「沢初心者にも楽しい水と戯れる沢」とのこと。今まで機会がなく、自分は初めての遡行。
さすがに人気の沢だけあり、朝9時頃に下の駐車場には沢装備を身に付けたパーティがちらほら。
今回は会のイベントなので、総勢9人と大御所。曇り気味だけど、湿度が高く寒くも暑くもない。
「まぁ、のんびり行きましょう~」ということで、水根キャンプ場の先から入渓。
この辺り、正直がっかりするほど汚く、水の流れの端にごみが散乱している。水もかなり濁っている。
特段のイベントのない淡々とした川歩き。まぁ今年初めての沢だから、これくらいの方がかえって安心。
かつて(2002年頃まで?)の水根沢は、水量が豊富で深いゴルジュと釜が多い魅力的な沢だったらしい。上流から流れてくる土砂が釜を埋めてしまい、以前を知る人にとってはだいぶ渓相が異なるようだ。
砂に埋まり平坦になった釜の先に、ちょろりと濁り水の流れる小滝を乗りあがる。遡行図には「直登かへつり」または巻いても良いとある。左の壁に年季の入ったスリングがいくつかぶら下がっている。振り子状態でへつるらしいが、釜の中でも充分足が着くのでへつらずさっさと歩く。
こんな風に、視線の高い位置に古いピトンとスリングが垂れている箇所がいくつかあり、おそらく以前はここまで水があったのだろうなと思いながらぽくぽく水通しを選んで歩く。ラッシュガードを着ているので、濡れてもそれほど寒くない。
しばらくすると3m2条の滝。相変わらず水は濁っている。
間もなくゴルジュ帯に至る。といっても水嵩はそれほど多くない。ここは「『右、左、左』だよね」とリーダーのSTさんと確認。でもそんなにシビアではないので、みんな適当に良さそうなラインを登る。
「好きなところを歩いていいのが沢登りの面白さなんだよね」とSさんがお試しの方に説明している。お試しさんも楽しそうでなにより。
雲が晴れてきたのか、次第に木漏れ日が射し始め、明るい沢になる。
4mナメ滝はさほど深くない釜を渡って右壁を登り、ウォータースライダーを楽しむ。
沢登りだと、大の大人が競って童心に返ってしまう。
途中で後続パーティに先に進んでもらったりしながら、ぽくぽく小滝を越えていくと、大き目の釜が登場。右岸を小さくトラバースして越える。「あれ、今のが2段12m大滝?」と、越えてから気づく。
小さい川原をぽくぽく歩いていくと、右岸から水が合わさる。
流れが右に大きく曲がる手前、割合立派な作業小屋が見える。脇に石積みのワサビ田がある。現役だろうか。
先行パーティが登るのをしばし待ち。ぎりぎり足の着く広い釜を泳いで取り付き、突っ張りで登る。んだけど、下部で痛恨のスリップ。恥ずかしい…。仕切り直しで再度トライ。今度はちゃんと抜けました。
上にはすでに遡行を終えた人たちが大勢休憩中。あぁ、釜があったら入りたい。。
ほとんどの先行パーティはここで遡行を終えるらしく、すでに林道に向かって斜面を上がり始めていたり、お昼ごはんの準備をして寛いでいたり。
この時点でまだ11時過ぎなので、もう少し先まで行きましょう~と、みんなでさらにその先を歩く。
標高780mくらいの地点で緩やかになるみたいなので、その辺りまで行きましょうか、と。
トポの遡行終了点からすぐ先に小さな滝があり、手がかりがやや乏しいけれど面白い。
その先は川原になり、ガレっぽくなったりと、しばらくは平凡な印象。
ただ、遡行者が減ったたためか、今までと同じ沢とは思えないほど水が澄んでいる。きれい。
沢相はそれまでと同じ感じ。特に困難なところはなく楽しい。
さっきよりも水が澄んできれいなので、それだけで気分が盛り上がる。やっぱり沢はキレイなほうがいいな。
やや大きめの釜が現れ、2mほどの小さな滝が登場。左側に細かいホールドがあり乗り込んで越える。
ボルダーっぽい。へつって越える人あり、中央突破する人あり。
この先、ゴーロがあるものの流れが穏やかになる。左岸の木に赤テープやビニールテープが見える。ここから林道に上がれるだろうと判断し、ここで本日1回目にして最後の大休止。宇宙食みたいな温かいソーメン(苦笑)を食べる。
作業道と思しき、植林の中のよく踏まれた道を登っていくと、すぐに水根沢沿いの林道に合流。
眼下の木の葉の隙間にときどき滝場を覗き見ながら、林道をぽくぽくと下る。30分強で水根の駐車場に戻る。
