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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2026.07.01,Wed
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Posted by norlys - 2009.07.02,Thu
週末の天気予報がコロコロ変わる今日この頃。
今週末は東北遠征なのだけど、もうこうなったら腹を括ってだめもとで突撃の予定。

なんでも北東北の太平洋側の海岸沿いに花崗岩の岩場があるらしい。
花崗岩ときくと、なんとなく自分としては山にあるものというイメージがあるのだけど、山でも川原でもなく浜辺にボルダー岩が転がっているというのはなんとなく不思議。

なんとなく不思議なので、ちょいと地質に関して検索してみたらふっるい論文がヒットしました。

岩手県久慈地方の地質に就いて(其一)

古いといっても昭和7年7月に発行された「地質学雑誌第39巻第466号」なので、今から77年前の論文。

「北上山地の北東隅に、其の骨格を構成せる古期岩層を蔽ふて、外観上是より遥かに若い地層の發達して居ることは早い頃から知られてゐた事實である。」

用いられている漢字も今とは違うし、表現方法も微妙に違う。学術論文なので、推敲を重ねたうえでより高踏な表現が好まれたのかもしれないけれど、とても品格の高い文章。

77年といえば、人間でいうと3代くらいの間隔でしょうか。
たかが77年、されど77年。言葉というものは、こんなにも速やかに変化を遂げていくものなのだと、妙なところに感心してしまう。

で、肝心のところは…むにゃむにゃ。

上部白亜紀に貫入した花崗岩体の地層が海蝕によって断層になったらしいのだけど、専門的すぎてよくわからないのでした。。(だめじゃん
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Posted by norlys - 2009.06.29,Mon
週末は珍しく土日とも天気が良さそうなので有笠山へ。

有笠山は初めて訪れる岩場。11台や12台のルートが多いということなので、自分のようにちっとも進歩しない万年ビギナークライマーには縁がなさそうなエリアだと思っていたけれど、まぁものは試しということで。

土曜日の朝に都内を出発し、関越道をひた走り9時過ぎに中之条町に入る。お天気が良いのはうれしいけれど、とにかく暑い。岩というより沢日和かも…とも思うし、ここ最近割と集中的に登っているのだからここはやっぱり岩がいいなとも思う。贅沢。

渋川・伊香保ICで高速道路を降り、渓谷とローカル線と平行する国道353号を走る。緑が目に眩しい。途中道の脇に、ぽこぽこと岩山が出現する。この辺りは岩峰が多い。やがて目前にぽっかりとそびえる岩山が迫ってくる。おお。思わず「ラピュタだ」 と呟く。

有笠山荘前から林道に入り、ほぼ10時ちょうどに西口登山道に到着。本日の目的地は林道からアプローチが徒歩1分という偏屈岩のエリア。岩場への入り口を探してちょっと迷う。駐車場から約200mとあるけれど、実際には100m強という感じ。林道から植林地帯に踏み込むと、すぐ目の前に岩場が登場。ほんとに近い。

フロントウォールを左から回り込み、偏屈岩1F、2Fのエリアへ。
100岩によると、偏屈岩エリアは「有笠山ではめずらしくやさしめのルートが多い」とのこと。それでもグレードを見る限り自分にはちょうどよいような。。

まずはアップで「有笠山登頂888(5.8)」に。快適。ただ、岩がトゲトゲしていて指にやさしくない印象。

ここの岩ってなに? と同行のYさんに尋ねると「流紋岩らしいよ」とのこと。流紋岩といえば、新島の向山周辺の岩も流紋岩だけど有笠山の岩場とはずいぶん感じが違う。
有笠山の場合は、粗い粒粒ががセメント状ペーストで結合した感じで、このツブツブのお陰もあってフリクションは効くけれど、かなり痛い。流紋岩は石英の含有率が高いので、なりたちはまるで違うけれど密度の粗いチャートみたいな感じ。

続けて「ねずみ返し(5.10b)」にトライするも、ハング乗越の核心で手が伸びずにテンション。2便目で上のホールドに手を伸ばしてクリア。1手核心のボルダー課題っぽい。

少し休んで「ハッピーマンデー(5.10b)」に。バランシーで面白いけど難しい。それにしても沢が近いせいか虫が多い。蚊に食われまくってかゆい。暑くて痒い。たまらん。

むしっと暑いけれど、林の中なのでじっとしている分には心地良い。出発が朝早かったこともあり、眠い。とにかく眠い。暑い。痒い。他のパーティが登っている様子を眺めながら、しばらく休憩。

P6270271_s.JPG30分ほど昼寝をして、偏屈岩1Fの隅にある「カプセルホテル(5.10c)」にトライ。これもバランシーで面白かった。外岩で初めてヒールフックを使った。途中、岩の切れ目に潜り込んでしっかりレストできる。まさにカプセルホテル。岩の中はひんやりとして気持ちいい。逆にいうと、冬は手がちぎれそうに岩が冷たいのかも。

その後、「大統領(5.10b)」にドハマリしたり、やさしめグレードのルートを数本登り、午後5時半過ぎにようやく撤収。
有笠山荘でお風呂を浴びてさっぱり。入浴料は500円(受付18時まで)。硫黄泉だけどどちらかというと鉄分っぽい匂いの気持ちの良いお風呂でした。

1日で7ルート、計9便出したので、初日にしてすっかり指皮がなくなってしまった。

日曜日の朝、目が覚めると背中が異常に痛い。ガバのハング越えルートが多かったせいだろか。指先にもなんだか力が入らない。短いルートが多いとはいえ、前日に欲張りすぎたかも。

