23日の祝日は日帰りでygmk(湯河原幕岩)。
朝8時過ぎにJR湯河原駅に集合し、タクシーで一路幕山公園へ。
自分たちの会からは自分とY氏、他の山岳会からKさん、KMさん、Mさんの計5名。
公園入口のところでみかんを購入。1袋200円也。
「見てくれは悪いけど、早生だからおいしいよ。無農薬だよ」とのこと。
無農薬だと農協に卸せないんじゃないの? と尋ねると、おばさんいわく「農薬だけじゃねぇ。農協はな、農薬かけた上にワックスをかけないとダメなんだ」とのこと。ふむ。
なるほど、ここや道中至るところにある無人販売所で買った柑橘類は、早いうちに食べないと、割と短期間でわっとカビが生えます。
今シーズン3回目のユガマク。アクセス至便ということもあって、毎度うんざりするほどの盛況ぶりだけど、この日は激混みというほどの混雑ではなく。前回の激混み指数を10とすると、この日は7くらい(?)。
桃源郷エリアに到着すると、運良く「いんちきするな(5.8)」が空いていたので、ここでアップ。
Kさんたちは、お隣の「おたまじゃくし(5.6)」でアップ。
岩は微かに湿り気があるけれど、ほどよく冷えていてコンディション良し。青空が広がり、陽射しもたっぷり。
ただ、週末の赤岳主稜の疲れが抜けきっていないのか、なんとなく細かいスタンスに乗り辛い。
Kさんたちが「いんちきするな」を登る間、「やせがえる(5.8)」と「おたまじゃくし(5.6)」に登る。どちらも短くて、ルートというより紐付きボルダーみたい。
まじまじと岩を眺めると「いんちきするな」と「サンセット」の間にクラックが走っていることに今更ながら気付き、「あれ登れそうだよね」とY氏に言うと「この間登っている人たちがいたよ」とのこと。なんと。知りませんでした。「Washing(5.7)」というルートなんだそうな。
たまたま自分だけではなくY氏もカムを持参していたことが判明したので、ちょっくら登ってみませんか~とKさんに伝えると、「ぜひぜひ!」とのこと。そんなわけで、まずはY氏と自分の順でリードで登り、Kさんたちはトップロープをセットして擬似リードでナチュプロ体験。
傾斜が緩いコーナーでガバもスタンスも豊富なので、完全にフェイス登りだったけど。
途中にセットした0.5番のキャメロットが回収できずに焦ったけど、Kさんがパワーで取り出してくれました。ほ。
花崗岩に比べて、安山岩はかなり柔らかいんだな~ということがよくわかりました。
その後、Y氏が「シャクシャイン(5.11a)」の順番待ちをしている間、自分は「割礼(5.10b/c)」へ。
1便目も2便目も2回ずつテンション。2ピン目からの核心がうまくこなせない。前回は細かいスタンスを拾えたのに、今回はまるっきしだめ。退化しているぞ。。
みんなでアリババの岩場に移動。Y氏が「シャワーコロン(5.10a)」にヌンチャクをかけKMさんがトライ。自分はこの時点ですでに腕力が尽きてしまっていたので、お遊びでお隣の「コンマクラック(5.9)」を登りました。
下部はクラックが浅くてフレア気味だけど、上部はキレイめパラレルでフィンガーがしっかり決まる感触あり。
弾切れになってしまったので、シャワーコロンの3ピン目を拝借してそのまま木にしがみついて終了。
最後に「クリスマスローズ(5.10b)」をちょっと触って終了。TRながらKさんがノーテンで突破。すごいなぁ。
Mさんが「ゲイシャワルツ」を登る人の様子をじ~っと眺めてしきりに感心していました。自分にはとても登れそうにないけど、名にし負うあの独特のムーブは眺めているだけでも面白いですね。
今シーズンになってユガマクを訪れて目に付くのは、100岩場のトポではなくRock&Snow 34号(2006年冬号)を持参している人たちが多いな、ということ。
ユガマクのトポが掲載されている「日本の100岩場」(山と渓谷社刊)の(3)関東版は、(2)伊豆・甲信版ともども在庫切れで再販の予定がないそうなので、その代わりということなのかな。自分もまた最近クライミングを始めたばかりのビギナーだけど、クライミング人口がじわじわと増えているのかな。。という気がします。どうなんだろ。