アプローチも下山も短く、お手軽で楽しい沢でした。
水がもっと豊富だったら、さぞもっと楽しかっただろうなぁ、とは思いますが。
幸い、円がちょびっと強くなっているので、早いところカードの決済が終わってほしい。
ボーナスとかないのに、あちこちに「SALE」の文字が氾濫していて、うっかりポチってしまった。
お買い上げは、キャメロットC4とクイックドローの買い足しがメイン。
DMMのクイックドローが軽くて安くてありがたい。さらに10%オフだし。
ただ商品説明のページに「上にかける方のビナがくるくる動いちゃう」という購入者のレビューコメントが多数あり、あぁやっぱりみんな同じことを思うんだな…と妙に納得。
この難点は、持ち主を示す目印用のビニールテープをエクスプレススリングの端の方に巻きつけておけばいいかなと思案中。
ものはついででDMMのバゲットも購入。これはチューブタイプの確保・下降器。アルパインのときの(メインはルベルソキューブとして)バックアップとして。8環だと重たいので。
DMMのバゲットは適用ロープ径が7.5~9.9mmとダブルロープ向けなので汎用性は低いけれど、なにしろ28gと軽い。
他のサイズは在庫がなかった(1番と5番しかなかった。ちなみに2~5番はkN)。
「ボールナッツ」でググると、「チョコボール ナッツ」とか「ナッツ入れ(ボウル)」とかがヒット。マイナーなギアなのは承知しているけど、ちょっと困惑。
そんなわけで、とりあえずどんなものだか現物を見てみたかったので、お試しに購入。
小さいサイズのナッツは心細いけど、ボールナッツなら安心かというとどうもそんな感じはしない。
7kNということは、714Kgの衝撃加重までしか耐えられない。それでもまぁリングボルトと同じくらいはあるのかな(どうかな。セットの仕方如何だけど…)。
すんごいどうでもいいことだけど、取説の中で「この使い方はオッケイ」というイラストの絵が怖い。スマイルマークなのに、能面みたいでちっともニコニコしていない。もう絶対にフォールできない、という気がして仕方がない。
だってほら。。。
こわいよぅ。。。
仕事の帰りに山道具屋さんをうろうろ。若い人が多くてちょっとびっくり。
最近、山がブームがなんでしょか(謎)。
と、思ったら、なにやら道具をしこたま買い込んだと思しき若いサラリーマンのお兄さんたちの一団が「よし、あとは吉田口に行くだけだな!」とか、若いカポーさんが新宿駅発の高速バスがどうのこうのと話しているのを小耳に挟み、どうやら富士登山の季節が始まったのだなと思ったのでした。夏ですね。
夏なので、クールネックゲーターなるものを購入してみました。
こういうニッチなプロダクトといえば、当然(?)モンベル社製。
小物が増えるとテントやザックの中がとっちらかっちゃって面倒だし、決して必需品ではないので結局使わなくなってしまうのだけど、ついつい買ってしまう。
山の上は紫外線が強いので、姉金の日焼け止めをしっかりなんども塗り直しても、やっぱり日焼けしてしまう。
しかも自分はキャップ派なので、どうしても脇が甘いというか、顔の側面と下部が日焼けしてしまい下山後数日はムケムケ畑状態。
件のクールネックゲーターは、まぁ形はごく普通のネックゲーター。
生地は吸水拡散性、通気性に優れているというウイックロンクール。
製品タグに「鼻にあたるところに芯が入っているのでズリ落ちることなくフィット」とあり、どうやら首だけではなく顔半分を覆うものらしい。
つまり、目だけが出ている状態。なんだかムスリムのヴェールみたいだなぁ。。。と。
まだ実際に試してはいないのでどんな事態になるのやらはわかりません。
すれ違う人を脅かしたらまずいので目立たない色を選択してみましたが。。さてはて。
アドベンチャーハットとかいうツバがでかいタイプの帽子に、後部にシェードがついたタイプも考えましたが、それだと、雨が降ったときにレインウェアのフードと干渉しそうなのでやめました(帽子をしまえばいいのだろうけど)。
いろいろとツバ広タイプの帽子を手に取りつつ、特に襟足の長いタイプのアドベンチャーハットって、シルエットがアラビアンだなぁ…としみじみ。
砂漠の民の民族衣装というのは、直射日光から肌を守るという意味で、山ファッションの最先端に位置するようです。なのかな。。???