この日は東口登山道へ。フェアリーロックの威圧感ある岩場を横目に登山道を外れてかすかな踏み跡を辿ったら、南国エリアに到着。
偏屈岩のエリアは、顆粒っぽい石英だか斜長石だかの角状結晶をねっとりと網目状に内包した岩質だったけど、こちらの岩はもっとゆっくりと凝固したのか緻密でみっしりと重そう。硫黄分のせいか全体的に赤い岩の中に石英なのか白い大き目の結晶粒が見える。

この日も暑いし、ここもまた虫が多い。朝立ち寄ったコンビニで蚊取り線香を購入したのでもうもうと焚く。

左端にあるこのエリアで一番やさしい唯一の10a「有笠旅館(5.10a)」に。じゃんけんで勝ったのでマスターで登らせてもらうも、中間の小ハングを突破できず敗退。腕力をしこたま吸われたうえに、左小指の皮をごっそりもっていかれるわ血豆ができるわで、どんより。

Yさんが難なく登る様子を見て、なるほどホールドの持ち方が違うのか~と感心。自分も再度トライしたもののやっぱり途中で腕力が尽きてテンション。最終的にクリアできたけど、もう1便出す気分になれず宿題に。

どんよりした気分でしばらくモチ上がらず。このエリア、あとは10cと10dが1本ずつで残りはすべて11台。正直、自分には「眺めるだけ」の対象。

P6280289_s.JPGYさんが「足を開いていけいけ(5.10d)」に挑戦。上部はかなり怖いとのことと、外岩でこのグレードを触ったことがないので自信はないものの、下部のコーナー部分が面白そうなので、見ているうちに自分も登りたくなる。

ルーフのすぐ上にボルトがあるけれど、コーナーの右側のテラスから回り込んだので届かない。仕方ないので飛ばす。そのためここでは落ちられない。ここで降りようかと一瞬逡巡する。でも一歩踏み出したら覚悟が決まった。落ちない、大丈夫と、必死に自分に言い聞かせてなんとか抜ける。

ボルトに長ヌンチャクがかかっていたらクリップできるのかもしれないけど、そもそもルート取りが違うような気もするし、その割には凹角右にチョーク跡べったりだったりして、なんとなく腑に落ちない。面白けどこわい。

さて登れそうなルートはほかにはないし、どうしましょうか…ということで、アドベンチャーランドに偵察。
こじんまりとしているけれど、ここは明るく岩も白っぽくてキレイ。

いったんロープとギアを取りに南国エリアに戻り、再びアドベンチャーランドに戻って「おいらの人生(5.10a)」にトライ。
長くて快適で楽しい、いわゆる「物語系」(「小川山物語」とか「城山物語」とか)のルート。

奥のどんつきに「やもめの日々(5.10d)」があり、これも面白そうなルートだったけど、気力と体力ゲージが落ちている時に触るのはもったいないのでまた今度。

再び南国エリアに戻り、まったりとお昼ごはん。登山道の上をカモシカの親子が通り過ぎました。顔とお尻がチャーミング。
「このルート面白そう」とYさん。すぐ上の先史人のエリアにある「もぐらたたき(5.7)」。改めてトポをまじまじと見ると、どうやらルートのスタート部分で洞窟内を抜けていくらしい。

それはちょっと気になる…ということで、道具を持って移動すると、どどんとどでかい露岩帯が目の前に。中央にぼこっと凹んだ大きな(ただし奥行きはない)洞窟があり、その他にもぽこぽこと穴が開いている箇所がある。

洞窟っぽいといっても、いずれも奥行きのない球状なので、噴出したマグマが冷めて固まるまでに大きな気泡が残された跡だと思われ。成分がほぼ同じでも、冷却時の状態によって形状が微妙に異なるのだろ。シリカスキーとしては興味深いところ。

で、どうやら洞窟っぽいところが先史人(弥生時代中期との説あり)の一時的な住居跡らしいということらしい。
弥生時代中期に洞窟住まい? というのは、なんとなく違和感があるけど、耕作可能な平坦地の少ない上州の山の中なので狩りをしてたんぱく源を確保してましたよ、ということなのかしらん。

そもそもこういう奇岩や巨岩のある場所は、霊山だったり山岳信仰の修行の場になるケースが多いのだけど、有笠山は違うらしい。群馬にしては珍しいような(?)。

P6280311_s.JPG「もぐらたたき(5.7)」の取り付き地点を探してしばしウロウロしていたら、ありました。ぽっかりと短い岩のトンネル。

←子供の頃、「秘密基地」が大好きだった人にはたまらないと思う。

早速ロープを付けて自分がリード。ひたすらトラバースの高度感が楽しい。どどんと巨大な天然のアーチの手前にある終了点で支点をセットし、フォローのYさんを確保。III級からⅣ級くらい?

