日曜日の天気がどうも悪そうなので、金曜日の夜中からキャンプ場入り。
土曜日の朝起きてテントの外に出ると、枯葉に霜が...降りていませんでした。起きるのが遅かったのか、単に暖かかったのかはわかりませんが、11月上旬とは思えないほど暖かい1日だったのは確か。
日中は薄曇、時々晴れというお天気で、風もなく、ダウンジャケットはまぁ一応羽織っているかなぁという感じで、じっとしていてもちっとも寒くない。むしろ動くと暑い。
今回は、ギアやタイミング等が合わずに機会をつかめずにいたバードウォッチングエリアへ。
1回目はオオルリの割れ目が予想以上に広くて断念。
2回目は上に先行Pがいらっしゃっる様子があり断念。
たった2本のルートながら、ひとつはワイドひとつはフィンガーと性格が異なり、どちらもそれぞれに美しくて楽しいクラックでした。
ただ、キビタキの終了点にある残置ビナ(2枚)が結構磨り減っていてちょっと怖いような。とはいえそのままロワーダウンに利用させていただきましたが。。
残置されてから随分と時間が経っているだけかもしれないけれど、もしかしたら残置ビナでトップロープしているパーティがいるのかなぁ...というくらい磨耗していました。
移動するにも中途半端な時間になってしまい、小川山レイバックでクールダウンを...と待っている間に天気予報よりも早い時間に雨が降り始めてしまい、しっかり雨に濡れながら撤収。
***今回登ったルート***
2011/11/05
/*小川山 バードウォッチングエリア
・オオルリ(5.9 NP)-OS。ワイドからハンド。今回はプロテクションもばっちりで安心。ワイドクラックは岩との密着性が高くて最高に幸せ。ナイスなアドバイスありがとうございました。
・キビタキ(5.10c NP)-TR。美しいフィンガークラック。微妙に凸凹していて、フィンガー以外にもハンドやフィストと色々なジャミングを駆使しながらぎりぎりノーテン。て、TRですが。カムを決める余裕は...なさそう。
・キビタキ(5.10c NP)-TR。レスト不足で前腕ハリハリ。てんてんに吊るされていたのでノーテンだけど、リードだったら3回くらいフォールしてたような。。でもムーブを覚えるのによい練習になりました。
/*小川山 親指岩
・小川山レイバック(5.9+)-再登。もう何回目だろう...と、書いたのも何回目だろう。。今回初めてバンドまでフットジャムオンリーで登れて嬉しい。
11月に入ったのに暖かい一日で、もわっと湿度高し。
岩も温かくぬめぬめでもにょる。
おまけに先日の小川山で使い始めた新しいミウラーWがまだ足に馴染まず、細かいフットホールドへの立ちこみがどうもよろしくない感じで、靴のせいではなく自分の問題なんだけど、どうもよくない。
ダウンジャケットの上から背中の痒いところを掻いている感じ。アナサジも持ってくればよかったかなぁ...。
今ならいけるんじゃないかなー...と淡い期待を込めてシャクシャインを触るものの、下部のムーブに手間取り核心箇所に手を伸ばした瞬間、身体を持ち上げる気力がなく心が折れました。。
久しぶりだけに、内心今までの練習の成果を楽しみにしていたのに、結果としては散々。なんの成長もないどころか、むしろ退化しているんじゃないの? みたいな。とほほ。
とにかく色々とダメなことばかりでしたが、同時に、それこそが自分の課題なんだなぁと思うのでした。
とにかく苦手意識の高い垂壁カチ系ルートを得意になるようにがんばろう。。と。
帰りはロマンスカーでゆっくり。特急料金がかかるけど快適~でした。
***今回登ったルート***
2011/11/03
/* 湯河原幕岩 桃源郷
・いんちきするな(5.8)-再登。アップ。
・シルクロード(5.7)-再登。アップその2。
/* 湯河原幕岩 喜望峰
・シャクシャイン(5.10d)-×。核心で2テン。というか2回休憩。まぁそのうち登れたらいいな。
/* 湯河原幕岩 桃源郷
・ゼルダ(5.11a)-×。左のカンテをとったらぱつぱつ。ボルダー力を上げないと自分には無理ぽ。