あと、岩場でガスを使用している人が少しずつ増えていること。11月はそんなにいなかったのに。。
湯河原幕岩の公園内は、クライマー内の自主的なローカルルールではなく、湯河原町の条例により全面火気使用禁止です。JFAのサイトにも、ロクスノ39号にもその旨ひっそりと注意書きがあります。
*** 今回登った(触っただけの)ルート ***
今回はまったく成果なし。とほほ。
・いんちきするな(5.8) - 再登。アップで。前回「蟻さんルート」だと思ったのは、ほんとうはこれ。名は体を現すというか、確かに途中でちょっといんちきしたくなる箇所がある。
・やせがえる(5.8) - FL。アップその2。ボルダー課題みたい。
・おたまじゃくし(5.6) - FL。アップその3。階段。
・Washing(5.7) N.P.- FL。快適。自分のようなヘタレでもなんちゃってナチュプロを楽しめる。ジャミングは一切使わなかったけど。。
・割礼(5.10b/c) - 2便出したけどダメ。また今度。。
・コンマクラック(5.9) N.P. - FL? カムを使ってみたかった。短いし上部に木があるので安心。
・クリスマスローズ(5.10b) - 触っただけ。
去年の12月に悪天候で敗退した赤岳主稜にリベンジ。今シーズン初の冬山。
出発前の金曜日のお昼に天気予報をチェックすると、土曜日の天気は大丈夫なもののアタック予定の日曜日に低気圧の前線が接近とのこと。
これは微妙だな。。ということで急遽、伊豆方面で岩に変更しようかな。。と思いきや、伊豆の天気はもっと微妙で、まだ八ヶ岳の方が晴れの確率が高いので、迷いが吹っ切れる。
出発当日の土曜日の朝4時にWNの最新の野辺山地方の天気予報をチェック。心配していたよりも前線の発達が遅れている様子。予報によれば、「日曜日の9時までは晴れ、以降曇りで夜9時から雨」とのことなので、お昼過ぎまでに安全なところに戻っていれば大丈夫だろうと、撤退覚悟で出発。
■1日目: 美濃戸口-美濃戸山荘-南沢-行者小屋
朝9時半に美濃戸口に到着。都内には雲がかかっていたけれど、こちらは無風快晴。駐車場はすでに6割方埋まっている。
駐車場管理のおじさんに「お天気どうでしょうね~?」と尋ねると「山の天気は分かんねぇや」とのこと。そらそーだ。おじさんが正しい(笑)。
装備を整えて9時45分に歩き出し。まだ林道にはほとんど雪がなく、ぽかぽかと暖かい陽射しのおかげで暑い。雲ひとつない見事な青空。あぁ、明日もこんな天気だったらいいのね。。ま、無理だろうけど~、と話ながら歩く。
行動食を少し食べて、早速南沢方面に出発。登山道はまだ土が剥き出しでぬかるんでいる。雪が積もればもう少し平坦になる道も、岩が剥き出しなので厭な感じ。
最近はフリークライミングばかりで重荷を担いで歩き続ける力が格段に衰えているので自分が先頭を歩かせてもらう。南沢はだらだらと長く樹林帯が続き、どこまで歩いても風景が変わらない気がする。
標高1800mを過ぎた辺りからようやく周囲がすっかり雪景色に変わり、冬山気分が盛り上がる。標高2000mを過ぎると気温がぐっと下がり、動いている限りは大丈夫だろうと高を括っていたら、段々と指先がじ~んとしてくる。美濃戸口(標高約1500m)と同じレイヤリングのままだとさすがに冷える。
行者小屋に到着した時分も無風快晴。
小屋は横岳、赤岳、権現岳、阿弥陀岳と、どーんと山に囲まれた場所なので、あちこちを見回してむは~と喜び写真を撮りまくる。
行者小屋は冬季休業中。ただし年末年始の営業に向けて準備中のためか入口が開いており、小屋名物「おでん」の入れ物が見えました。いいな~、おでん。
小屋前のスペースにはすでにテントが4張。あんまり人の出入りの多いところだとうるさいからと、少し離れたテントサイトにテントを設営。雪がぱふぱふ過ぎてスノーブロックが作れないところ、Y氏が一生懸命ショベルで小さな壁を築いていました。