モダンなスポートクライミングエリアとして開拓された岩場に、こんなアルパインちっくなアプローチルートがあるとは思わなかった。フリーがメインのクライマーさんたちには不評みたいだけど、自分にはかなり楽しかった(でもちょっと面倒といえば面倒)。

P6280323_s.JPG← 割と高度感のあるトラバース。トラバース課題なので、リードもフォローも難易度はあまり変わらない。フリー用の確保器がATCガイドでよかった、と思った。

下降支点の捨て縄が腐っていたので、Yさんが持参していた6mmロープを残置して10mばかり懸垂下降。

最後に東の石門で「謎の女(5.10a)」に登り、クールダウンという名の搾り出し。スタンダードな10aという印象で、面白かった。

2日目は全体的にのんびりペースだったけれど、なんだかんだで5本6便。

梅雨の真っ只中にも関わらず雨に降られることなく、全体的に空いていて、2日間びっしりと登ることができて大満足でした。

が、10台しか登れない現状では、各エリアで登れるルートが数本しかなく、登れそうなルートを求めて移動しなくてはならず。。
有笠山をもっと楽しむには、もっともっと登れるようにならないとなぁ。。と、課題山積であることに嘆息。。

*** 今回登ったルート ***
・有笠山登頂888(5.8) - OS。朝イチはやっぱりこれくらいがいいのです。
・ねずみ返し(5.10b) - RP(2)。初トライで弾き返されたネズミも2便目でRP。1手核心紐付きボルダーっぽ。
・ハッピーマンデー(5.10b) - FL。バランシーで外岩っぽい(外岩だが)。キツイけど楽しい。
・カプセルホテル(5.10c) - FL。核心がややバランシー。チェックインするといくらでもレストできる。
・大統領(5.10b) - 敗退。マスターで意気込んで臨んだものの、核心の手がつながらず。それにしても、なんでこんなルート名? 上部コケまみれ。
・ハローミッチェル(5.10a) - OS。草ボウボウで上部コケコケ。右に逃げたいけど大統領の終了点と同じなので、強引なトラバースが入る。悪くないけど、良くもないような。
・ミトンフット(5.9) - FL。スマートで良いルートだと思う。
・有笠旅館(5.10a) - 敗退。2便目でトップアウトはしたけど、ガバポケットのところがうまく取れない。。宿題。
・足を開いていけいけ(5.10d) - FL。コーナースキーなのでうっかり手を出した。核心箇所は怖かったけどジャミングが効いたのと、とにかく「落ちれない」ので勢いで突破。シビれた。
・おいらの人生(5.10a) - FL。Y氏いわく「休んでフッフゥ」なルート。明るくてキレイで長くて寝ていて楽しい。いい人生だと思います(?)
・もぐらたたき(5.7) - OS。取り付き地点の穴からひょっこり身を出して、トラバース。まるっきりアルパイン。高度感があって楽しいアプローチルート。
・謎の女(5.10a) - FL。ジムっぽい有笠ならではのジムっぽいルート。癖がなく楽しい。
Posted by norlys - 2009.06.26,Fri

谷川でアルパインを登った余熱が冷めず、山と渓谷社から出ている「日本のクラシックルート」をぱらぱらと眺めていたら、全国のアルパインルート一覧のページの地域別の項目に「千石嵓」とか「大蛇嵓」という名称を見た。

大台ヶ原の千石嵓には、サマーコレクションという有名なマルチピッチルートがあるという話を以前Tさんに聞いたことがあったっけ。

「千石嵓」「大蛇嵓」と活字の表記が並んでいるところを眺めると、「嵓」という文字がやけに印象的で、そういえば谷川にも「嵓」の付く地名が多いよな~…と。
というよりも、自分は関東の人間なので「嵓」という地名は、上越地方の谷川周辺地域において「岩峰」を指す地域限定の方言だとばかり思っていたのでした。

たとえば、谷川岳山頂から西南方面にある顕著な岩峰の「爼嵓」(まないたぐら)。それに、「一ノ倉」や「仙ノ倉」の「クラ」も「嵓」と同じ音。倉=嵓=クラ=岩峰・断崖絶壁、と。
一方で、「ドウドウノセン」や「マワットノセン」というように、「セン=滝」。
ゆえに「仙ノ倉」は「滝場の(多い)岩峰」という意味なのだと聞いて、なるほどな~と思ったのでした。

「滝(タキ)」という言葉の用例は奈良・平安時代の文書にも見られるそうなので、谷川周辺地域で滝を「セン」と呼ぶのは、河川を「カセン」(「河」は幅の広い流れで、「川」は幅の狭い流れ)と読むように、セン=川、仙=水の流れるところ -> 滝、と変化したのかも。
専門家ではないので、ただの推測ですが。

しかしまぁ、関西でも「嵓」という地名があって、しかもこれまた古くからクライミングエリアとして親しまれている岩場があるなんて…と、なんだか目かウロコ。

まさか偶発的な自然発生による相似とは思えないので、どういう経路を経てこの文字が伝播したのかという点に興味が湧きました。

というわけで、「嵓」という文字について、ちょいと検索。

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[ ]
異体字 : 巖(異体字)
・音読み
呉音 : ゲン(ゲム)
漢音 : ガン(ガム)
・訓読み
けわ-しい

【くら】【嵓】【蔵】【倉】【鞍】
屏風のようにそびえたつ岩壁。山稜や山腹に露出した大きな岩や岩場。くらは岩の古語。山名や川(谷、沢)名に蔵、倉、鞍 などがつく場合は、露岩や断崖のあるものが多い。

倉・蔵・鞍・座などは当て字で、本当は、峨・嵓・岩などの字をクラと読む。
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そういえば、「神楽」の語源は「神様が宿るところ」でしたっけ。
神の座 -> かむくら・かみくら -> かぐら -> 神楽、と。