・アブラカタブラ(5.10a)-1フォール。ライン取りを間違えて、このルートで初めてフォール。ショック。
・アブラカタブラ(5.10a)-1テン。今よりずっとヘタだった時にも得意なルートだった筈なのに、本当にショック。
・アブラカタブラ(5.10a)-再登。なんでかな。。
・とけいワニ10c(5.10c)-FL。粘った。
小川山周辺は日曜日の早朝から雨が上がる予報だったので、日曜日帰りで小川山へ。
日帰りだと荷物が少ないし、前日が慌しくなくて楽。ただし、朝が早くてちと辛い、とにかく眠い。
睡眠不足はのんびり岩場で昼寝でもして補おうと、内心ではのんびりモード全開。
今年はもう新たな課題に手を出すつもりはないので、適当なクラックを1、2本登れたらいいな~、と軽い気持ちでした。
が。隊長の指揮下において、そんな悠長で怠惰で怠慢が許される訳がないのでした。。サー、イエッサー。
小川山に到着してみると空模様に不安はないものの、キャンプ場周辺の地面は未だしっとり、モイスティ。
アプローチが長い分歩いている間に岩が乾くことが期待できそうな場所…ということで、流星めぐりを見学がてらゴジラ岩へ。
途中で寄り道したし、時計で計っていたわけではないのであくまで体感だけど、キャンプ場からゴジラ岩まではだいたい1時間程度。踏み跡は明瞭。テープあり。
ゴジラ岩は白く美しい薄被りのカチカチフェイス。自分は苦手だけど、というか12台と13台のルートしかないのでまったくお呼びではないのですが、こういうのが好きなクライマーさんには堪らないのかも。
金峰山方面に開けたゴジラ岩のテラスは明るく広く、高度感満点。
とりあえず、もう少し手頃なグレードのある火星人の岩場に移動。
ここの看板ルート、フォボス(5.10c/d)とダイモス(5.11c/d)は美しいルートでした。美しいけれど、自分にはフォボスですらしょっぱいし、ダイモスはまだまだ手が届かないけど。。
スラブのルートは、自分がリードで安全に登れるぎりぎりくらいのグレードを登るのが一番楽しいのかな…と思いました。まぁ、頑張ろう。。
2011/10/23
/*小川山 火星人
・狼男と十字架(1P) (5.10a) -×。朝イチで10aだし…と、舐めてかかったら返り討ちにあった。傾斜は緩いけど古いRCCボルト(怖)。クラックを繋げて登るので、いっそNPで登るのもよさそう。2P目は染み出しがあったので割愛。でも乗り越し上のRCCボルトが曲がっているらしく、登らなくてよかった。。
・狼男と十字架(1P) (5.10a) -フォローで。ルートが屈曲するので回収便。TRの安心感でYさんのムーブを真似したら怖くなかった。こういうムーブをオンサイトで見出せないとダメだな。。
・フォボス (5.10c/d) -1テン。小川山のスラブにしてはお買い得らしい。カチっぽいスラブ。ボルト間隔は狭く、ランナウトしないので、その点は登りやすい。でも自分にはまだ無理でした。残念。
・宇宙遊泳 (5.8 NP)-MOS。フレアしたクラックなので、カムセットがやや場所を選ぶ。中間部上からはクラックが消滅するため、フォボスの3ピン目くらいの高さから終了点までノープロで紐がたら~んと伸びる様が「宇宙遊泳」なのかも、たぶん。傾斜が寝ているから落ちないことを前提としたグレードだと思います。てか、登る人いなそう。。
・半魚人のシングルキャッチ(1P) 5.8 -FL。アルパインっぽい。Ⅳ+級という印象。RCCボルの間隔が遠いのでところどころカムを追加。
・狼男と十字架(1P) 5.10a - RP2。朝イチのトライで怖かったのはなんだろう? というくらい快適に。
・フォボス 5.10cd - TR。ノーテン。まぁTRだし。。このルートをマスターで登るのはもうちょっとうまくなってからでないと。。(いつになるやら。。
10月の連休の錫杖岳前衛壁クライミングの記録。続きました。
・錫杖岳前衛壁 Day1 アプローチ