テントに荷物を収納し、温かい飲み物を頂いて休憩。はー重かった。しんどかった。
しばらくすると赤岳鉱泉からテント代の徴収に係の人がやってきたのでお支払い。ひとり千円也。(高いなぁ
水を作るために雪を集めておいたのだけど、係の人が水場がありますよ、と教えてくれたので、プラティパスをつかんで水を汲みに行く。
あの辺りでトラバースなんじゃない? で、あれがチムニー、その上が中間の岩場で、あのでかい三角形の岩の右端が核心の6ピッチの開始地点では~、と、事前に本やネットで調べた情報と照らし合わせて、なんとなく「大丈夫」という気持ちになる。まぁ、なんとなく。
↑赤いラインが今回登ったルート。
その後、テントに戻って夕食の準備。お米を炊いて、粕汁風味の豚汁を作る。鼻詰まりの自分が食担なので、味がどうだかはわからん。生きているから大丈夫なんだろう。同時に、明日の装備の準備。
赤岳主稜は人気ルートでしばしば渋滞するというし、遅い時間になればなるほど天気が悪くなるのは間違いないので、なるべく早めに出発しよう、ということで朝4時起きの5時半出発を目標とする。
日没と同時に急激に気温が下がってきた様子。多分マイナス12度くらい。でもテントの中は温かい。3シーズン用だけどね。
寝る前にトイレに行こうと表に出ると、空には満点の星。風もない。あぁどうか、明日の昼まではお天気がもちますように。。
そんな感じで午後8時には就寝。
■2日目: 行者小屋-赤岳主稜-赤岳山頂-文三郎道-行者小屋-南沢-美濃戸山荘-美濃戸口
目覚ましが鳴った記憶はないけれど、朝4時だよと起こされる(汗。。気付かなかった)。
まだ外はどっぷり暗い。風はなくしんと静まり返っているけれど、時折どこか遠くで人の声がする。もう起きて準備をしているんだろう。3時にトイレに行ったときに、すでに灯りが点っているテントがあった。
ザックにつけてある温度計を見るとテントの中でもマイナス13度くらい? 寒いけど、今年の1月末の極寒の八ヶ岳よりはマシ。見ると、昨日の晩御飯の鍋の中身が凍っていた。温め直してご飯を投入し雑炊にする。ご飯を食べて、靴を履いてトイレを済ませ、装備をつける。
当初の腹積もりよりも少し遅れ、5時45分に出発。歩き出したらすぐに暑くなり、ダウンジャケットを脱いで再び歩き出す。前を歩くパーティがいたので、聞くと阿弥陀北陵を登るとのこと。文三郎道への分岐で分かれる。
標高2500mを過ぎたあたりから、赤岳主稜の稜線が間近に見える。いよいよだなーと、取り付き地点の場所を探しながら登る。
文三郎道は途中で右に大きくトラバースするので、それまでには必ず取り付き地点があるはず、と登っていくと道が少し右に曲がる小さなコルの先に、左手のルンゼに向かう微かな踏み跡を発見。
(ネットでは取り付き地点への分岐に「登山道の鎖に赤い布が付いている」という情報がありましたが、このときは見当たりませんでした)
この先、ビレイ中は身体が冷えるので、いったんザックを降ろしてダウンジャケットを着込む。いざ、という段になってふと「あぁ早いところ戻って温泉に入りたい」という考えが脳裏をよぎる。まだこれからなのに(笑)
どうやら自分たちが本日一番乗り。準備している間に訪れるパーティもなく、当分は貸切状態でほっとする。
「1ピッチ目は自分が登っていい?」とY氏に尋ねると、「別にいいよ」との返事。「核心の6ピッチ目はお願い」と伝えると、またしても「別にいいよ」という返事。なんでもいいらしい。すっかり周囲は明るくなっているので、ヘッデンをしまい、景気づけに(?)パワージェルを啜る。
7時40分過ぎに登攀開始。阿弥陀岳の上部に朝陽が当たっていてとてもきれい。未だ快晴。どうぞもう少しの間、天気がもちますように。
チョックストーンの隙間を抜けるらしいよー、とY氏のアドバイスを受けるものの、ザックが引っかかって突っ込めない。じゃあ左手から登ろうと岩にあがってみるものの、なんか悪そうですごすごと降りる。そんな訳で、ザックを外して向こう側に放り込み、自分の身体をねじ込む。でもこれ、大柄な人には厳しいかも。
