くどいようですが、エイプリルフールの話をば。
ノル語でエイプリルフールは「Aprilspøk」(あぷりるすぷーく)というようです。
4月1日に、ノルウェーの新聞だかどこかのサイトだかで「30歳以上で未婚の女性は兵役が義務付けられるようになった。ご不明な点がある方はこちらの番号までお電話を♪」みたいな記事が掲載されたとか。
ノルウェーは徴兵制度があり、成人男子は義務、女性は志願制。
でも男女平等というのなら女性の懲役も義務付けるべきでは。。? という話は以前からもちあがってはいるそうです。ただ、最近の閣議決定でも女性への兵役義務化は否決されたようですが。
それにしても、「30歳以上の未婚女性に徴兵」とは、ちょいとブラックジョーク過ぎませんかね。
お国柄が違うので、笑いのツボが異なるのかもしれませんけど。
日本でそんな冗談をかましたら、ぞろフェミニスト団体が人権侵害だ~とかいって憤慨しそう。
おぉそんなに元気があるのならきっと最前線でも活躍してくれそうじゃないか、という勢いで。
ちなみに、ノルウェーの現国防大臣は女性。Anne-Grete Strøm-Erichsen女史。大臣就任前には、ノルウェー西部のBergen市長も歴任。前大臣も女性。(その前の大臣は男性)
そういえば「国を守ることは、家庭を守ることと同じだから、女性の方が国防大臣に向いているのでは」という論旨の主張に基づいて積極的に女性が国防大臣に任命されているとかいう話を聞いたことがあるような、ないような。
なんだか思わず納得しちゃいそうな、いやそういう問題じゃないだろと突っ込みたくなるような。。
自分の目から見たら、はるかに男女平等が進んでいるノルウェーでも、職種による男女差をもっとなくそう~という呼びかけがあるのだそうで。
いわく、新しい発想が生まれるかも、とか、男女間で職務上のさまざまなことを共有できるかも、とか。
(まぁ確かにお隣スウェーデンに比べたら女性の社会進出率は低いかもしれないけど。。)
国にしろ、会社にしろ、家庭にしろ、いったんそのシステムに馴染んでしまうと、なかなか意識を切り替えるのは楽ではないと思うのですが、国民性の違いなんでしょか。どうにも北欧の人は、リセット上手だなと思います。
高度福祉社会による手厚い児童福祉の裏側には、自分たちの慣れ親しんだ社会的慣習を手放したご老人たちがいらっしゃるのではないかと思うのですが、その割には「オレの若い頃はな~」とか「あの頃は良かった~」とかいった回顧主義はあまり唱えられないようにも思います。
本音の根っこの部分はわかりませんけどね。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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