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玄関は白い瀬戸の煉瓦で組んで、実に立派なもんです。
そして硝子の開き戸がたって、そこに金文字でこう書いてありました。
「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」
「注文はずいぶん多いでしょうがどうか一々こらえて下さい。」
「どうもおかしいぜ。」
「ぼくもおかしいとおもう。」
「沢山の注文というのは、向うがこっちへ注文してるんだよ。」
(宮沢賢治「注文の多い料理店」)
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2011/10/09(日)
Day2:「注文の多い料理店」(5ピッチ、5.9)
朝4時半にセットした目覚ましが鳴るものの、まだ外が薄暗かったので二度寝(このパターン多いです…)。結局5時過ぎにようやく起き出し、朝食を食べて6時20分頃にテン場を後にする。
周囲のテントはぼちぼち動き始めているけれど、人影は薄い。昨日間違えた1ルンゼ押し出しではなく、錫杖沢-北沢沿いに続く樹林の中の明瞭な踏み跡を辿る。
7時ちょうどに「注文の多い料理店」の取り付き地点に到着。幸いなことに誰もいない。後続パーティが現れる気配もない。
空は雲ひとつない快晴。どこまでも青い。岩場は日陰にあり触れる岩は冷たい。谷間を吹き抜ける風も初冬の気配をはらんでいる。
取り付き地点から見上げる岩壁は横に広くすらりと高く圧倒的。装備を整えながらルート取りをあれこれと話し合う。2006年の夏に残置が整備されたとのことで、各ピッチの終了点以外、人工物はほとんど見当たらない。
取り付き地点からルートを見上げる。寒さと期待と緊張でガチガチ。あの陽の当たる場所に早く辿り着きたいと願う。
7時35分に登攀開始。
(グレードはあくまでも主観的な体感です。)
・1P目 Ⅳ :まによん氏リード
「下から見るている分にはどこでも登れそうな階段状のフェイス。実際に登ると結構立っていてランナウトが怖い」と、多数の記録にあるまさにそのとおり。ガバが大きすぎるのか上に砂が乗っていて少し気持ち悪い。凹角からの立ち上がりと大テラスまでのトラバースは怖面白かった。あと、岩が冷たくて体温を奪われた。
オブザベ時には、バンと開けた長いピッチを見てリードしたいな…と欲が湧いたけれど、フォローで良かった。大テラスは広い。
・2P目 Ⅴ- :自分がリード
大テラスの頭上には這松山岳会ルートの残置ピトンが並んでいる。今もこの人工ルートを登る人はいるのだろうか。
トポには「左のランペを登り」とあるけれど、はてランペってなんだろう? と思いながら大テラスから一段下がった左から斜上する大きなフレーク様のクラックを辿る。後で調べたらランペとは「緩傾斜帯」のことだそう。大フレークがバンド状になったところを左に歩くとどん突きに古いピトンがひとつ。ここはこのルートの意義を尊重し残置を無視してピトンの上にカムを決める。枯れ木のない枯れ木テラスを目指してフェイスを直上し、最後の凹角に挟まりワイド登りをして越える。(後でガバがあったと知って愕然(苦笑))
2ピッチ目も意外と悪いとのことだったので、ここを無事に越えたことでかなり安心しました。ほ。
・3P目 5.9 :まによん氏リード
枯れ木テラスのすぐ上にハングしたクラックがあり、その先は見えない。開拓当初はハング右のフェイスから回り込んだとのことだけれど、今はこのハングのクラックに沿って登る人が多いらしい。当時のボルト類は見当たらない。
頭上のクラックにフィストジャムを決め、細かいスタンスを拾っいながら右へ出る。クラックの縁の手が案外手が悪く、ジャミングで乗り込む。その上は傾斜が落ち、快適なレイバックを楽しめるコーナークラック。
3ピッチ目の終了点はボルトがひとつ脱落していたので、まによん氏はカムで蜘蛛の巣のように支点を補強していた。(2009年10月のD-Sukeさんのブログでボルトの施工不良が指摘されていたところでした)