チョックストーンの隙間を抜けて、岩の傾斜を登る。傾斜は緩く、落ちてもチョックストーンのところで止まると思うと安心。まだ雪が少なく岩が露出している。ただ乗っかっているだけの石が多いので、途中で2回落石を落としてしまった。。すみません。
ランニングビレイをとるのに適した岩角が見当たらず、かといってランナーをとらずに登るのもなんなので上りきったところの右手のピナクルにスリングを掛ける。(Y氏いわく、途中にハーケンがあったそうだ。見落とした。。)
そのまま右奥に回りこむと、ペツルの終了点が2箇所。しっかりしていてありがたい。
終了点にかかるロープにヌンチャクをふたつ掛け、ひとつはセルフビレイ用にメインロープをインクノットでセットし、もうひとつは折り返してボディビレイ用にロープを通す。ホイッスルを長吹きし、無事到着を告げる。
ふと下を見ると、1ピッチ目のスタート地点の隣(取り付き点より右)のチョックストーンの上部に古いスリングが掛かっているのが見える。「チョックストーン」違いかな。まぁ、あれもあれで登れなくはないだろうけど、ちょっと難しそう。
2ピッチ目はY氏がリード。直登する人もいるらしく、ビレイポイント左手の岩にハーケンが打ってあるけど、岩を左に回り込んでスタート。手元のロープがほぼなくなりそうになったところで、手元のロープが3回引っ張られる感触。ビレイを解除して、自分も登り始める。ごつごつした岩なので、ガバが多く登りやすい。出だしの岩に上がってしまえば、あとは割と傾斜の緩い岩稜が伸びる。岩が脆いので用心しながらホールドを選ぶ。
でもまだそんなに近くない。接近のスピードは速そうだけど、まだ大丈夫、急ごう、とY氏と相談し3ピッチ目はコンテで登ることにする。
3ピッチ目はみるからに傾斜の緩い草付き地帯。もう少し雪を被った方がピッケルのピックが効きそうな気がする。文三郎道を登るパーティがちらほらと続いているのが見える。眼下に、1パーティが主稜へのトラバースを歩いている様子が見える。ガイドパーティだろうか。
急激に冷え込みが厳しくなり、南西から細かい氷の結晶を含んだ突風が吹いてくる。フェイスマスクとゴーグルの僅かな隙間にピシピシ入り込んできて痛い。指先もじ~ん冷える。
このピッチもコンテでも行けそうだけど、ビレイしたほうが安心だよね、ということで、いったんペツルのボルトに戻り、ビレイをセット。4ピッチ目は自分がリードで登る。雪が多ければリッジになるのかもしれないけれど、雪が浅いので草付きの斜面。稜線を忠実に辿ると途中の岩にまたしてもペツルのボルトを発見。背後を振り返り、ここでピッチを切らないとロープが足りなくなるだろうな…と思い、ボルトにスリングをかける。
セルフビレイはとったので、とりあえずY氏に登ってきてもらい、その間も膝を治そうと屈伸していたけれど、どうもなかなかうまくいかない。まぁ、しばらく何度か屈伸したらようやく治りましたが。。焦った。。(いつもすみません。。
この時点で8時半過ぎ。周囲が一気にガスガスになり、おそらく自分たちはすっかり雲の中。ただ幸いにも視界は50m以上あり、次の5ピッチ目の終了点であり6ピッチ目のスタート地点となるV字の岩の切れ目がはっきり見える。間もなく核心。とにかく先を急ごう。
5ピッチ目はY氏がリード。稜線に沿って左手に三角形の岩の断崖を見ながら進み、ちょっとルンゼっぽいところを登って、三角形の岩の右端へ。三角形の大岩の真ん中を直上するようにハーケンが打ってあったけど、あそこを登る人がいるんだろな。。すごいな。
さても6ピッチ目。いざ、核心。ここは続けてY氏のリード。岩陰に身を潜めてビレイをするけれど、吹き付ける風の冷たいこと、冷たいこと。細い繊維みたいな氷が衣類やガチャに霜付いて育っていく。
Y氏が登り始めて間もなく後続のパーティの人たちが到着。うわ速い。なんでもほとんどコンテで登ってきたとか。
