Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2007.11.05,Mon
週末は戸隠に遠征して、高妻山(ピストン)+戸隠山を登ってきました。
秋晴れの気持ちの良い日で、高妻山からは北アルプスが一望~。
戸隠山では、念願の蟻の戸渡りを馬乗りで乗り越えて通過。
翌日はのんびり起きて、ふらりと信越トレイルのほんの一部(万坂峠→袴岳 往復)を歩き、燕温泉の黄金の湯につかってから帰京。渋滞の信越道が一番の核心だったかも。。
と。簡単に言うと以上。
なが~い山行記録は以下続く。
金曜日の夜に都内で集合し、関越道でGo。直前でバタバタとキャンセルが相次ぎ、遠征組は8人の大所帯から5人に減。車2台の予定も1台に変更。
高速道路をすっ飛ばして、午前0時過ぎに長野ICで下車。下道は延々と続く細々とした山道。きっと昔、馬や徒で人が通ったのだろうなと思われる峠道。深夜だったので景色が見えずに残念。日中に走ったら、とても気持ちの良いコースなのでしょう。
ただ、アップダウンが厳しいので、車に酔いやすい人は信濃町ICからアクセスがおすすめのようです(よくわからないけど)。
戸隠キャンプ場に到着したのは午前0時半過ぎ。空気がしんしんと冷たく、空には一面の星。
駐車場にテントを張り、軽く乾杯の後ほどなく就寝。
翌朝は5時半に起床。外はピリっと冷えた空気。手袋をはめていないと指先の感覚が奪われそうなほど。
でも気持ちいい。冬は早朝、けだし名言(まだ秋だけど)。
みんなは「寒い寒い」と寒さと眠さであまりテンションが上がらない様子。その中でひとり浮かれてはしゃぐ自分。
空は澄んだ青空。東の空に鱗のような羊雲の一群。最高。
こちらで山の勉強をされているSさんとも無事合流。お久しぶりです。
ぼちぼちと出発の準備をして、戸隠牧場前の駐車場に移動。すでに山登りの人の姿がちらほら。
さすがに紅葉の時期が終わったせいか、有名ドコロにもかかわらず予想よりも人出は少ないようでラッキー。
屏風のようにそびえる戸隠の山を見上げつつ、6時40分過ぎに戸隠牧場から歩き出し。
牧場の草の緑、白樺やダケカンバの樹木の白、落ちそびれた紅葉の葉のコントラストがただただ目に美しいです。
しばらくは沢沿いの樹林帯歩き。1日で高妻山と戸隠をいっぺんに登ってしまおう~ということで、日帰りの軽装なのでサクサクと高度を稼ぎます。
沢沿いの道筋が、沢の脇を登るようになったところで、細い鎖が登場。
「鎖場」と聞いただけでご飯3杯はイケるくらいのクサリバスキーなので、一気にテンションが急上昇。
岩が濡れているので下りの場合は安全のために鎖を使うのもアリかもですが、登りの場合は不要かも。
右手にナメの不動滝を見ながら鎖のあるトラバースを越えて(ここはそれなりに高度感あり)少し行くと、氷清水に到着。ちょろちょろと水が出ています。
「呑んでも大丈夫だと思うけど、上に避難小屋があるから…」と、自分以外は誰も手をだしませんでした。自分もちょろっと嗜めた程度。やっぱり上に小屋がある水場はイマイチ不安。。
8時ちょうどに一不動避難小屋に到着。コースタイム2時間のところを1時間40分で登ってきたことに。なかなか良いペースかもとちょっとうれしくなったり。
なにしろこの日照時間の短い時期に、全工程約11時間半のロングコースを歩くので、早い段階で時間を詰められればそれに越したことはありません。
一不動避難小屋は環境保全のため緊急時のビバーク目的以外の利用を避けるように呼びかけがなされています。100名山である高妻山と、有名な戸隠山を一度に制覇しようとすると、この避難小屋を利用するのが便利かもしれませんが、利用者が多くなってきたことから環境に対してオーバーロードになってしまっているそうです。
バイオトイレ設置のために登山客から入山料を徴収するとか(痩せ尾根が多いから難しいかな)、入山時には簡易トイレの携帯を義務付けるとか、なにか良い方法はないものでしょか。
一不動避難小屋前で休憩した後、いざ高妻山へ。尾根伝いにアップダウンの続くルートで、左右の見晴らしがとても良い気持ちのいい山道。
平坦な箇所や下りでは思わず小走りしたくなるところを、足の大事を考えてぐっと我慢。ハセツネからまだ2週間しか経っていないので、無茶は禁物。