懸垂下降の際は後続パーティがいらっしゃったこともあり、4P目のバンドから一気に2P目の枯れ木テラスまで降りたのでこの支点は使いませんでした。支点の状態についてはすっかり失念していて、偶然ながら幸いでした。
・4P目 Ⅴ :自分がリード
このピッチのために担ぎ上げたキャメロットの5番と共に旅に出る。出だしは見た目ハング気味だけどクラックの中に収まっているので予想外に快適。途中でキャメ5の1号と別れ、2号と再び旅に。夢中になって登っていたら突き当たりとなり、(自分の中では)長いチムニーとの旅が終わったことを知る。ここのアンダー持ちのガバはちょっと乾いた音がして気持ち悪い。右にトラバースしてバンド帯に出て終了。
この頃から陽射しが北沢側フランケにも惜しみなく降り注ぎ、暖かくなった。
・5P目 Ⅴ- :まによん氏リード
バンドの左壁にあるフィンガーとOWからなるダブルクラックを直上。ホールドもスタンスも困らないものの少し細かい。ハイマツ帯を歩いた後、手がかりの乏しい短いスラブを登って終了。それまでのクラックシステムを繋ぐピッチといい、多彩な内容で、さすが「注文の多い」ルートだと感心しきり。
左方カンテの7P(6P)目の終了点に合流。以前は懸垂下降支点として使われていた木が枯れて倒れていました。
一応「注文の多い料理店」のルートはここでお終い。上に続くルートは左方カンテの最終ピッチ。続けて登ろうかどうしようかしばらく思案。見上げると昨日剥がれたというフレークの剥離痕が見え、気持ちが萎える。いずれにせよ、左方カンテは明日登る予定だから今日はここまででいいかなという結論に至る。
3ピッチの懸垂下降で取り付き地点に戻る。12時20分。この日、注文に取り付いたのは自分たちを含めて2組のみ。大人気ルートにも関わらず、タイミングに恵まれて、とても幸運なことに自分たちのペースでのんびり登ることができました。
登攀中のパーティがいらっしゃるので、落石の影響の少ない場所に移動して装備を解除。その場を去るのが名残惜しく、しばらくのんびりと腰を下ろし景色を眺めて時間を過ごす。
これは未だ入門ルートのひとつなのだろうとは思いますが、自分にとっては憧れであり目標だったルートを快適に楽しく登攀することができたことで、かなり浮かれ気味、半ば放心状態。変な脳内物質がわらわら湧いていたのだと思われます。
ずっとそこに留まっていたかったけれど、陽射しがじりじりと暑いくらいになってきたので、途中で岩小屋の見学を交えて錫杖沢出合のテン場に帰還。
贅沢なことに持て余し気味の時間を、河原でお酒を呑みながらまったりと過ごしました。
***************
2ピッチ目の終了点から。ワイドきたー! と勇み足で飛び込み、アームバーやらヒール&トウやらでもがいて這い上がってしまった(ワイドムーブは不要だったのに…)
3ピッチ目の出だし。核心のハングしたクラック。怖れもあるけれどワクワク感が上回り、割れ目好きで良かったなぁ…と思いました。
4ピッチ目の出だし。挟まっていられるので安心。ワイドも好きで良かったなと思いました。もっともホールドは豊富なのでワイド登りはしていませんが。共に旅をしたデカ紫への愛情が溢れてしまい、最近肌身離さず側に置いています。嘘です。
4ピッチ目の終了点から。眼下の風景は変わりませんが、どんどん高度感が増して気持ちよい。
5ピッチ目を見上げる。結構長いピッチです。ぐんぐん登るのが楽しい(フォローだし(おい
終了点から。正面壁が見えました。今度はあそこに行ってみたい(いつか)。
5ピッチ目、最終ピッチの終了点。左方カンテに合流。昔の記録を見ると懸垂下降支点として使われていた木がひっくり返っていました。岩場を整備してくださった方々に感謝。
3Pの懸垂で取り付き地点まで。登攀を終えて降りてきた頃には陽射しが燦燦と降り注いで明るい岩場に。
ただ川上村は日曜日の早朝に小雨の後晴れとのことなので、土曜日にジムに行き、そのまま小川山へ。
野辺山駅周辺までは霧雨がちで路面もびっしょりだったのに、川上村に入る道路が乾き雨の形跡は殆どなし。実際、土曜日も午後からは登れたらしい。
