階段状の岩場を上がり、右に1mほどトラバース。「なんだこれ砂だっ!」というまに氏の声を聞いていたので覚悟はしていたけれど、洞窟周囲は本当に砂でした。洞窟の始まりのチムニーの奥は苔コケでモイスティー。眼下は草ボーボーだし、さっきまでいたのは燕のフンまみれの小さい穴倉だしで、ワイルド。
砂地の右壁は岩が硬くガバカチを繋いで一段上にあがり、苔コケの洞窟内へ。苔まみれの洞窟内から巨大なチョックストーンを裏側から攀じ登り終了。チョックストーンは燕のフンまみれ。ワイルド。
3P目、リード
本来は中央洞窟ルート4P目。しまった、このピッチをフォローするつもりだったのに…と、ちょっと後悔(同時に面白そう…ともw すみません)。
最初に右側から直上しようとして手が悪く、戻ろうとしたときに最後の足が燕のフンか苔に滑ってつるりん。まぁあと一歩でスタートに戻るところだったので結果は同じなんだけど。
仕切り直しで苔まみれの左側から上へ。残置はいずれも古くてカビカビorサビサビ。出だしはフリーで頑張ったものの、苔ヌルの悪いガストンが保持れそうになく、あっさり人工に切り替え。後で記録を読み直すとフリーで登っている方が多く、自分の弱さにちょっと幻滅。まぁもともと人工登攀の練習のために訪れたルートなのだから、それはそれでよしということで。
技術書で得た知識しか持ち合わせていないあぶみの操作を実地で体験することができ新鮮な感覚。もたもたと時間をかけながら(すみませんすみません…)洞窟の上の光の指す方向を目指してえっちらおっちら。
それまでふんだんにあった残置がなくなると、大ハング下の右壁にスメアが効き、高度感を満喫しながらフリーに切り替えて洞窟の外に。一段上にあがったところにリングボルト2つの終了点があったことに気付かず、細い灌木とハーケンとカムで終了点を作成。基本的にトラバースなので、リードもフォローも怖さは同じ。
ボルトラダー脇にある燕の巣から飛び出した燕たちにキーキーと鳴かれながら、大ハングの庇に続くボルトラダーを横目にして、あれを登るのはフリークライミングとは別の競技かなぁ…でも最初にボルトを打った人は大変だったろうなぁ…と思ったり。
4P目、フォロー
大股開きのチムニーから、垂壁のボルトラダー、ザレたルンゼと、色々な要素がぎゅっと詰まったルート。洞窟から解放されて外の風景を楽しめるのもうれしい。フリーから人工、人工からフリーへの切り替えがいかんせん不慣れなので、勉強になりました。
ボルトラダー箇所は所々濡れているところもあったけれど、そもそも人工なので影響なし。ただ、大雨の中だったらこのピッチは無理だったかも。
5P目、リード
目の前のルンゼは黒々と水が滴っていたので、右側の岩を1mほど登り、あとは木登りで岩峰の稜線へ到着。目の前に十一面正面壁がどん、と登場。大面岩も初めて間近に拝見。大面岩に面白そうなクラックがあり、残置ロープがあるのが見えたけれど、あれはどのルートだろう…。
十一面とカンマンボロンはアプローチが全然異なるけれど、谷間を挟んでお向かいなんだよなぁ…と改めて思う(十一面からカンマンボロンを見る時も同じことを思う)。
気付けば陽が傾き始めた頃で、十一面方面にはすでに人の姿はなく。
残置のフィックスロープを用いて、登ってきたのとは反対側の大面岩方面に懸垂し、あとは大きなルンゼ内部を50mロープ1本の折り返しの懸垂を2回。顕著な踏み跡を辿ってジグザグ降りると、すぐに山道に合流。すでに薄暗くなり始めた山道を、岩場の基部を回り込むように辿ってデポ地点へ。
ヘッデンを用意して、大急ぎで荷物を片付けて、すっかり暗くなった中を駐車場まで帰還。
結局雨に降られることなく、前日の雨の影響もそれほどなく(シケシケ苔コケなのは季節柄やむを得ずな感じもあり)、初めて人工登攀を交えたルートを登ることができて楽しかったです。
人工を交えずきちんとフリーで登れるように、もっと強くなりたいという思いを改めて強く持つと同時に、全体の中で1、2ピッチだけ極端に悪いパートがある場合にそこを人工で越えるという方法に初めてトライして、なるほどこういうものかな…と、感触が分かったことが収穫でした。ありがとうございます。
追記:拝見した記録の中に「先行パーティがいる場合には登らないだろう」という文章があったとおり、なるほど各所ザレザレに風化していてビレイ中に小石がピシパシ落下。当然だけど要ヘルメット。ビレイ点は概ね流路を避けた場所に設置されているのに、3P目の終了点を一段低い場所に設けたため、小石やら枝やらが降り注いできました。
小石だけならまだしも、いずれざっくり崩壊しそうな箇所もありそうな気がするので、確かに先行パーティがいる場合、直後を登るのはあまり…という印象です。
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性別:
非公開
自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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