Webサイトをつらつら検索していたら、NRK(ノルウェー国営放送)のトップページに雑誌の広告ページへのリンクがあったので飛んでみる。
雑誌の名称は「BUNAD」。BUNAD(ブーナッド)とは、ノルウェーの民族衣装のこと。(英語版のWikiでの説明はこちら)
ノルウェーの、とはいっても、地方ごとに実にさまざまな特色のあるスタイルで、BUNADの特徴を見れば、どの地方の出身なのかわかるだそうな。
BUNADは、現代でも5月17日の独立記念日や成人式のようなハレの日の衣装として着用されていて、日本の着物のような感覚かな。。と思う。
地方によってカラーや様式が異なるので、BUNADの特徴を一言でまとめるのは難しいけど、代表的なものとしてはこんな感じでしょか。
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女性の場合は白いドレスシャツに黒の刺繍入りのエプロンドレス、華やかな色彩のスカーフを首や頭に巻き、金銀細工のアクセサリーで飾る。
男性の場合は、白いドレスシャツに刺繍地のベスト、腰丈の黒いジャケットを羽織り、スカーフやタイを締め、下は黒のニッカボッカと皮細工のブーツ。
その色彩の鮮やかさと、モチーフの豊かさと、ハーガンダー刺繍や金銀細工などの精緻な細工は、まさにハレの日の衣装という感じ。
アルプスの少女ハイジとか、ニルスの不思議な旅とか、スプーンおばさんを観て育った世代のせいか、ヨーロッパの民族衣装への憧れがあるのでしょか。。。BUNADの写真を眺めるだけで、なんだかわくわくしてしまいます。
雑誌「BUNAD」のWebサイトに、西ノルウェーのSunnfjord地方に伝わる民族衣装のモチーフを再現したリストバンドの編み図を発見。赤色をアクセントカラーとして用いると同時に、手首も保護・保温できて一石二鳥。
BUNADには、日本の刺し子とかこぎん刺しと同じように、防寒としての衣装の機能も満載なのです。
きっと時間をかけてつくりあげられたであろう織地とか、編地とか、刺繍とか、丹念に費やされた時間や仕事にいそしむ女性たちの姿を思い浮かべるだけで、なんだか胸がいっぱいになる。
だからこそ、寒い地方の民族衣装は美しいのだなぁ。。とも思う。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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