ただ、日曜日の未明に再びしっかりと雨が降ってしまったため、しっかり二度寝。朝8時頃から青空が広がり始め、すっかり良いお天気に。
のんびりとお殿様岩に向かう途中、クジラ岩上から続く踏み跡を間違えてしばしうろうろし、思いがけず仏岩を見学。
乾きの早い上部の岩峰群では雨の影響はまったく感じられず、むしろ湿度と気温の高い夏よりもコンディションが良いくらい。
前回上部でカムの選択を間違えて不安を抱きながら突っ込んだらまんまとフォールした「予期せぬプレゼント(5.10a)」を過呼吸でゼイゼイ喘ぎながら無事にRP。
登ってしまえばそれほど長いルートではないものの、登っている間は実に亀の歩みで後からお見えになったパーティの皆様をお待たせしてしまいすみませんでした。あとTR張りも変なことになってすみませんでした。。
その後、お姫様岩へ移動。眼下に広がる西股沢周辺の紅葉が美しい。
「ネイキッドクラック」をTRで再登し、そのまま同じロープで「カミイルート」をTRで触る。
アプローチっぽい前半部分を登り、ガバテラスに立って核心箇所を探りながら、ホールドやムーブのあれこれを逐一教わる。なるほどなるほど。
試しにムーブを起こしてみたら、予想外にドンピシャで、楽しいムーブ。
というわけで、リードとなると緊張感はいや増しだけど、TRで試したムーブを無事に再現することができました。ありがとうございます。
まだ陽が残っていたので、帰り道のついでに「小川山レイバック」へ。
いつもステミングで抜けてしまう下部を、ハンドジャム+フットジャムでキレイに登りたいな…と思ったものの、フットジャムがどうしても下手過ぎる(凹)。
まぁ、そもそも技術不足なのでこれはもう精進あるのみ。。
***今回登ったルート***
2011/10/16
/*小川山 お殿様岩
・予期せぬプレゼント(5.10a NP)-RP2。今回はカムセットが分かっているから軽いなーと喜び勇んで登り始めたら、2つばかりカムを忘れていた(汗)。ただ、使わなくても大丈夫なカムだったので、よかった。
ワイドは岩に挟まって苦しいけれど、同時に楽しい。OSしたかったな…(わんわん <負け犬の遠吠え的ななにか
/*小川山 お姫様岩
・ネイキッドクラック(5.10a NP)-TR。予期プレで果てたのでTRで。予期プレと同じグレードと考えると、こちらの方が癒し系。逆に予期プレが辛いのかもだけど。岩に半身をねじ込んでいると安心。クラックが貫通していて反対側に見える青空と紅葉がきれいでした。上部がやや脆い感じ。
・カミイルート(5.10b NP)-TR。下から見上げていると怖そうだったけれど、実際に登ってみたら案外いけそう。
・カミイルート(5.10b NP)-RP2。というわけでTRに続き、リードでトライ。下部はアプローチ。ガバスタンスからの1mほどの短いワンポイントが核心。ムーブが面白い。自分はハンドジャム+外ホールドで。落ちたら怖いので核心箇所は固め取り。上部はネイキッドよりさらに風化気味。
/*小川山 親指岩
・小川山レイバック(5.9 NP)-再登。もう何度目だろう。でも何度登っても本当に楽しい。これだけ登られているのに、下部は多少つるつる感があるものの未だフリクションの良い小川山の花崗岩はすごいなぁと思う。
幸いにも3日間とも登攀日和の晴天に恵まれ、楽しく登ることができました。
登ったのは大人気ルート「注文の多い料理店」と「左方カンテ」の2本。
どちらも大人気で評判が高いのも納得のとても楽しい(陳腐だけど、それしか言葉が浮かばない)ルートでした。
* * * * *
今年の夏に北アルプスを縦走した際に、錫杖岳へのアプローチ下見を兼ねてクリヤ谷経由で登り始め、登山道の傍らから初めて錫杖岳前衛壁を望みました。
雲ひとつない真夏の青空を背景にし、緑豊かな谷間の向こうに聳え立つ岩壁の険しさと美しさ。
写真でしか見たことのない憧れの場所を目の前にして、気持ちが浮き足立ちました。