東トルキスタンこと中国新疆ウイグル自治区での「騒乱」に関連し、日経BPオンラインで、2007年に行われた中国各地の国境の経済情勢の取材記事が一挙再掲されていました。
↓
旧ソ連オイルマネー、シルクロードを潤す~新彊ウイグル自治区ウルムチ(カザフスタン国境)
“裏玄関”から見た膨張経済【5】
(NB Online 2009/07/06、2007年9月3日の記事の再掲)
全6編。東西南北実に幅広く、あぁ大陸はでっかいなぁ。
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“裏玄関”から見た膨張経済
【1】隣の「軍事政権」支える深い意味~雲南省瑞麗(ミャンマー国境)
【2】インドシナ南下政策、起点は「パステルの街」~雲南省磨カン(ラオス国境)
【3】「南」の成功体験、「北」に移植狙う~黒竜江省黒河(ロシア国境)
【4】「侵略の戦車道」を電子部品が走る~広西チワン自治区(ベトナム国境)
【5】旧ソ連オイルマネー、シルクロードを潤す~新彊ウイグル自治区ウルムチ(カザフスタン国境)
【6】6カ国協議に翻弄される街~遼寧省丹東(北朝鮮国境)
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SAPIOでもクーリエ・ジャポンでもなくて、日経ビジネスでこんな特集が組まれていたとは。ちょっとびっくり。
どこの国境でも、賑やかに人と物資が行来し、写真を見るだけその喧騒が伝わってくるかのよう。
かつての紛争地帯だったり、今でも政治的に微妙な均衡の上に成り立つ一時的な平和の中にあったり、現在の繁栄の裏に潜む過去や現在の影についても述べられています。
ベトナムに、ラオスに、ミャンマーに…東南アジアの各国において中共が裏で政治的に軍事的に糸を引いている(いた)かということにさりげなく触れている点は、ポイント高いかと。
だいたいどこの紛争地帯でも用いられる武器って中国製ばかりだそうで。アフリカとかね。腐ってる。
このたびの世界的な金融不安の震源地はアメリカですが、中国経済の膨張も一役買っている…どころか、中国経済の成長というベースがなければ、世界的なバブルは起きなかったのではないか。。と思うのでした。
まぁ、金融サービスの膨張には日本の低金利政策も一枚噛んでいないわけじゃないし、工場進出だの技術供与だのとせっせと歯車を回した感もあるけど(お茶を濁した感じで)。
世界の製造工場である中国が安価な品物を大量生産するので、いわゆる先進国では価格競争力のない地場の製造業が悲鳴を上げてバタバタ倒れ、労働市場がより利潤の高い金融・不動産サービスにシフトしたら、最初はよかったんだけど、最後にはやっぱり皆コケた。
そらそうだ。
眠らせておけばよかったのに。。
岩手県にある侍浜への遠征の記録その2。(その1はこちら)
夜中に藪蚊に食われまくって痒くてたまらず目を覚ます。テントの入口はちゃんと閉めましょう(涙目)。
目を覚ましたついでに外に出てトイレに行く。木々の合間から星が瞬いているのが見えた。
朝5時に起床。外はすっかり明るい。北緯が高いため、夏の夜明けは関東より一段と早い。昨日は3時半過ぎに空が白み始めていた。やませが濃厚に垂れ込めていてかなり幻想的。時折、霧が抜けた瞬間に青空が覗く。
すっくと聳える赤松の林を霧が包み、柔らかい朝の陽射しが乱反射している。いつの間にやら巨大キノコがにょきにょき生えている。木の陰から一角獣がのそりと現れても不思議じゃない。まるで幻想物語の世界みたい。
緑の匂いと潮の香りが濃厚。林の道を少し歩くと、白亜紀時代のものなのにまだ新鮮な花崗岩の海蝕断崖が海に突き出ている。
なんだかあまりにキレイな風景の中にいて、ただただ呆然。現実感がやけに希薄。