手元のロープが残りわずかになったものの、登っていいのかどうか手応えもコールもない。ただこのルートは50mロープでちょうどよい箇所にボルトが打ってあるみたいなので、多分もう終了点に着いているだろうな。。。と、少し岩の段差を登るとロープが引かれる手応えあり。よし、登ろう。
出だしの岩を乗り越え、ロープの流れに従って少し右にトラバース気味に進むとペツルのボルトがひとつ。これなら万が一の場合も安心。ペツルのボルトの少し右、岩の間の傾斜を登ると終了点。
ビレイポイントでビレイ中のY氏も、ビレイポイントにセットされたギアももれなく霜付き状態。寒そう。てか、寒い。
終了点から先は岩の傾斜。この先は、ロープを出さずにコンテで登ったという記録が多いので、コンテで抜けてしまおうということに。急登なので息が切れる。微かな踏み跡を探しつつ歩きやすい場所を辿ると、間もなく7ピッチ目の終了点に到着。
ロープが邪魔なので仕舞うことにし、引き続きY氏が先頭で岩の斜面を登る。7ピッチ目よりも、8ピッチ目以降は傾斜がより緩やかになるので難しいところはないけれど、横風に煽られないように注意して進む。
ほどなくして、「着いた」の声に目線を上げると、白い雲の中に木の道標がぽつり。赤岳頂上小屋の前にポンと出ました。わーい。
比較的風を受けなさそうな小屋の脇の吹き溜まりに退避し、テルモスのお湯を飲む。うう、あったか~い。自分にしては珍しく行動食を食べる気にならず、キャラメルを一粒口に放り込む。
ひとまず安心。この先の登山道にも危険な箇所はあるとのことだけど、登山道に出たという安堵感は大きい。
眺望もないので、そそくさと下山開始。
赤岳山頂を越えて、文三郎道へ。鎖のついた梯子道を降りる。頑丈な鎖があるので安心。
時折空が明るくなり、雲の切れ間にぱっと青空が覗く。あら。赤岳主稜への取り付き地点まで戻り、立ち止まって今登ってきた道をなぞる。どうやら2パーティが取り付いているのが見える。
冬山の美しさは格別で、写真を撮りまくりながらのんびりと下山。あんまりのんびりペースだったので、「Tさんだったら駆け下りているところだろうな」とY氏がプレッシャーをかけてくるので、樹林帯に入ったところで少しだけスピードアップ。
10時45分にテン場に帰還。ここで装備を解除。ときどき陽射しが差して、なにより風がないので暖かい。手袋なしでも大丈夫なくらい。
昨夜の残りのさらに朝食の残りのご飯をお湯に投入し、お茶漬けにして食べる。あんまりのんびりもできないので、荷物をしまいテントを撤収し、さぁ下山しようかと行者小屋に立ち寄ると、先ほどすれ違ったふたりとまたしてもばったり。調子が思わしくないので降りてきたとのこと。
自分たちはテント泊装備で荷物が重いので、一足先に下山開始。12時20分に行者小屋を出て、長いだらだら道を無言で歩き、13時25分に美濃戸山荘に到着。振り返ってもただ白いばかりで、阿弥陀岳は見えず。14時20分に美濃戸口に到着。車に荷物を積んで、さぁ温泉だと出発した時点でちょうど雨が降り始め、あぁ間に合ってよかったなと思う。
原村の樅の湯に立ち寄り、ほっこり温まる。すぐ後から来た師匠とY2君たちと合流。
そういえば、途中で指先が冷えてたまらず、また凍傷になるかも~とちょっと焦ったけど、その直後に指先がずきずき痛みを伴いながら回復するのがわかった。アイスクライミングでのクライミング中に腕先が冷えた後に腕を下げると、温かい血液が一気に流れ込んできて痛い、という話を聞くけど、こんな感じだろうか。それなら確かに痛そうだ。
今回無事に赤岳主稜にリベンジできホッ。さすがに人気のルートだけあってか要所ごとにボルトがしっかり整備されていて、バリエーションルートといっても割合お手頃なゲレンデのようでした。残置ハーケンもあちこちにあったし。敢えて岩を直登するなど、難易度の高いルートを選択することも可能みたいですが、自分たちはなるべくやさしいところを狙って登りました。