「座」は当て字で、本来は「峨・嵓・岩」なのだとすれば、はるか昔の神話の時代には神様は高い山にお住まいで、なればこそ山は神様の領域で、こうして原始的な山岳信仰が生まれたのかな。
詳しくないのでよくわかりませんが、あれこれ考えるのは面白いです。

また、「稀少地名漢字リスト」に「嵓」の文字が用いられている地名一覧がありました。
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【嵓】 [JIS第3水準]
SJIS: ──
Unicode: 5D53

[用例]
青森県むつ市川内町 嵓倉山(がんくらやま・自然地名)
青森県むつ市川内町 嵓倉沢(がんくらさわ・自然地名)
山形県西置賜郡小国町大字小玉川 大嵓尾根(だいぐらおね・自然地名)
※「ダイグラ尾根」という表記が多い。
福島県耶麻郡猪苗代町大字若宮 日向嵓(ひなたいわ・自然地名)
福島県南会津郡檜枝岐村 柴安嵓(しあんぐら・自然地名)
福島県南会津郡檜枝岐村 俎嵓(まないたぐら・自然地名)
群馬県利根郡みなかみ町谷川 爼嵓(まないたぐら・自然地名)
※福島県は燧ヶ岳、群馬県は谷川岳。
群馬県利根郡みなかみ町藤原 幽嵓沢(ゆうくらさわ・自然地名)
群馬県利根郡みなかみ町藤原 オキノ嵓沢(おきのくらさわ・自然地名)
群馬県利根郡片品村大字戸倉 字 景鶴山 松嵓高山(まつくらたかやま・自然地名)
新潟県魚沼市下折立 松嵓沢(まつくらさわ・自然地名)
新潟県魚沼市宇津野 巻嵓沢(まきくらざわ・自然地名)
新潟県魚沼市宇津野 前嵓(まえくら・自然地名)
新潟県中魚沼郡津南町大字結東 字 逆巻 大嵓(おおいわ・自然地名)
長野県下水内郡栄村大字堺 赤嵓(あかくら・自然地名)
長野県下水内郡栄村大字堺 赤嵓沢(あかくらさわ・自然地名)
長野県下水内郡栄村大字堺 赤嵓ノ肩(あかくらのかた・自然地名)
長野県下水内郡栄村大字堺 白嵓(しろくら・自然地名)
長野県下水内郡栄村大字堺 白嵓沢(しろくらさわ・自然地名)
長野県下水内郡栄村大字堺 箱嵓沢(はこいわさわ・自然地名)
※マピオンでは「箱嵒沢」。
三重県多気郡大台町岩井 天狗嵓(てんぐぐら・自然地名)
三重県多気郡大台町大杉 大日嵓(だいにちぐら・自然地名)
三重県多気郡大台町大杉 平等嵓(びょうどうぐら・自然地名)
奈良県吉野郡上北山村大字小橡 蒸籠嵓(せいろぐら・自然地名)
奈良県吉野郡上北山村大字小橡 千石嵓(せんごくぐら・自然地名)
奈良県吉野郡上北山村大字小橡 大蛇嵓(だいじゃぐら・自然地名)
島根県大田市仁摩町大国 竜嵓山(りゅうがんざん・自然地名)
岡山県苫田郡鏡野町養野 泉嵓神社(いずみいわじんじゃ・神社名称)
和歌山県西牟婁郡白浜町 嵓屋峠(いわやとうげ)
  [参考:平成19年度白浜町上水道水質検査計画書(3ページ)]
和歌山県西牟婁郡白浜町 嵓上(がんじょう)
  [参考:平成19年度白浜町上水道水質検査計画書(3ページ)]
和歌山県日高郡印南町古井 古井嵓上神社(ふるいいわがみじんじゃ・神社名称)
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こうしてみると、「嵓」の字が地名に用いられている地域分布はそれほど多くなく、かなり偏っているような印象。
圧倒的に、大台ケ原周辺と谷川周辺が多いです。
同じクラでも「倉」という字を当てている地名なら、全国的にたくさんありそうだけど。

南魚沼・桧枝岐・湯檜曽周辺には平家の落人伝説が伝えられていますが、その昔に奈良と三重の境にある大台ケ原辺りから東に流れて来た人が「嵓=クラ」という言葉をもたらしたのかなぁ。。なんて勝手に空想。

また、島根、岡山、和歌山に残る「嵓」は読み方が「クラ」ではなく、まさに「岩」。それに自然地名ではなくて神社の名称が多いので、このあたりでは大台ケ原よりももっと古い時代に「嵓」という文字が伝わったのかも。。島根あたりでもっと「クラ」読みが多ければ、出雲神話の時代まで遡れそうなんだけど。。
なーんて勝手に妄想。

しかしまぁ、青森で読みが「ガンクラ」になるのはどうしてなんだぜ? と思うけど、「岩倉」という地名は結構全国に多くて、しかも天照大神の神話に結びついている場所だったりする。なにか関連があるかもしれないし、後付かもしれない。どうなんだろう。

たったひとつの「嵓」という文字が、こんなに想像を膨らましてくれるとは面白いもので。。と、思うのでした。

そういえば。
「日本のクラシックルート」の全国アルパインエリア一覧には、なぜか「須美須島」とか「孀婦(そうふ)岩」も挙げられている。過去に登攀記録があったらしい。いったいいつの時代にどんな酔狂なクライマーがこれらの太平洋上にある岩礁でクライミングを行ったのか激しく知りたくてたまらない。