強行軍なこともあり、滅多に訪れることのない(というより初めての)北東北の海辺にいることもあって、時間や空間の感覚が麻痺しそう。こんな日が明日も続きそうな気がしてならないけど、今日のお昼にはここを出なくては。明日からはまた月曜日が始まる。
MKさんが昨日のお鍋の残りにうどんとカレーを投入し、カレーうどんを振舞ってくれた。おいしい。
6時半には撤収作業を完了し、北侍浜野営場を後にする。ここはとてもに整備されていて快適。夏になると海水を取り込むプールがオープンし家族連れで賑わうらしい。
昨日と同じく展望台エリアへ。谷間に下りると、やませがより濃厚。ミストサウナの中にいるみたいでお肌には良さそう? でも岩が…と、触ってみると案外乾いていてほっとする。
まずはアップで「海は広いな大きいな(5.8)」へ。昨日登った「Adam's Apple(5.10)」と出だしが同じで、そのまま直上するルート。すこぶる快適。眼下の景色は靄の中で、かすかに海岸線が見える。
←MKさんたちは反対側にある無名クラックでアップ。トポにはないけれど、上部にシンクラックのルートがとれそう。でも厳しそう。
その後は「中間試験(5.10b)」へ。100岩北海道・東北編のトポによると「グレイドの割には登りにくい。」とあり、実際、時分は途中で敗退。核心箇所が細かくてダメダメでした。
1回目はテンションをかけたYさんは2回目のトライでRP。さすが。オンサイトグレードの10bではなくて、登り込んでの10bなのかな。でも難しい…。
昨日のエントリを書いていてふと思ったこと。ここの岩場に「試験」シリーズのルートがあるのは、長野県の小川山にある「卒業試験」の岩場に岩質が似ているからではないかと…。どうなんだろ。
気分転換に、「海は広いな大きいな」の左隣のクラックルートを登る。寝ているし脇のフェイス部分にホールドがふんだんにあるので快適。アルパインⅢ級か、Ⅳ-くらい?
途中のボルト1本と終了点に「海は…」のものを利用。うん、海は広いな大きいな~。
まだ多少時間があるので、「入学試験(5.10a)」にトライ。ひたすら長い。壁は寝ているので快適なのだけど、あんまり長いので登っている途中で一瞬取り付いたことを後悔。
←写真の右側が展望台下のエリア。手前は寝ているけれど、奥のほうは傾斜が厳しそう。
時間があったら10cのラインにも触ってみたかったな。
MKさんとKさんが入学試験にトライしている間、トポにない新しいボルトのルートを触ってみるも、無残に敗退。上部が極小カチをつなぐもので、自分にはグレード高すぎでした。。orz
展望台下エリアをうろうろと散歩し、右奥のルートを見学。取り付くまでが大変そう。足場も悪そうだし。でも岩は、それほど触られている場所でもないのに、とてもきれい。
そんなこんなであっという間に12時を回ってしまい、撤収準備を進め、名残は尽きないけれども侍浜の岩場とお別れ。なんだかんだで約6時間も登っていられたのだから充分満足。
「道の駅くじ やませ土風館」で海鮮丼を食べ、おみやげ物を物色した後、緑の清流が美しい久慈の渓流や牧草の緑が目に眩しい牧場の風景眺めながら八戸自動車道へ。
後ろ髪を引かれる思いで安代ICでMKさんたち青森組と別れ、東北道を一路南下。八幡平や岩手山の美しい山並みを眺め、盛岡の肥沃な平野部を抜けて一路南へ。さよなら、イーハトーブ。
途中のPAで夕飯を食べて午後9時半過ぎに都内に到着。
この日もまた長い長い濃密な一日でした。
岩手といえば…やっぱり宮沢賢治でしょ。です。自分的に。
そこには波がしらの模様に雪ものこれば
いくつものからまつばやしや谷は
あえかなそらのけむりにつゞく
……それはひとつの海蝕台地
むかしの海の記念碑である……
たよりなくつけられたそのみちをよぢ
わたくしはこのかなしい夕景のなかに消えていきたい
ぼんやりつめたい四月のしろいそらになりたい
(宮澤賢治 - 「海蝕台地」から抜粋)
***この日登った(触っただけの)ルート***
海は広いな大きいな(5.8) -OS。朝イチのアップで。快適。