二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵と過ぎて、9時15分に五地蔵岳で大休止。
ずっと姿は見えているものの、高妻山はなかなか近づいてくれる気配なし。
六弥勒、七観音と小ピークを通過した後、少しずつ登りが厳しくなり、八薬師を過ぎると高妻山に向かってぐんぐんと標高を稼いでいきます。
九勢至から先は、胸突き八丁という感じで次の足場が目の前にあるようなやや岩ガレの道。
でも今までの道のりが割合と平坦だっただけに、ぐっと高度を稼げる道は、辛いけど楽しいです。
「あれはきっと偽ピークなんだよね」「がっかりしないで済むように偽ピークだと信じよう」と、ずっと見えていた山の高みは、話のとおり偽ピークでした。一息ついて岩場がちの道を歩き、十阿弥陀を通過。十阿弥陀は、それまでのどの仏様よりもご立派。
岩場を歩いて高妻山山頂に到着したのは10時40分過ぎ。
西の方角を見やると、北アルプスが一望。
標高1700mくらい? から下の部分はうすーく霞がかかっていて、その上は澄み切った空気。
Far above the clouds-雲の遥か高みに、北アルプスの峰峰が浮かび上がるように連なっていました。
チューブラーベルの、あの澄んだ音がなり響いてもおかしくないくらい、ちょいとドラマチックな風景。
あれは白馬、大雪渓が見えるよ、あれが杓子、白馬槍、唐松に五竜。。。槍も見える~。。。と、わいわいと同定しながら写真を撮りまくり。
11時間半のロングコースということをしばし忘れて(自分はすっかり失念していました。すいません^^;)、山頂でのんびり休憩。
高妻山山頂をすっかり満喫した後、いざ下山。
十三仏のうち11番目以降は、高妻山から先の乙妻山に続く道にあるので、ほんとうは乙妻山の山頂まで至らないと、修験道としての十三仏参りは完成しません。が、乙妻山まで往復するには時間がなく。。
残念ですが、100名山に名を連ねる高妻山山頂にて折り返し。
途中、もし一不動避難小屋に到着するのが14時前になるようなら、戸隠山へ行くのはあきらめないといけないかも。。。という話をしながら、避難小屋にたどり着いたのは13時8分(細かい)。
この時間なら大丈夫だと思うけれど、もしかすると奥社の手前でヘッデンのお世話になるかも。。ということで、めいめいヘッデンのしまい場所を確認。
体調のすぐれないUさんが避難小屋から戸隠牧場に下山するのを励ましながら見送り、再び出発。
細かいアップダウンの続く道ながら、高妻山よりはまだ気持ち楽かな。。と思いながら歩き始めました。
しばらくは戸隠山から下山する人たちとすれ違いの連続。「今から登るんですか?」と声をかけられたり(苦笑。。)。
九頭竜山の道標が見当たらず、もう通過したかまだなのか。。とはやる気持ちで山道を急ぎました。
ところどころスパッと片側が切れ落ちている箇所があります。
修験の山だ~とワクワクしながら、鎖場や岩場の登場を心待ちに歩みを進めると、14時35分過ぎに戸隠山山頂に到着。ここでまた休憩。
自分は用意した1.5リットルの水をすっかり飲み干してしまったので、Nさんに分けていただきました。
秋だからそんなに呑まないかなぁと思ったのですが、思ったよりたっぷりと水分を摂ってしまい。。
1日の行動時間が長い分余裕を持って考えるべきでした。反省。。
15時ちょうどに八方睨みに到着。いよいよ本日のメインイベント、蟻の戸渡りのご登場。
ココロの準備をする間もなく、目の前に両端の切れ落ちた岩の道が続いています。
途中からトラバースルートもあるのですが、せっかくなので蟻の戸渡りを歩きました。
立って歩く勇気はなく、ひたすら馬乗りになってじわじわと前に進みましたがw
いやはや。この道をわざわざ歩こうだなんて、いったい誰が考えたんでしょうかね。
手足のホールドはふんだんにあって、慎重に進めばそれほど危険ではありませんが、それでも高度感は抜群だし、万が一にも滑り落ちたらまっさかさま。。と思うとちょっとこわいです。
どうせ落ちるなら、右と左なら、(下って)左側の方が生還率が高そうだ…という話をしつつ越えて行きましたが、どちらにも落ちたくないです。。。
蟻の戸渡りを過ぎると、鎖のある岩場の下りが連続します。
鎖はあくまでも補助用に。。という感じで、それほど危険な箇所はありませんが、疲れてきて集中力が切れるとこわいので、慎重に。。