ところが、いざ出発! の段になると、臆病虫がざわざわと胸中を掻き乱す。
いつもそう。憧れが強すぎて、憧れのままそっと留めておいたほうがいいのかも、なんて弱気になってしまう。期待と不安で混沌。。
***************
2011/10/08(土)
Day1:錫杖沢出合幕営地、取り付き地点偵察
前日の夜に都内を出発し、夜中の1時半過ぎに槍見温泉の無料駐車場に到着。すでにほぼ満車状態。幸いにも空いている場所に車を停めて車中泊。
外気は冷気。しんしんと身に沁みるような寒さ。ある程度覚悟はしていたはずなのに、まだ秋の浅い下界から訪れた者は思考回路の切り替えが追いつかない。
だって、2週間前には新潟でゴルジュの沢を泳ぎまくってたのにねぇ。。
朝6時に目覚ましが鳴る。気付かなかったフリをしていたかったけれど、そうもいかずのろのろと起きる。眠い。とにかく眠い。
前夜に、深夜の空腹に負けてうっかり購入したチャーハン+鳥南蛮というボリューミーなお弁当を目の前にしてうろたえる。あれほどやる気満々だった胃袋はちっとも目覚める気配なし。おいこら。
装備をまとめて7時10分頃にようやく歩き出し。
のんびりペースで行きます! と一方的に宣言し、錫杖沢出合を目指してゆっくり歩く。次第に汗が噴き出してくる。すでに一度歩いたことがあるという既視感に助けられ、心配していたほどには辛くない。ただ連日の寝不足がたたってとにかく眠い。
8時過ぎに第1渡渉点に到着。沢を流れる冷たい水が気持ちいい。
8時45分頃に錫杖沢出合に到着。どん、と目の前に前衛壁が立ちはだかる。
あぁ、かっこいい...(ほれぼれ
錫杖沢出合のテン場にはすでにテントが10張以上。どこもかしこも満員御礼。
テン場適地をあちこち探してしばらくうろうろし、ようやくのこと川岸の高台に空きスペースを見出しテントを設営。
他のテントはすでに登攀に出払っている様子。みんな行動が早いなぁ...と感心しながら、早々と昼寝。
12時頃にようやく目を覚まし、まだ眠気の治まらない頭をゆすりつつ、偵察にでも出かけますか、ということに。
偵察がてら左方ルンゼの1、2ピッチ目だけを登ろうということで、登攀道具をサブザックに詰めて錫杖沢脇の踏み跡を辿る。
自分が先行したところ、右手の分岐に入り込んでしまい、おそらく1ルンゼ押し出しの道に入ってしまった模様。
樹林の中の涸沢を詰め、樹林帯が切れたと思ったら、どん、と真正面に岩壁が登場。
あぁ、かっこいい...。
でも、さすがに登攀対象として眺めると悠長なことは考えられず、緊張感がいやがおうにも増し増し。。(プレッシャーに弱いのです)
岩壁基部伝いに左に移動し、左方カンテの取り付きがある2のガリーへ。
あぁこれ、写真で見たとおりだ!! と、ガイドブック片手に旅行中のおのぼりさん気分。
左方カンテは核心が奇数ピッチにばかりあるので、本番のときには自分は偶数ピッチを登る算段をし(勝手にすみません)、逆に偵察時には1P目をリードさせてもらう。
どこからでも登れそうだけど、自分の場合はど真ん中のチムニーから登攀開始。
前方高いところに終了点らしきオレンジ色のスリングが見える。
傾斜の緩いフェイスと泥ルンゼが交互に現れる。残置物は一切なし。ところどころカムや潅木にランニングビレイをとりつつ終了点へ。50mロープをほぼいっぱい伸ばす。
2P目はまによん氏がリード。1P目よりも傾斜のやや強いルンゼ。右手に浮石多し。ガバを掴んで乗り上がる箇所が一瞬緊張。その先はルンゼ内を歩いてピナクルテラス手前まで。ここも残置物は一切なし。
とりあえず本日はここまで、ということで、テラスの左手の潅木から北沢方面に続くルンゼを懸垂下降。
ほぼ50mぴったりで無事に草付き地帯に降りることができた...と喜んでいたら、回収時にロープがスタック。結局、まによん氏が半分ほど登り返して無事回収。ご苦労さまでした。すみません。
北沢に降りたついでにと、注文の多い料理店を見学。ちょうど3P目を登っているパーティの姿が見えました。