また、まだ雪がほとんどついていなかったので、ガバだらけの(脆いけど)岩の斜面を快適に登りました。2月の雪の深い時期に登るとかなり様子が違うだろうなと思います。
今年の2月に登った石尊稜よりも、今回の赤岳主稜の方が、総合的にも核心箇所でも易しかったかなという印象。
お天気にやきもきさせられたけど、なんだかんだでギリギリセーフ。残念ながら山頂からの展望はなかったけど、かなり風景も楽しめました。冬山の美しさはやっぱり格別。さまざまなリスクや重い荷物を負っても、この風景を見るとすべての苦労が吹っ飛んでしまいます。
それにしても、あぁ楽しかった。
風邪がぐずぐず治らず、ずるずると鼻をすすりながら、入稿間近の広告原稿を作成中。
(鼻づまりで味覚完全消失状態なのに週末の山行で食担って、ほとんど闇鍋状態になりそうな。。w もっとも天気予報が怪しいのでどうなることやら。。
一般向けの媒体で、前回やわらかめの広告を掲載したらそこそこ反響があったので、今回はさらにやわらかめ路線。いわゆる「愛情一本」系。
ただちょっとヒネりを入れすぎたような気もして、狙いが伝わらないような気もして思案に暮れつつ、行きつ戻りつ。
しかしまぁ、最近は情報のチャンネルもトラフィックもやたらと多い世の中なので、Web広告とかもモロ出し直球系ばかりが氾濫しているよな。イメージじゃなくて脊髄反射系。パッと見た瞬間にクリックさせてやる! という意気込みに溢れていて、正直ちょっとうっとうしい。
人の弱点を目がけてぶすっと串刺しにして「不安だろ、なぁ不安だろ?」とガクガクと揺さぶって「アナタに足りないのはコレなんだよ!」と目の前に突きつけるようなのは、ああいうのはちょっとどうなんだろう。。
悪魔の燻製講座ってなんだそら?? と見始めたら、すっかり最後まで観てしまった。テラカオスwww
でも面白い。なにより(燻製好きには)有益。
・悪魔の燻製講座
・悪魔の燻製講座2
ポイント解説がいちいち親切で、手間暇かかるというのにほんとうに燻製が好きなんだな~と感心してしまう。
口調やメイクはともかく、とても紳士的。なにより手際がすばらしい。
なんて気のいい悪魔なんだろ~と感心しつつも、動画の最後の試食タイムで、おいしそうな燻製料理を目の前に「貴様らはこの美味さを想像しながら指を咥えているがいい」という台詞を聞くと「ううくそ~、この悪魔め!!」と思うこと請け合いwww
これ面白いよ~と、食品関連のお取引先さんにメールでリンクを送ってみたけど、さてどーかな。
保守的な企業さんだから訳わからずにポカーンかもな。
朝イチでニュースサイトをチェックしていたらこんな記事がありました。
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出た!ブッシュに靴投げゲーム、続々アップ
イラクの首都バグダッドで14日、記者会見中にブッシュ米大統領(62)がイラク人記者(29)から“靴爆弾”を投げつけられた“事件”が、早くも世界中でゲーム化され、インターネット上に続々アップされている。
大半は、大統領が素早くよけたことをネタに大統領に靴を投げつける内容で、ノルウェー発のゲームでは命中すると「YES WE CAN!」の文字が出る。ほかに変わり種で、プレーヤーがシークレットサービスに扮し、大統領に投げられた靴を撃ち落とすゲーム「ブッシュズ・ブート・キャンプ」をスコットランドの「T-エンタープライズ社」が発表。
15日付の英紙デーリー・テレグラフ(電子版)によると、同社の担当者は「ニュース映像を見ると、シークレットサービスは2つめの靴が投げられるまで行動を起こしていないのが分かる。ゲームでしっかり訓練してほしい」とPRしている。
(MSN産経 2008.12.17 08:19)
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へ~。
ということで、ノルウェーのサイトでそれらしきゲームを検索してみましたよ。
これ?