鎖場を過ぎて、五十間長屋、百間長屋。。と岩場の軒下を通り、枯葉の敷き詰められた尾根道を下っていきます。
だんだんと夕陽も傾きつつ、果たしてヘッデンのお世話になるかなならないかな。。と急ぎ気味で道を駆けてい
くと、奥社の屋根が見えてきました。良かった。
奥社からの登山道入り口に到着したのは16時19分。奥社は山の陰にあるので周囲はほんのりと暗くなってきましたが、まだまだ観光客で賑わっています。うーむ、観光地。下界に下りてきたという感じ。
奥社にお参りをし、杉の巨木が並ぶ参道を歩いて駐車場に。先に下山したUさんが奥社の方に車を回しておいてくださったので、ささやきの小経をスキップできてラッキー。ありがとうございます。
戸隠牧場側に移動し、駐車場そばのお蕎麦屋さんで新蕎麦をいただきました。
これぞ「そば!」というかぐわしい香りがして、ほんのり甘みのあるおいしいお蕎麦でした。
ひと心地ついた後で、温泉に行ってほっこりと温まり、Sさん宅を目指す途中のスーパーで買出しをし、宴会。
さすがに長い一日だっただけあって、ビールがうまい。料理もうまい~。
でも、お酒もそこそこにみんな早々に潰れてしまいました。
お酒のせいではなく、眠気のせいで後半は途切れ途切れにしか記憶がありません。。
念願の戸隠山を、おまけに(どちらが本命?)百名山の高妻山を一度に登ることができて、とても充実した山歩きでした。
ハセツネに比べたら11時間の道のりもまだまだ~…と、ついつい自分の中にハセツネ基準が構築されていることに苦笑したり。。まぁ、無茶は禁物ですが。
秋枯れの山々は、さすがに人気の山域であってもそれなりに静けさを満喫することができて、大好きです。
滑りやすいので要注意とはいえ、踏みしめる落ち葉の匂いに癒されます。春夏に比べれば見通しもぐっと良いし。
秋は岩の季節~と思いつつも、やっぱり山歩きは楽しいなぁ。。。と。
信越トレイルについては、またこんど。
秋晴れの気持ちの良い日で、高妻山からは北アルプスが一望~。
戸隠山では、念願の蟻の戸渡りを馬乗りで乗り越えて通過。
翌日はのんびり起きて、ふらりと信越トレイルのほんの一部(万坂峠→袴岳 往復)を歩き、燕温泉の黄金の湯につかってから帰京。渋滞の信越道が一番の核心だったかも。。
と。簡単に言うと以上。
なが~い山行記録は以下続く。
金曜日の夜に都内で集合し、関越道でGo。直前でバタバタとキャンセルが相次ぎ、遠征組は8人の大所帯から5人に減。車2台の予定も1台に変更。
高速道路をすっ飛ばして、午前0時過ぎに長野ICで下車。下道は延々と続く細々とした山道。きっと昔、馬や徒で人が通ったのだろうなと思われる峠道。深夜だったので景色が見えずに残念。日中に走ったら、とても気持ちの良いコースなのでしょう。
ただ、アップダウンが厳しいので、車に酔いやすい人は信濃町ICからアクセスがおすすめのようです(よくわからないけど)。
戸隠キャンプ場に到着したのは午前0時半過ぎ。空気がしんしんと冷たく、空には一面の星。
駐車場にテントを張り、軽く乾杯の後ほどなく就寝。
翌朝は5時半に起床。外はピリっと冷えた空気。手袋をはめていないと指先の感覚が奪われそうなほど。
でも気持ちいい。冬は早朝、けだし名言(まだ秋だけど)。
みんなは「寒い寒い」と寒さと眠さであまりテンションが上がらない様子。その中でひとり浮かれてはしゃぐ自分。
空は澄んだ青空。東の空に鱗のような羊雲の一群。最高。
こちらで山の勉強をされているSさんとも無事合流。お久しぶりです。
ぼちぼちと出発の準備をして、戸隠牧場前の駐車場に移動。すでに山登りの人の姿がちらほら。
さすがに紅葉の時期が終わったせいか、有名ドコロにもかかわらず予想よりも人出は少ないようでラッキー。
屏風のようにそびえる戸隠の山を見上げつつ、6時40分過ぎに戸隠牧場から歩き出し。
牧場の草の緑、白樺やダケカンバの樹木の白、落ちそびれた紅葉の葉のコントラストがただただ目に美しいです。
しばらくは沢沿いの樹林帯歩き。1日で高妻山と戸隠をいっぺんに登ってしまおう~ということで、日帰りの軽装なのでサクサクと高度を稼ぎます。
沢沿いの道筋が、沢の脇を登るようになったところで、細い鎖が登場。
「鎖場」と聞いただけでご飯3杯はイケるくらいのクサリバスキーなので、一気にテンションが急上昇。