もうほんとにね、クライマーって奴は…(笑)。
アクセスには「船をチャーターしなくてはならない」とかあるけど、いったいどれだけ日数と費用がかかることやら。

Posted by norlys - 2009.06.25,Thu

日本はスパイ天国だと言われていますが、スウェーデンは違うようです。

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スウェーデン、亡命ウイグル人へのスパイ活動で中国外交官を追放

米国のラジオ・フリー・アジア(電子版)は25日までに、亡命ウイグル人に対する違法なスパイ活動にかかわったとして、スウェーデン政府が同国駐在の中国外交官を追放したと伝えた。中国政府も報復措置として駐中国のスウェーデン人外交官1人を追放したという。

中国外務省は「承知していない」とし、報道を確認していない。

報道によると、スウェーデン警察は6月4日、スウェーデンの亡命ウイグル人社会でスパイ活動をしていたとして、同国籍の亡命ウイグル人男性(61)を拘束。男性は中国の新疆ウイグル自治区の海外独立派組織、世界ウイグル会議にも参加していた。

中国外交官は、この男性を通じてウイグル人の活動情報を収集していたとみられる。(共同)
(MSN産経 2009.6.25 12:30)
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"Chinese" "Spy" "Sweden" をキータームとして、ぐぐってみたらこの件と関連がありそうなスウェーデン発信の英文記事がヒット。

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Spy arrested in Stockholm

A Swedish citizen was arrested accused of gathering information on refugees for overseas government consumption, Swedish intelligence agency Säpo announced. 

"In general it is illegal to systematically gather and pass on information about individuals in Sweden to a foreign power, either secretly or fraudulently," Säpo said. "This is called refugee espionage and is a crime that threatens national security."

The suspected man, who is a Swedish citizen, has been hired by a foreign embassy in Stockholm to spy on refugees here. According to Säpo, so called refugee espionage is a widespread serious problem in Sweden and is considered a threat to Sweden's national security.
(以下略)

 (The Swedish Wire 2009/06/04 17:19)
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この記事によると、「スウェーデンの国家セキュリティーサービスがスウェーデンの市民権を有する男性をスパイ容疑で逮捕」「男性は他国の大使館の依頼を受けて亡命者たちの情報を流していた疑い」だそうな。

この逮捕された男性が、上記のニュースの中の「同国籍の亡命ウイグル人男性(61)」に該当するのかと。

このスウェーデンの報道は6月4日付と早いためか、この時点ではウイグルのウの字も、中国のチュンの字も出てきていません。記事の後半にも、

Säpo said "several countries" were known to carry out refugee espionage in Sweden, but did not specify which ones.

とあり、おそらくスウェーデンの当局はすでにある程度全体像を把握しているであろうに、極めてデリケートな表現で該当国をぼかしています。う~ん、奥ゆかしい(笑)。

個人的になるほどなーと感心したのは、上記で朱色にしたテキスト。

"According to Säpo, so called refugee espionage is a widespread serious problem in Sweden and is considered a threat to Sweden's national security."
(SAPOによれば、いわゆる政治難民へのスパイ行為は深刻な問題としてスウェーデン国内にさまざまな影響を及ぼし、スウェーデン国家安全保障への脅威とみなされる、とのことである)

「国内の治安を乱す者は排除する」-そりゃ国家としては当然でしょ~という当たり前すぎるロジック。

日本もたまにはこれくらいサラリと言ってのければいいのにな。たとえ淡々と処理したくとも、やれ人権ゴロ団体が騒いでマスコミが歪曲報道して色々とおかしくなるのがオチか。。
国家権力の監視による人権蹂躙があーだこーだとかってさ。たぶんね。

この件にしても、スウェーデン発の続報は見当たらず、あくまでも国内の治安問題として処理された感があるけど、日本の報道はちょっと扇動的な感じだし。つか、ソースがラジオ・フリー・アジアって…。
(RFAは中国天安門事件後に米国議会の出資により設立された放送局。それが悪いとは言わないが、一種の反共プロパガンダ)。

せっかくだから日本のマスコミさんは、スウェーデンが大好きらしい福島みずぽ社民党代表にこの事件の感想を聞いてみてくんないかな。

まぁ、やれ人権人権・日本の自衛隊反対という割には中国様のチベット・ウイグル問題にはミリとも触れず、中国様の軍拡にも核実験にも反対しないどころか、「侵略国のアメリカが持っている様な核兵器と、中国の様に本当に平和な国が持ってる核とでは同じ核兵器と言っても意味が違うのですね」と言い放つありさまだから、きっとまた新たな迷言を生み出してくれるに違いないのにw

Posted by norlys - 2009.06.23,Tue
週末は谷川岳。一ノ倉沢衝立岩中央稜へ。

谷川に行きたいなぁと願っていたら、梅雨の合間の土曜日にぽっちり晴れマーク。
金曜夜に都内を出発。水上ICを降りて最後のコンビニで買出しをした後、珍しく自分が車の運転を代わってみたりして、こわごわノロノロと進んだことから到着が遅くなってしまった。。トホ。

土合駅脇の踏切工事のため土合駅から先の道が夜間一時通行止めになっていたこともあり、一ノ倉沢出合の駐車場は3分の入り。ここで車中泊。到着直後にしとしとと霧雨が降り始める。う~む。