中間試験(5.10b) - 敗退。自分にはキビシイ。。
無名クラック -「海は…」の左のクラック沿いに直登。快適。
入学試験(5.10a) -長くて楽しい。
無名ルート(不明) -「お昼のワイドショー」の反対側。自分にはかなり難しく、即敗退。
往復での移動距離約1400Km。日本は広いです。
金曜日の夜9時に都内にて集合の後、出発。外環から東北道に入り、ただひたすら北上。
東京組はMさん、Kさん、Yさんと自分の4名。青森組はKMさん、Oさんの2名。
途中2回の休憩を挟み、午前5時半頃に久慈にある宿泊施設「きのこ屋」さんの駐車場に到着。片道約9時間弱。自分たちが着いてほどくなくて、青森から片道2時間半ほどかけて駆けつけたというKMさんたちも到着。
世界はもっと広いかもしれませんが、自分には日本だけでも十分広いです。
車で浜辺近くに移動して林の中を3分ほど歩くと展望台に到着。岩場はここの真下。「やませ」が吹き寄せていて霧が濃い。幻想的だけれど、残念ながら視界が悪い。
「展望台エリア」は、展望台下のV字状に切れ込んだ谷間。岩場へと降りると、左手に見事な1枚岩。
海に近い半面ほどには、花崗岩の上に黄褐色のホルンフェルス(?)の岩がこびりついている。最初、岩一面に海草がこびりついているのかと思ってビビる。このホルンフェルス部、角が立っていてガバやカチになるのでありがたいけど、過度に力を入れると剥がれそうな気もする。できるだけ慎重に触る。
すぐ近くでざっば~ん、と波の砕ける音がする。磯の香りに満ちている。クライミングは山の中のエリアが多いので、海辺のクライミングは海と山を一度に味わえる感じがして贅沢で楽しい。
海辺近くは塩害によるボルトの腐食が著しい。実際、なんどもボルトを打ち替えた跡がある。ただ、このエリアは、2007年9月にJFAがリボルト作業をしてくれたので安心(ルートによっては明らかに錆びているボルトもあるので要確認)。
雨が降る前に急げ急げと、なんと朝6時半から登り出し。車の中で仮眠をとっただけなので眠い。でも登りたい。
まずはアップで「Adam's Apple(5.10a)」に取り付く(上の写真)。トップのYさんは難なくオンサイト。続けて自分もトライ。下部は長くて快適、上部の核心ではやや気合が必要で、しばらくモタモタしたもののなんとかFL。
続けて「追試(5.10b)」にトライ。だめモトで自分がマスターで取り付く。ホールドにチョーク跡が残っていたお陰もあり、狙っていたとおりにホールドがあったこともありオンサイト。わーい。
トポには★はないけれど、ムーブの面白いルート。
雨は、ポツポツと時々降っては止み、止んでは降って…という状況。多少の雨なら水はけの良い岩質なので影響は少ないものの、9時半前くらいからいよいよ雨が強くなってきたのでひとまず撤収。
それでもクライミングを諦めるのではなく、キャンプ場エリアにあるボルダーに移動。
ロープクライミングだとガバに水が溜まって怖いけれど、ボルダーなら多少は登れるのではないか、と。
また、MKさんが今回ボルダーマットを購入されたということもあって、ひたすら攻めの姿勢でGo。
まずは「俺のボルダー」岩でみんなでわいわい。自分は外岩でのボルダーは初めて。ホールドがカチッカチでむむむ難しい…。課題は3種類で、1勝2敗。
(エリア移動中に馬鹿なことに左足を捻ってしまい腫れているにも関わらず登る阿呆な自分。。MKさんのテーピングのお陰で痛みはたいしたことありませんでしたが、今も足首2倍に腫れてますw)
その後、「おはようモーニングボルダー」へ。大きな岩の薄かぶりの断面。
5種類の課題に順々に取り組みましたが、2勝3敗。微妙に足の位置が違うだけでグンと伸びることができたりして面白い。でも難しい。