あそこが核心のハングで、あそこが大テラス、あれが枯れ木テラス...と、眺めている内にじわじわと高まってくる緊張感。明日はあそこを登るのか...。(あぁあぁあぁ…<<内心の声)
さぁテン場に帰ろうか…その前にと、ギア分けをしていたら、キャメ#2が足りないことが発覚。
しまった、左方カンテに忘れてきた! ということで、申し訳ないことに、再度左方カンテ1、2Pを登ることに。
2P目に残置されていたキャメ#2を無事に回収できました。ほ。
本当に申し訳ありませんでした。。
帰りは北沢沿いの踏み跡を辿ってテン場まで。もっと早い時間に戻ってくる筈が、到着した時分には陽が傾き始めた頃。
とりあえずビールで乾杯。夕飯を食べ、しっかり昼寝をしたというのに、早々と就寝。
多分続きます。
楽しくも厳しい沢のあとには、のんびりエンクラしたいなぁ…という気持ちが募り、週末は岩へ。
1日目は湯川でのんびり、2日目は小川山でのんびり。
絶好の岩シーズンにも関わらず、むしろあちこちの岩場が良いシーズンだからこそか、訪れた場所はどこも混雑もなくまったりと楽しく登ることができました。
***今回登ったルート***
20111001
/*湯川
この日は自分たちとOさんたちの2パーティのみ。当日は晴れていたけれど、それまで結構雨が降ったせいかクラック内部はやや湿気っぽい感じ。あとアプローチの林道脇や湯川渓谷の水量がいつも以上に多かったように思いました。
・デゲンナー(5.8 NP) - 再登。もっとうまくならないとアップルートはこれしかない。。(と、何度も書いているけれど、今回もそう)
・コークスクリュー(5.9 NP) - TR。Oさんたちのロープをお借りしました。ありがとうございます。
・コークスクリュー(5.9 NP) - 再登。青キャメがふんだんにあるのはいいなー。
・フォーサイト(5.10a/b NP)- ×。4テンくらい?で一応TO。フットジャムが下手くそで、微妙なレイバック体勢で保持したら下部ですでに前腕が涸れ涸れ。フットジャムとフィンガージャムをうまく決めて登れるようになりたい。次の目標。
・コークスクリュー(5.9 NP) - TR。クールダウンのつもりが、すっかり出し切った後だったので、完売状態に。。
20111002
/*小川山 妹岩
なんとなく昨日の流れでクラックのルートを登れるエリアへ。Yさんが「ジャックと豆の木」をあっさりRP。すごい。
・竜の子太郎1P(5.9 NP)- フォローで。岩の内部がなんとなくシケっていて、もにょりつつモゾモゾ。
・竜の子太郎2P(5.8 NP)- RP。初めてリード。以前フォローで登ったときのことを全然覚えておらず、長さもそこそこあって下からだと配分が分からず緊張。ただ、岩はカピカピに乾いていてとても快適でした。右上するクラックの場合のラッキングは変えないとダメだと、予期プレで学んだはずの反省点を再び繰り返してしまい、反省。終了点の枯れた木の奥に、別の終了点(残置ビナ付き)あり。
・ジャックと豆の木(5.10b/c)- TR。珍しく下部の染み出しがなく、触れる場所全てがホールドになるほどの好コンディション。奮闘的にジャムっていたら下部核心を越えてしまいノーテンで終了点へ。自分でもびっくり。まぁTRなんですけどね。引っ張り上げられてましたからね。リードだと怖いんだろうな。。でも、次の目標なので頑張ろう。
・竜の子太郎1P(5.9 NP)-再登。さすがにクールダウンでカサブランカを登れるほどのレベルではないので、おとなしく竜の子でクールダウン。朝イチよりコンディションがぐっと良くなり、全然落ちる気がせず、快適。昔は殆どカムエイドで瀕死状態で突破したものでした。クラックは、センスのある人ならそんなことはないかもしれませんが、自分のようにセンスのない人間は場数を踏んでナンボだと思います。ほんとに。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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