午前4時半にセットした目覚ましが鳴るものの、周囲はガスガス。すでに出発の準備を整えているパーティが多数いるけれど、睡眠不足と思わしくない空模様ですっかりモチが下がり、二度寝。
その後もつらつら起きては三度寝、四度寝^^; 。とうとう7時を過ぎたところで、車を揺らす人が(笑)。
同日早朝に都内を出発して谷川を登る予定のOさん、Nさん、Mさんの3人。すでに装備を整え、さて歩き出そうかという前にひょいと覗いたら、自分たちがまだ眠りこけていたので驚いたそうな。

「おい、Y行くぞ」と御大O氏が声をかけ、Y氏いわく「ハイキングにでも行くみたいに気軽に」3人は先に出発。
そこからの自分たちの行動は目覚しく(笑)、朝ごはんを食べてギアを装着して30分後には歩き出し。

P6200002_s.JPG慌てて向かった一ノ倉沢は出合から見るとガスガスで、雨こそ降っていないものの自分のような初心者には険悪な印象。

←だって、こんなんですよ。。。(言い訳イクナイ^^;

すでに8時近くという時間もあり、ガスっぽいこともあり、やけに蒸し暑い。左岸の踏み跡から雪渓に下りると、ひんやりとした冷気が心地よい。

今年の冬は例年よりも雪が少なかったものの時期が早いためか、ひょんぐりの滝はまだ雪渓の下。




P6200010_s.JPG雪渓上をペタペタ歩き雪渓末端から難なくテールリッジに飛び移り、フィックスロープに沿って岩場歩き。岩はほとんど塗れておらず、ただし靴の裏の泥のために滑りやすい。(帰りには、一部雪渓が大きく崩壊し始めている箇所がありました)

←テールリッジ末端に到着。崩れないでおくれよと内心祈りながら岩場へジャンプ。

相変わらずガスっぽいけれど雲の密度は低いようで、周囲の視界は利く。どのみち稜線上に上がるまでは一ノ倉沢の中しか見えないので、雨さえ降らなければ良し。

OさんにはっぱをかけられのかY氏は目覚ましく先を進んでいく。一方で、自分は暑さに参って休み休み。

8時半少し前に中央稜基部に到着。ちょうど先発したOさんたち3人がスタンバイ中。なんでも南陵奥壁は大混雑だったので中央稜に転進したそうな。なるほど左手を見れば、南陵テラスにまだ登り始めていないパーティが待機中。

Oさんたちのパーティが登り始める間に最後の準備を整えロープを結び、自分たちもスタンバイ。奇数ピッチは自分、偶数ピッチはY氏。8時50分に登攀開始。

P6200018_s.JPG1ピッチ目: 自分がリード。中央稜基部から左上。抜け口のみ少しホールドが乏しくなるものの、概ね階段状の岩場。アップに最適、快適。正直、Ⅳ級もないと思う。
(後日談: まじまじとガイドブックを見直したところ、どうも今回ピッチを切る箇所が早すぎただけで、2ピッチ目の出だしのトラバース箇所(逆層のところ)の先まで伸ばしてのⅣなのだろな…と。)
(さらに後日談: 白水社登山体系を見たら、1ピッチ目の終了点は正解だったっぽい。まぁたしかに後半ちょっと逆層気味…というほどでもないような。。)
←中央稜基部から1ピッチ目。朝イチだしこれくらいが丁度良いです。

終了点から見上げる衝立岩末端のスラブが圧巻。Oさんたちの前のパーティが詰まっているため、背後にある滝沢スラブについてOさんから講釈を受けつつ、しばし待ち。待っている間、衝立岩正面で落石が落ちる音が響く。

2ピッチ目: Y氏リード。1ピッチ目の終了点から左にトラバース。稜線を越えてルンゼを上がる。ホールドは大きくてがっしりしているけれど、トラバース箇所は足元がすっぱり切れ落ちていてなかなか高度感あり。アイゼンの爪痕が岩に刻まれている。冬にアイゼンでここを登るのかぁ…と、想像するだけでシビれる。
またしても先行パーティ待ちでのんびり写真を撮りつつ待ち。終了点からは烏帽子沢奥壁と南陵下部が良く見える。

3ピッチ目: 自分がリード。Oさんパーティは一段高いところから小ルンゼを右上したけれどあまり良くないそうなので、自分は出だしからすぐにカンテを右に回りこむルートを選択。ホールドはしっかりしているけれど、この辺り、岩質が石英閃緑岩ではなくぬめりっぽい蛇紋岩のようでちょっと厭らしい。回り込んでしまえば、後は快適なスカイライン。。と思いきや、結構浮石が多くてヒヤり。手や足を置く前に、いちいち確認しながら用心しいしい登る。

右に回りこむ手前に新しめのピトンがあった。これ以外、自分が目にしたのはいずれも年季の入ったピトンかリングボルトばかりだった気がする。見逃しているものがあるとも思うけど。ただ、不用なピトンは抜かれているようで、全体的に残置はすっきりとしていたと思う。どうなんだろう。

P6200067_s.JPG4ピッチ目: Y氏リード。このルートの核心ピッチ。事前に収集した情報によると、下部の逆層のフェースと上部のチムニーとシビれる箇所が続くらしい。下部のフェース部分は岩が安定していることもあり、予想よりも快適。

フェース上部から、カンテの右のラインに沿って岩場を上がると、なるほどこれが核心かぁ~と一目で分かる上部のチムニーが登場。チムニーから途中で左のフェースに抜けるところが面白い。チムニーを直上するルート取りも可能だそうだけど、自分には厳しそう。