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Kast sko på Bush (ブッシュに靴を投げろ)
Vinkel(角度)とStyrke(ストローク)のスリットをそれぞれ調整して「KAST SKOEN」(靴を投げる)ボタンを押すだけ。至ってシンプル。
それにしてもこれ、VG(ヴェーゲー)という全国区の大衆紙のサイトでちょっとびっくり。
日本でいったら産経系列のZAKZAKのサイトとかで公開されているようなものだよな(ちょっと違うかな)。
でも当たっても「Yes, We Can!」って出てこないや。産経の記事で書かれたノルウェー発のゲームは、これとは違うのかな。
ちなみに、こちらのゲームでは、命中すると画面中央に"Mist i Fleisen - Har du gjort det før?" (顔のど真ん中にヒット - 前にもやったことある?)というコメントが表示されます。
「前にもやったことある?」・・・って(苦笑)。この辺の控えめなユーモアと、ゲーム内容自体はさほど面白くない点がノルっぽいような気はする。
****蛇足****
産経さんのアップデート記事でようやく理解。ノルウェーのゲームサイトとは、こちらのことじゃった。
↓
http://www.kroma.no/2008/bushgame/
「出た!ブッシュに靴投げゲーム ネット上で人気」 (MSN産経 2008.12.17 20:22)
最初からリンクを記載しておいてくれたらよかったのにな(ブツブツ。。)
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こちらはたまたま見つけた、デンマークのFlashゲームサイト。
↓
BUSH SHOE THROWING GAME (ブッシュに靴を投げるゲーム)
ブッシュ大統領がヒョコヒョコ顔を出したり隠れたりするので、タイミングにあわせて靴を投げて、制限時間内にどれだけ多く靴を当てられるか、というもの。
とてもシンプルだけど、シンプルだけにゲーム性はこちらの方が高め。
「時間内に」「どれだけ多く」という条件が課せられると、面白がる余裕がなくやけにムキになってボタンを押してしまう自分にびっくり。いったい、人間の本能なんでしょか。
ついでに、スコットランドのT-Enterprise社が作成した「Bush's Boot Camp」の紹介記事を発見。
↓
Shoe Attack On President Already Turned Into A Crappy Flash Game
(Kotaku 2008.12.15) ゲームマニア向けのブログサイト、らしい。知りませんでした。
ピストルから靴が出てきて、ブッシュ大統領に当たるとダメージを受けてヘルスゲージが下がる。。。んだけど、いくら靴が発射されるといってもピストルが画面に写っている時点でなんか笑えないなぁ。。
企業名を宣伝する良い機会をまんまと捉えたとは思うけど、ちょっとやりすぎなんじゃないのー。
まー。ちらっとゲームを試してみて思ったことは、イラク人ジャーナリストなら自発的な動機があってもおかしくないけど、自分にはブッシュ大統領に靴を投げつけたいほどの強烈な動機がないなー。。と。
ちっとも好きじゃないけど、所詮もうすぐ任期も終了する他国の大統領だしなー、という程度。
世界各地でこれだけ熱狂的な反応が出るということは、やはりアメリカという国の存在感は大きいんだなー。。と。
ま、相手がブッシュ大統領だから一方的に靴を投げつけるゲームで済むけど、これがプーチン露首相とかだったら絶対に猛烈な反撃を食らう設定だろうなw つか、そんなゲームを公開した時点で色々と大変なことになりそうな気がする。
ちょっと話が飛ぶけど、ブッシュ氏に靴を投げるゲームを楽しんだ後でこちらのブックレビューを読んだら面白かったです。
↓
『服従の心理』を学べば、自由自在に操れる ~もちろん、あなただって
(日経ビジネスオンライン 2008.12.17)
権威をもった命令を受けると6割以上の人間は良心に従った行動を「しない」という心理実験の記録、だそうです。
先週末から風邪をひいてしまい、鼻、喉、頭、腹のクワトロパンチ。
起き上がれないほどひどくはならない割にしぶとく治らない。
そんな折に、先日注文したZippo ハンディウォーマー
(カイロ)が届いたので、早速事務所の近くのコンビニでZippoオイルを買って試してみました。
いわゆるハクキンカイロ(まんまハクキンカイロのOEMらしいということは公然の秘密?なのかな。はて?)。
厳かにオイルを注油カップに入れて、カイロに移して、ライターで点火(というか触媒反応のきっかけをつくるそうな)。う~ん、なんか儀式みたい。
触媒部分をちろっと火にかざしただけだけど、こんなんでいいんかな。。と思う内にほんのり温かくなってきました。
触媒反応が開始するとかなり温度が上がるそうなので、使用時は同梱のフリース袋に収納。
うはー、あったかいな~。
というか室内で使用するとホントに熱いくらい。。
物心ついたときから使い捨てカイロが主流だったので、ハクキンカイロという名称は耳にしたことがあったけど、いったいどんなもんだかちっとも知らんかった。