岩が濡れているので下りの場合は安全のために鎖を使うのもアリかもですが、登りの場合は不要かも。
右手にナメの不動滝を見ながら鎖のあるトラバースを越えて(ここはそれなりに高度感あり)少し行くと、氷清水に到着。ちょろちょろと水が出ています。
「呑んでも大丈夫だと思うけど、上に避難小屋があるから…」と、自分以外は誰も手をだしませんでした。自分もちょろっと嗜めた程度。やっぱり上に小屋がある水場はイマイチ不安。。
8時ちょうどに一不動避難小屋に到着。コースタイム2時間のところを1時間40分で登ってきたことに。なかなか良いペースかもとちょっとうれしくなったり。
なにしろこの日照時間の短い時期に、全工程約11時間半のロングコースを歩くので、早い段階で時間を詰められればそれに越したことはありません。
一不動避難小屋は環境保全のため緊急時のビバーク目的以外の利用を避けるように呼びかけがなされています。100名山である高妻山と、有名な戸隠山を一度に制覇しようとすると、この避難小屋を利用するのが便利かもしれませんが、利用者が多くなってきたことから環境に対してオーバーロードになってしまっているそうです。
バイオトイレ設置のために登山客から入山料を徴収するとか(痩せ尾根が多いから難しいかな)、入山時には簡易トイレの携帯を義務付けるとか、なにか良い方法はないものでしょか。
一不動避難小屋前で休憩した後、いざ高妻山へ。尾根伝いにアップダウンの続くルートで、左右の見晴らしがとても良い気持ちのいい山道。
平坦な箇所や下りでは思わず小走りしたくなるところを、足の大事を考えてぐっと我慢。ハセツネからまだ2週間しか経っていないので、無茶は禁物。
二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵と過ぎて、9時15分に五地蔵岳で大休止。
ずっと姿は見えているものの、高妻山はなかなか近づいてくれる気配なし。
六弥勒、七観音と小ピークを通過した後、少しずつ登りが厳しくなり、八薬師を過ぎると高妻山に向かってぐんぐんと標高を稼いでいきます。
九勢至から先は、胸突き八丁という感じで次の足場が目の前にあるようなやや岩ガレの道。
でも今までの道のりが割合と平坦だっただけに、ぐっと高度を稼げる道は、辛いけど楽しいです。
「あれはきっと偽ピークなんだよね」「がっかりしないで済むように偽ピークだと信じよう」と、ずっと見えていた山の高みは、話のとおり偽ピークでした。一息ついて岩場がちの道を歩き、十阿弥陀を通過。十阿弥陀は、それまでのどの仏様よりもご立派。
岩場を歩いて高妻山山頂に到着したのは10時40分過ぎ。
西の方角を見やると、北アルプスが一望。
標高1700mくらい? から下の部分はうすーく霞がかかっていて、その上は澄み切った空気。
Far above the clouds-雲の遥か高みに、北アルプスの峰峰が浮かび上がるように連なっていました。
チューブラーベルの、あの澄んだ音がなり響いてもおかしくないくらい、ちょいとドラマチックな風景。
あれは白馬、大雪渓が見えるよ、あれが杓子、白馬槍、唐松に五竜。。。槍も見える~。。。と、わいわいと同定しながら写真を撮りまくり。
11時間半のロングコースということをしばし忘れて(自分はすっかり失念していました。すいません^^;)、山頂でのんびり休憩。
高妻山山頂をすっかり満喫した後、いざ下山。
十三仏のうち11番目以降は、高妻山から先の乙妻山に続く道にあるので、ほんとうは乙妻山の山頂まで至らないと、修験道としての十三仏参りは完成しません。が、乙妻山まで往復するには時間がなく。。
残念ですが、100名山に名を連ねる高妻山山頂にて折り返し。
途中、もし一不動避難小屋に到着するのが14時前になるようなら、戸隠山へ行くのはあきらめないといけないかも。。。という話をしながら、避難小屋にたどり着いたのは13時8分(細かい)。
この時間なら大丈夫だと思うけれど、もしかすると奥社の手前でヘッデンのお世話になるかも。。ということで、めいめいヘッデンのしまい場所を確認。
体調のすぐれないUさんが避難小屋から戸隠牧場に下山するのを励ましながら見送り、再び出発。
細かいアップダウンの続く道ながら、高妻山よりはまだ気持ち楽かな。。と思いながら歩き始めました。