←核心のチムニー。「登った」という達成感があり、楽しかった。

5ピッチ目: 自分がリード。稜線の左側にある泥のルンゼを、烏帽子沢奥壁を眺めながら登る。ルンゼを登るところ以外はあまりパッとしない。ルンゼを上がったところがどうやらピナクルで、Oさんたちパーティがピッチを切っていたので終了。ピナクルの向こう側に進み出ると、テールリッジが大分小さく遠く見える。

6ピッチ目: Y氏リード。快適なフェース。岩をわしわし登る。ガイドブックには40mとあったけれど、Oさんたちパーティが早めにピッチを切ったので、こちらもあわせて25mくらいで終了。

P6200092_s.JPG7ピッチ目: 自分がリード。見るからに楽しそうだったし、触ってみたら岩がしっかりしていたので快適なカンテラインを直上。小テラスから左の小ルンゼを登り、ほぼいっぱいにロープを伸ばしてガレたテラスでピッチを切る。烏帽子岩が目前になる。

8ピッチ目: Y氏リード。草がはびこる岩場をわしわし登る。快適。

←思えば高くに来たもんだ。。。一ノ倉沢出合いからテールリッジが足元に広がっていました。この高度感がたまりません。




9ピッチ目: 自分がリード。8ピッチの終了点からすぐに草付を右に回りこみ、ガレガレの岩場を登る。途中に残置支点はなく、岩も浮石だらけ。気休め程度に潅木にスリングでランニングビレイをとるものの、すぐ上が衝立の頭だった。Y氏が登ってくるのをビレイし、13時過ぎに登攀終了。

P6200100_s.JPG←烏帽子岩が遠くに見える♪ 涙あふれてかすんでる Oh~♪
というのは、エボシ岩違い(くだらなくてすみません)。

北陵寄りの箇所に小テラスがあり、ここでOさんパーティ共々お昼タイム。幽の沢がよく見える。登っているパーティの姿はなし。
ランニングシューズに靴を履き替え、13時半に北陵から下降開始。この段になって空は雲が切れ、わずかに青空が覗く。「これはもうわたしの中では晴れですよ、晴れ」と初の夏山アルパインで初リードを務めたNさんが緊張解けやらぬ面持ちで断言する。うんまぁ、雨に降られなかったからすべて良しでしょう。


稜線の末端に移動すると立派な下降支点があった。その後の支点は古ぼけたスリングが多く、ただしそれぞれに残置ビナがかかっていた。ありがたい。用意しておいた捨て縄も結局出番なし。

P6200191_s.JPG5人で4本のロープを順々に回して懸垂下降。後半に空中懸垂の箇所が2箇所あるということで緊張していたけれど、かなり快適だった。

←最後の空中懸垂。右手にコップ状岩壁が広がり、足元にコップスラブ。いずれも雪渓に磨かれたつるりとしたスラブとフェースで、山と自分のスケールの違いをまざまざと思い知る。

コップの広場に降り立ち、コップスラブに続くルンゼのバンドを横断し、15時20分に略奪点に到着。

雪渓がわずかに残る箇所から衝立前沢に入り、滑りやすい沢を降りていく。16時少し前に一ノ倉沢との出合に残る雪渓末端に攀じのぼる。

P6200226_s.JPG進行方向の後ろに、今登ってきた中央稜の稜線と降りてきた北陵がくっきりと見える。名残惜しくて何度も振り返ってしまう。「実際に登ったときよりも、ここから見るほうが(中央稜は)急峻だね」というMさんの言葉に頷く。

朝歩いた雪渓がひどく割れている箇所を慎重に通過し、右岸の樹林帯に入ると出合はすぐ。沢の水で顔をごしごし洗う。16時15分に一ノ倉沢出合に到着。

湯テルメで汗と泥を洗い流してさっぱりした後、ぼちぼちと帰京。

「みんなで登ると楽しいな」と、登攀途中に発したOさんの言葉のとおり心底楽しかった。岩の脆い箇所があって内心ヒヤリとした場面もあるけれど、無事に登って降りてくることができて、とても楽しかった。
お疲れさまでした。



*個人的メモ(雑多) -----------------------
・登攀ギア類: ダブルロープ(50m)、ルベルソキューブ、QD、スリング、カラビナ、バイル、8環、捨て縄 など
・ザックは先日購入したMHWのスクランブラー(32リットル)を使用。軽くてGood。冬山用には容量がギリギリかも。
・南陵奥壁に比べると岩が脆い。特に中間部と稜線直下。石が動く。ロープの流れで落ちないかとひやひや。
・中間部は岩質的に滑りやすい。
・支点が多数。中間の残置物は思ったよりも少なかった。ひん曲がったピトンもあったりしてこわい。
・小さめのカムがあったら役立つかも。なくても今回は問題なかったけど。
・ハーケンが緩んでいるものチェックや打ち足し・回収用にバイルを持参したが、結局出番がなかった。ただ、本沢の雪渓に乗り込むときには役立った。
・ダブルロープではなくてシングルロープ+バックロープで登っているパーティがいた。ロープの流れが割合直線手的なので、ダブルではなくツインロープ的な使い方もありかも。
・衝立岩と烏帽子沢奥壁にて落石あり。
・北陵の下降は泥付箇所が滑りやすい。
・来週にはアプローチの雪渓が崩壊している可能性大。
Posted by norlys - 2009.06.22,Mon
週末谷川に行ったらブユ(ブヨ)に刺されて痒くて涙目。被害は左足2箇所、右足2箇所、顔1箇所。