これは冬山や冬の岩場の心強い友になりそう。67gと薄型軽量だし。問題は補充オイルの持ち運びだけど、それはまた追々考えよう。。
現代に甦る大正モダニズムというか、レトロな外観もいいですな。
デザイン的にはZippoブランドよりも純正のハクキンカイロを選択すべきだったかも。。
使い捨てカイロは、寒風が入り込む環境だと固まって冷えてしまい案外使い物にならないのが難点。あれはあれで数を仕込むと結構重たいし。
早速週末の八ヶ岳で活躍していただこう。楽しみ。
ハクキンカイロはオイルや火器を用いることの危険性や注油の手間に加えて、オイルの「匂い」が難点で廃れたという話だけど、風邪っぴきで鼻づまりのせいかあんまり匂わないな。風邪が治ったらどうなんだろ。。
「繰り返し使えて」「廃棄物も出ない」からハクキンカイロはエコ~という表現もあるけど、どうなんだろ。なんでも使い捨てカイロを60個買うと、ハクキンカイロの方がランニングコストが安い計算になるそうだけど。うう~む。ちと微妙のような。。
製造コストとか廃棄コストとかリサイクルコストまで考えたらどういう結果になるんだろう。
ただまぁ、ぬくぬくさ加減ではハクキンカイロの方が断然上なのでエコかどうかよりも機能面で自分としてはマルだし、お子様に持たせるには使い捨てカイロの方が安全かな。
そういえば。真冬の岩場ではバーナーで小石を焼いてチョークバックに入れて指先の暖をとるそうで。これはハクキンカイロよりもさらに前時代の温石ってやつですな。
■Related Links:
Zippo ハンディーウォーマー(正規輸入代理店マルカイコーポレーション)
ハクキンカイロ(株)
スタパ齋藤の「週刊スパトロニクス」 ハンディーウォーマーについての解説(2005/1/31)
目が覚めたら前夜のお酒が抜け切っていないような気がしつつも、ま、お手軽なユガマクでワンデイクライミングなら問題ないでしょう~と出かけてみました。
朝イチのバスが到着するよりも少し早めに幕山公園に到着したものの、すでに公園は関東近郊のクライマーでぎっしり。どこもかしこもスダレ状態。
人混みにげっそりしながら、アップで登れるルートを。。ということで割礼岩に。ユガマクには何度か訪れているのに、このエリアは初めて。知らなかったー。
それにしても暖かい。。というか、暑い。ビレイをしている間も身体が冷えることがないというのは、すごくありがたいです。が、暑い。
「ダークヘラー(5.9)」が空くのを待つ間に、T氏が「割礼(5.10b/c)」にヌンチャクを生やしたので、自分のようなヘタレのアップには辛いのを承知で、まずはこちらに。
ま、案の定辛くてダメでしたが、なかなか面白いルートでした。
その後、「ダークヘラー(5.9)」の回収便。可もなく不可もなく、快適。
その後、今回狙っていた「帰還兵(5.10c)」にトライ。が、まったくダメダメ。
ムーブを固めて何度かトライすればイケる…らしいけど、なんか気力が湧かない。
Y氏のご母堂が今日こそは「蟻さんルート(5.8)」を落とす! とのことなので、お節介ながらも自分がヌンチャクを生やしに登りました。何度登ってもここは素直なルートで癒されます。
その後再び割礼岩に戻り、本日の課題を最高カンテに定めたT氏のビレイをし、再度「割礼」にトライ。
朝イチに登っているのでムーブは分かっているのだけど、やっぱりダメでした。ま、そんなもんか。。
もう一度割礼に挑戦したいようなでも無理そうな。。とうだうだしている間に、ちょうど空いた「ジロー(5.10b)」にトライ。見た目よりも上部がいやらしかったけど、なんとかOS。面白い。
バスの時刻が迫っているので、この晩忘年会があるというY氏とY氏母は一足先に終了。
自分とT氏は、ちょうど同じエリアにいたご夫婦のご厚意で小田原駅まで車で送っていただけることになり(ラッキー)もう少し粘ることに。で、最後に「ダークヘラー(5.9)」を登り、ムダに便数を稼いでみました。
成果があったのかなかったのかよくわからないけど、楽しかった~。
***今回登った(触っただけの)ルート***
・割礼(5.10b/c) - 敗退。2テンか3テンでどうにかトップアウト。面白い。コーナーなので細かいスメアが効く。けど、クラックがフレアでジャミングが効かず、バランスが微妙で苦心(自分が下手なだけ)。3ピン目から上はホールドが豊富になるけど心理戦。面白いルートでした。
・ダークヘラー(5.9) - OS。すんごい俗悪なネーミングに反してルート内容は案外素直。なんでまたこんな名前?
・帰還兵(5.10c) - 敗退。3テンor moreでどうにかトップアウト。コレ系(足がイマイチ悪くてうすかぶり)はどうしてもだめだ。。出直してこよう。。
・蟻さんルート(5.8) - 再登。ユガマクにしては長めでグレードも低いので癒される。
・ジロー(5.10b) - OS。下部は心理戦。上部抜け口がミソ? 面白かった。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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