しばらくは戸隠山から下山する人たちとすれ違いの連続。「今から登るんですか?」と声をかけられたり(苦笑。。)。
九頭竜山の道標が見当たらず、もう通過したかまだなのか。。とはやる気持ちで山道を急ぎました。
ところどころスパッと片側が切れ落ちている箇所があります。
修験の山だ~とワクワクしながら、鎖場や岩場の登場を心待ちに歩みを進めると、14時35分過ぎに戸隠山山頂に到着。ここでまた休憩。
自分は用意した1.5リットルの水をすっかり飲み干してしまったので、Nさんに分けていただきました。
秋だからそんなに呑まないかなぁと思ったのですが、思ったよりたっぷりと水分を摂ってしまい。。
1日の行動時間が長い分余裕を持って考えるべきでした。反省。。
15時ちょうどに八方睨みに到着。いよいよ本日のメインイベント、蟻の戸渡りのご登場。
ココロの準備をする間もなく、目の前に両端の切れ落ちた岩の道が続いています。
途中からトラバースルートもあるのですが、せっかくなので蟻の戸渡りを歩きました。
立って歩く勇気はなく、ひたすら馬乗りになってじわじわと前に進みましたがw
いやはや。この道をわざわざ歩こうだなんて、いったい誰が考えたんでしょうかね。
手足のホールドはふんだんにあって、慎重に進めばそれほど危険ではありませんが、それでも高度感は抜群だし、万が一にも滑り落ちたらまっさかさま。。と思うとちょっとこわいです。
どうせ落ちるなら、右と左なら、(下って)左側の方が生還率が高そうだ…という話をしつつ越えて行きましたが、どちらにも落ちたくないです。。。
蟻の戸渡りを過ぎると、鎖のある岩場の下りが連続します。
鎖はあくまでも補助用に。。という感じで、それほど危険な箇所はありませんが、疲れてきて集中力が切れるとこわいので、慎重に。。
鎖場を過ぎて、五十間長屋、百間長屋。。と岩場の軒下を通り、枯葉の敷き詰められた尾根道を下っていきます。
だんだんと夕陽も傾きつつ、果たしてヘッデンのお世話になるかなならないかな。。と急ぎ気味で道を駆けてい
くと、奥社の屋根が見えてきました。良かった。
奥社からの登山道入り口に到着したのは16時19分。奥社は山の陰にあるので周囲はほんのりと暗くなってきましたが、まだまだ観光客で賑わっています。うーむ、観光地。下界に下りてきたという感じ。
奥社にお参りをし、杉の巨木が並ぶ参道を歩いて駐車場に。先に下山したUさんが奥社の方に車を回しておいてくださったので、ささやきの小経をスキップできてラッキー。ありがとうございます。
戸隠牧場側に移動し、駐車場そばのお蕎麦屋さんで新蕎麦をいただきました。
これぞ「そば!」というかぐわしい香りがして、ほんのり甘みのあるおいしいお蕎麦でした。
ひと心地ついた後で、温泉に行ってほっこりと温まり、Sさん宅を目指す途中のスーパーで買出しをし、宴会。
さすがに長い一日だっただけあって、ビールがうまい。料理もうまい~。
でも、お酒もそこそこにみんな早々に潰れてしまいました。
お酒のせいではなく、眠気のせいで後半は途切れ途切れにしか記憶がありません。。
念願の戸隠山を、おまけに(どちらが本命?)百名山の高妻山を一度に登ることができて、とても充実した山歩きでした。
ハセツネに比べたら11時間の道のりもまだまだ~…と、ついつい自分の中にハセツネ基準が構築されていることに苦笑したり。。まぁ、無茶は禁物ですが。
秋枯れの山々は、さすがに人気の山域であってもそれなりに静けさを満喫することができて、大好きです。
滑りやすいので要注意とはいえ、踏みしめる落ち葉の匂いに癒されます。春夏に比べれば見通しもぐっと良いし。
秋は岩の季節~と思いつつも、やっぱり山歩きは楽しいなぁ。。。と。
信越トレイルについては、またこんど。
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norlys
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非公開
自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
つぶやき。
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