もはや搾り出す力が切れてしまい、自分は途中でふらふらと岩場をお散歩。荒々しい北の海に突き出た花崗岩の岩場。驚くほど汚れがなく、節理もきれい。アルパインⅡ、Ⅲ級程度のフリーソロならいくらでも楽しみ放題。
この岩で一番やさしい「ちびた(3a)」の1課題に順々に触る。一番やさしいといっても難しい。ムーブが肝ということで、途中までなんとか繋げたものの、最後に力尽きそうになったら「○田さんのこと言えないぞ!」と下から檄が飛んできたので涙目になりながら完登。もうテンション禁止と言わないので許してくらはい(苦笑)
この日はお天気が優れないものの、雨の影響は少なく、どこもかしこも貸切で自分たちだけでワイワイと取り付くことができて、ほんとうに楽しかったです。
ようやく17時前に引き上げ、「きのこ屋」さんでひとっ風呂浴びてさっぱりした後、キャンプ場で宴会。
MKさんお手製の旨い鍋に舌鼓を打ち、地元のワインや日本酒を味わい、午後9時頃に就寝。
思えば長い長い一日でした。
***この日登ったルート***
Adam's Apple(5.10a) - FL。長くて快適。核心は気合。
無名クラック(5.7) - 追試の左隣。楽しい。カムがバチ効き。ホールド豊富。核心は気合。
追試(5.10b) - OS。ガバの連続で、核心のムーブが面白い。
俺のボルダー - ボルダー。トラバー課題は行けそうだったのに。。
おはようモーニングボルダー - ボルダー。楽しい。でも、ランジは無理。。
A-Block - ボルダー。楽しい。でも辛い! 残りの課題はホールドが豆粒過ぎて見るからに無理。
ちくちくチェックはしていないのに、偶に見るとうっかり新作記事に引っかかったりして、そんなときはとてもうれしい。
たとえば、こんなの。
↓
「工事中の山手トンネルを見てきた」
(デイリーポータルZ 2009/07/03)
おお、なんという近未来。ストイックで無骨で、追求された機能美にうっとり。
かっこいいよねぇ。うんうん。
山手通りの地下工事は、以前はご近所さんだったので町内の掲示板に見学ツアーのお知らせが貼られていたりして機会があったらぜひ申し込もうと思ったものだけど、なんだかんだと日程が合わずに夢叶わず。。
税金投入がどうの談合がどうの~という工事にまつわる問題点は色々あるかと思うけど(いまなら環境への対策とかも)、いったんそういうモロモロの事象は脇に置いて、と。
単純に鑑賞対象として眺めると、巨大構造物ってのは、やっぱりすごい。うん。
ただし自分の場合は、快適さや装飾重視の住居とか宗教関係の巨大建築には惹かれない。工場はOK。
公益性が高いとか実用本位じゃないと物足りない。
大きければ得られるスケールメリットもあるだろうし、反面大きい故のデメリットもあるだろうし、特に今の時代だと「大きければすごい」と単純に手放しでは賞賛されない風潮もあるだろうし。その辺りの落としどころを探って練られた遠大なプロジェクトの様子を想像するだけでもなんだかすごい。
それに無事に完成したとして補修計画はいかに? 100年後にはどうなっているわけ? とか考えると、やっぱり大きいものはすごい。考慮しなくてはならない項目が多すぎる。大変。
投入される原料の質量も期間も人員も予算も大きすぎる。マジヤバイ。
新たに産み出される巨大構造物もすごいけれど、失われていく巨大構造物もすごい。
↓
以前、千葉県蘇我市の駅前にあるJFEの高炉溶鉱炉の解体現場の様子を伝えた記事「さよなら、第5溶鉱炉」(2009/03/13)
そのあまりの写真のステキさにうっかりローカルに保存しまくった。
(ただし「横23737ピクセル×縦6472ピクセル」サイズの超特大データのものは除く。いくらなんでもデカすぎw)
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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