年末年始旅日記の続き。相変わらず筆(というのか? PCでも)が長いです(;^▽^)
・4日目 Lillehammer
この日もまたリレハンメルでクロスカントリースキー。
恐れていた昨日の疲れはそれほどでもなく。2日目の筋肉痛が怖いお年頃ですものねオホホホ…と怯えつつ^^;
昨日一日降り続いた雪が止み、朝から良いお天気。
朝ごはんを終えると、へたれ気味の同居人を脅かしつつスキーの用意。
レンタルしたクロカン板は宿のスキーロッカーに預けっぱなしでOKとのことなので、本日は宿の裏から出発。
宿の裏手にある農地が冬の間はクロカンコースになるのでそこを横切り、ジャンプ競技場を見上げつつ登り続けました。
←これがジャンプ競技場。オリンピックの開会式場もここ。写真の左手に選手の控え室ロッカーが並んでいました。ちゃんと「JPN」と日本人選手陣の控え室もありました。
さて。予め地図で確認しておいたので、どのLøype(ロイペ=クロスカントリーコース)を通るにしても上り坂が続くことは覚悟していたのですが、いやはや登りの連続だとあっという間に暑~。
晴れているために放射冷却でマイナス5度くらいの気温でしたが、クロスカントリースキーは運動量が多いので、動いている限りは、ましてや登りは暑い~。でも休憩すると冷える~。
昨日の積雪量は10~15cm程度。日中に一時霙状態の雪だったためか、ノルウェーでは珍しく?雪球や雪だるまが簡単につくれるくらい堅く締まった雪となりました。
(ノルには数回しか訪れたことがありませんが、シャリ感のある湿り雪にはあまりお目にかかったことがありません。カチカチ堅いかサラフワすっぽりのどちらかしか味わったことがないです)
日の当たる場所は早くもクラスト状態。パリパリしているお陰で昨日よりスキーの滑り良し。キックが決まるとトラックの上をす~と滑るので楽チン。ただ日陰に入った途端に雪がサラフワ状態になって、前のめりになってみたり。
ひとまず目指したのは3Km先にあるというBikebeineren Skistadion(ビルケバイネレン・シースタディオン)。1994年の冬季オリンピックのノルディックスキー競技の競技場。
もう延々と登り続けて、これはなかなかタフだのぉ。。と思っていると、徐々にトラックがなだらかになり、目の前に競技場が現れました。おぉー到着、到着。
かれこれ出発から1時間経過。たった3Kmなのに。
いくら登り坂続きとはいえ、実にまったりペースw
バイアスロンの競技場を横目に、まったいらなゲレンデを突っ切って進むと、すでに地元のスキーチームの方々が練習に励んでいました。みんな早ッ。。。それにうま杉。
クロスカントリーのウェアはスノーボーダーのそれとは対極で、割合ピタっと系。すらりとしたシルエットだけに、颯爽と風を切りながらスキーを自在に操って走り抜ける姿は、めっさカッコいいです。
自分のようにヘタレへっぴり腰でぽってりぽてぽて歩くのは、実に見苦しいわけで(´A`;)
(しかも専用ウェアは持ってないから上はレインウェアで下はジャージw)
さすがに「スキーを履いて生まれてきた」という国の人は違う、違いすぎるうぅ。とほほ。。
だってわたしは「お味噌の国の人」だもの。いや、お味噌はうまいからいいけどさ。
まぁそんなわけで、お味噌の国の人がぽってり競技場のトラックを走るのもなんだか腰が引けてしまい、競技場の端っこでお昼ご飯にと持参したJulekake(ユーレカーケ=クリスマス用のぶどうパン)をもぐもぐ食べていたら段々と身体が冷えてきたので、この日はとっとと店じまい。
帰りは基本的にすべて下り坂なので、あっという間。
ものの15分もしないうちにジャンプ台下まで帰還。うう、物足らない。
宿の広間でちょいとコーヒーを飲んでしばし休憩。
あぁもう、そんなことをしているうちに日が沈んでしまう。。
往復で6Kmしか走っておらず、あまりに物足らないので、同居人を再度脅かして(脅かさんでも動いてくれ。。)街の散策に出かけました。
←Kirke(キルケ=教会)。別にこれといって名所ではありませんが。まぁ。
←Fjord(フィヨルド)と、両岸を結ぶ橋。
前夜の冷え込みで全面凍結&積雪。
朝晩には丘陵地帯の冷気が両岸からフィヨルドに流れ込むようで、フィヨルド付近は寒さ倍増。山の上のほうが少し暖かい。夕方になるにつれぐんぐん気温が下がり、この時点でマイナス10度くらい。
それにしても地震がない国だからか、橋脚がスリム~。一応、震度6に備えるよう震度基準があるらしいのですが。。
←リレハンメルのメインストリート。日曜日なのでお店はすべてクローズ。
Spark(スパルキ=キックスレッド。蹴りながら進むソリ)でお散歩中の方をパチリ。
←これは別の日ですが、Sparkが自転車止めにロックされていました。なんかかわいい。
Sparkは楽しいけど、ブレーキがないので下り坂で暴走するとチト怖いれす。。
宿の広間でもいちどコーヒーブレイク。
午後4時です。外はすっかり暗くなってきましたが、南の空だけはしばらく山の向こうに太陽の明かりが残っていました。
この辺りではまだオーロラを見る機会はありませんが(もっと北に行かないと)、朝陽や夕暮れ時の空はまことに美しす。
この日の晩はヘタレた同居人を部屋に残してひとりで宿のそばのLys løyper(リースロイペル=夜10時まで街灯が点っているクロカンコース(複数形))をぐるぐる周回。
ノルウェーではだいたいどこの街にもløypeがあり、その一部の周回コースがlys løypeになっています。んで、だいたいどこのlys løypeも22時までは明かりが点っているようで。
一般的な企業の営業時間が7:00~15:00とか8:00~16:00だそうなので、22時というのは感覚として割と深夜ではないかと思うのですが、まぁほかになにもやることがなくてもスキーができるじゃないか、ということかなぁ。。
そんなこんなで、続きはまた後日。
うーん。これといって特になにもない1日だったのに、やっぱり長くなってしまった。。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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