足はそれほど腫れておらず、ときどき猛烈に痒くなる程度。熱湯シャワーの効果…かもしれない。わからない。
顔の刺された箇所はしこりになって輪郭が変形中。。。トホホ。
これが「ブユ刺症」という症状なのかぁ。。と、まじまじしつつ、トホホ。

リーダーのY氏作成の計画書にはちゃんと個人装備の欄に「虫除けスプレー」との記載があったのだけど、スプレータイプの空き容器が手許になくてハッカ水を用意できなかったのが悔やまれる。

昨年はさほど被害に遭わなかったので油断していたら、今回は急に人気者に。ちっともうれしくない。

メスのブユ(ブヨ)は、産卵に備えてたんぱく質を補給するために哺乳類から吸血するのだそうな。
で、ブユが皮膚を食いちぎって血液を啜る際にブユの唾液に含まれる毒素により、ヒトがアレルギー反応を示すのだそうで。

普段のブユの主食は「果汁や花の蜜」だというのだから、産卵のために必要とされるエネルギーってのはすごいもんだな…と感心しつつ、血がほしかったら吸ってもいいから、わざわざ毒素を注入しないでほしいし、あちこち食い破るのではなく皆で協議の上一箇所に留めてくれないかな。。とも思うのでした。
それにしてもカユイヨ(涙

夏山の必需品、ハッカ水スプレー:
1)スプレータイプの空き容器内をエタノールで殺菌。
2)精製水(水道水でもいいけど) 100cc にペパーミントの製油を5%までを目安に適量滴下。ユーカリとかティーツリー、ラベンダー、ゼラニウムなどもお好みで。
3)エタノールを少量混ぜて乳化させるか、使用前によく振って使用。
(精油と水が分離した状態のままだとスプレー容器の劣化が早いような)
※精油が多いと刺激が強すぎて皮膚がヒリヒリするので注意
Posted by norlys - 2009.06.18,Thu
週末の日曜日は会の恒例行事で乾徳山へ。

例年は日中に11~12時間のコースタイムのルートをそれぞれ単独で歩く(走る)ことになっているけれど、今回は少人数のパーティに分けてのカモシカ山行というスタイルで計画。

夜中12時に暗闇の中を、みんなでヘッデンを点して三富の集落から歩き出し。いきなり分岐点で道を間違える。道満尾根に上がらなくてはならないところを、地図にない仕事道に進んでしまった。
仕事道を5分ほど歩いて分岐地点まで引き返し、道満尾根に取り付く。ぽくぽくと樹林帯の中の尾根を登る。むしっとしていてじっとり暑い。

自分はスイーパーなので最後尾。振り返ると、木々の間に集落のまばらな街灯が星のように光っているのが見える。中島みゆきの「地上の星」のメロディーが脳裏によぎる(笑)。

扇平に向かう途中で、先行しているはずのパーティから無線で「道を間違えた」との連絡が入る。どうやら大平高原から伸びる廃道になった林道に合流し、また登山道が右の斜面に上がるところを見逃してしまったらしい。

P6142805_s.JPG2時半過ぎに扇平に到着。「あ、向こうから来るよ」と言われて指差す方を見ると、暗闇の中にぽっちりと灯りが4つ。道に迷った先行パーティのヘッデンの灯りかと思ったら、どうやら鹿の目が反射していたようでした。

雲の切れ間から時折月が顔を出すけれどそんなに明るくない。前方の乾徳山は霧に覆われているようでぼんやり。

扇平からはいよいよ乾徳の岩場。それほどシビアなところはないし、困難な箇所にはしっかりとした鎖があるので暗くても安心。次々に現れる岩場が楽しい。

3時半過ぎに乾徳山山頂に到着。まだ薄暗いのと、後続パーティを待つためしばし休憩。それにしても眠い。それにじっとしていると肌寒い。4時頃、後続パーティが到着。次第に空が白み始め、周囲が明るくなってくる。残念ながらガスガスで展望はない。やがてポツポツと雨が降りかかり、さてどうしたものかと一同迷う。結局多数決で当初の予定どおり黒金山をピストンすることに決定。

黒金山への道は初めて。迷いやすい道かと思っていたけれど、案外しっかりと踏まれている。奥秩父らしい原生林に覆われた緩やかな稜線伝いの道で、とても気持ちよかった。途中で眠気と疲労がピークに達し、見かねて少し休みましょうということでザックを敷いて寝る。原生林の中で死屍累々と横たわる人たちの写真は、後から見るとなんだか前衛的な風景(笑)。

P6142849_s.JPG黒金山は「展望がない」と昭文社の地図に記されているけれど、実際には北側の斜面が広く開けていた。ガラガラのガレの斜面がすうっと谷間まで続き、その西沢渓谷を越えた向こうに、湧き上がる雲の切れ切れの合間に、甲武信ヶ岳から国師ヶ岳、金峰山という奥秩父の主稜線が続いているのが見えた。山深い風景はいつかその先に行ってみたいという気持ちに駆られる。

来た道を戻り、今一度乾徳山へ。曇り空ながらも陽射しが明るい。乾徳山山頂に到着するも相変わらずガスに包まれている。あとは一路下山し、三富の集落の駐車場に10時過ぎに到着。

夜や夜明けの薄明の中で歩くことは楽しくて、陽が高くなると周囲の風景がなんとなく陳腐に見えてくるから不思議。

それにしても、歩いた疲れよりも、完徹による眠気が強烈で頭痛がひどかった。楽しかったけど。。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
つぶやき。
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